どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年4月7日(火)新発売、ローソンのカップ麺「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」(221円+税)の実食レビューです。
かんすいの演出はノンフライ麺に起因していない!? リニューアルしたローソンの大ヒット商品を掘り下げて判明した “衝撃のトリック„ とは——。
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン
スープ激うま!とは、2024年(令和6年)10月29日発売の「激辛味噌ラーメン」及び「濃厚豚骨ラーメン」に端を発するローソンのPBシリーズで、製造者は即席カップめん業界最大手の日清食品。その記念すべき第1弾は、計60万食の数量限定生産で、当初は2~3ヶ月の販売期間を想定していましたが、わずか1ヶ月足らずで完売。

2025年(令和7年)1月28日発売の第2弾「京都背脂醤油ラーメン」及び「札幌味噌ラーメン」も通常比2倍のスピードで売り切れ、わずか1年でシリーズ累計販売数約180万食を突破。あえて具材らしいアイテムを省き、スープのおいしさと麺の質にコストを集中させ、販売価格を抑えた “引き算戦略„ が功を奏し、セブン-イレブンやファミリーマートにはない独自のポジションを築き上げました。
このページでレビューする「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」は、シリーズ第1弾を飾った「濃厚豚骨ラーメン」の流れを汲む一杯で、これまでに何度か再販されているのですが、そういえばローソンのプライベートブランドが “3つ星ローソン„ に変わって以降、一度もブログで触れていなかったなと。
3つ星ローソンとは、L basic(エル・ベーシック)、L marche(エル・マルシェ)、デイリー商品、店内調理商品など、約95%にあたる従来のPB商品を統一したブランドで、ローソンが創業50周年を迎えた昨年3月27日に発足。3つの約束「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」を指針とし、パッケージのデザインも刷新されました。

初代「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」をレビューしたとき、なるほどスープの出来栄えから値段以上の価値が伝わってきたのですが、それ以上に驚いたのが “ノンフライ麺をすすった瞬間、かんすいや酒精に由来するツンとした匂いが鼻に抜けた„ こと。ノンフライ麺や油揚げ麺はもちろん、乾麺でも感じたことのないアプローチに、かなりの衝撃を受けたことをハッキリと覚えています。
その後、2025年4月15日に「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」を再販しているのですが、当時の商品は “3つ星ローソン„ にカテゴライズされておらず、内容も初代と同じまま。さらに半年後、11月4日発売品から正式に新PBの商品となり、このタイミングで栄養成分表示の値にも変化が生じていました。

前述のように、このブログでは “3つ星ローソン„ 以降の「濃厚豚骨ラーメン」をレビューしていないため、約1年半ぶりの実食。はたして初代の感動は健在なのか、あらためて真剣に向き合います。
開封

今回のカップ麺に別添されている小袋は、初代「濃厚豚骨ラーメン」と同じ後入れ「粉末スープ」と「液体スープ」の組み合わせで、小袋のデザインや色も変わっていません。ただ、標準どんぶり型の容器に対し、あらためて添付調味料の量が多いなと。それこそ、有名店が監修した大判どんぶり型の別添と遜色ありません。

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、かなり細めに切り出されていますが、湯戻し時間は標準の3分。サイズや形状、さらに原材料名も初代「濃厚豚骨ラーメン」から変わっていないため、ずっと同じノンフライ麺を使用しているのかもしれません。ってことは、あの感動も——。
ちなみに販売価格は初代「濃厚豚骨ラーメン」から据え置きの221円(税込238円)で、直近にレビューした新作「濃厚担々味ラーメン」とも同じ値段。2026年4月1日出荷分より、日清食品は即席カップめんの希望小売価格を改定しているため、そのうち「スープ激うま!」シリーズの基準も変わってくるかと思いますが、まだ値上げの影響は受けていません。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン 製造者:日清食品株式会社 製造所:関東工場(茨城県取手市清水667-1) 内容量:100g(めん65g) 商品コード:4902105292006(JAN) |
| 発売日:2026年04月07日(火) 実食日:2026年04月11日(土) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(ローソン) 販売価格:221円(税別) 購入価格:238円(税込) |
| 麺の種類:ノンフライ麺 スタイル:標準どんぶり型 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:370ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(液体スープ・粉末スープ) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維、こんぶエキス、植物油脂、チキン調味料、卵粉)、スープ(ポークエキス、しょうゆ、チキンエキス、ポーク調味料、豚脂、糖類、ガーリック調味料、ごま、ポーク調味油、チキン調味料、食塩、小麦粉、酵母エキス、オニオン調味料、でん粉、植物油脂、香辛料)/ 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、加工でん粉、かんすい、pH調整剤、乳化剤、リン酸Ca、香料、酒精、焼成Ca、カラメル色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
実食開始

別添の小袋は後入れなので、それを取り出してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体スープ」を温めながら待つこと3分。時間になったらフタを開け「粉末スープ」と「液体スープ」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。とろみ成分が含まれているため、溶け残りに注意してください。

さて、あいかわらず具材らしい具材は入っていませんが、湯気から漂ってくる豚骨の臨場感は有名店監修のそれに匹敵するレベル。また日清食品のノンフライ麺といえば、ほぐれにくさにイラッとする商品も珍しくないけれど、そういったストレスも感じません。
あとは麺をすすった瞬間、かんすいや酒精に由来するツンとした匂いが鼻に抜けるのかどうか。またスープのリニューアルポイントなどにも注目しつつ「めん」「スープ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(100g)あたり |
| カロリー:349kcal たん白質:12.9g 脂 質:8.0g 炭水化物:58.1g (糖 質:54.4g) (食物繊維:3.7g) 食塩相当量:5.8g (めん・かやく:2.5g) (スープ:3.3g) ビタミンB1:0.23mg ビタミンB2:0.25mg カルシウム:372mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:349kcal(めん・かやく:274kcal)(スープ:75kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


マジかよ‥‥
はい、ここが今回の本題といっても過言ではない部分。初代「濃厚豚骨ラーメン」を実食したとき “老舗の豚骨ラーメン専門店で使われている中華麺だったり、家庭で調理するタイプの生ラーメンだったりを啜り上げた瞬間、かんすいや酒精に由来するツンとした匂いが鼻に抜けるじゃないですか。あれってノンフライ麺や油揚げ麺はもちろん、乾麺でも滅多に感じることはないんですけど、それが伝わってくるんですよ‥‥„ と書きました。

それをあらためて確認したかったので、別添の「粉末スープ」や「液体スープ」を入れる前に、湯戻し後のノンフライ麺をそのまま食べてみたんです。いやもうビックリ‥‥かんすいや酒精に由来するツンとした匂いは皆無に等しく、ただただ小麦の香りと甘さが伝わってくる仕上がりに、なんの感動も得られませんでした。
何はともあれ、この価格帯に使われるノンフライ麺としてのクオリティが低いわけではありません。粉っぽさや独特の歯切れなど、本場の低加水麺とは異なるベクトルを歩んでいるため、それについては明星食品のバリカタ麺に軍配ですが、全粒粉入りの “ごちそうノンフライ麺„ にリニューアルする前の「麺職人」ほど強烈ではなく、しかしながら豊かに香る小麦感は見事。そんなこんなで「めん」の評価は★5としたのですが‥‥
スープ


マジかよ‥‥!!
——そう、あの “かんすいや酒精に由来するツンとした匂い„ の起因は添付調味料だった。粉末スープには豚骨由来の骨っぽさと、若干の生臭さを演出する系統のポークエキスを使用しており、糖類の甘さでジャンクな面持ちもあるけれど、舌に纏わり付いてくるような人工甘味料に由来する野暮ったい甘さは気になりません。あと、ごまの芳ばしいアクセントも健在。

続けて「液体スープ」を加えると、炊き出し感のあるコクや豚脂の厚み、さらにタレのキレも相俟って、粉末だけでは出せない臨場感が生まれるのですが、この「液体スープ」を投入した途端に “かんすいや酒精に由来するツンとした匂い„ が鼻に抜け始めたんです。ええ、これはまさに初代「濃厚豚骨ラーメン」と同じアプローチ。
原材料名の並びが変わっていたり、ガーリックペーストが省かれていたり、初代とは異なる配合ですが、どっしりと重心の低い豚骨感は据え置きで、ややとろみの強さが人工的ではあるけれど、説得力のある豚骨の太さが功を奏し、そこまでネガティブではありません。そして、あの生麺を茹で上げたかのような香りをスープで演出する、その手法に日清食品の狂気を感じました。
総評
茹で上げた生麺のような臨場感だったり、スープの作り込みだったり、ほとんど初代「濃厚豚骨ラーメン」から変わっていなかったので、もういっそのこと定番化してくれませんかね——と、それはさておき “あのツンとした匂いはスープに起因していた„ 衝撃の事実が今回の収穫。
そのため過去のレビューと比較して「めん」と「スープ」の評価を入れ替える形になりましたが、総評は据え置き。このレベルの豚骨ラーメンを1食あたり221円(税込238円)で実現させている、ローソンと日清食品のヤバさをあらためて実感しました。関係者曰く今回も数量限定とのことだったので、以前から気になっていた方はもちろん、まだ食べたことがない方にも、ぜひ試していただきたい一杯です。【author・taka :a(大石敬之)】


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