どうも、taka :aです。
本日の一杯は、明星食品とラーメン千里眼のコラボカップ麺、「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」のアレンジ実食レビューです。
もし、千里眼のカップ麺を二郎インスパイア風にアレンジしたら‥
実際に調理して食べてみた感想と調理方法を紹介します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
千里眼 辛辛辛辛辛 二郎風アレンジ
「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛(カラカラカラカラカラ)にんにく豚骨醤油ラーメン」は、明星食品と千里眼のタイアップ商品第3弾として開発され、新商品のリリースが少なかった2018年12月第3週の中では、ひときわ目立つ話題性の高い注目の的でした。
たっぷりのキャベツに大量の激辛揚玉(揚玉に数種の唐辛子をまぶした千里眼の名物トッピング「辛揚げ」をイメージした具材にハバネロを加えたもの)、そしてクオリティの高い麺を合わせた中毒性のある仕上がりで、なおかつ味のバランスも良好。カップ麺としての総合力は優れていたので、当ブログでは高評価を叩き出しています。
やはり具材のボリュームには限界がありますし、お店の味を知っている方や辛辛辛辛辛というネーミングから真の激辛に期待していると賛否両論あるかもしれませんが(明星食品曰く「超激辛」を謳っていたけど実際に食べてみたら超激辛ではなかった)、デフォルトの状態でキャベツが盛れるほど入っていたり、満足度の高いカップ麺でした。
しかし、お店の特徴とされる「辛揚げ」を模したトッピングは意識されていたものの、「もやし」や「豚(ぶた)」「ニンニク(刻みニンニク)」などは入っていません。二郎インスパイア系とも言われている実物レベルの山盛り具材をカップ麺に期待してはいけませんがw もやしなら安いし、にんにくもチューブなら手軽だし、問題は背脂とブタか‥などと考えながらスーパーを物色。
「二郎インスパイア」とは、東京・三田に本店を構える「ラーメン二郎」で修行を積んだ、もしくはラーメン二郎に影響されて作られているジャンクなラーメンの総称で、千里眼については “二郎系の最高峰! ” という絶賛の嵐から “二郎インスパイアではない!” という声まであるのですが、ジロリアン(ラーメン二郎のファン)の方も、そうでない一般の方も、この記事ではシンプルに「カップ麺をアレンジして楽しく食べよう」のスタンスでご覧いただけると幸いです。
で、けっこう探したけど片田舎に豚の塊や背脂はなかったw というわけで、脂身の多い豚バラ肉257g(100g当たり213円)をチョイス(※この選択が後に功を奏します)。にんにくはチューブの生おろし&刻みにんにくで、もやしは1袋200gで税込28円の安いやつ2袋。ブタと背脂に関しては物足りないラインナップかもしれませんが、これなら誰でも簡単に一般のスーパーマーケットで入手できる材料だと思いますし、調理手順も難しくありません。
アレンジに必要な具材の下準備
「辛揚げ」は最初から明星食品が別添してくれていますし、「にんにく」についてはチューブタイプだから刻んである・おろしてある、というわけで「もやし」を茹でます。ヤサイマシは基本的に茹でもやしですし、シャキッとした食感を失わない程度に鍋でサッと茹でましょう。これ一般的な家庭用の片手鍋なんですけど、もやし200g×2袋ぶっこんだら下準備の段階でインパクトありました。
豚バラ肉薄切り(スライス)は油を敷くと豚の脂がイッキに抜き出されてしまうので、食用油などは敷かずに適度な大きさに切ってから熱したフライパンに投入。軽く火が通ったら生おろしニンニクを多めに入れて(※これ重要!)、全体に火が通ってから最後に軽く塩胡椒で味を整えます。
最初に塩胡椒を加えると浸透圧で肉の水分が出てくるため、ほぼ肉の加熱が終わってから仕上げに加えたほうがいいでしょう。おろしニンニクは焦げやすい上に思いのほか飛び跳ねてくるので、にんにくを加熱する場合は生おろし系統ではなくガーリックチップのほうが安全かもしれません。
豚ばらスライス257g+もやし400gに加えて散乱しそうな激辛揚玉、さらにカップの大きさ考慮すると具材すべて表盛りは厳しそうだったのと、いい感じに旨味が滲み出そうだったので、炒めた豚肉は事前に⅓くらい麺の上に敷き詰めておきました。カップ麺の盛り付けにかかる時間と麺までの到達時間を考慮して、熱湯5分のところ3分40秒ほどで開封し、スープ類を馴染ませています。
ちなみに土台の「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」は、コンビニやスーパー、ドラッグストアなどでも購入できますけど、ファミリーマートとセブンイレブンには売ってないので、行きつけのコンビニがファミリーマートもしくはセブンイレブンの方は注意してください。
製品情報・購入価格
製品名:明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン 販売者:明星食品 製造所:埼玉工場(製造所固有記号「R」) 内容量:122g(めん90g) 発売日:2018年12月17日(月) JANコード:4902881413251 希望小売価格:230円(税抜) 発売地域:全国(ファミリーマート・セブンイレブンを除く) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:480ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:3袋(かやく入り粉末スープ・液体スープ・あとのせかやく) |
カップ麺の原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス)、スープ(豚・鶏エキス、豚脂、食塩、香辛料、しょうゆ、糖類、たん白加水分解物、香味油、酵母エキス、植物油脂、かつおぶしエキス、香味調味料、発酵調味料、醸造酢)、かやく(キャベツ、オニオン入り揚げ玉、香辛料、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、乳化剤、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、酸味料、炭酸マグネシウム、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン(※コンタミネーション:そば・かに) |
実食開始
さて、盛りに盛ってカスタマイズ完成! の図なんですけど、なかなかカップ麺にしては雰囲気あるんじゃないでしょうか。もやしタワーに捩じ込んだ豚肉、トッピングの辛揚げや刻みニンニクなど、背脂こそないものの攻撃的なビジュアルです。のるかな? 大丈夫かな‥? と不安に思っていましたが、豚ばらスライス+もやし(計657g)無事にトッピングできました。(※漠然としたイメージで盛り付けております)
上から見たら、こんな感じ。意外と収まるもんですね(笑)おろし生にんにくは豚肉を炒める時に使用し、刻みニンニクはトッピング用にと使い分けているのですが、フルで刻みニンニクでも問題ないと思います。豚ばら肉は少し高価なトッピングになりますが、もやしならスーパーマーケットで安く手に入る庶民の味方なので、この具材マシについてはコスパけっこう高いですよ。
ちょっと写真では伝わりにくいかもしれませんが、手に入らなかった背脂の代打として豚肉を炒めた時に出た脂をもやしの上からかけました。豚肉も脂も加熱した直後にトッピングすると高温になった油分でカップが変質する恐れがあるので、軽く粗熱が取れてから盛り付けましょう。各具材の下準備を済ませてから別皿に移しておき、それからカップ麺に熱湯を注げばタイミングよく粗熱が取れますよ。それでは、実際に食べてみましょう。なんかドキドキしてきたw
1食(122g)当たり
カロリー:507kcal |
参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:507kcal(めん・かやく:430kcal)(スープ:77kcal) ※それぞれカップ麺のみ単体での数値です |
めん
なんとか天地返し(麺と具材をひっくり返す行為)を試みる筆者‥全力で阻んでくる豚もやし‥我先に容器の外へとあふれる激辛揚玉‥さらに容赦無く中から湧き出る豚肉‥目の前には愛機のノートパソコン‥‥いやぁああーーー!! ぶっちゃけ麺は伸びます諦めてください(言い切ったw)。だけど、思っていたより印象は悪くありません。
大量の具材によって確実に食べるペースは通常調理と比較して遅くなりますが、この麺けっこう持久力があって、どんなにゆっくり食べても弾力が残るんです。私は麺の弾力を諦めて撮影に感けていたので、およそ一般的に食べ始めるよりも遅かったのですが、それでも小麦の粘りが残っていました。それに‥
豚肉・もやしと一緒に食べたら麺なんて野菜や肉では摂取できない炭水化物を補給する要員に過ぎませんw もやしがシャッキシャキなので、だらだら伸びた麺だけ食べなければいけないわけではありませんし、加水率の高い太麺ということで前述したように意外と弾力は残るため、指定の時間よりも少し早めにフタを開けたらカバーできると思います。大量にカスタマイズしたアレンジ具材に加えて汁ありカップ麺としては大盛り仕様の麺90gなので、けっこう食べ応えありますよ。
スープ
もやしと豚肉が入るので、どうしても唐辛子の刺激は弱くなってしまうのですが、豚肉の旨味が滲み出たスープは強烈に美味ですよ‥‥しかもジャンクな辛旨スープが具材の相性は絶妙! もともと仕込まれていた醸造酢のアクセントや豚骨の骨っぽさはボヤけてしまうのですが、カップ麺だけでは出せない旨味成分がブーストします。
ベースのスープに仕込まれていたニンニクはガーリックパウダーが主体となっていたのですが、刻みニンニクを多めに加えることで攻撃性が飛躍的に高まり、そのアグレッシブなニンニクのパンチは豚肉の旨味が溶け込んでいるジャンクな辛口スープと強烈なマッチング‥これ、そうとうヤバい。
あらかじめ生おろしニンニクと塩胡椒で下味を施した豚バラ肉を間に仕込んでいたので、食べ進めるうちに豚の旨味がスープに滲み出ていたのも大きなポイントになるのですが、そこまでするのメンドクサイ!という方は、せめてチューブのやつでいいから刻みニンニクをトッピングしてみてください。びっくりするほど相性がいいですし、異様なほど中毒性がアップします。もうノーマルに戻れなくなる可能性大ですが‥
かやく
一見すると超不健康そうに見えるでしょ? でも、ちょっと視点を変えてみてください。豚肉には脂肪の燃焼を助けるL-カルニチンという成分が鶏肉の7倍、さらにアラキドン酸という幸せホルモン(不飽和脂肪酸のひとつで以前はビタミンFと呼ばれていた)も含まれています。「豚バラ肉って脂いっぱいやん‥」でも憎き糖質量は100gあたりたったの0.1gなんだぞ!(※最も太りやすい要因として注意したいのはカロリーや脂質ではなく「糖質」です)
もやしはビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウム、食物繊維などの健康に役立つ様々な栄養素を含んでいるのに100gあたり14kcalという低カロリー(大豆もやしはカロリーちょっと高いけどカロリーは真の敵じゃない)。もちろん規格外にマシマシする必要はありませんし、だいぶ強引にフォローしてますけどw おろし生にんにくと塩胡椒で炒めた豚ばら肉スライス+茹でもやしトッピングの中毒性は冗談抜きで尋常じゃありません。
もやしは味付けなしの茹でただけですが、ジャンクな豚肉と激辛揚玉、刻みニンニクをあわせて食べたらそれだけで「一品」になりますし、豚肉がスープに及ぼす好影響も見逃せません。さらに豚肉・もやしともにデフォルトの辛いスープと申し分のない相性だったので、かなりオススメ。スープの味が馴染みやすい、またスープに旨味が滲み出やすい豚ばらスライスを使い、にんにくで下味を付けておくのがポイントです。
まとめ
非常識にウマいww
これまで様々なアレンジをブログで紹介してきましたが、これヤバい、本気でヤバい。カップ麺だけの食事と比較して圧倒的に食べ応えも増しますし、もやし・ブタ・ニンニクのトッピングが今回のスープとここまで合うとは思いませんでした。どうしても辛さが弱くなってしまうので、一味唐辛子(本気で激辛にしたいならジョロキア推奨)や豆板醤・コチュジャンを少しトッピングして調整すると、さらに満足度がアップしそうですね。
欠点その1「カップ麺で自宅だと天地返しができない(それなりの勇気とテクニックが必要)」、欠点その2「麺が伸びる(でも意外と美味しいw)」、欠点その3「おいしすぎて戻れなくなる可能性がある」などのデメリット(?)もありますが、食べにくさに関しては具材の量で軽減できますし、後ろでお待ちのお客様や独自ルールを気にする必要もありません。何と言っても、またアレンジしたくなる強烈な中毒性(メリット)が勝るでしょう。
今回はちょっと手の込んだアレンジの紹介になりましたが、本気でオススメです。でも、そこまでするのはめんどくさいw という方は、カップ麺に「温泉たまご」と「刻みニンニク」を(なんだったら刻みニンニクだけでも)ちょい足しでトッピングしてみてください。簡単だけど、激ウマです(笑)