どうも、taka :aです。
いつも買い物に行くÆONに仲良しの店員さんがいるのですが、その店員さん今日は仕事お休みで、お互い買い物中にバッタリ。その時、「ブログ読んでるよー」って。嬉しいなー。
店員さん「今日は前にブログで読んだ麺職人のトマト味を買おうと思って!」
うんうん。
店員さん「それにしても文章力すごいなー!」
そうかな?えへへ。
でも文字が多くて読むのえらない?(※しんどくない?)
(カップ麺のコーナーに移動)
店員さん「そんなことないでー。えっと、マルちゃんやでこのへんに‥」
その棚ちゃうでーw(マルちゃんは「麺づくり」です)などとツッコミつつ、そうか普段あまりカップ麺を食べ慣れていない人にとっては「麺づくり」と「麺職人」の区別だったり、ペヤング=まるか食品とか、サッポロ一番=サンヨー食品とか、荻(おぎ)と萩(はぎ)だのEXILEのメンバーだのみたいなことになってるのかなー、って。たぶん商品名を検索してブログに辿り着かれた方は、それなりの知識を備えていらっしゃるかとは思いますが、みんな知ってるだろうと私が勝手に思っていることでも一般的には認知されていないことも多いんだろうなぁ‥うん、手を抜かずに記事を書かないとですね。いや、いつも手を抜かず愚直に執筆してるんですよw
名店部門とんこつ三冠達成!
本日の一杯は、2018年6月18日(月)新発売、東洋水産「マルちゃん 愚直 豚骨ラーメン」のレビューです。
毎度お馴染み東洋水産の定番企画、講談社「TRY*1 ラーメン大賞」の「ラーメン大賞2015-16/2016-17/2017-2018」の「名店部門 とんこつ」で1位に輝き(これまた「部門」の種類が多いのなんのって‥w)、見事3連覇を達成した「愚直」とのタイアップ商品なんですけれども、2017年7月31日にも2連覇達成を記念してカップ麺が発売されていました。これ、ラーメン大賞2018-2019でも1位に輝いたら来年もカップ麺になるパターンですよねw(ちなみに同タイアップ企画では「大島」が「名店部門 みそ」で4連覇を達成し、過去4回「味噌ラーメン」を発売しています)
「愚直」は、東京都堀切菖蒲園にある「弁慶」で修行された齋藤輝氏が東京都板橋区で2007年にオープン。実店舗の評価も高く、客寄せ道具の看板や暖簾が一切ないのに連日行列ができると噂のラーメン店です。いやー、行ってみたいw(とんこつラーメンがラーメンの中では最も好き)
2017年発売品では、手軽さが売りの縦型ビッグ*2 というスタイルなのにもかかわらず、しっかりと豚骨の骨っぽさが意識された名作で、私は★5+と評価しました。東洋水産の縦型ビッグは豚骨に強く、また2017年7月発売品と比較してガーリックの風味をアップさせるなど、よりインパクトのある味わいに変更しているそうです。うん、かなり期待できそうですね。
*1「Tokyo Ramen of the Year」の略。ラーメン界で著名な6名の審査員によって決定される、ラーメン業界最高権威の特集。
*2 レギュラーサイズの「カップヌードル」などと比較して一回り大きく、麺量70〜80gが平均的。
原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、卵白、香辛料)、添付調味料(ポークエキス、豚脂、食塩、脱脂大豆粉、砂糖、たん白加水分解物、香辛料、ゼラチン、フライドオニオン、しょうゆ、植物油)、かやく(味付豚肉、メンマ、ねぎ)/加工でん粉、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、レシチン、カラメル色素、pH調整剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン
エネルギー:490kcal
たん白質:14.5g
脂質:22.1g
炭水化物:58.2g
食塩相当量:6.5g
(めん・かやく:2.6g)
(スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.40mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:611mg
※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:490kcal(めん・かやく:400kcal)(スープ:90kcal)
TRYラーメン大賞・名店部門とんこつ1位3連覇の「愚直」店主監修。濃厚でクリーミーな豚骨ラーメン。
(東洋水産の製品情報より引用)
めん
なめらかで硬さのある、丸刃で切った麺。
(東洋水産のプレスリリースより引用)
丸刃で切った麺と書かれていますが、縮れの強い平打ち麺で、とんこつラーメンといえば白っぽくて断面の丸い低加水ストレート麺をイメージしていたら、盛大にズッコケることになるでしょう。かなりスナック的で、 “ラーメン”(中華麺)というよりも “ヌードル” のニュアンスといいますか、「カップヌードル」の麺を頑丈にしたような麺をイメージしていただければ‥それです。食べ始めこそカタめの歯応えが得られますが、すぐに頼りない食感になってしまいました。ふやけたカップヌードルほどチープな麺ではないものの、とんこつラーメンにコレは‥
縮れの強い平打ち中細麺という形状+とろみが強く濃厚なスープの組み合わせから、麺とスープの一体感は申し分ありませんでした。しかし、油揚げ麺であるが故に特有の野暮ったさが気になります。もともと東洋水産は再現カップ麺でも麺の再現性はガン無視してくることが多いのと、単純にカップ麺サイドから評価すればスープのリフト性能が高く、これはこれでと思えた反面、一応は有名店の再現カップ麺ですし、実際のラーメンでは自家製の細い低加水ストレート麺が使用されているようなので、もうちょっと意識してほしかったですね。
以前はスナック的ながらも豚骨ラーメンのイメージに合う細い麺を合わせてくれていたのですが、「マルちゃん ハリガネ スパイシー豚骨」(2017年11月13日)以降、カップヌードルの麺を太くしたような油揚げ麺を容赦なく叩き込んでくるので、ちょっとなんとかしてほしいです。
最近の新作ではタテ型ビッグでも麺量70gがザラだったりもするので、80gきっちりキープは嬉しかったのですが、キツい言い方をすると、70gでいいから再現カップ麺に使っても恥ずかしくない麺を採用してください、というのが本音です。カップ麺的には一興なんですけどね。
スープ
ポークの旨味をベースにした、濃厚でクリーミーな豚骨味のスープ。フライドオニオン入り。別添特製スープ付き。
(東洋水産のプレスリリースより引用)
2017年発売品とスープの原材料を比較してみると、おおむね構成は同じで、少し香辛料(ガーリック)の含有量が増えています。鼻を抜けるような豚骨臭こそ得られませんが、骨っぽい旨味が軸にあり、クリーミーで濃厚。とろみが強いのと、濃厚な豚骨スープをイメージさせるよう脱脂大豆粉でザラついた舌触りの演出が図られているのですが、きちんと旨味が濃厚なので、ギミック的ながらもカップ麺のスープに理解さえあれば許容できると思います。
ただ、2017年発売品では印象的だった獣臭が控えめになりましたね。それが私の体調や気分による加減だったら申し訳ないのですが、若干ながらガーリックを増加したことでスープのパンチが増した反面、同時に香味野菜の特性ともいえる臭みを抑える効果が強くなり、骨っぽさや獣臭が比較的に抑制されているように感じました。
それでも濃厚なスープには違いありませんが、以前に感じた “濃厚な豚骨味” というイメージとは少しズレが生じます。芳ばしさを帯びたフライドオニオンの独特な甘みはアクセントに効果的だったんですけれども、骨の太さや軸の硬派な印象、そういった個性が少し大人しくなったように感じたのが残念でした。もちろん、美味しいのは美味しかったんですけどね。じっくりと豚骨を炊き出したピュアな濃厚さではなく、あくまでもイメージですが、硬派な豚骨スープというよりもベジポタ寄りのスープと言えるかもしれません(あくまでもイメージですよw)。
かやく
味付豚肉、メンマ、ねぎ。
(東洋水産のプレスリリースより引用)
いやぁ‥これはもう他社のタテ型製品が裸足で逃げ出す内容ですよ。
味付豚肉は東洋水産の十八番、しっかりと歯応えのあるリアルな肉具材で、そんじょそこらのチャーシュー具材とは満足度の桁が違います。本物っぽさでいえば日清食品の「ラ王」に入っている厚切焼豚を超えると言っても過言ではない、かなりリアルな具材なんです。やや今回は味付けが控えめでしたが、それによって若干ながら豚肉特有の獣臭が漂っており、その風味がスープに与えている恩恵は強く、スープの豚骨よりも具材の豚肉に骨があると感じました。
メンマはサイズが大きくて、歯触りは主張し過ぎずナチュラル。しかしながら風味にリアリティがあり、量も少なくありません。実際のラーメンでは柔らかい極太メンマが使用されているそうなので、そこを意識しているのだろうとハッキリ思えたのが良かったです。しょせんカップ麺のメンマという枠は出ませんけどねw でも、ちゃんと存在感あります。ネギはアレです、飾り(笑)
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
およそ2017年発売品と比較して大きな変化は無かったように思ったのですが、あまりにもヤル気の感じられない油揚げ麺の仕様は早急に何とかしていただきたいです。製造ラインが大幅に変わってしまったのか、最近の油揚げ麺は平打ち麺ばかりの印象が強く、しかも選りに選ってスープが豚骨ベースの時は、もれなくカップヌードルも顔負けのスナック感を打ち出してくるものですから、これが「黄色い博多ラーメン」ならまだしも「愚直」や「田中商店」のように硬派なイメージのラーメンを再現したカップ麺に使用するのは酷なんじゃないですかね‥
とりあえず今回は大量の豚肉と大きなメンマ、やや骨っぽさが減退したとはいえ飲み応えのあるスープを加味して及第点に★ひとつプラスしましたが、スープの方向性はともかく、せめて以前の豚骨系に使われていた “ちゃんと丸刃の” 油揚げ麺を再び採用していただきたい、というのが切なる願いです。マジで。勿体ないですよ。
具材は手放しに好印象だったし、とろみのあるスープで濃厚な味のカップラーメンが食べたい気分の時であれば定価で買っても損ではないと思いますが、カップヌードルの強化版的な麺を許容できなければ少し微妙な心境で幕を閉じることになるかもしれません。
私はカップ麺らしいカップ麺も好きなので、味だけでいえば美味しく頂けましたが、再現カップ麺的には厳し目に見ざるを得ないところが残念でした。とは言え、それでも “及第点以上” ですから、食べてイマイチな一杯ではないですよ。お店の再現性よりも、カップ麺を食べる時は “カップ麺らしさを楽しみたい” スタンスの方であれば、きちんと満足できると思います。
※今回の製造者(製造所)は「東洋水産」でもなく「ユタカフーズ」でもない、「酒悦」というメーカーが担当しているのですが、東洋水産のグループ会社です。
販売者:東洋水産
製造所:酒悦
内容量:111g(めん80g)
発売日:2018年6月18日(月)
発売地区:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:ローソン
取得価格:225円(税込)
希望小売価格:210円(税別)
JANコード:4901990360661
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙+プラ
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(特製スープ)
東洋水産株式会社:〒108-8501 東京都港区港南2-13-40
お客様相談室:0120-181-874
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そうそう、まるか食品とか名前を覚えたのはこのブログでです!
カップ麺に対する基礎知識がぐーーーんと底上げされますね!
文章は読みやすければ苦にならないですよね…
行間とかそういうのもあるけど、
情報の部分は動かせないけど 多い情報量をいかにスムーズに読ませるかが
腕の見せ所ですね!(*´ω`)
前置きは、このカップ麺の愚直への伏線やったんやねー。さすが文才あるわー、すごいわー。
私、カップラーメンの知識ないネ。
でも買う時はパッケージ見て探すし特に困ってないから……大丈夫!笑
このブログの凄いところ知識なくても、身につけようと思わなくてもだいたい書いてあること分かって美味しそうー買おうーとなるとこネ!!
麺が一番ネックなのかな!?
かやくの説明文の『他のタテ型カップめんが素足で逃げ出すレベル』の表現にワロタw
九州の旦那の影響大で…とんこつラーメンは
大好きです❤️❤️❤️
とんこつカップ麺‼️家にあります!
でも、このかやくはいいですね‼️
食べたい〜買いに行こう‼️
やはり去年バージョンと変わらなかったか・・・
買ってから家で気づいたが手遅れ!
買わなきゃよかった
でも去年の自分の評価はそんなに悪くないので食べる分には楽しみ
豚骨!静かにスルーします・・・・・・・
いつも手を抜かず愚直に執筆してるんですよw 導入うまいなぁ_φ(・_・ メモメモ
私もね、「麺職人」と「麺つくり」の区別が怪しくて、スーパーでtaka :aさんのブログを確認すること多々(^▽^;) つい最近まで「カップヌードル」がどこのメーカーからでてるか知らなかったよw UFOはいまだにちょっと「どこだっけ?」って思う。はい、毎日勉強させてもらってます!!めんま美味しそうやねぇ・・・とんこつはおかげさまで随分食べられるようになったけど、ベジポタ系というのはやっぱりうれいし・・・食べたみたいけど、またまたストックが増えてきてるので・・・店頭で出会ったらとう感じで(゜д゜)(._.) ゥンゥン