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すしざんまいのカップ麺「マグロだし醤油ラーメン」を食べてみた結果 → 想像以上に良品だった‥‥!!

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年1月14日(火)新発売、のカップ麺「サッポロ一番 すしざんまい監修 マグロだし醤油ラーメン」(271円+税)の実食レビューです。

わさび風味の醤油たれ付き!? この一杯に、魂をこめて。味チェンジで2度おいしい「すしざんまい」監修のカップラーメン爆誕!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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すしざんまい監修 マグロだし醤油ラーメン

すしざんまいとは、1979年(昭和54年)9月に「木村商店」を創業し、現在は「喜代村(きよむら)」の代表取締役を務め「マグロ大王」の異名を持っている木村清(きむら きよし)社長が “85番目の事業„ として始めた人気寿司チェーンで、2001年(平成13年)4月 “日本初の24時間・年中無休の店„ として築地場外市場に1号店をオープン。

圧がすごい

私は実店舗に行ったことがないので、どんなメニューを提供しているのか直に触れたことはなく、すしざんまいといえば “2019年に大間産のクロマグロ(278kg)を史上最高額の3億3360万円で落札した„ イメージしかないんですけど、お店の名前や社長の御尊顔は存じておりました。ええ、このブログで取り上げる日が来るとは予想もしていませんでしたが——

このページでレビューする「すしざんまい監修 マグロだし醤油ラーメン」は、すしざんまいといえばのマグロを背景に、店舗では提供されていない「マグロだし醤油ラーメン」の味わいをイメージしたカップラーメンで、共同開発者はサッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品。

おなじみ “すしざんまいポーズ„ の社長が「ペヤング アパ社長カレー味やきそば」並の圧を放っているのですが、さておき別添の「味変化パック」を加えると “お寿司風„ に味チェンジできるアイディア商品。

関東を中心に約50店舗を展開

2014年(平成26年)12月1日にエースコックが「近畿大学水産研究所監修 近大マグロ使用 中骨だしの塩ラーメン」をリリース(翌年11月23日にコラボ第2弾「近大マグロ使用 中骨だしのまろやか魚介塩ラーメン」を発売)しているため、ふとそれを思い出したんですけど、すしざんまい×サッポロ一番は「マグロだし」をどのように打ち出しているのか、仕上がりが楽しみです。

開封

名称が「仕上げの小袋」じゃない

今回のカップ麺には「味変化パック」が別添されているのですが、食べる直前に入れるのではなく “お召し上がりになる際にお好みで味の変化を調整してください„ とのこと。半分くらい食べた段階で入れたらいいのかな? ちなみに小袋の中身は「わさび風味醤油たれ」となっているため、これが “お寿司風„ たる所以。すごい、単純明快なようで理解が追いつかんw

具材から目立った個性は感じないけれど‥‥

かやくは鶏肉そぼろ、ねぎ、花かまぼこの組み合わせで、エースコック×近大マグロのタイアップ商品には “近大マグロの中骨だしが入った魚肉練り製品„ が搭載されていたのですが、すしざんまい監修のカップ麺にマグロを使用した具材は入っていません。ただ、この時点で “まぐろ節粉末„ の主張が激しく、言葉を選ばずに表現するなら生臭いほどの存在感。

ちなみにメーカー希望小売価格は271円(税別)に設定されているため、2025年1月現在の縦型ビッグ製品における標準的な値段。販売店は全国のコンビニや量販店・一般小売店のほか、すしざんまいの店舗でも取り扱いがあるようです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:サッポロ一番 すしざんまい監修 マグロだし醤油ラーメン
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場
内容量:93g(めん70g)
商品コード:4901734057185(JAN)
発売日:2025年01月14日(火)
実食日:2025年01月19日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:271円(税別)
購入価格:292円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(味変化パック)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵、野菜エキス、しょうゆ)、スープ(糖類、食塩、しょうゆ、まぐろ節粉末、豚脂、植物油脂、チキンエキス、かつお調味料、ビーフ調味料、ポーク調味料、香辛料、粉末酢、たん白加水分解物、酵母エキス、ゼラチン、香味油、たん白自己消化物)、かやく(味付鶏肉そぼろ、ねぎ、かまぼこ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、かんすい、増粘剤(アルギン酸ナトリウム、増粘多糖類)、酒精、微粒二酸化ケイ素、クチナシ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・魚醤(魚介類)を含む)

実食開始

見た目はチープ(おそらく質感も‥‥)

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は3分と標準的。先ほど “まぐろ節粉末„ の主張が激しいと前述しましたが、揚げ油に由来する独特の芳ばしさも明確に感じる調理前。サンヨー食品のフライ麺はレベルの差が顕著というか、高いときはノンフライ麺に見紛う質感なんですけど、低いときは開き直ったようにチープなので、そこも注目したいポイント。

すごいよ節のニオイがw

別添の「味変化パック」は途中で入れる仕様なので、それを引っ剥がしてから熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を‥‥これは温めなくてもいいのか? なんか習慣で温めちゃいましたけど、さておき3分経ったらフタを剥がし、よく混ぜたら第一形態の完成です。いやー、まぐろ節粉末かなり強いですよw 節のクセが強めの香りが苦手な方にはオススメできないやつ、絶対に。

ちなみに製造所は太平食品工業の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純にサッポロ一番の工場という認識で問題ありません。それでは、引き続き味チェンジ前後の違いにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(93g)あたり
カロリー:404kcal
たん白質:11.1g
脂  質:15.7g
炭水化物:54.5g
食塩相当量:6.7g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:4.8g)
ビタミンB1:0.62mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:175mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:404kcal(めん・かやく:330kcal)(スープ:74kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

お? 悪くない

4.0

たとえばサンヨー食品の公式ウェブサイトに “当社独自の高密度製法により-・„ などの訴求があった場合、数年前に一世を風靡した「和ラー」の流れを汲むノンフライ麺に見紛うようなフライ麺を、あるいは全粒粉を練り込んだ縮れの弱い低加水麺を使用している可能性がアップするのですが、そのような訴求はありません。

でも、今回は正解

食べ始めこそ「すこしカタめなんだな」という印象は残ったものの、いたって平凡な食感というか、取り立てて特徴がないというか、これぞ「ザ・ふつう」なんですけど、後述するスープとの相性は悪くありません。むしろノンフライ麺だったり、あるいはノンフライ麺に見紛うような質感だったりした場合、フィット感が著しく低下していたのではないかと。

奥のほうから揚げ油に由来するニオイを感じるものの、それを凌駕する勢いでマグロ節のクセが攻め込んでくるので、いわゆる油揚げ麺臭が悪い方向に作用することはありません。むしろポジティブな意味でカップラーメンらしいスナック感に好感が抱けるというか、さらに加水率が低めの質感からスープとの一体感も高く、いい取り合わせだと思いました。

スープ

思い切ったなー

5.0

別添の「味変化パック」を加える前のスープは、まぐろ節粉末の個性を全面に押し出したようなテイストで、ちょっと血合いっぽいというか、そっち系のクセが苦手な方には生臭いと一蹴されそうなほど個性的な味わい。魚介のベクトルこそ違うものの、かなり節の粒子が細かくて、なおかつバッチバチに主張してくる様は「中華そば青葉」監修のカップ麺に通じる力強さ。

オイルが入ってるから温めたほうがいいかも

そして、別添の「味変化パック」を加えると‥‥あかん俺ちょっと無理かもw というのは主観的すぎる感想なので、それを理由に星の数を減らしはしませんけど、わさびに由来する揮発性の刺激が思っていた以上に鋭く、油断して麺を勢いよくすすったらゴフッてなるし、湯気は目に刺さるし、なかなかの危険物。

Secoma(セコマ)の「山わさび塩ラーメン」ほどオラついてないし、エースコックの「THE和」に泣かされたことを思えば可愛いもんですけど、その清涼感と同時に醤油のキレとオイルのコクが加わることで雰囲気は激変。ラーメンらしい味わいからは少しハズれているし “お寿司風„ にも無理を感じる仕上がりですが、わさび醤油+まぐろ節粉末の組み合わせは他に類を見ない、とても独創的なスープでした。

かやく

ぜんぜんネガティブじゃない

3.5

鶏肉そぼろ、ねぎ、かまぼこ、いずれも他の商品に使い回されているアイテムなので、新鮮味こそないけれど、鶏肉そぼろはスパイシーな味付けで存在感あり。スープにチキンエキスや豚脂、ビーフ調味料、ポーク調味料などを使っているため、きちんと土台に動物系の要素は備わっているのですが、それ以上にマグロが強い分、鶏肉そぼろでバランスが取れているようなイメージ。

ねぎは熱風乾燥なので、ジャキジャキとした歯触りが目立ちますが、まぐろ節粉末のクセが強いスープに対してアクセントに効果的。花かまぼこで見た目も可愛らしく、いい取り合わせだと感じました。

総評

4.0

マグロだしというかマグロ節魚粉の個性をバチッと効かせたテイストだったので、引き合いに出したエースコック×近大マグロの中骨だしとは完全に別物ですが、鰹や煮干などを中心とする魚介感とは明確に違う、マグロの血合いを彷彿とさせるインパクトたるや。社長のインパクトに感けたネタ商品なんじゃないの‥‥? などと、正直あまり期待していなかったのですが、なんのなんの。

個人的に「味変化パック」を入れる前のほうが好みだったんですけど、わさび風味の醤油だれの味変効果は覿面で、なおかつ最後までマグロが失速することもない、1度は食べておいて損はない良品でした。でも、まぐろの血合いや粗さを残した魚粉が苦手、わさびの刺激が苦手な方は華麗に避ける、または覚悟を決めた上でお試しください。【author・taka :a(大石敬之)】

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