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セブンイレブンの「牛カレーうどん」が完全に専門店レベル!!コンビニの常識を超える旨さ

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セブンイレブン

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年10月22日(月)新発売のコンビニうどん、セブンイレブン「牛カレーうどん」の実食レビューです。

コスパ最強!? 電子レンジで温めるセブンイレブンの「カレーうどん」が本気でヤバかった件‥‥!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ入りチルド麺(レンジ麺)としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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セブンイレブン 牛カレーうどん

レンジ麺とは、各コンビニで販売されている電子レンジ専用のカップ入りチルド麺を指す名称で、その中でもセブンイレブンの「カレーうどん」はリニューアルを繰り返し、定期的に販売されている人気商品です。以前から新作が出るたびに実店舗のカレーうどんに匹敵すると話題になっていたのですが、このブログで取り上げるのは今回が初めて。

Curry Udon with Beef&Spring Onions
(牛肉とネギ入りのカレーうどん)

いつからセブンイレブンのカレーうどんが販売されているのか気になったので、とにかく手当たり次第に検索してみたところ、想像していた以上に関連商品が出るわ出るわ‥‥おそらくネット上に残っているセブンイレブン最古のカレーうどんは、2005年7月ごろに販売されていた「ミニカレーうどん」(当時300円)で、たしか2005年といえばコンビニのミニサイズ弁当が流行っていた頃。



レギュラーサイズのカレーうどんでヒットした最古の記録は、2009年10月16日(金)発売の地域限定商品「古河の七福カレーめん(うどん)」で、カレーのまち・茨城県古河市のご当地グルメを再現したもの。古河商工会議所とセブンイレブンの共同開発商品として発足し、茨城県古河市内のセブンイレブン限定で販売されていたことが分かりました。

2009年11月及び2010年10月には「桐生麺類商組合監修 桐生名物 カレーうどん」というレンジ麺が販売されていたようですが、桐生麺類商組合監修のカレーうどんは群馬県内のセブンイレブンでしか買えない地域限定商品として展開。その後、ちょいちょいネット上に感想がアップされるようになったのは、2012年1月発売の「レンジでOK! 和風だし香るカレーうどん」以降——

2013年~2014年1月21日発売品までは同じ商品名のカレーうどんが何度かリリースされていたようで、同年1月28日に「レンジでOK! スパイス香るコク旨カレーうどん」を特定の地域限定商品として発売。まとめてみると地域限定商品が多く、2014年から2015年の間は大きく分けて「和風だし」「スパイス」「うま辛」「コク旨」など、比較的にオーソドックスな商品を出していたようです。

そして2016年に入り、具材特化型の「お肉たっぷり! 和風カレーうどん(関東・静岡)」などが発売され、夏には「ピリッと旨い! 冷しカレーうどん(関東・山口除く中国・中京)」や「和風だし仕立て! 冷しカレーうどん(近畿)」といった冷やしカレーを展開。2017年には「チーズとろける! カレーうどん(四国)」や「チーズカレーうどん(山口・九州)」など、だんだんアレンジ系の変わり種も目立ち始めました。



そして2018年6月20日に発売された、セブンイレブンのレンジめん初となる黒いカレーうどん「コク旨仕立て! 黒カレーうどん(東北・山口除く中国・甲信越、北陸・関東)」や同年10月16日発売「スパイス香る! 辛口カレー焼うどん(東北・関東)」は話題性が高かったようで、そこそこ感想が残っていたのですが、いずれもセブンイレブンらしく地域に根差した商品ばかり。

京都府某所のセブン-イレブン店内

2019年の「カレーうどん」は今回で3度目になるようで、2月5日に「ツルッともっちり! 濃厚牛カレーうどん」を東北・九州・中国、四国・関東・甲信越・北陸・東海で発売。続いて8月1日に「ツルッともっちり! カレーうどん」を宮城・福島・山形・静岡・関東で発売しており、急に簡素なタイトルになった「牛カレーうどん」は近畿・九州・山口のセブンイレブン限定商品として発売されました(※ただし例外あり)。

開封(ほんとはダメ)

帯状のフィルムに “Beef&Spring Onions” と書いてあったように、具材には牛肉と斜め切りのネギ(青葱)が入っていて、一味唐辛子などの小袋は別添されていません。なお、今回は特別に調理前の状態を撮影していますが、コンビニのレンジ麺は帯状のフィルムが空気孔を塞ぐ構造になっているので、加熱前に開封しないでください(※うっかり破いてしまったらセロハンテープなどで巻き戻しましょう)。

ちなみに2019年12月19日現在発売中の「牛肉うどん」や「肉大盛! 豚肉うどん」他、リニューアル後の「すみれ監修 札幌濃厚味噌ラーメン」(詳細は上記参照)など、一部を除く商品には中蓋付きの新容器が採用され、順次液体つゆ(スープ)に変更されているのですが、今回の「牛カレーうどん」調理前のカレーつゆはボテッとゼラチンで固められている状態です。



新容器はレンジアップ中、麺を蒸すような構造になっているので、同じ麺でも従来の容器より明らかにコシが強く仕上がるのですが、まだ「カレー」や「あんかけ」タイプの商品に実装するのは難しいようですね。ちなみにセブンイレブンの発表している販売地域は、どうも曖昧なことが多いので、もしかすると近畿・九州・山口以外でも販売されているかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:牛カレーうどん
製造者:(株)武蔵野 京都工場
製造所:京都府八幡市戸津55
内容量:533g(めん180g)
商品コード:2090040200513

発売日:2019年10月22日(月)
実食日:2019年12月19日(木)
発売地域:近畿・九州・山口
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:453円(税込)
希望小売価格:420円(税別)

麺の種類:ゆでうどん
保存方法:10℃以下
消費期限:入荷から2日前後
スタイル:カップ入りレンジ麺
容器材質:プラ(PS)
調理時間:電子レンジ加熱5分30秒(500W)
小袋構成:-(別添なし)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】カレーソース(ソテーオニオン、醤油加工品、カレールウ、小麦粉、その他)、ゆでうどん(だし、小麦たん白、食塩、小麦全粒粉)、つゆゼラチン(だし、醤油、ゼラチン、砂糖、食塩、みりん)、牛肉煮、ねぎ / 加工澱粉、糊料(加工澱粉)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、(一部に乳成分・小麦・牛肉・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

カロリーは541kcalと比較的に高い数値ではなく、加熱時間の目安はセブンイレブンの電子レンジ(1500W)で1分30秒、家庭用の電子レンジ(500W)で5分30秒となっています。もし電子レンジのワット数が500W以上の場合、600W=4分35秒、700W=3分55秒、800W=3分25秒、900W=3分00秒、1000W=2分45秒を目安に加熱してください。



ちなみにコンビニのチルド麺は日配(ニッパイ)と呼ばれる消費期限の短いデイリー食品なので、地域ごとに製造工場が違います。いま手元にある「牛カレーうどん」を製造しているのは、北近畿のセブンイレブンを担当している「株式会社武蔵野(むさしの)」の京都工場で、いつまで販売されているのか取材してみたところ、現時点まだ販売期間は定まっていないとの回答でした。

つまり販売期間は売れ行き次第で変動するのですが、通常1〜2ヶ月で製造終了となるので、やや今回は異例の長さかもしれません。などと考えている間にも漂ってくるカレーのスパイシーな香りも然る事乍ら、フタを開けた直後に抜ける青ネギのフレッシュな清涼感にハッとさせられる、ちょっと想像以上にハイレベルな展開。引き続きカレーの辛さレベルにも注目しつつ、「めん」「つゆ」「具材」の特徴を解説し、総合力を判定します。

栄養成分表示:1包装当り(推定値)

カロリー:541kcal
たん白質:20.8g
脂  質:15.5g
炭水化物:83.1g
  (糖質:76.2g)
(食物繊維:6.9g)
食塩相当量:6.8g

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

柔らかめでも問題なし
6.5

さすがに打ち立て・切り立て・茹で立ての本格うどんには及ばず、コシの強さも冷凍うどんに太刀打ちできませんが、比較的に柔らかめではあるものの、ちゃんと一定のコシを兼ね備えています。それに、「京うどん」や「大阪のおうどん」など、近畿地方には比較的に “やわらかいうどん” が根付いており(※昔ながらの店うどんは基本やわらかいので)、その観点から見ると実にリアルな茹で加減。

特に京うどんを代表する京都の “たぬき”(刻み揚げ入りの餡掛けうどん)や今回のような高粘度のカレーうどんに合わせる場合、一体感を重視した柔らかい麺が好まれるため、きもち柔らかいの弾力が正解。とはいえ今回は柔らかいといっても業務スーパーの茹で置き格安うどんのようにブチブチ切れることはなく、箸で持ち上げると重量感があってサイズも太め。



ちなみにカレーの色が強くて見た目には分からないですし、言われて意識しても分からないくらい目立っていなかったのですが、実は流行りの “小麦全粒粉” が練り込まれています。ほんと言われても分かりませんけどw さらに麺には出汁(だし)を練り込んでいるため、すこぶるカレーつゆとの一体感が高く、麺量も調理前180gで食べ応えがありました。

つゆ

専門店も裸足で逃げるレベル
9.0

過去に発売されていた黒いカレーやチーズカレー、はたまた流行りのスパイスカレーやエスニックカレーなど、加熱調理後もボテッとしていたカレーソースに奇を衒った要素や創作感は一切なく、これぞ “ザ・ニッポンのカレー” を地で行くようなカレー味。辛さレベルはピリッと中辛で、つゆが熱いうちはスパイシーですが、市販のカレーで中辛がヘーキなら大丈夫。

スパイスから作る本格カレーやカレー粉メインの味ではなく、カドの取れた「ルウ」特有のマイルドなカレー味で、じっくりと甘みを引き出したようなオニオンソテーのコクとウスターソースっぽいアクセントも印象的。問答無用の高粘度スープですが、カレーソースそのものが重心の低いタイプなので、まったく粘度の高さも不自然ではありません。

さらに具材の牛肉から滲み出る芳醇な動物系のコクも然る事乍ら、実は今回のカレーつゆは「上層」と「下層」に分かれていて、先ほどのカレーソースを上層とし、その下に熟成した「かえし」が仕込んである二重構造となっています。しかし、いわゆる出汁で伸ばしたカレーではなく、ど濃厚なカレールウにカエシをガツンと合わせた重ね味。

体感的に魚介は鰹と鯖を中心とした節系で、それも凝縮されたもの。上層にあるオーソドックスなカレー味だけでも文句なしの美味しさなのに、下層から上がってくる濃口醤油のコクと砂糖の甘味、さらに味醂(みりん)のコクが相俟って、カレー過ぎず和風過ぎずの絶妙なバランスは専門店のカレーうどんに匹敵する完成度の高さです。

具材

牛肉・葱どっちも主役
6.5

牛肉の部位は脂ノリノリのカルビ(ばら肉)が使用されていて、じっくりと甘辛く煮込まれたもの。しかしながら体感的に砂糖の甘味よりも牛脂の甘味を強く感じるほどジューシーで、歯触りにストレスはなく、それでいて赤身の繊維質や脂身の絶妙な弾力が分からなくなるほど煮込まれていないのも絶妙な加減。けっこうサイズも大振りで、頬張ると幸せな気持ちになれますw

一方、青葱は京都の工場で製造しているので九条葱を使用! などという地産地消のアピールはないのですが、レンジアップ後も青々とした見た目が物語っているように、けっこうキレのある風味がシャープに通る、かなり存在感の強い具材。食感もシャキッとした歯触りで、意外なほど生の葱に近い食感と風味が楽しめたことに驚きました。

こってりジューシーな牛カルビはカレーのコクを深める効果があり、さっぱりシャープな青葱は特有の清涼感が濃厚な高粘度カレーつゆに映え、その対比を描くような組み合わせは実に無駄なく効果的。さらにスープには “大量の刻み玉葱” が入っていて、絶妙な加熱具合から常にシャリッとした歯触りが楽しめるバイプレイヤーでした。マストアイテムですよね、濃厚なカレーに刻み玉葱。

総評

★★★★★★★★☆☆(★8)

重心の低いルウに絶妙なカエシの効かせ方、そこに重なる牛のコクにシャープな青葱とフレッシュな刻み玉葱のアクセントなど、中でもカレーつゆの完成度は凄まじく、牛だし系の和風カレーつゆとして完璧なほどの出来栄えでした。しかも「牛カレーうどん」の値段は420円(税込453円)なので、セブンイレブンで販売されているレンジそば・うどん・中華麺の中でも安い価格帯。

セブンのカレーは “2度おいしい”

で、絶対にやってほしいのが追い飯ミニカレーライス。ええ、残ったカレーつゆを活用して白ご飯を入れるだけなんですけど、このカレーは白ご飯との相性も抜群。他にも一味唐辛子や定番の福神漬け、とけるチーズ、温泉卵・茹で卵・生卵ちょい足しアレンジしても美味しそうですし、ことカレーつゆは専門店も顔負けのクオリティだったので、一般ユーザーの方はもちろん同業者の方にも食べていただきたい逸品です。

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