どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月15日(月)リニューアル発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風」の実食レビューです。
10月17日(水)から乃木坂46の松村沙友理さん、白石麻衣さん、生田絵梨花さんを起用した新CMも放送されている「和ラー」シリーズの定番、「博多 鶏の水炊き風」がリニューアルされました。
骨の髄まで炊き出した鶏の旨味が特徴とされる福岡・博多の郷土料理「水炊き」をアレンジしたカップラーメン‥リニューアルによって味は落ちていないのか、実際に食べてみた感想と経験をもとに評価します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
和ラー 博多 リニューアル
サンヨー食品「サッポロ一番 和ラー」は、2016年10月17日に発足したシリーズで、初版のラインナップは「能登 海老汁風」「津軽 帆立貝焼き味噌風」「博多 鶏の水炊き風」の3品でした。
「両国 ちゃんこ鍋風」
「北海道根室 かにの鉄砲汁風」
●2017年10月2日
「秋田 きりたんぽ鍋風」
「三重 伊勢海老汁風」
●2018年3月19日
「宮城 テールスープ風」
●2018年10月15日
「北海道 かにすき風」
それから数々の新作が開発され、レポ済みの「かにすき風」は “新!郷土料理ラーメン。” シリーズの第5弾。入れ替わり立ち替わり3品体制を守っているのですが、この「博多」だけは初版から一貫して製造・販売が続けられています。私の中では、すべてレビューした上で「能登 海老汁風」が最強の座に揺るぎない存在なんですけど、おそらく世間的な評判(売り上げ)は「博多」が最も人気だったのでしょう。
2018年10月現在、「キャンペーンで、もりあげろ!」第2弾として乃木坂46の「2019年 春ライブ」が200名に当たるキャンペーン(2018年12月15日の締め切り日まで)が行われています。
フタ裏にも詳細が記載されているのですが、告知パッケージのバーコード(側面ではなくフタに印刷されているバーコード)を4枚集め、ハガキに貼り付けて必要事項を記入する流れとなっておりますので、ファンの方はフタの裏面もチェックしてみてください。
「福岡県産はかた地どり使用」とパッケージに記載されているのですが、具材が博多地鶏なのではなく、スープに使用しているチキンパウダーに福岡県産はかた地どりが使用されています。これまでにも何度かリニューアルされてきましたが、実は初版の1回目しか記事にしていないので、ちょっとドキドキしながら開封です。
開封
わざとじゃないですよw「めくって!フタ裏も見てね!」と書かれているのですが、サンヨー食品のカップ麺は写真のようにフタがビリッとなる確率が高いので、開ける際には注意が必要です(頻繁に起こるので改良の余地あり)。一応、解決策としては‥
「ここまであけてください」を無視して敗れた箇所の反対側から開封し、お湯を注いで3分待ちましょう。その間に湯気と熱で接着力が弱くなっているので、たとえば今回の場合だと向かって右側から少しずつ1周させるように開けたら被害を最小限に抑えることが可能です。もし反対側も破れたら‥潔く諦めてくださいw
メインの鶏つみれは5個で、しかもデカい。おそらく4個〜6個くらいの個体差は生じると思うのですが、おおむね5個前後が平均だと思います。3個ならハズレ、7個以上ならアタリですかね。ちなみに製造所固有記号が「F」だったので、福岡県にあるサンヨー食品の工場です。
製品情報・購入価格
製品名:サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風 販売者:サンヨー食品 製造所:F(福岡県) 内容量:75g(めん58g) 発売日:2018年10月15日(月)リニューアル JANコード:4901734029007 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:320ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:- |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵、チキンエキス)、かやく(キャベツ、鶏つみれ、人参、ねぎ)、スープ(チキンエキス、食塩、植物油脂、糖類、デキストリン、ポークエキス、チキンパウダー、たん白加水分解物、香辛料、でん粉、昆布エキス、ポークパウダー、野菜エキス、かつお節エキス)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、乳化剤、クチナシ色素、カゼインナトリウム、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘剤(グァーガム)、微粒二酸化ケイ素、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
別添の小袋は付属していないので、フタを開けたら熱湯を注いで3分待ったら完成です。テレビCMでは松村沙友理さんが鍋に浸かっているのですが、もちろんカップ麺の原材料には含まれておりません。
上記の写真では丁寧に盛り付けていますが‥
これがリアルですかね。それでも鶏つみれが目立ち、しっかり混ぜても具材を見失うことはありません。かなり久々の実食になるのですが、初版では鶏骨の骨っぽさを感じるスープに魅了されたので、今回も期待しています。
1食(75g)当たり
カロリー:318kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:318kcal(めん・かやく:268kcal)(スープ:50kcal) |
めん
弊社独自の製法を用いることで、コシがあり、湯伸びが少なく密度感のあるなめらかなめんで、生めんにひけをとらない食感です。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
前回記事の「かにすき風」でも絶賛しましたが、文句の付け所が見当たりません。スープとの兼ね合いか今回ちょっと油揚げ麺特有のニオイが気になったりもしたのですが、なんのなんの。縮れのないストレート状の上品な佇まいで、しっとりと口当たりがよく、それでいてスープの掴みは悪くありません。
おそらくシリーズ3品共通の油揚げ麺だと思うのですが、これスープを選びませんよね。そりゃ家系ラーメンとか札幌味噌ラーメンが題材になると話は別‥いや、それさえも和ラーの世界観に取り込んで違和感なく落とし込んでしまいそうな勢いなので、もう無敵なんじゃないかと思います。
しなやかでコシの強い弾力が楽しめる前半、しなやかさを維持しながらプリッとした歯切れが楽しめる後半、食感の変化も実に自然なスピードで、最後から最後まで美味しい油揚げ麺らしからぬ油揚げ麺です。もちろん水炊き風スープとの相性は、言及するまでもありません。
スープ
福岡産はかた地どりを使用した鶏のうまみが凝縮したコクのある塩味スープに、野菜のうまみと和風だしをほんのりときかせ、鶏の水炊き風に仕上げました。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
原材料の筆頭に書かれているチキンエキスではなく、中間あたりに書かれているチキンパウダーが福岡県産はかた地どりなんですけど、しょせんはカップ麺の原材料なので、おそらく産地どうこうよりもスープの組み立て方が秀逸だと思うんですよね。いや、もちろん福岡県産は立派なブランドですよ。
やや塩気の強さが気になるのとポークエキスの支えもありますが、鶏白湯とも豚骨とも違う、それでいて鶏を炊き出したような骨っぽさがあり、ふわっ‥と鼻を抜けます。本来の博多水炊きは少々の昆布を使用した煮汁だけを使用し、他の調味料は使用せず、水から煮立たせる料理なので、あくまでも水炊き “風” なんですけど、 “しっかり水炊き風” 。
ちょっと糖類が蛇足的でもあるのですが、きちんと昆布で出汁を取り、軽く鰹が下支え。おそらく骨っぽさに関してはポークパウダーが担当しているのではないかと睨んでいるんですけど、しっかり鶏が主軸なので、豚骨に傾倒することはありません。初版と比較して少し骨っぽさが減退したような気がしないではないものの、あいかわらず完成度が高いですね。
かやく
鶏つみれとシャキシャキとしたキャベツに、さわやかな風味のねぎ、人参を加え、彩りよく仕上げました。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
鶏つみれはサイズが大きく、食感はソフトで自然。ギュッと詰まった鶏団子ではないけれど、味付けも鶏の旨味もナチュラルで臭みもありませんし、カップ麺の肉は不自然だから‥という方でも比較的に抵抗なく食べられるのではないでしょうか。
キャベツは量が多く、他の具材が見えるように寄せているので、写真で見るよりも多いですよ。単体で広げたら、キャベツだけで麺8割ほど隠せます。人参はコリコリと食感がよく、白いスープの差し色としても効果的。ネギは異様に歯触りが強い輪切りのネギではなかったので、適切な存在感でした。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
やや初版と比較して骨っぽさが大人しくなったような気がしないでもありませんが、それでも粉末だけで‥いや、粉末だからこそ打ち出せたのかもしれない骨っぽさは印象的で、なおかつ人を選ぶほどの癖ではない、なかなか絶妙な着地だと思います。鶏白湯でも豚骨でもない水炊きらしさを演出しつつ、きちんと “ラーメン” に落とし込んでいる様は、さすが和ラーの定番を守り続けているだけのことはありますね。
麺も現段階で文句の付け所がありませんし、でかい鶏つみれにキャベツたっぷりで具材も豊富。個人的に「能登 海老汁風」の再販を強く望んでいるのですが、青の和ラー「博多」は今後も継続的に販売されるだろう、そう納得できる安定して完成度の高いカップ麺でした。
麺を食べ終わった後に入れるアレンジ用のオススメおにぎりランキングは、1位「明太子」、2位「梅」、3位「おかか」だそうです。(サンヨー食品調べ)