どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年7月17日(火)新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 創味シャンタン 八宝菜風塩ラーメン」の実食レビューです。
八宝菜風のカップ麺!
サンヨー食品と創味食品がコラポしたカップ麺で、同時発売品の「サッポロ一番 創味シャンタン かに玉風醤油ラーメン」は、すでに当ブログで紹介済みです。
「創味シャンタン(創味食品)」と「味覇(廣記商行)」の間に起きた一悶着についても触れているので、そんな過去の裏話も気になる方も合わせてご覧いただけたらと思います。
さて、「かに玉風醤油ラーメン」では、まぁ可も無く不可も無しな結果に着地していたわけなんですけれども、たしかに味の根底には「創味シャンタン」がありました。しかしながら醤油の存在感が強く、また “かに玉風” かと言われたら、まぁ‥遠からず、近からず(苦笑)で、イメージ的にクリアな八宝菜風のほうが創味シャンタンらしさを感じられそうなテーマですよね。
「八宝菜」とは読んで字の如く具材が8種類入っていると認識されている方も多いのですが、日本の “五目ご飯” のように “具材が8種入っているわけではありません” 。八宝菜の「八」は、単純に「多くの」という意味を示しています。ちなみに八宝菜は言わずと知れた中華料理ですが、それを白ご飯にかけた “中華丼” という食べ物は日本発祥の料理で、さらに余談を挟むと “汁のある担担麺” も日本発祥の料理ですし、名古屋名物として全国的に知られてきた “台湾ラーメン” も “台湾まぜそば” も台湾発祥の料理ではありません。ハイ、余談でした。
豚肉やハムなどの肉、エビやイカなどの魚介、タケノコ、ニンジン、ピーマン、白菜、シイタケ、キクラゲ、チンゲンサイ、玉ねぎなどの野菜、そして個人的に外せないのはウズラの卵だったりするんですけど、家で作る八宝菜には必ず白菜も入ります。ハイ、またもや相済みません。とろみも八宝菜では大きなポイントだと思っているので、そこにも注目しながら食べてみます。
原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、みそ、糖類)、スープ(食塩、中華調味料、魚介エキス、野菜エキス、植物油脂、チキンエキス、香辛料、ポークエキス、糖類、しょうゆ、椎茸エキス、酵母エキス)、かやく(チンゲン菜、ナルト、キクラゲ、人参)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、増粘剤(加工でん粉、キサンタン)、香料、かんすい、レシチン、クチナシ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、ベニコウジ色素、(一部にえび・小麦・乳成分・いか・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
アレルゲン情報:えび・小麦・乳成分・いか・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン
熱量:317kcal
たんぱく質:5.9g
脂質:13.7g
炭水化物:42.5g
食塩相当量: 5.1g
(めん・かやく:1.3g)
(スープ:3.8g)
カルシウム:199mg
※参考値:調理直後に分別して分析
熱量:317kcal(めん・かやく:234kcal)(スープ:83kcal)
中華だしのロングセラー「創味シャンタン」をベースに、ポークやチキンのうまみ、野菜やイカ、貝、えびの魚介のうまみを合わせました。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
めん
ちぢれをつけることでスープがよく絡むめんは、表面につるみをもたせた、粘りのある食感です。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
おそらく同時発売品の「かに玉風醤油ラーメン」に使われていた油揚げ麺と同じで、定番品の「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり」から流用された汎用麺と思われます。すぐに柔らかめの食感に変わってしまいますが、食べ始めは粘り気のあるモチモチとした弾力が得られ、ほんのり上がってくる下味の味噌が面白いですね。そんなに目立って主張してくるわけではありませんが、隠し味チックで楽しいです。
食べ始めは目立ちませんが、ふかふかとした食感に変わってくる頃合いに合わせて油揚げ麺特有の風味も強くなってきます。しかしながら酸化臭のようにネガティブな風味ではなく、ほんのりと甘味を帯びた芳ばしいテイストは古き良きカップ麺らしさとしてプラスに受け取れる項目になるのではないでしょうか。かなりシャビーな麺ですが、およそ平均売価105円前後のカップ麺になるので、その土俵を思えば納得できると思いますし、スナック的な風味と質感も含めて今回の製品に合っていると感じました。
スープ
胡椒で程よくスパイシーに仕上げた八宝菜風塩味スープです。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
「かに玉風醤油ラーメン」は醤油の風味が強く、手前に醤油、奥に創味シャンタンを感じるような構成でしたが、こちらガッツリと表に立っているのは創味シャンタンです。製品説明にはハッキリ「『創味シャンタン』をベースに」と書かれているので、おそらく原材料の「中華調味料」に当たるのでしょう。中華風万能調味料らしい化学の旨味を軸に据えw 具材には含まれない肉類や魚介類、シイタケの旨味を各エキスで補強しています。具材の青梗菜から滲み出る風味もありましたが、別でスープに野菜エキスが仕込まれていて、これも味の幅を広げるのに大きな役割を果たしていると感じました。冒頭の余談で触れましたが、ちょっと白菜っぽい優しい風味も漂っていたんですよね。
気になっていた粘性は低く、サラサラとしていたのが少し残念ではあったんですけど、真夏ですからね‥おかげで助かったとも言えます。思っていたよりも塩気が強かったのには少し驚きましたが、香り立ちから “それらしさ” の感じられる雰囲気で、実際の味わいも然り。もちろん本格的な中華料理店で提供されるようなリアリティだったり調理感こそ得られないものの、その香りからは野菜を炒めたような臨場感が漂い、創味シャンタンを使ってチャチャッと作った家庭的な八宝菜、または八宝菜の素を使って作ったような、それらしい雰囲気は実食前の想像以上でした。
かやく
具材のチンゲン菜のシャキシャキとした食感とキクラゲのコリコリとした食感がスープとよく合い、食欲をそそります。ナルト、人参を加えて彩りよく仕上げました。
(サンヨー食品「製品情報」より引用)
青梗菜は軸の部分が特に目立っていて、シャキシャキとした歯触りだけでなく風味も良好。先にも触れたように量が多く、八宝菜風のスープにもマッチしています。キクラゲは青梗菜とは違うコリコリとした食感で変化を表現し、意外と人参もコリコリしていて存在感がありました。東洋水産の人参は毎度なぜかクッタクタなんですけど、サンヨー食品の人参はコリコリしている個体が多いような気がしています。でも、そんな気がしているだけかもしれません。すいません。
「かに玉風醤油ラーメン」にはドドーンと大きな椎茸が入っていたので、ぜひ八宝菜風にも採用していただきたかったところですが、けっこう青梗菜の量が多く、加えてコリコリとしたキクラゲと人参から歯応えの強い具材が中心ということもあり、全体的な量としては特に寂しいとは感じませんでした。渦の巻いたナルトは八宝菜的に “?” でしたが、見た目が可愛くて、ラーメン的には嬉しい華ですね。もちろん、ちゃんと練り製品らしい風味の感じられる個体でした。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3+)
(標準は★3です)
化学調味料的な‥と言えば聞こえの悪い響きになってしまいますが、およそ中華風万能調味料の王道を行くようなテイストだったので、パッケージのイメージと重ねたら、しっかり創味シャンタンしてました。まぁ実際のところパッケージが変わってしまったら「創味シャンタン」なのか「味覇」なのか「Cook Do 香味ペースト」なのか分からなくなりそうなテイストではあるんですけど、少なくとも同時発売品の「かに玉風醤油ラーメン」より遥かに分かりやすかったです。
このカップ麺を何円で購入されたかにも左右されますが、きちんと「創味シャンタン」らしさが感じられたので、★にプラスマークを付けました。もうちょっとトロミがあったら、具材の品数が増えたら、という希望的不満は無きにしも非ずではあったものの、税込120円前後なら買って損をするような製品ではありませんし、税込70円から80円の投げ売りワゴンで捕獲できそうなら★ひとつプラスしてやってください。すでに今週から税込105円前後で販売している店舗もありますが、おそらく8月中旬には新作カップ麺の入れ替えで暴落すると思うので、その頃が買い時かもしれません。今回の創味シャンタンコラボでは「かに玉風醤油ラーメン」と「八宝菜風塩ラーメン」が同時に発売されましたが、本命はコッチです。希望小売価格が税別180円、実際の平均売価が100円前後だろうと想定すると、雰囲気を感じるには充分でした。
販売者:サンヨー食品
内容量:83g(めん55g)
発売日:2018年7月17日(火)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ÆON
取得価格:127円(税込)
希望小売価格:180円(税別)
JANコード:4901734034889
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:360ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体スープ・かやく)
サンヨー食品株式会社:〒371-0811 群馬県前橋市朝倉町555
お客様相談室:027-265-6633
八宝菜なので白菜は欲しかったですね~!
なるとなんか八宝菜には入れないのでずれてるしww
スープはしっかりシャンタンしててよかったですね。
塩味ベースだったのが正解でした。
「創味シャンタン」なのか「味覇」なのか「Cook Do 香味ペースト」なのか分からなくなりそう・・・実際はtaka :aさんには分かるんだと思うけど、なんとかくホッとしたりして・・・そうだよね!!わからないようね!!まぁ「創味シャンタン」と「味覇」はもともとは同じなんだろうかど(゚∇゚ ; )
家庭で作ったような八宝菜・・なんかすごくおいしいそう・・
美味しそうに見えるんやけどな。(  ̄っ ̄)ムゥ
意外と評価が…(;^_^A