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セブン限定【中華蕎麦とみ田】監修「豚まぜそば」二代目は “ガツンとWニンニク” にブラッシュアップ!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年6月21日(月)新発売、セブンプレミアムのカップ麺「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば(二代目)」の実食レビューです。

千葉・松戸の怪物店「中華蕎麦とみ田」監修の汁なし二郎インスパイア系「豚まぜそば」が “ガツンとW(ダブル)ニンニク” にパワーアップ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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中華蕎麦とみ田 豚まぜそば(二代目)

中華蕎麦とみ田(ちゅうかそば とみた)とは、千葉県松戸市を中心に直営13店舗を展開している日本屈指の名店で、2006年(平成18年)6月5日に本店がオープン。その創業者である店主の富田治(とみた おさむ)氏は、昼に大勝軒系・夜は二郎インスパイア系のラーメンを提供していた二毛作営業の草分け「大黒屋本舗」の元店長という経歴を持ち、現在も圧倒的なカリスマ性で業界を牽引しています。

商品名は二郎系をイメージしたデザイン

今回の新商品「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」は、中華蕎麦とみ田の店主とセブン&アイグループ及び明星食品の共同開発商品で、お店では食べられないカップ麺だけの限定メニュー。インパクトの強い商品名のデザインをはじめ、中華蕎麦とみ田の直営店にも “二郎インスパイア系” のブランド「雷 本店」があるように、そのジャンルをイメージしたカップ麺であることは間違いありません。

「中華蕎麦とみ田」監修のカップ麺が初めて発売されたのは、2010年(平成22年)7月23日と現在から約11年前の話。その当初からセブン&アイグループと明星食品の共同開発商品で、ノンフライ製法の麺を搭載した大判どんぶり型のカップラーメン「地域の名店 千葉・松戸 中華蕎麦とみ田 超濃厚魚介豚骨醤油ラーメン」からスタート。

その後もリニューアルを繰り返しながら販売を続けていましたが、2018年(平成30年)1月に「地域の名店シリーズ」が廃盤になり、同年1月22日から現在の「銘店紀行(めいてんきこう)」にブランドを刷新。容器の形状が縦型ビッグに統一されたので、味については極端に落ちてしまったものの、手軽に食べられる簡便性と手に取りやすい価格、そして特盛具材を武器に一定のファンを繋ぎました。

写真の商品は2021年6月14日リニューアルの最新版

そんな「中華蕎麦とみ田」のカップラーメンは店舗の「らぁめん」をイメージしているのに対し “お店では味わうことのできない限定メニュー” として商品化されたのが2018年6月18日発売の「中華蕎麦とみ田監修 豚骨魚介まぜそば」で、2019年6月18日に同じ商品名で二代目「豚骨魚介まぜそば」をリニューアル新発売。どちらも同店を象徴する濃厚豚骨魚介系の味わいで、このブログでは高評価を記録。

その流れで2020年にも濃厚豚骨魚介系の汁なしカップ麺がリリースされるのかと思いきや、6月15日に初代「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」を発売し、味のジャンルを濃厚豚骨魚介系から “二郎インスパイア系” に一新。ジェネリック二郎ブームの火付け役となったセブンイレブンの二郎系レンジ麺「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン」の味わいをカップ麺で表現するために、何度も試作を重ねたそうです。

そのため今回の「豚まぜそば」は二代目になるのですが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。パッケージにも力強いフォントで “ガツンとニンニク” とデザインされているように、初代「豚まぜそば」で猛威を振るった「生ニンニク」を踏襲しつつ、新たに「ガーリックマヨ」を別添することで統一性を持たせ、なおかつ全体のインパクトを強化。

生ニンニク&ガーリックマヨの “Wニンニク” に進化

前回の「豚まぜそば」も美味しかったので、このブログでは高く評価していたのですが、さらにブラッシュアップしてきた2021年の最新作。よく見ると商品名の下に表示されていた “キレの良い豚骨醤油だれにガツンと生にんにく” という概要が “煮干しが利いたガッツリ豚骨醤油だれ” に変わっているため、前回との違いに注目しながらレビューします。

開封

まずは容器の中にある “3つの小袋” を取り出す

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体ソース」と「特製マヨ」「生にんにく」の合計3種類。生にんにくの小袋は前回と同じデザインなので、おそらく中身も大きな変更はないと思いますが、ふりかけ(粉チーズ)を省き、特製マヨ(ガーリックマヨ)を導入しているのがリニューアルポイント。液体ソースの小袋も色が違うので、中身も変わっているかもしれません。

熱湯5分の極太フライ麺を搭載

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分の極太麺を採用し、なおかつ130gの大盛り仕様で食べ応えに配慮。調理前の見た目は昨年発売品の油揚げ麺と似ていますが、念のため原材料名を比較してみたところ “構成が変わっていた” ので、まったく同じ麺を使っていないのも注目したい部分。

ちなみに本体価格は228円(税込246円)なので、2020年6月発売品と同じ値段。セブンプレミアムからのリリースにつき、販売店はセブン&アイグループに限られますが、コンビニのセブンイレブンはもちろん、同グループのGMS(イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート)やイトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7でも販売されていたので、わりと簡単に入手できると思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば
販売者:明星食品株式会社
製造所:R・東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:172g(めん130g)
商品コード:4902881484756(JAN)
発売日:2021年06月21日(月)
実食日:2021年06月27日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト(オムニ7)
商品購入価格:246円(税込)
希望小売価格:228円(税別)
麺の種類:油揚げ麺(大盛り)
スタイル:湯切りタイプ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体ソース・生にんにく・特製マヨ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん〔小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス、卵粉〕、ソース〔豚・鶏エキス、ペッパーガーリックマヨネーズ、植物油脂、香辛料(ガーリック、ペッパー、ジンジャー)、糖類、香味油、しょうゆ、たん白加水分解物、食塩、魚介エキス、ビーフエキス、醸造酢、香味調味料、みりん〕、かやく(キャベツ、チャーシュー)/ 加工デンプン、香料、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、乳化剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・牛肉・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

具材は少ない

具材は最初から容器の中に入っているのですが、あいかわらず量は少なめで、もやし・キャベツといった野菜を大量に盛り付ける二郎インスパイア系のイメージとは掛け離れたラインナップ。チャーシューも汎用のチップ状なので、豚(ぶた)と呼ばれる巨大な肉の塊とは別物なんですけど‥‥

あいあかわらず豚臭い

液体ソースを加えた瞬間から漂ってくる(いい意味で)豚臭いニオイとペースト状の生ニンニクは据え置きで、新たに導入されたガーリックマヨがジャンクなイメージを底上げしている調理直後。見た目的には二郎インスパイア系ではないけれど、香りの背徳感については共通するところがあるといっても過言ではありません。

ちなみに前回の粉チーズからガーリックマヨに変わっているためか、総カロリーは764kcalから784kcalに上がり、脂質も35.0gから38.3gにアップしていたのですが、炭水化物は100.5gから96.2gに下がるなど、栄養成分表示の数値にも変化が見られました。それでは、引き続き「めん」「たれ・生にんにく&ガーリックマヨ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(172g)あたり
カロリー:784kcal
たん白質:14.9g
脂  質:38.3g
炭水化物:96.2g
(糖  質:93.4g)
(食物繊維:2.8g)
食塩相当量:7.2g
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:208mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

加水率を調整することで雰囲気UP!!

6.0

初代「豚まぜそば」と比較して原材料名の構成が違うと前述したように、前回の油揚げ麺には練り込まれていた “でん粉” が省かれ、新たに “酵母エキス” を配合しているのですが、おおむね形状は変わっていません。けれども食感は別物で、初代は粘りの強い多加水麺に仕上がっていたのに対し、今度の二代目は加水率が低く、ごわごわ・わしわしとしている無骨な二郎インスパイア系らしさを意識。

間違いなく改良です

二郎インスパイア系のラーメンを提供している店の極太麺は、日清製粉の強力粉・オーション(灰分0.52±0.04%の2等粉)を愛用する傾向があり、極太サイズなのに加水率は低く、その無骨さが魅力。さすがに油揚げ麺の限界を感じるところはありますが、前回の「豚まぜそば」よりも確実に加水率を下げていることが伝わってくる仕上がりで、より二朗インスパイア系の麺に近付いています。

湯切りタイプの汁なしカップ麺に使われている油揚げ麺は、レギュラーサイズだと90〜100gが標準なので、今回の130gは紛うことなく大盛りサイズ。タレ(液体ソース)や生ニンニクのインパクトもさることながら、単純に物量的な食べ応えもあり、前回よりも加水率を下げたことで本格さがアップしていました。

たれ・生にんにく&ガーリックマヨ

二郎インスパイア×中華蕎麦とみ田のエッセンス(魚介)を融合

7.0

パッケージに表示されていた謳い文句と液体ソースが入っている小袋の色も変わっていましたが、ほぼほぼ液体ソースの中身は据え置き。液体ソースを開封した瞬間に漂ってくる “むわっ” とした豚臭い香りをはじめ、生ニンニクを入れる前からガーリックの主張が強いことや、隠し味に使われているビーフエキス、醸造酢、味醂(みりん)など、前回と比較して大幅に構成が変わっているわけではありません。

ただ、二代目のパッケージには “煮干し” の文字があったように、初代よりも魚介のアクセントが強く、そこが一般的な二郎インスパイア系と「中華蕎麦とみ田」監修の明確な違いを表現。また上記の写真ではタレとアブラが分離していますが、混ぜると乳化するのも特徴で、実際の味わいもしかり。動物系の旨味は乳化感の強いタイプなので、どっしりと重心の低いテイストが楽しめます。

仕事中はゼッタイだめ

そして、今回の主役といっても過言ではないのが生ニンニク。文字通りガーリックパウダーではなく “生のニンニク” なので、粉末のニンニクでは打ち出せない強烈な攻撃性を備えているのですが、おろしニンニクの中に “刻みニンニクも入っている” のがポイント。そこそこ量も多く、かなりインパクトの強いトッピングなので、ちびちび麺につけるのがオススメの食べ方。

ガーリックマヨにはペッパーもブレンド

さらに今回はガーリックマヨも新導入ということで、前回の粉チーズよりもタレとの親和性が高く、すこしペッパーをブレンドしているのも‥‥って、もしかすると「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 豚旨塩だれ味」の特製マヨと同じアイテムですかね。

ニンニクのインパクトは生ニンニクに負けますが、マヨネーズのコクと酸味で味に大きな変化を加えられるだけでなく、思っていた以上にペッパーのアクセントも効果的。もちろんタレとの相性もよく、前回の粉チーズよりも好印象な取り合わせでした。

かやく

いろいろ別添してるから仕方ない

3.0

極太麺と別添の構成には改良が見られましたが、よくも悪くも具材は据え置き。キャベツは同社のNB(ナショナルブランド)商品にも使われている汎用の具材で、四角いチップ状のチャーシューにも特別感はなく、正直なところ値段に見合ったボリューム感ではありません。ただ、麺の改良をはじめ、Wニンニクのインパクトも凄まじく、結果的に具材の乏しさは気になりませんでした。

総評

6.0

初代「豚まぜそば」と比較して生ニンニクのインパクトは踏襲しつつ、液体ソースのフレームワークも受け継いでいましたが、以前よりも魚介の存在感が強く、粉チーズがガーリックマヨに変わったのが明確なリニューアルポイント。さらに極太サイズの大盛り麺はそのままに、前回よりも加水率も下げるなど、たしかなブラッシュアップを感じました。

もうすこし具材のボリューム感にも力を入れてほしいところではあるものの、これで税込246円ならコストパフォーマンスも悪くありません。とにかくニンニクが強いので、人を選ぶ商品になりますが、前回の「豚まぜそば」が好みだった方はもちろん、がっつり系の汁なしカップ麺が食べたい気分のときには誂え向きの一杯です【author・taka :a(大石敬之)】

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