イオンの「World Dining ミーゴレン MI GORENG」と日清U.F.O.のミーゴレンを比較

スポンサーリンク
トップバリュ(TOPVALU)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、イオンのPBカップ麺、トップバリュ「World Dining ミーゴレン MI GORENG」と日清食品「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」の実食・比較レビューです。

2018年11月12(月)新発売のカップ麺「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」はレビュー済みなのですが、その時ふと気になったのがワールドダイニング「ミーゴレン」との違いでした。しかし、そういえばトップバリュのミーゴレンは記事にしていない‥

というわけで、これを機に食べ比べを行い、何が違うのか確かめてみることにしました。実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。製造メーカーの特定も行なっているので、お時間よろしければ最後までご覧ください。

スポンサーリンク

トップバリュ World Dining ミーゴレン

「トップバリュ」がイオンのPB(プライベートブランド)であることは解説不要かと思いますが、その中でも “世界の本場の味をご家庭で手軽に。” というコンセプトを掲げたブランド「世界を旅する食卓 World Dining(ワールドダイニング)」があります。

世界各国の本格的な料理を題材にした冷凍食品やレトルト食品、キューブタイプのスープやカップ麺、スナック菓子の変わり種やパクチー味のピーナッツ入り柿の種なんかもあるんですけど、このカップ麺は2016年3月15日に “トップバリュ ワールドダイニング 第1弾”(アジアシリーズ)としてデビューしました。

その後、「タイ」や「フランス」「イタリア」「スペイン」など、様々な国の料理をテーマに現在も入れ替わり立ち替わり新商品の開発・販売が行われているのですが、シリーズ第1弾として発売されたカップ麺の「トムヤムクンヌードル」と「ミーゴレン」は通年商品のラインナップとして2018年現在も販売が続けられています。

さっそくトップバリュ製品のメーカー(工場)の特定方法なのですが、パッケージ側面「販売者:イオン株式会社」の右側に記載されているローマ字と数字の組み合わせ「製造所固有記号」をチェックします。以前は「A960」(埼玉県比企郡嵐山町 東日本明星株式会社)となっていたのですが、実は2018年4月17日(火)にリニューアルされ‥なんと現在は「J930」に!

なんですけど、これ実は兵庫県神戸市東灘区にある「西日本明星株式会社 神戸工場」のことなので、リニューアル後も製造は明星食品が担当しています。パッケージ裏面にある “兵庫県の工場で作っています。” は、神戸にある明星食品の工場で作っている、という意味ですね。

ちなみに、まったく同じ「World Dining ミーゴレン MI GORENG」という商品名の冷凍食品も販売されているのですが、製造所は「兵庫県篠山市 ケンミン食品 株式会社 篠山工場」(A458)で、中華麺ではなくビーフンが使用されています。それは以前に食べたことがあるんですけど、ちょっと物足りない味でした。

開封

別添の小袋は「液体ソース」と「特製ソース」のWソースで、具材のキャベツと人参は最初から容器の中に入っています。製造は明星食品ですが、「一平ちゃん夜店の焼そば」よろしく “特製マヨ” は入っていません。「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」には、「液体ソース」と「フライドエシャロット」が別添されています。

トップバリュの小袋には、どちらにも「フタの上で温めてください(温めないでください)」などの注意事項はありません。しかし、液体ソースには「温度により油が固まる場合がありますが、品質には問題ありません。」という記載があります。

つまり、冷えると凝固する動物油脂等が含まれていることを喚起しているため、お湯を入れてから液体ソースの小袋はフタの上で温めたほうがよいでしょう。

向かって左が「トップバリュ ワールドダイニング ミーゴレン」の麺、右が「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」の麺になるのですが、トップバリュのほうが薄い色で、なんだか “一平ちゃん” っぽい雰囲気。対するU.F.O.も普段の中太ストレート麺とは異なる、平打ちのウェーブ麺を採用しています。

トップバリュのミーゴレンは本体価格98円(税込価格105円)なので、イオンはもちろんトップバリュの取り扱い企業であるイオングループのマックスバリュやダイエー、マルナカ、まいばすけっと等、いつでも105円で購入できるのも大きな強みですね。ちなみにU.F.O.のミーゴレンは、同じイオンで税込127円でした。

製品情報・購入価格

製品名:World Dining ミーゴレン MI GORENG
販売者:イオン株式会社
製造所:J930(西日本明星食品)
内容量:115g(めん90g)
発売日:2018年4月17日(火)リニューアル
JANコード:4549741356725
本体価格:98円(税抜)

発売地域:全国(イオングループ)
購入価格:105円(税込)
取得店舗:イオン

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:550ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体ソース・特製ソース)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん[小麦粉、パーム油、食塩、加工油脂(大豆を含む)]、ソース[豚脂、しょうゆ(大豆・小麦を含む)、香辛料、糖類、トマトケチャップ、食塩、魚醤、香味油(豚肉・小麦・大豆・えびを含む)、ローストオニオンペースト(大豆を含む)、トマトペースト、香味調味料(大豆・小麦を含む)、オイスターソース、魚介エキス(ゼラチンを含む)、マンゴーチャツネ(小麦・りんごを含む)、デーツ果汁、シャロットエキス、カレー粉]、かやく[キャベツ(乳成分を含む)、にんじん]、調味料(アミノ酸等)、香料(小麦・大豆・えびを含む)、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、クチナシ色素、甘味料(スクラロース)、酸味料、乳化剤(大豆を含む)、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1
【アレルギー表示】
乳・小麦・えび・大豆・豚肉・りんご・ゼラチン
※同じ生産工程で「卵、ごま、鶏肉」を含んだ食品を扱っています。

遺伝子組換情報

○香味調味料(とうもろこし)・マンゴーチャツネ(とうもろこし)・カレー粉(とうもろこし)・加工でん粉(とうもろこし)・酸味料(とうもろこし):遺伝子組換えではありません。
●加工油脂(大豆)・乳化剤(大豆):遺伝子組換え不分別(遺伝子組換え大豆が含まれる可能性があります。)

実食開始

調理方法の「5(湯切り後の解説)」には、「フタをすべてはがし、液体ソースをかけてよく混ぜ、特製ソースをかけてでき上がりです。」と書かれています。つまり、液体ソースは混ぜる必要があるけれど、 “特製ソースを入れてから混ぜろとは書かれていません” 。

というわけで、まずは液体ソースだけ混ぜた状態の味をレビューし、それから特製ソース自体の味、それを入れて生じる味の変化に注目したいと思います。

などと言いながら撮影のために思いっきりかけてますけどw 液体ソースのみ混ぜた部分は別皿に取ってあるので大丈夫。すでに「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」はレビュー済みなので、今回の記事は「World Dining ミーゴレン MI GORENG」の評価になります。

もちろん日清焼そばU.F.O.のミーゴレンにも触れながら記事を書きますが、U.F.O.をレビューした記事のリンクも文末に貼っておくので(文字数が大変なことになるのでw)、詳細が気になる方はご参考ください。それでは、実際に食べ比べてみましょう。パッケージには「かくし味とえびと魚醤の風味が香る甘辛ソース」と紹介されているので、その効き目にも期待したいですね。

1食(115g)当たり

カロリー:518kcal
たん白質:10.7g
脂  質:25.8g
炭水化物:62.3g
(糖  質:59.0g)
(食物繊維:3.3g)
食塩相当量:4.0g
カルシウム:183mg
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.45mg

めん

驚きの頼りなさw

一平ちゃんと同じような麺かなー、などと思っていたら、とんでもない‥コシもヘッタクレもありませんw 今回は日清焼そばU.F.O.と同時進行とはいえ時間差を計算しながら調理したので、きちんと3分(正確には2分56秒)で湯切りを行ったのですが、歯ごたえ皆無。うーん、これは残念です。

ある意味、その頼りなさが超インスタント的で面白くもあったし、割り切ってしまえばソースとのバランスも悪くなかったのですが、2分くらいで湯切りしちゃっても問題ないかもしれません。しかも調理環境(台所)が14度前後だったので、それでも柔らかめとは驚きました。(通常は室温が低い場合ちょっと硬めに仕上がります)

日清焼そばU.F.O.の麺は普段の中太ストレート麺ではないと比較写真の時に触れましたが、それでもコシがあります。U.F.O.は麺量85g、トップバリュのミーゴレンは麺量90gになるんですけど、圧倒的にU.F.O.のほうが食べ応えありました。でも、トップバリュの麺はスナック的でありながら油揚げ麺特有のニオイは目立っていなかったので、それは印象がよかったです。

ソース

目の付け所が面白い

まず液体ソースだけの状態で食べて見ると、かなりクセが強いですね。隠し味のエビは隠し味などというレベルではなく、けっこう強烈に主張してきます。それは複合的な旨味によって蝦醤(シャージャン)に通じるテイストになるのですが、海老油系の香味油が主体。

もともとミーゴレンはインドネシアを中心に人気の高い “中華料理をインドネシア風にアレンジした食べ物” であって “インドネシア料理ではない” のですが、日清焼そばU.F.Oが屋台のミーゴレンを意識していたのに対し、ワールドダイニングは華僑のレストランで提供されるミーゴレンを意識しているような雰囲気なので、ちょっと狙い所がコアで面白いですね。

ただ、かなり豚脂の勢いが強く、それも “むわっ‥” と来るレベルなので、戒律の厳しいイスラムが多い他宗教地域のインドネシアでは考えられません(豚肉を口にできない方が多いので)。辛さはピリ辛以下、甘味も程よく、ケチャップマニスの雰囲気とは少し違うけど、マンゴーチャツネや隠し味のカレー粉などで複雑な味わいです。

特製ソースは「サンバル」を意識しており、ざっくり味を例えるとスイートチリソースにトマトケチャップとタバスコを混ぜたようなテイストになるのですが、液体ソースのエビがトラシ(海老の発酵品)を彷彿とさせ、酸味のアクセントも心地よく、強烈な豚脂を程よく中和します。それによって辛さも増すのですが、日清焼そばU.F.O.のミーゴレンよりも控えめでした。こちらの「特製ソース」は、フタの上で “温めないほうがよい” でしょう。

かやく

キャベツと人参だけ

具材のラインナップはU.F.O.のミーゴレンと同じで、肉類や海老、卵などは入っていません。かなり頼りない食感の麺だったので、キャベツと人参の歯触りが救いとなっていたのですが、可も無く不可も無しというところでしょうか。

U.F.O.のミーゴレンは別添のフライドエシャロット、トップバリュ(明星食品)はサンバル風の特製ソースで具材の物足りなさを補っているような印象です。とはいえ貧弱なほど量が少ないわけではなかったので、税込105円という値段を思えば納得できるでしょう。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

たとえば日清食品の「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」は、インドネシアの屋台でサクッと食べられるファストフード的なミーゴレンをフライドエシャロットで個性的に仕上げているのに対し、明星食品が製造しているトップバリュ(ワールドダイニング)のミーゴレンは現地の華僑が営むレストランで提供されている様々なスタイルのミーゴレンからピックアップしているような雰囲気で、目の付け所が面白かったです。

しかし、かなり豚脂が強烈だったので、豚肉に敏感な方は食べられません。また、麺のコシや弾力が皆無に等しいため、カップ焼そばに食べ応えを求めている方にとっては量的な物足りなさを感じる恐れがあります。とはいえ税込105円ですから、その値段で異国情緒の漂う風変わりなカップ焼そばが楽しめる、それだけでも価値のある製品だと感じました。

「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」は、「カップヌードル ミーゴレン」の意思を継ぐ期間限定のカップ麺で、別添のフライドエシャロットが個性的なピリッと辛いエスニック感あふれる甘辛カップ焼そばに仕上がっています。カップヌードル版がイマイチだった方にはオススメできませんが、フライドエシャロットのオリジナリティは強く、日本人でも取っ付きやすいテイストです。

カップ麺の詳細や評価、またミーゴレンとは何か‥というテーマ(料理)の解説も行なっているので、興味を持たれましたら当ブログ内にある記事、「日清焼そばU.F.O. ミーゴレン」は女性にもオススメしたい本格エスニック焼そば! をご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました