明星の新提案「素材のおかげ」生姜醤油らぁめん / 蕃茄トマトらぁめん “カラダにかしこく” 新スタイル【Smart on】

スポンサーリンク
明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年2月17日(月)新発売のカップ麺、明星食品「素材のおかげ 生姜醤油らぁめん」と「素材のおかげ 蕃茄トマトらぁめん」の実食レビューです。

かしこい選択をして無理なく、おいしく。明星の新提案「Smart on/off」ついに始動!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

素材のおかげ -Smart on-

「Smart on/off(スマート オン/オフ)」とは、健康志向が強まっている昨今、毎日の食シーンにおいて「加えること、除くことによる “おいしさ” の追求」だけでなく「自然と続けられる “無理のない” 使用・設計」を両立した明星食品の新シリーズで、今回の新商品「素材のおかげ」が第1弾。ヘルシーのために何かをオフするのではなく、ヘルシーな素材をオンする “Smart on” がテーマ。

Smart on / Smart off

いまだにカップラーメンといえば “健康に悪い” というのが通説ですが、ここ最近はダイエットのための「カロリーオフ」、減塩のための「塩分オフ」、さらには流行りの「糖質オフ」も珍しくありません。そんなヘルシーといえば「オフ系」の商品が目立つ中、おいしくて健康にいい素材を加えることで既成概念に囚われないヘルシーを打ち出すという、ありそうでなかったコンセプトです。

明星食品の公式ウェブサイトでは、今回の「素材のおかげ」2品の発売と同時に「Smart on/off」の特設サイトが公開され、既存の低糖質麺シリーズ「はじめ屋」と「ローカーボ」は “Smart off” に分類済み。そして、2020年2月上旬から減塩用の新容器(しおケアカップ)が導入されたオープン価格のノンフライ麺ブランド「評判屋」も “Smart off” の一員として分類されていました。

さて、新ブランド「素材のおかげ」第1弾は、身体にいい香味野菜の代表格でもある「生姜」と美容に嬉しい成分が豊富な「蕃茄」を同時に展開。ちなみに蕃茄の読み方は “ばんか” で、トマトの別名です。つまり「生姜醤油らぁめん」は何も違和感ないのですが、「蕃茄トマトらぁめん」だと馬から落馬して頭痛が痛いことに‥‥まぁいいでしょうw。

生姜の美味しさ広がる爽やかな味わい

赤いパッケージの「生姜醤油らぁめん」は、つるみと適度な締まりのある “ノンフライ麺” を搭載し、スープの動物系は鶏ガラの旨味をベースにした醤油味。さらに主役の生姜をはじめ、香味野菜の玉ねぎ、にんにく、メンマの香り、そして別添の液体スープには生姜の香りを特徴に出したオイルを含ませているとのこと(ニュースリリース)。

生姜(しょうが)は、ショウガ科ショウガ属の多年草で、主な効能は「ショウガオール」による血管の拡張・血行の促進=血液サラサラ効果、冷え性の改善、健胃・整腸作用。さらに抗炎症・鎮痛作用、殺菌作用、免疫力の向上などが挙げられます。また、インドの伝承医学書の中では “神からの贈り物” と称されていたらしく、ブランドコンセプト的にもピッタリな素材。

一方、蕃茄(トマト)は代表的な “リコピン” をはじめ、脂肪を燃焼させる遺伝子を増やすリノール酸の一種「13-oxo-ODA(13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸)」を含み、ダイエット効果や二日酔いの予防、粘膜や皮膚の健康維持、呼吸器系統の保護、抗発癌作用など、女性だけでなく男性にも嬉しい効能があるのですが、夏野菜のため生姜と反対に身体を芯から冷やしてしまうのが玉に瑕——

トマトの程よい酸味と豊かな甘み

とはいえ熱湯で調理するカップラーメンなので、身体が芯から冷えることもなければ前述の栄養素がもれなく摂取できるわけでもないのですが、ふつうのカップラーメンよりも漠然とヘルシーなイメージありますよね。というわけで2個食べても大丈夫そうなので(?)このページでは、「生姜醤油らぁめん」「蕃茄トマトらぁめん」同時にレビューします。

開封

開封直後から生姜の香りが明白

どちらも別添の小袋は「液体スープ」が1袋、それぞれフタの上に貼り付けられていて、「生姜醤油らぁめん」は外装フィルムを破った瞬間から生姜の香り。あくまで乾燥生姜のベクトルではあるものの、具材に生姜チップ(千切り)を採用しているため、けっこう香りの存在感は明白です。あとは定番のメンマとネギに加え、キャベツと錦糸卵っぽい玉子具材が個性的なポイント。

トマトキューブも然る事乍ら青梗菜w

「蕃茄トマトらぁめん」は、和風なイメージの「生姜醤油らぁめん」と対極的なコンソメベースの洋風スープに仕上がっているらしく、別添の小袋にはトマトペーストを使用しているとのこと。具材はチンゲン菜、トマトペースト加工品、卵の3種類しか入っておらず、卵は「生姜醤油らぁめん」と共通なのですが、かなりトマトペースト加工品の量が多いですね。

麺の特長解説は両方とも “つるみと適度な締りのあるノンフライ麺” となっているので、2品共通の可能性大。どちらも内容量は64g(めん47g)、メーカー希望小売価格は税別193円、もしコンビニで買った場合の税込価格は198円(2020年2月現在)になると思うのですが、今回はスーパーマーケットやドラッグストア、あとドンキホーテでしか見かけませんでした。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 素材のおかげ 生姜醤油らぁめん / 蕃茄トマトらぁめん
販売者:明星食品株式会社
製造者:西日本明星株式会社 神戸工場
製造所:兵庫県神戸市東灘区深江浜町34-2
内容量:64g(めん47g)
商品コード:4902881435826 / 4902881435840(JAN)
発売日:2020年02月17日(月)
実食日:2020年02月21日(金)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:ローカルスーパー
商品購入価格:116円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:290ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【生姜醤油らぁめん】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース、乳たん白)、スープ(しょうゆ、デキストリン、香味調味料、たん白加水分解物、豚脂、糖類、香味油、香辛料、食塩、ローストオニオン粉末、酵母エキス)、かやく(キャベツ、しょうが、卵、メンマ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、かんすい、炭酸カルシウム、増粘多糖類、カラメル色素、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、酸味料、ソルビット、グリセリン、酒精、カロチノイド色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かにを含む製品を生産しています。
【蕃茄トマトらぁめん】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース、乳たん白)、スープ(トマト粉末、食塩、糖類、鶏・豚エキス、デキストリン、トマトペースト、香味調味料、オニオン粉末、香辛料、酵母エキス、たん白加水分解物、しょうゆ、醸造酢、豚脂)、かやく(チンゲン菜、トマトペースト加工品、卵)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、増粘多糖類、かんすい、炭酸カルシウム、酸味料、乳化剤、酒精、ソルビット、グリセリン、カロチノイド色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かにを含む製品を生産しています。

実食開始

【生姜醤油らぁめん】栄養成分表示[1食(64g)あたり]カロリー:249kcal、たんぱく質:5.5g、脂質:5.0g、炭水化物:45.4g、食塩相当量:3.7g(めん・かやく:1.2g)(スープ:2.5g)、ビタミンB1:0.28mg、ビタミンB2:0.23mg、カルシウム:92mg / 参考値:調理直後に分別した値(めん・かやく:208kcal)(スープ:41kcal)

さて、まずは「生姜醤油らぁめん」の調理後から。ご覧の通り具材が多く、ぜんぜん麺が見えません。しかも上記の写真で見るよりも千切りになった生姜の量が多く、その清涼感もさることながら液体スープの芳醇な香りもポイント。その液体スープを温めずに入れてみたら、動物油脂が白く凝固していたので、お湯を注いでから待っている間にフタの上で温めたほうがよさそうです。

【蕃茄トマトらぁめん】栄養成分表示[1食(64g)あたり]カロリー:242kcal、たんぱく質:5.6g、脂質:3.7g、炭水化物:46.6g、食塩相当量:3.2g(めん・かやく:0.8g)(スープ:2.4g)、ビタミンB1:0.22mg、ビタミンB2:0.24mg、カルシウム:92mg / 参考値:調理直後に分別した値(めん・かやく:206kcal)(スープ:36kcal)

一方、同時発売品「蕃茄トマトらぁめん」も負けていません。こちらも同じく調理後は麺が見えないほどの具材が入っていて、多めのトマトキューブもさることながら、巨大な青梗菜の軸にビックリ。ちなみにトマトキューブは混ぜると溶けてしまったので、ほとんどスープの一部なのですが、これだけ入っていれば気休めには終わらないでしょう。

なお、購入価格は北近畿のローカルスーパーで税込116円、その後に立ち寄ったドンキホーテでは98円+税(税込105円)での販売も確認しているので、おそらく全国的にも平均売価は税込130円以内。というわけでテーマの “素材感” とコストパフォーマンスの高さにも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

6.0

同じ麺だけど相性は「生姜醤油」に軍配

「生姜醤油らぁめん」の麺は、丸刃で切り出された細めの縮れ麺で、油揚げ麺のようなコクは得られないものの、とうぜん油揚げ麺臭のような雑味もなく、コンセプトはヘルシーでも低糖質麺のような食物繊維推しのノンフライ麺ではありません。麺の量は47gと少ないのですが、もちもちとした弾力が楽しめる加水率の高い多加水麺に仕上がっているため、細さと量のわりに食べ応えがあります。

5.0

「蕃茄トマトらぁめん」の麺も丸刃で切り出された細めの縮れ麺で、歯切れの良さよりも粘り気の強さを重点的に意識しているような多加水麺タイプから、やはり麺は共通のノンフライ麺と見て間違いありません。ヌードルよりもラーメンという響きが適切で、なんだったら「中華三昧(ちゅうかざんまい)」のカップ麺に使用されていてもおかしくないクオリティの高さ。

もとより「生姜醤油らぁめん」のスープは生姜を効かせた和風のラーメン系統、対する「蕃茄トマトらぁめん」のスープは洋風路線の創作系だったので、同じ麺でも大丈夫だろうか——と、蕃茄トマトを食べる前に思ったのですが、なんのこれしき。どちらもカップ麺らしさを備えつつ、スナック感は強すぎなかったので、まったく違和感なかったです(ただし相性は「生姜醤油らぁめん」がリード)。

スープ

6.0

女性ウケするのは「蕃茄トマト」かも

「生姜醤油らぁめん」のスープは、明星食品のニュースリリースに “鶏ガラの旨みをベースに” と明記されていたにもかかわらず、実際は “たん白加水分解物”(おそらく鶏肉の加工で余った部分からアミノ酸を抽出したもの)が軸になっていて、チキンエキスや鶏がらエキス、鶏肉エキスなど、純粋な鶏由来の原材料は使用されていません。

しかし、液体スープの中に含まれていた多めの豚脂で動物系のコクは強く、加えて粉末しょうゆでは出せない液体しょうゆ特有のフレッシュな風味もあり、香味野菜の旨味やローストオニオン粉末の隠し味(明星食品の十八番)など、ネガティブではないどころか素朴で奥深く好印象。具材の生姜とも相性良好で、雰囲気「セブンプレミアム スープが決め手 中華そば」に通じるところがありました。

5.0

「蕃茄トマトらぁめん」のスープには、ちゃんと畜肉系の原料(鶏・豚エキス)が使われていて、最初から容器の中に入っているトマト粉末は某チリトマトヌードルよろしくスナック的なのですが、液体スープの中に入っていた蕃茄ペーストと具材のトマトキューブでフレッシュ感アップ。ややトマトケチャプ感が無きにしも非ずではあるものの、イメージはヌードルよりも「らぁめん」です。

香味野菜の旨味に「生姜醤油らぁめん」ほど強い主張は見られず、香辛料のアクセントも穏やかだったので、もうちょっとホワイトペッパーのメリハリとオレガノ・パジル・パセリあたりのハーブが入っていたらなぁ‥‥とも思ったのですが、このままでも充分に本格的。ましてや税込120円以下でも手に入るケースを考慮すると、値段以上の味でした。

具材

6.0

どっちも具沢山

「生姜醤油らぁめん」の具材は、針生姜っぽい千切り生姜の量が思いのほか多く、麺を食べている合間にもスープを飲んでいる合間にも常に生姜が飛び込んでくるほど。メンマは2個と少なかったものの、ネギは斜め切りの自然な歯触りで、膨張したキャベツは食べ応えがあり、生姜のシャキシャキとした歯触りと鋭い香味は想像以上の存在感とインパクトを放っていました。

5.5

対する「蕃茄トマトらぁめん」に針生姜のような香味の強い具材は入っていませんが、トマトキューブの量が多く、こちらもなかなかの存在感。加えて驚くほど軸の太い青梗菜が入っていたので、ある意味これについては針生姜と同等のインパクトを感じました。錦糸卵みたいな具材も新鮮味があり、食感も風味も錦糸卵っぽかったので、今後これを軸にした面白い変わり種が出るかもしれません。

総評

生姜:★★★★★★☆☆☆☆(★6)
蕃茄:★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

「生姜醤油らぁめん」と「蕃茄トマトらぁめん」を実際に食べてみた結果、ノンフライ麺・スープ・素材それぞれの相性を含め、ひとつのカップラーメンとして総合力が高いのは “生姜醤油” と判断したのですが、しょうゆラーメンよりもトマトラーメンが好き!! であれば、もちろん試してみてください。今回の新ブランド「素材のおかげ」は、コストパフォーマンスにも優れている、素晴らしい商品だと感じました。

今回は「Smart on/off」の “Smart on” でしたが、およそ1ヶ月後の2020年3月23日に “Smart off” からの新商品「明星 野菜の旨みをつめこんだおいしさマルっと とまとラーメン / たまねぎラーメン」が発売されます。今度は低糖質麺「はじめ屋」に続く “糖質30%OFF” の糖質制限カップラーメン(どんぶり型)となっているので、引き続き期待できそうですよ。

タイトルとURLをコピーしました