「セブンプレミアム たっぷり具材 醤油ヌードル」格安!!リニューアルで “スープ” を変更

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月27日(月)リニューアル新発売のカップ麺、サンヨー食品「セブンプレミアム たっぷり具材 醤油ヌードル」の実食レビューです。

セブンイレブン限定の高コスパPBカップ麺「たっぷり具材しょうゆヌードル」がリニューアル!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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たっぷり具材 醤油ヌードル

ただ安いだけじゃない——もちろん値段も安いけれど、高品質なコストパフォーマンスの高さを追求したPB商品を数多く取り揃え、これまで常識とされていたPB業界の根底を覆したセブン&アイ・ホールディングスのプライドブランド「セブンプレミアム」ですが、もちろんカップラーメンも例外ではありません。

今回のカップ麺「セブンプレミアム たっぷり具材 醤油ヌードル」は、セブン&アイグループと “サッポロ一番” ことサンヨー食品株式会社の共同開発商品で、コンビニのセブンイレブン限定で販売されている定番カップ麺になるのですが、「セブンプレミアム たっぷり具材 しょうゆヌードル」のリニューアルバージョンになります。



なにが変わったのかというと、まず分かりやすいのは商品名。一見するとパッケージのデザインは踏襲されているのですが、リニューアル前の商品名は平仮名の「しょうゆヌードル」、今回から漢字の「醤油ヌードル」に変更されています。中身の主なリニューアルポイントは “スープの再調整” で、原料のバランスを見直し、醤油の風味とスパイス感(コショウ)を強めているとのこと。

セブン&アイHLDGS.初のオリジナルブランドとして誕生した「セブンプレミアム」が初めて発売されたのは、2007年5月23日(水)。最初はセブン&アイHLDGS.傘下の食品スーパーを中心とした事業会社4社(イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、シェルガーデン)にて、「49」のアイテムを先行販売します。

その後、セブンイレブンでオリジナル商品の取り扱いが始まったのは2007年8月になるのですが、系列スーパーマーケットでの先行販売時からタテ型レギュラーサイズの「しょうゆヌードル」(88円)が存在し、当初から製造はサンヨー食品が担当。そして、いつしかセブンイレブン限定のタテ型「しょうゆヌードル」を開発して以来、通年商品のラインナップとして定着しているのですが——

たしか2012年ごろから販売されていたローマ字表記の「セブンプレミアム SHOYU NOODLE(しょうゆヌードル)」がコンビニ限定版の前身で、2017年5月22日のリニューアルより商品名を「充実具材の醤油ヌードル」に変更。2018年7月23日のリニューアルから「たっぷり具材 しょうゆヌードル」になり、2019年5月27日のリニューアルから今回の「醤油ヌードル」に‥‥と、このような沿革があります。



もちろん今回のリニューアルから中身も変わっているので、栄養成分表示も異なっているのですが、エネルギー(カロリー)は352kcalから368kcalに上昇。たんぱく質の値は同じなんですけど、脂質は13.1gから15.6gに上がり、糖質は46.0gから45.2gに減少するなど、微妙な増減が見られました(余談ですが最初期のセブン限定しょうゆヌードルも368kcalでした)。

いくら機械でも100%まったく同じ商品を作ることは不可能に近いので、もちろん再計測による誤差もあると思いますが、たっぷり具材の量や麺の質感に違いがないかもチェックします。ちなみに2019年6月1日(土)に施行された価格改定による値上げの影響ですが、セブンイレブンでの店頭価格はリニューアル前の税込121円から税込127円に値上げされました。

開封

別添の小袋は付属していないため、フタを開けたら熱湯を注ぐだけの簡単調理ですし、リニューアル後の “たっぷり具材” の量も申し分ありません。卵や海老の数、肉具材の比率などに多少の個体差はあるものの、すでに調理前から具材で麺が見えないような状態で、リニューアル前の商品と並べてみると開封後は見分けがつかないくらい。



ちなみにセブンイレブンのオリジナル商品なのに製造所が本体に明記されていませんが、カップ底面の下段左(賞味期限表示の下)に記載されている製造所固有記号が「W」となっているので、製造所は奈良県大和郡にある「太平食品工業株式会社 関西工場」(奈良県大和郡山市額田部北町944)です。

太平食品工業はサンヨー食品のグループ企業になるのですが、ずっと “サッポロ一番” ブランドを製造し続けているサンヨー食品の主要商品製造部なので、ご安心ください。ちなみにリニューアル前の「たっぷり具材 しょうゆヌードル」の容器底面にも「W」と書いてあるため、製造所は変わっていませんでした。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム たっぷり具材 醤油ヌードル
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場
内容量:83g(めん65g)
商品コード:4901734037668(JANコード)

発売日:2019年05月27日(月)
実食日:2019年06月08日(土)
発売地域:全国(セブン-イレブン限定)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:127円(税込)
希望小売価格:118円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:縦型レギュラー・標準サイズ
容器材質:紙
湯量目安:320ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(無し)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん〔(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、しょうゆ、食塩、チキンエキス、たん白加水分解物〕、かやく(味付卵、味付豚肉加工品、鶏・豚味付肉そぼろ、味付えび、ねぎ)、スープ(ポークエキス、しょうゆ、デキストリン、食塩、糖類、香辛料、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、えびエキス、酵母エキス、メンマパウダー)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、増粘多糖類、かんすい、微粒二酸化ケイ素、カロチン色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、パプリカ色素、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)

実食開始

麺はヌードルタイプの細い油揚げ麺で、調理時間は熱湯3分。リニューアル前と比較してサイズや形状などの見た目も同じですし、原材料名も変わっていませんが、サンヨー食品(サッポロ一番)の醤油ヌードルといえば「カップスター」。けれども原材料名は違うため、カップスターの麺を使い回しているわけではありません。



さて、完成です。いやいや、もう具材のボリュームについては申し分ないですね。おもに膨れ上がったスクランブルエッグが面積を稼いでいる状態ではあるものの、他の具材も多く、今回は平均的にエビの量も多いように思います。リニューアル前の調理後と見た目も変わりませんし、「たっぷり具材」は依然として踏襲されていました。

ちなみにリニューアル日は2019年5月27日(月)となっていますが、その1週間後となる今週(2019年6月第1週)から新商品として並べている店舗が多かったので、更新から1〜2週間の間は順次入れ替わり期間かもしれません。リニューアル後の目印は、平仮名ではなく “漢字” の「醤油ヌードル」ですよ。それでは、スープの変化に注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(83g)当たり

熱  量:368kcal(カロリー)
たん白質:11.3g
脂  質:15.4g
炭水化物:47.1g
  (糖質:45.2g)
(食物繊維:1.9g)
食塩相当量:5.3g
(めん・かやく:2.7g)
   (スープ:2.6g)
ビタミンB1:0.82mg
ビタミンB2:0.57mg
カルシウム:128mg

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

しなやかでつるつるとした食感の麺

(出典:セブンプレミアム向上委員会「トップページ > 商品・口コミ > 主食類 > 麺類 > 麺類 > 醤油ヌードル83g」)

麺はリニューアル前から変更なし
4.0

「カップスター しょうゆ」の原材料は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、しょうゆ、食塩、チキンエキス、たん白加水分解物” となっているのに対し、「たっぷり具材 醤油ヌードル」の原材料は “小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、でん粉、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、しょうゆ” なので、厳密には違います。

けっこう鋭角な切刃でカットされた細麺で、麺の表面は張りのある質感。その形状と麺の肌質から口当たりには輪郭があり、醤油をローストして軽く焦がしたような独特の芳ばしい風味も強く、まだ現在のように洗練されていない時代の面影を残しているのが特徴。けっして高級感のある麺ではないけれど、懐かしいノスタルジックなテイストも魅力ですよね。



麺の加水率は低く、下味も相俟ってスープとの一体感も適度にあるのですが、それを重視している麺ではありません。しなやかにフィットして溶け込むのではなく、あえて張りのある質感を際立たせることで、麺単体としての自己主張を強く残しています。

これによって比較されがちな「カップヌードル」との明白な差別化を図り、セブンプレミアムのブランド効果か “安っぽい” ではなく「レトロ」とポジティブに思えるのも強みの一つかもしれません。ちなみに麺の量は65gなので、「サッポロ一番 カップスター」よりも5g多く、「カップヌードル(レギュラー)」と同じ量。

スープ

ポークエキスをベースにチキンや香辛料、香味野菜を加え醤油で仕上げたスープ

(出典:セブンプレミアム向上委員会「トップページ > 商品・口コミ > 主食類 > 麺類 > 麺類 > 醤油ヌードル83g」)

けっこうイメチェン
4.0

サンヨー食品の開発部曰く、今回のリニューアルでスープの醤油感と胡椒の量を強めたとのことなんですけど、原材料名は概ね並びからして変わりません。けれどもリニューアル後のスープは「発酵調味料」がカットされ、スープの色も濃いめになり、その変化に比例して実際の味わいも力強くなっています。

発酵調味料は原材料名の後ろから二番目(酵母エキスとメンマパウダーの間)に記載されていたので、つまり含有量の多い成分ではなく、それ以外は一言一句まったく同じなんですけど、その発酵調味料が鍵を握っていたのでしょうか——体感的な味の押しは強くなったものの、リニューアル以前の穏やかで複雑な旨味が隠れました。

動物系はポークベースのままですし、えびエキスやメンマパウダーの隠し味も健在です。ただ、それらがバランスよく手を取り合っていた以前のスープではありません。原点回帰じゃないけれど、垢抜けた味から小難しくないクラシカルな味になったというか‥‥リニューアル前の「カップヌードル」にインスパイアされたような味と比較して、だいぶ雰囲気が変わっています。

たっぷり具材

スクランブルエッグ、肉ダイス、エビ、肉そぼろ、ねぎの具材が彩り豊かにカップに広がります。

(出典:セブンプレミアム向上委員会「トップページ > 商品・口コミ > 主食類 > 麺類 > 麺類 > 醤油ヌードル83g」)

具材は据え置き
5.5

具材のボリューム感にはスクランブルエッグ(味付卵)の膨張率が大きく貢献しているのですが、ほんのりと甘いタマゴの優しい風味と食感がクラシカルなスープと相性ばっちり。エビは「カップヌードル」のプーバランに負けますが、プリッとした食感にカップ麺らしい味付け、そして香り高い風味によって存在感があります。

肉具材は2種類入っていて、四角く成形されている肉ダイス(味付豚肉加工品)は芳ばしい風味が特徴。食感は柔らかく、四角い成型肉でも「カップヌードル」の謎肉とは別物ですし、「カップスター」のポークダイスは国産肉を使用している特注の肉具材なので、どちらかというとカップスター寄りですが別物でしょう。

肉ダイスとは別に肉そぼろ(鶏・豚味付肉そぼろ)も入っているのですが、平均的にサイズは肉ダイスよりも小さめです。けれども味にパンチがあるのは肉そぼろのほうで、小さいサイズでも口に飛び込んできた時のスパイシーな力強い味わいでガツンと自己主張。ネギは少なめなんですけど、たまに感じる歯触りがアクセントでした。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

まずリニューアル前とリニューアル後の違いですが、同時に食べ比べてみたところ「麺と具材は同じ」です。けれどもカップヌードルライクなスープからキックの強いテイストに変わったので、印象は大きく異なりました。もともと “カップヌードルに似ている” という声も多かったことから、差別化を明白にしたかったのかもしれませんけど、単純にスープはリニューアル前のほうが美味しかったです。

また、今回の「たっぷり具材 醤油ヌードル」と同じ日に味違いの「たっぷり具材 シーフードヌードル」もリニューアルされているのですが、2019年5月・6月は「スープが決め手 中華そば」(明星食品)や「スープが決め手 ワンタン麺」(エースコック)も中身が変わっているので、もしかすると今後、他フレーバーのセブンイレブン限定PBカップ麺も順番にマイナーチェンジしていくのかもしれません。

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