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前代未聞のシフヌU.F.O.!? いいえ、違います。26年ぶりの逆輸入「カップヌードルシーフード焼そば」大復活!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年7月1日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O. カップヌードルシーフード焼そば」(236円+税)の実食レビューです。

新しい? そとれも懐かしい? シーフードヌードル発売40周年記念で不動の人気を誇る “あの味わい„ を「日清焼そばUFO」に逆輸入!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清焼そばU.F.O. カップヌードルシーフード焼そば

日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、ぶっ濃くて旨いから “ずーっと売上No.1(※)„ に君臨している日清食品のブランドで、脳天に直撃するほど強烈な香りとソースの濃さも然る事乍ら、他の追随を許さないマーケティングセンスも人気の秘訣。

(※)インテージSRI 1996年1月〜2020年12月、SRI+ 2021年1月〜2023年12月 カップインスタント麺市場焼そば+油そばカテゴリー(普及型*)U.F.O.ブランド累計販売金額(全国、全業態)*レギュラーサイズにおいて(大盛以上は含まず)

日清焼そばU.F.O.×シーフードヌードル!?

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. カップヌードルシーフード焼そば」は、1984年(昭和59年)7月23日の発売以来、今年で発売40周年を迎える「カップヌードル シーフードヌードル」の味わいを「日清焼そばU.F.O.」にアレンジした一杯で、今年の夏は「シーフードトリオ」と題し、毎年恒例の辛うま「レッドシーフードヌードル」と「日清のどん兵衛 カップヌードルシーフードうどん」も同時に発売。

「日清焼そばU.F.O.」ブランドにおけるシーフード系のフレーバーといえば、2007年(平成19年)3月19日に “これまでの肉系しお味とは異なる、新しい切り口の海鮮系しお味ソースと海の幸たっぷり„ をコンセプトに現れ、しばらく通年販売の定番商品に位置付けられていた、レギュラーサイズの「シーフード焼そば」が懐かしい今日この頃。

その流れを汲んだ「辛口」や「XO醤風味」「オーロラソース」「ブラジリアン」など、大盛りサイズの変わり種も存在し、直近だと「濃い濃いシーフード」(2024年7月11日)や「濃い濃いシーフードBBQ風」(2024年7月17日)あたりは記憶に新しいフレーバー。そのキーワードを “海鮮„ に変更すると、2003年(平成15年)2月3日発売の「海鮮U.F.O.」を筆頭に、別の商品もヒットするのですが‥‥

実は過去にもコラボしていたシフヌとU.F.O.

現在を遡ること26年以上、1998年(平成12年)2月に「日清焼そばU.F.O.」と「カップヌードル シーフードヌードル」のコラボ商品「日清焼そば シーフードU.F.O.」をリリースしていた日清食品。当時の詳しいニュースリリースは残っていませんが、26年以上前の「日清焼そば シーフードU.F.O.」にも見慣れた “SEAFOOD„ のロゴを採用しているように、今回が前代未聞のタイアップではありません。

ただ、念のため「日清焼そばU.F.O.」と「カップヌードル」のブランドサイト、現存する過去24年分(2000年〜2024年)のニュースリリース、さらに日清食品の歴史が詰め込まれたデータベース「NISSIN HISTORY」も調べてみた結果、令和の最新作「日清焼そばU.F.O. カップヌードルシーフード焼そば」にて通算2回目だったので、かれこれ26年以上ぶりの話。

皆様ご周知の通り、発売40周年の節目を迎える「カップヌードル シーフードヌードル」は、湯切りが必要ないカップラーメン。片や「日清焼そばU.F.O.」は、湯切りを必要とする汁なしカップ麺なので、そもそもの構造からして別物。シーフード系の具材とソースには何度もチャレンジしているブランドですが、はたして「シーフードヌードル」が培ってきた魅力まで伝えられるのか——。

それぞれ “SEAFOOD„ のロゴを冠した「シーフードトリオ」

ちなみに夏の定番「レッドシーフードヌードル」は、2024年(12代目)も安心の仕上がりで、このブログでは高評価を記録。しかし、同じく海鮮三重奏の一翼を担う「日清のどん兵衛 カップヌードルシーフードうどん」は、スープの再現度こそ高かったものの、それが仇となり、うどんとの相性は可も無く不可も無しに思えました。はたして「日清焼そばU.F.O.」の手腕や如何に‥‥

開封

別添の小袋は「液体ソース」のみ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れ「液体ソース」のみで、カップヌードルやSEAFOODのロゴは印刷されていませんが、きちんとSEAを彷彿とさせるカラーリング。空が青いから海も青いのか、それとも海が青いから空も青いのか、子ども時代にワクワクしながら想像していたんですけど、ネットの普及も考えもんですな。

見慣れた油揚げ麺

麺は油で揚げたフライ麺で、日清食品は該当のニュースリリースに “コシのある中太ストレート麺„ と記載。極太ちぢれ麺や中細ストレート麺など、いくつかのバリエーションを展開してきたU.F.O.ブランドですが、今回は “ぶっ濃い濃厚ソース„ を最大の売りにしている定番の「日清焼そばU.F.O.」と同じような雰囲気。

しかしながら味の題材となっている「シーフードヌードル」の油揚げ麺は、多種多様なフレーバーを展開している「カップヌードル」シリーズの中でも “いちばん主張が弱い„ ことを特徴としているため、コシのある中太ストレート麺とは真逆のイメージ。ということは、麺に合わせてソースを調整する必要があるので、この流れが吉と出るか凶と出るか。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清焼そばU.F.O. カップヌードルシーフード焼そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:103g(めん85g)
商品コード:4902105284667(JAN)
発売日:2024年07月01日(月)
実食日:2024年07月07日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:236円(税別)
購入価格:254.88円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:皿型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(液体ソース)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(豚脂、しょうゆ、ポーク調味料、香辛料、乳等を主要原料とする食品、魚醤、チキン調味料、にんじん調味料、糖類、たん白加水分解物、あさり調味料、野菜調味油)、かやく(キャベツ、いか)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸Ca、香料、かんすい、香辛料抽出物、酸味料、増粘剤(キサンタンガム)、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、チャ抽出物、(一部に小麦・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

具材の量は少ない(——が、イカのニオイは強烈)

かやくは最初から容器の中に入っている状態で、内容はキャベツ、イカとシンプルの極み。コラボ相手の「シーフードヌードル」に使われている “ほぼイカ„ に逃げていないところは同時発売品(レッドシーフードヌードル、カップヌードルシーフードうどん)と共通するポイントで、ちゃんと本物のイカを使っているところも評価すべき部分になりますが、スクランブルエッグの不在は地味にショック。

いい香りだけど「シーフードヌードル」ではないw

今回のカップ麺に先入れの小袋は別添されていないため、フタの上で「液体ソース」を温めながら待つこと3分。時間になったら湯切り口を作り、麺の戻し湯を捨て「液体ソース」を全体に馴染ませたら完成です。U.F.O.ブランドの変わり種は、具材を二の次に回す傾向があるので、想定の範囲内ではあるけれど、はたしてスクランブルエッグとカニカマまでリストラする必要はあったのか。

先に “汁あり・汁なし„ の差について触れましたが、添付調味料も “粉末ではなく液体„ なので、冷静に考えると「シーフードヌードル」とは完全に異次元。それでもコラボならではの魅力が伝わってくるのかどうか、引き続き再現度の高さ注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(103g)あたり
カロリー:470kcal
たん白質:8.2g
脂  質:21.2g
炭水化物:61.7g
食塩相当量:3.4g
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.48mg
カルシウム:137mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

再現度を度外視するなら「★5」だけど‥‥

3.0

先にレビューした「日清のどん兵衛 カップヌードルシーフードうどん」にも該当するツッコミになりますけど、ブランドのプライドがあるのか「日清焼そばU.F.O.」の油揚げ麺も「シーフードヌードル」に忖度しない選択で、汁なしカップ麺の標準めん重量(90g)よりも少なめに減らされていましたが、いつもの「日清焼そばU.F.O.」と同等の品質。というか、たぶん完全に同じ代物。

安心と信頼の品質ではある

前述のように「シーフードヌードル」の油揚げ麺は、ポジティブにいえば繊細、ネガティブにいえばヘタレ。形状も平打ちの縮れ麺なので、U.F.O.のプライドをビンビン感じる丸刃の中太ストレートとは完全に別物。強いて共通点を挙げるとするならば、麺を乾燥させるのに高温の揚げ油を通過していることくらい。もちろん再現度はさておき、クオリティが高いことは言うまでもありません。

定番のソース味では当たり前のように焼きそばらしく、それが洋風に変わるとパスタっぽい上品な印象を抱かせ、後述する今回のソースとの相性も悪くない。結果的には美味しく完食できましたけど、数年前に “コバラにパンパンサイズ„ で話題になった「日清焼そばプチU.F.O.ビッグ」(2017年4月17日発売品)よろしくスナック的な油揚げ麺を使うとか、もうちょい捻ってほしかったです。

ソース

余韻は近い、余韻は。

3.0

今から「シーフードヌードル」の味わいを解説する必要はないかと思いますが、なるほど余韻には “それっぽさ„ を感じたので、あながち的外れな方向ではありません。また本家と同様に「あさり調味料」を使っていたり、同時発売品の「カップヌードルシーフードうどん」では省かれていた「乳等を主要原料とする食品」や「にんじん調味料」「野菜調味油」を使っていたり、原材料にもこだわりが見られます。

ただ、紅生姜のアクセントは意識されておらず、多めの豚脂を筆頭に全体像は別物。こってりとした口当たりに、ややストレートな塩気、さらに動物系の厚みなど、だいぶ「日清焼そばU.F.O.」に合わせてチューニングされています。この点について「どん兵衛」は真面目過ぎたので、それが仇になっていたのですが、ここまで潔く改造されると、それはそれで‥‥みたいな。悩ましいですねw

かやく

せめてスクランブルエッグは入れてほしかった

2.0

おそらくイカは「シーフードヌードル」にも入っているイカと同じ品種で、キャベツも然りだと思いますが、具沢山で有名な「カップヌードル」ブランドの足元にも及ばないボリューム感。かなりイカのオイニーがキツかったので、そこにはインパクトを感じましたけど、せめてスクランブルエッグは入れてほしかったです。原価とか知りませんが、けっこう高いんですかね。

総評

3.0

単純に「日清焼そばU.F.O.」の変わり種として、味だけを評価するなら「★5」も視野に入る出来栄えなのですが、記念すべき発売40周年を迎える「カップヌードル シーフードヌードル」を尊重すると、うーん‥‥。具材の手抜き感だったり、麺のチョイスだったり、その麺に合わせて遠慮なく改造された味付けだったり、再現度の高さはイマイチといわざるを得ません。

しかし、悩ましいかな味のレベルは高い水準に位置していたので、総評は及第点。食欲が減退しがちな暑い季節にも食べたくなる、力強いテイストのシーフード焼きそばでした。あくまでも想像ですけど、来年は「日清のどん兵衛 カップヌードルレッドシーフードうどん」とか「日清焼そばU.F.O. カップヌードルレッドシーフード焼そば」とか出してきそう。さすがに安直すぎますかねw【author・taka :a(大石敬之)】

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