どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年4月17日(火)に発売されたカップ麺、トップバリュ「World Dining(ワールドダイニング)パクチーチキンヌードル CORIANDER CHICKEN NOODLES」の実食レビューです。
ご存知「トップバリュ」は「イオン」のプライベートブランドですが、「パクチーチキンヌードル」は「World Dining(ワールドダイニング)」シリーズから2017年にリリースされたカップ麺で、発売当初はパクチーブームの波に乗り、SNSを中心に大きな話題を呼びました。
それが今年の4月17日にリニューアルされたのですが‥‥
パクチーを大幅に増量!!
なんと、2018年のリニューアルによってパクチーの量が大幅に増量したというのです。
実は私、パクチーが大の苦手だと胸を張って豪語していたのですが、 “食べると慣れる” は本当だったようで、昨年のパクチーブームに便乗したカップ麺をブログで紹介せざるを得ない状況に陥り、おかげで克服しちゃいました。
つい2日前、ベトナムから輸入されたパクチー推しのカップラーメンを食べたばかりなので‥
輸入品との違いなどにも注目しつつレビューします。
それでは、実食の前に製品のスペックを確認してみましょう。
スペック
上記に書かれている「A960」というのは「製造所固有記号」のことで、“A960” は “埼玉県比企郡嵐山町 東日本明星株式会社” が製造したトップバリュ(イオン)の製品を意味します。つまり、今回の「パクチーチキンヌードル」は、「明星食品」が製造しているカップ麺ということですね。
小袋は後入れの「調味油」のみで、さっそくパクチーお出迎えですが、量としてはベトナムの「Xin chào!(シンチャオ)ベトナム パクチーラーメンカップ」に入っていた “乾燥野菜” と大差ないように‥いや、こちらのほうが多いかもしれません。
とうとう私の鼻がバカになったのか、それとも乾燥状態で身を潜めているからなのか定かではありませんが、この時点でパクチーの強い香りは感じませんでした。麺はタイトル通りヌードル系と思われる油揚げ麺で、具材はパクチー(コリアンダー)、赤ピーマン、大きなチキンダイスと充実して見えます。
希望小売価格は税別98円、私の取得価格はイオンにて税込108円でした。で、ちょっと気をつけていただきたいのが「遺伝子組み換え」に関する問題です。実はトップバリュの製品としては珍しいことではないのですが、遺伝子組み換え不分別の大豆が含まれいる危険性があるので、今回のカップ麺に使われている遺伝子組み換え食品が気になる方は、下記の情報をご参考ください。
・香味調味料(ばれいしょ、とうもろこし)
・味付鶏肉(大豆、とうもろこし、ばれいしょ)
・加工でん粉(とうもろこし)
・酸化防止剤(大豆)
▼遺伝子組み換え不分別
・香味調味料(大豆)
トップバリュの製品は安くて美味しく、コストパフォーマンスに優れた印象が強くある反面、カップ麺に限らず菓子類などの食品にも遺伝子組み換え不分別の大豆が使用されているケースが多々ありますので、そこが気になるポイントかもしれません。
しかしながらコメント欄にも情報を提供していただいたように‥
2001年4月に遺伝子組換え食品の表示制度が法律によって施行されましたが、トップバリュではお客さまからの声に応え、それに先駆け2000年9月よりトップバリュ商品への遺伝子組換え食品情報を表示しています。
表示基準についても、表示範囲を拡大して、法律では任意表示となっているものについても表示を行っています。
また、表示した内容を確認するため、対象となる商品(分別品)について、毎年遺伝子組換えDNA検査を実施しています。トップバリュ「遺伝子組換え食品の情報表示について」より引用
トップバリュでは「親切表示」として、「表示基準についても、表示範囲を拡大して、法律では任意表示となっているものについても表示を行っています。」とされており、むしろ親切で正直な、お客様本位の表示基準と言えますよね。
2日前に食べたベトナムの「Xin chào!(シンチャオ)ベトナム パクチーラーメンカップ」と比較しながらレビューしてみますので、お時間よろしければ最後までお付き合いいただければ幸いです。
原材料名:油揚げめん[小麦粉、パーム油、食塩、しょうゆ(大豆・小麦を含む)]、スープ[デキストリン、豚脂、鶏肉エキス(豚肉を含む)、チキンオイル、香辛料、食塩、香味調味料(乳成分・豚肉・鶏肉・ごま・大豆・小麦・牛肉・さけ・さば・ゼラチン・卵・えびを含む)、たん白加水分解物(大豆・ゼラチンを含む)、香味油、貝エキス(大豆を含む)]、かやく[味付鶏肉(豚肉・大豆・小麦・卵を含む)、パクチー、赤ピーマン]、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、香辛料抽出物(ごまを含む)、香料(鶏肉・小麦・大豆・卵を含む)、増粘多糖類、カロテノイド色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE:大豆・乳成分を含む)、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、膨脹剤、ビタミンB2、ビタミンB1
アレルゲン情報:卵・乳・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン
コンタミネーション:かに・そば・落花生・いか・りんご・魚介類
※同じ製造ラインで取り扱われている食品
実食開始
エンルギー:325kcal
たんぱく質:8.4g
脂質:15.2g
炭水化物:39.6g
(糖 質:37.5g)
(食物繊維:2.1g)
ナトリウム:1.7g
(めん・かやく:0.6g)
(スープ:1.1g)
ビタミンB1:1.50mg
ビタミンB2:0.38mg
食塩相当量:4.4g
(めん・かやく:1.7g)
(スープ:2.7g)
たっぷりのパクチーとチキンの旨みのハーモニー
埼玉県の工場で作っています。(トップバリュ公式ホームページより引用)
めん
風味は少し違いますが、見た目や実際に食べてみた質感は日清食品のカップヌードルと瓜二つだったので、思わず製造固有記号を見直してしまいました。それだけに親しみやすく、カップヌードルの麺が好きな方であれば違和感なく楽しめます。
風味が少し違うと書きましたが、油揚げ麺特有の風味が穏やかで(パクチーマジックかもしれませんがw)、そんなに気にならなかったんですよね。いい意味で麺の存在感が弱かったので、スープとパクチーを運ぶ媒体としての機能性にも価値が見出せました。
カップヌードルと同じく食感の持続力は控えめですが、このタイプにコシの強さや弾力を求めるのはナンセンスですし、とてもスープとの一体感が高くて印象がよかったです。ベトナムのパクチーラーメンカップには異様に弾力が強かった独特の麺が使用されていましたが、こちらは慣れ親しみのあるオーソドックスで適度にスナック的なヌードル系の麺ですね。
スープ
すっきりとしたチキンベースのスープですが、しっかりとした味付けです。以前のスープはライトな印象を受けたのですが、かなり味が濃くなっていて驚きました。そして、タイトルに「チキンヌードル」とあるように、具材の味付鶏肉だけでなく、スープのチキンも頑張ってます。
中には豚脂も含まれていますが、体感的にはチキンが優勢。ベトナム産のパクチーラーメンカップを食べた時には少し怪しさを感じたものですがw こちらは日本のカップラーメンさえ大丈夫なら抵抗なく楽しめるスープと言えるでしょう。
別添の調味油は豚脂とチキンオイルによる動物性の油脂成分がメインとなっており、これを投入することでスープの深みが増しているのですが、ベースの旨味も強く、ほんのり漂う貝の滋味にワザを感じました。
具材のパクチー以外にエスニックな要素は得られなかったので、もしパクチーが入っていなかったら普通に鶏しお系のスープとしても使い回せそうですが、パクチーの香味とも問題なくマッチしていました。で、そのパクチーなんですけれども‥
かやく
熱湯を注ぐ前は香りが鳴りを潜めており、大丈夫か‥?などと思ったのも束の間、熱湯を注いでフタをするまでの間にパクチーの香りが上がってきます。あくまで常識的な効かせ方とはいえ、麺を食べている時にも容赦なく絡み付き、もちろんスープを飲んでいる時にも不可避。
このカップ麺を手に取る方でパクチーが苦手な方はいらっしゃらないと思うので、逃げ場のなさは好印象と言えるでしょう。2017年発売品と比較して、たしかにパクチーの量は増えました。個体差か軸の部分が多く、常にシャキシャキとした歯応えが得られます。
でもって量が多いw パクチーによって常にシャキシャキすると書きましたが、麺を食べ終わった後に残ったスープの底を見ると大量のパクチーが溜まっていたので、けっこう麺と一緒に食べたはずなのに、まだ残っていたのかと‥まさか税込108円のカップ麺とは思えない、軽く規格外の量でした。
それにパクチーだけでなく、大きめの味付鶏肉は食べ応えがあり、質感や風味はカップヌードルの謎肉(ダイスミンチ)系でしたが、麺の雰囲気がカップヌードルと似ていたので、おおむね違和感ありません。もちろん自然な蒸し鶏になったら製品価値は上がると思いますが、ご覧の通り赤ピーマンは見た目に嬉しく、ほろ苦いアクセントが気分転換に心地よい存在となっていて、具材に対する不満は皆無に等しかったです。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)
もっと強くてもいいんじゃないのかなぁ‥などと思っている私は、すでに “あちら側” の人間なのかもしれません。とはいえ市販品としては実にバランスがよく、それでいて苦手な方はゼッタイに手を出してはいけない領域で、そんなパクチーの量も然る事乍ら想像以上に味が濃くて飲み応えのあったスープに驚きました。
エスニック要素はパクチーだけだったので、ここにレモングラスやコブミカンの酸味が加えると、よりエスニック感が強くなるように思います。さらに人を選ぶ路線に傾いてしまうかもしれませんが、見るからにパクチー色のパッケージに怯むことなく手に取る方々は一定の免疫を備えているはずのなので、次回のリニューアルに期待でしょうか。とはいえ日本人の味覚に合う味のバランスでいえば、今のコンディションがベストかもしれません。
総評は★5が妥当かと迷いましたが、費用対効果の高さに加えて余るほどのパクチーにはインパクトを感じたので、思い切って★6をつけました。ベトナムの「Xin chào!(シンチャオ)ベトナム パクチーラーメンカップ」にも勢いよくパクチーが入っていましたが、なんのなんの‥それ以上の量に驚きです。
それでもパクチニスト的には物足りないかもしれませんが、パクチーのインパクトを打ち出しつつも日本人の味覚に合うバランスは、なるほど日本の大手メーカーとイオンがタッグを組んだことはあるなと感服。
期間限定なのかリニューアルによって通年商品に格上げされたのかは定かではないものの、今でもイオンやマックスバリュに行けば普通に販売されていますし、税込108円のコストパフォーマンスは素晴らしく、とても満足感の高いカップ麺でした。よりエスニック要素を強めに感じたい方は、生パクチーのトッピングは言うまでもなく、レモングラス(なければ少しのポッカレモン)ちょい足しで本格さがアップすると思います。
販売者:イオン株式会社
製造者:明星食品
内容量:70g(めん55g)
発売日:2018年4月17日(火)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ÆON
取得価格:105円(税込)
希望小売価格:98円(税別)
JANコード:4549741551267
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:280ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(調味油)
イオン株式会社:千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
お客様サービス係:0120-28-4196
もうパクチーは全く平気になったんだねー。ふふふ、良かったね。パクチー仲間だわ。
それにしても、遺伝子組み換え不分別っての、初めて聞きました。こういうの、だんだん増えていくのかな?
Re:ニックちゃん
そう‥まさか自分がパクチーを完全に克服‥否!俺は認めない!←諦めろ
遺伝子組み換え不分別は、意外と知らない人が多いんだよね( ´・ω・)
むしろ規制が厳しくなって昔よりも減ってるけど、イオンのトップバリュは遺伝子組み換え不分別の商品が多かったりする‥
うお、トップバリュってそうなの? これまた知らなかった。今度から成分をよく確認してみるようにする。
Re:ニックちゃん
すべての商品が‥ではないよ!ただ、ほとんどの市販品が「遺伝子組み換えでない」だから、ちょっと珍しいかなぁ‥って(;´ω`)
パクチーパクチー
わが家の種まきしたパクチーちゃんも
やっと、芽が出ました・・・
パクチーラーメンこういう時にトッピングで
自家製パクチー入れて見るのもさらにレベルアップしそうな~!
Re:坂田さん
おぉ!例のパクチーちゃん目覚めましたか!
実際、これに生パクチーのトッピングは間違いないと思います。
実は生パクチーを完全に克服したとは言えなくて‥パクチーちゃんが大きくなったら貰いに行ってもいいですか? ←
…いかんラーメン記事も気になるが、A960のネタが面白くて。( ゚д゚)ウム
Re:風の兄弟
そこ突っ込んでもらえて嬉しいよ(笑)
ただ、稀に登録されていない場合もあるので、そうなったら直接問い合わせが必要(;´ω`)
鶏とパクチーは黄金コンビ!!絶対に美味しいやつ(((uдu*)ゥンゥン
イオンかぁ・・・滅多にいかないのがイタイところだけど、行ったら買おっと♪レンゲ片手にパクチーを逃さないようにたべるわ(((uдu*)ゥンゥン
フリーズドライもよくなったんだねぇ・・・少し前まではドライなんてほとんど香らなかったのに(๑•́ ₃ •̀๑)
Re:ビー玉
パクチキ!逆に牛とパクチーとか豚とパクチーってプッシュアップされてないから、意外と狙い目かもしれない。牛パクチーとか癖と癖のぶつかり合いで面白い化学反応が起きそうだけどw(味の保証はできないw)
これにレンゲを突っ込むのは‥入るか?カップヌードルと同じサイズだよ?(笑)
これはフリーズドライか熱風乾燥か分からないけど、熱湯を注いだ瞬間に息を吹き返したよパクチー(;´ω`)
遺伝子組み換えについて、トップバリュのは
「表示基準についても、表示範囲を拡大して、法律では任意表示となっているものについても表示を行っています。」
ってなってますよ。他のメーカーが表示してないだけかもしれませんよ。
https://www.topvalu.net/brand/safety/label
Re:一般人様
コメントありがとうございます。けっこうネガティブな書き方をしていたので、ご指摘いただき助かりました。
ええ、それは仰る通りかと。たしかに任意だから表示しない、という企業は多いでしょうね;
せっかく情報を頂いたので、表現を修正し、追記しておきました。