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たむけんの店【炭火焼肉たむら】監修カップ麺「ねぎ塩カルビ味焼そば」爆誕!! 別添 “味チェンジ小袋” に注目

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サンヨー食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2021年3月9日(火)新発売、サンヨー食品×ローソンのカップ麺「炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味焼そば」の実食レビューです。

たむけんの店「炭火焼肉たむら」蒲生(がもう)本店監修 “にんにく胡麻油がきいた特製塩ダレ味” のカップ焼きそば「コンビニ限定」で新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味焼そば

炭火焼肉たむらとは、通称 “たむけん” こと大阪NSC11期生・田村憲司(たむら けんじ)氏が運営統括責任者を務める焼肉専門店で、2006年(平成18年)11月に「炭火焼肉たむら 蒲生4丁目店」(現「蒲生本店」)をオープン。現在は拠点である大阪の「蒲生本店」及び「みのおキューズモール店」をはじめ、県外に「長崎店」「金沢店」「福井大和田店」「熊本下通店」「木の葉モール橋下店」を展開しています。

1992年(平成4年)大阪府岸和田市出身の大北貴洋氏と漫才コンビ「LaLaLa」を結成した “たむけん” ですが、1999年(平成11年)8月にコンビ解散。その後も吉本興業に所属したままピン芸人として活動していましたが、如何せん薄給かつ当時は妻子持ちだったので、副業を始める必要がある‥‥と、大阪市城東区で元妻の親族が営んでいた焼肉店の営業権を引き継ぎ、新規開店したのが「炭火焼肉たむら」という流れ。

2021年3月現在、基盤となっている「炭火焼肉たむら」全7店舗をはじめ、たむらけんじプロデュースの姉妹店「焼鍋肉たむら」や「中華料理 醤じゃん」「炭火ステーキたむら」を展開する同氏は、獅子舞がトレードマークのハチャメチャな芸風とは裏腹に、経営ど素人からのスタートでありながら “副業で年商6億円を売り上げる” など、実業家としての才能を発揮。

たとえばレトルトカレー「炭火焼肉たむらのお肉が入ったカレー」や「炭火焼肉たむらのお肉で作ったジャーキー」に、お土産用の「炭火焼肉たむら お肉が入ったにんにく肉味噌」「焼肉のたれ」「チョレギサラダドレッシング」「ぽん酢」など、さらに「満月ポン 炭火焼肉たむら味」や「三真 ラッキーマヨたむらおかき」といったコラボ商品にも意欲的な炭火焼肉たむら。

炭火焼肉たむら初のカップ焼きそば

今回のカップ麺「炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味焼そば」も派生商品の一環で、サッポロ一番で知られるサンヨー食品株式会社と炭火焼肉たむら(株式会社田村道場)が共同開発。パッケージには “本製品に炭火焼肉は使用しておりません。「炭火焼肉たむら」では「ねぎ塩カルビ味焼そば」は提供されておりません。” とあるように、カップ麺だけのオリジナルメニューとして企画されたもの。

しかし、サンヨー食品の開発担当が「炭火焼肉たむら」の春限定ランチメニュー「塩だれカルビ丼」に着目したのが切っ掛けで、株式会社田村道場の代表・たむらけんじ氏が “途中でカレー風味に変わる味チェンジ小袋” を提案。これまで数々のタイアップ商品を展開してきた「炭火焼肉たむら」ですが、カップ焼そばを監修するのは初の試みで、コンビニの中でも「ローソン」にしか売ってない販路限定商品としてリリースされました。

ちなみに2021年1月12日(火)近畿エリアのローソン店舗限定のオリジナル商品として、炭火焼肉たむら監修「めっちゃ~うま!牛焼肉オン・ザ・ライス」「同 焼肉オン・ザ・グリルドライス」「同 お肉イン・ザ・ピビンバ」「同 黒deバニラコッペパン」「同 黒deデニッシュ(ほんのりカレー風味)」「普通の?ミルクバウムクーヘン」を発売していたローソン×炭火焼肉たむら。

撮影協力:ローソン

当時、カップ麺は出ないのか‥‥などとローソンの店内で考えていたのですが、それから2ヶ月と経たないタイミングで現れた今回のコラボ商品。2021年1月発売の全6品は、いずれも近畿エリアのローソン店舗限定だったのに対し、サンヨー食品とタイアップした「炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味焼そば」は全国のローソンが対象ということで、ガクッと入手のハードルが低くなりました。

開封

別添の小袋は3種類

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「特製調味だれ」「あとのせかやく」「味チェンジ小袋」の合計3袋。特製調味だれ・あとのせかやくについては既存の商品でも見慣れた小袋になりますが、味チェンジ小袋なる代物は通常のカップ焼そばには見られない特殊なアイテム。なんというかデザインは汎用っぽいですけどw

麺は細身の油揚げ麺を搭載

麺は油で揚げたフライ麺で、ややサイズは細く、湯戻し時間は熱湯3分と標準的。ときにサンヨー食品のカップ焼きそばといえば、発売20年目のロングセラー商品「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」があり、今回の「炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味焼そば」も “塩カルビ味” という部分は共通なので、部分的な互換性があるかもしれません。

ちなみにローソン標準価格は230円(税込248円)ということで、やや高めの値段。けれども前述した「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」の麺量は90gなのに対し、炭火焼肉たむら監修商品の麺量は100gと若干ながら多めに入っているので、それに関しては嬉しいポイント。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:炭火焼肉たむら監修 ねぎ塩カルビ味焼そば
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:W・太平食品工業株式会社 関西工場
内容量:128g(めん100g)
商品コード:4901734042501(JAN)
発売日:2021年03月09日(火)
実食日:2021年03月10日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:248円(税込)
ローソン標準価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:600ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(特製調味だれ・あとのせかやく・味チェンジ小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、たれ(豚脂、植物油脂、糖類、食塩、ビーフエキス、香辛料、たん白加水分解物、調味油脂、酵母エキス、ねぎエキス、香味油、デキストリン、発酵調味料)、かやく(味付牛肉、キャベツ、ねぎ、こしょう、ごま)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、香料、かんすい、香辛料抽出物、酸味料、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

ちゃんと本物の牛肉を使用

さて、表パッケージの下部には “本製品に炭火焼肉は使用しておりません” とありましたが、少量とはいえ本物の牛肉が入っているのは加点要素。原材料名には「味付牛肉」としか記載がないため、どの部位を使用しているのか定かではないものの、サンヨー食品が販売する「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」には本物の牛カルビ肉を使用しているため、それと共通の具材かも——。

あとのせかやくが鮮やかな調理直後

などと思いながら熱湯を注いで3分後、お湯を捨ててから「特製調味だれ」を馴染ませて、仕上げに「あとのせかやく」をトッピングしたら出来上がり。味チェンジ小袋は “半分程度食べてから入れてください” とのことなので、上記の画像には写っていません。ちなみに「あとのせかやく」には乾燥させた青葱が多めに入っているため、これが商品名の「ねぎ」を体現。

なお製造所は太平食品工業株式会社の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月に設立されたサンヨー食品の製造部なので、どちらも “サッポロ一番” という認識で問題ありません。それでは、焼肉専門店監修の恩恵と味変前後の違いに注目しつつ「めん」「特製調味だれ・味チェンジ小袋」「かやく・あとのせかやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(128g)あたり
カロリー:622kcal
たん白質:12.6g
脂  質:33.3g
炭水化物:67.9g
食塩相当量:4.6g
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:233mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

きわめて “ふつう” の油揚げ麺w

3.0

原材料名は「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩」と限界までシンプルな内容で、かなり加水率は低く、やや細めのサイズから、熱湯3分きっちり守っても柔らかくて頼りない食感。ぶっちゃけ麺に特別な要素はなかったので、それこそ「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」と同じ麺なのでは‥‥という印象。※ちなみに原材料名も完全に一致

タイプとしては旧世代

けれども今回のカップ麺は、実店舗で提供されているコシの強い麺を再現!! みたいな商品ではなく、あくまでも「炭火焼肉たむら」が監修したカップ焼きそばなので、大切なのはソース(たれ)との相性がいいかどうか。それに関しては特に問題を感じさせない組み合わせとなっているため、コシのない麺にネガティブでさえなければ大丈夫。

逆にコシが強く、もっちりとした弾力の多加水麺を想像していた場合、かなり頼りない食感なので、ネガティブに映ってしまうかもしれません。このタイプは早めに湯切りするとスナック感が強くなり、もちろん長めに湯戻しすると伸びきってしまう、どうしようもない麺なので、実食を予定している方は割り切ってください。

特製調味だれ・味チェンジ小袋

「味チェンジ袋」が効果的

6.0

特製調味だれを開封した瞬間、炭火で焼いた肉に通じる芳ばしい香りが漂ってくる、これについては「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」と共通のポイント。味を要約すると “にんにくを効かせた焼肉の塩だれ” で、レモンとは違いますが、ほんのり酸味のアクセントを加えながらも “こってり” とした味わい。

その方向性としては珍しいものではなく、特製調味だれ単体だと同じ商品名の「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」と共通するポイントが多かったので、ヘタを打つと二番煎じになりかねないのですが‥‥

この「味チェンジ小袋」が差別化に一役買っている重要なアイテム。パッケージに “カレー風味” とあったので、開封前から味のジャンルは分かっていたのですが、ふりかけ(カレー粉)ではなく動物油脂が主体のオイルだったのは予想外。しかも地味に量が多く、半分くらい食べてから入れるので、カテゴリーとしては「塩カルビ味焼そば」から「こってりカレー風味の油そば」にシフトする仕様。

辛さレベルはピリ辛に毛も生えない程度だったので、辛い食べ物が苦手な方でも安心して食べられるラインに落とし込まれているのですが、ひとくちでリップグロス状態になる油脂感については人を選ぶレベル。しかし、お酢やレモン汁でアッサリ系にシフトさせるのが味チェンジの定石となっているところ、その逆に味を変えてくるのは前例にないアイディア。ほとんど塩気はなかったので、無駄に塩気が強くならない点もよかったです。

かやく・あとのせかやく

固形具材も後入れ(ふりかけ)も効果的

5.0

最初から入っている固形具材はキャベツと味付牛肉で、どちらも新開発の具材ではないのですが、豚肉や鶏肉とは一線を画す、牛肉特有の旨味が特別感を表現。ちょっと硬めの歯触りではあるものの、いわゆる成型肉とは違ったリアリティが魅力。

ポイントは「切り胡麻」

さらに「あとのせかやく」の青葱、粗挽きブラックペッパー、胡麻(ごま)が焼肉の塩だれライクな添付調味料の味を引き立ててくれるのですが、その中でも注目したいのは胡麻の切り方。それは “すりごま” でも “いりごま” でもなく「切り胡麻」で、サンヨー食品が誇る「サッポロ一番 塩らーめん」の別添と同じ仕様。

すりごま・いりごまとは違う、切り胡麻ならではのランダムな歯触りと芳ばしい風味には、サンヨー食品のアイデンティティを感じました。

総評

5.0

炭火焼きの風味を宿す “こってり” とした「焼肉の塩だれ」に、まさかの “こってり” とした動物油脂メインの「カレーオイル」で畳み掛けてくる、その常識にとらわれない発想に意表を突かれたのですが、同時に「炭火焼肉たむら」監修の凄みが伝わってくる仕上がり。実食前は正直ちょっとナメてたんですけどw いやはや申し訳ありません。

芸人が副業で転がしている焼肉店の監修商品と侮るなかれ、既存の商品にはない驚きと楽しさが詰まっている、これぞ有名店監修商品の模範といっても過言ではない一杯でした。ちなみに数量限定商品なので、気になっている方は最寄りのローソンに急いでください(author・taka :a)

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