どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月10日(月)新発売のカップ麺、エースコック「全国ラーメン店マップ 京都編 あいつのラーメンかたぐるま こくとん塩ラーメン」の実食レビューです。
たぶんシリーズ第9弾!
「全国ラーメン店マップ」は、 “全国にある人気ラーメン店の味わいを手軽に味わえる” をコンセプトに掲げているシリーズで、今回は初の「京都編」になるのですが、だいぶ地域が偏っているんです。シリーズの歴史を振り返ってみると分かるのですが‥
発売日:2014年12月22日(なにわ編 – 大阪)
・第2弾「らーめん空監修 コク味噌ラーメン」
発売日:2015年3月9日(すすきの編 – 北海道)
・第3弾「らーめん空監修 コク味噌ラーメン」※2回目
発売日:2016年3月14日(すすきの編 – 北海道)
・第4弾「らーめん空監修 辛味噌ラーメン」※「空」3連チャン
発売日:2017年1月9日(すすきの編 – 北海道)
・第5弾「函館麺や一文字 コク塩らーめん」
発売日:2017年5月15日(函館編 – 北海道)
・第6弾「味の大王 元祖カレーラーメン」
発売日:2017年8月14日(苫小牧編 – 北海道)
・第7弾「ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン」
発売日:2017年10月30日(福岡編 – 福岡)
・第8弾「蜂屋 特製焦がし醤油ラーメン」
発売日:2018年4月9日(旭川編 – 北海道)
スタッフの北海道滞在率w
同社の「一度は食べたい名店の味」シリーズは定期的に新商品が開発・販売されており、そのバリエーションも様々なのですが、「全国ラーメン店マップ」は新作発売までのスパンが長く、まだ今年に入ってから2回目です。
シリーズ第1弾は大阪、前々回は急に福岡まで飛び立ったと思ったら再び北海道に戻り、今回は初の「京都編」になるわけなんですけれども、ざっくり分けたら “九州1(福岡)” “近畿2(大阪・京都)” “北海道6(その内「空」3回)” なんですよね。
「あいつのラーメン かたぐるま」は、京都府城陽市にある「俺のラーメン あっぱれ屋」出身の店主・上嶋泰範が独立して開業したラーメン店で、丹波口(京都府京都市下京区西七条西八反田町)にて2014年5月24日にオープン。屋号の由来は、「子どもたちが大きくなるまで肩車をして育てたい」という店主の想いが込められているそうです。
とんこつ魚介ラーメン専門店だそうで、昼は「塩」、夜は「しょうゆ」とメニューが分けられているのだとか。「こくとん塩ラーメン」は実際にある看板メニューで、それをカップラーメンで再現したのが今回の新商品。
豚骨をベースに鰹や煮干の旨みを効かせた濃厚豚骨魚介スープ、そして焙煎した黒胡椒のアクセントもPDFおよびパッケージにてアピールされているので、スープの濃厚さと焙煎黒胡椒に注目しながら食べてみます。
開封
別添の小袋は「液体スープ」1袋で、例によって例のごとく容器の中で粉末スープまみれです。フタの上に貼り付ける技術は持っているのですが、なぜか頑なに容器の中なんですよね。
しかし、それが功を奏してタテ型でも小袋を2つ別添する(容器の中とフタの上)、というワイルドな荒業を見せてくれることもあります。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、砂糖)、スープ(ポークエキス、動物油脂、食塩、魚介パウダー、植物油脂、糖類、ポーク調味料、おからパウダー、ポークコラーゲン、しょうゆ、発酵調味料、香辛料、乳化油脂、カツオエキス、酵母エキス、オニオンパウダー、全卵粉)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、重曹、香料、増粘多糖類、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ゼラチン・ごま |
実食開始
1食(94g)当たり
カロリー:407kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) エネルギー:407kcal(めん・かやく:318kcal)(スープ:89kcal) |
人気店の味を手軽に味わえる「全国ラーメン店マップ」シリーズに京都編が初登場! 鰹や煮干しの旨みに焙煎した黒胡椒でアクセントを付けた、濃厚でクセになる一杯。
(エースコック「商品情報」より引用)
めん
適度な弾力と滑らかさを併せ持った角刃の太めんです。適度な味付けを施し、食べごたえのあるめんに仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
エースコックの太麺なので、粘り気のある多加水麺を想像していたのですが、適度な弾力を感じさせながらもスパッと嚙み切れる歯切れの意外性に驚きました。やや油揚げ麺特有のニオイが気になるものの、スープとバッティングするほど不躾な主張ではありません。
表面は滑らかな口当たりですが、角刃でカットされていることから適度に輪郭があります。形状は軽く縮れた平打ち麺でしたが、ややスープの掴みが悪いですね。バランスがチグハグになるほど浮いているわけではなかったのですが、麺を食べている時には自己主張を強めに感じました。
麺量70gの太麺ですが、タテ型ビッグの平均的な食べ応えと比較して多いわけでも少ないわけでもなく、むしろ歯切れのよさから食べやすかったです。
スープ
ポークをベースに鰹や煮干しの旨みをしっかりと利かせ、焙煎した黒胡椒をアクセントで加えたコラーゲンリッチな塩豚骨スープです。別添の液体スープを加えることで、ポークの厚みや醤油のコクを感じる一杯に仕上げています。
(エースコック「商品情報」より引用)
製品説明の “コラーゲンリッチな” という表現からエースコック特有のギミック感が漂っているのですが、体感的にも豚 “骨” というよりポーク “エキス” やポーク “コラーゲン” のニュアンスです。 “乳化油脂” も使用されていますが、それに関しては鼻に付くような効かせ方ではありませんでした。
なので、豚骨を炊き出したような骨っぽさは得られませんが、液体スープは動物油脂の含有量が多く、明白な厚みを感じます。それと注目したいのは魚介感で、魚粉の比率は鰹よりも煮干が多く‥
液体スープを入れる前のスープから、けっこうニボい色をしていたんですよね。「すごい煮干ラーメン凪」ほど強くありませんが、前回の記事でレビューした「マゼニボジャンキー」よりも体感的な煮干は上でした。
今回は太い油揚げ麺との相性的に多少とろみを付けたほうがいいような気もしたのですが、比較的さらさらとしたスープで、おからパウダーによるザラついた舌触りで濃度を調節する手法を取ったようです。もし人工的な粘性を持たせていたらギミック感が増していたかもしれないので、正解だったかもしれません。
鋭利に舌を突き刺してくるほどカドの強い塩気ではありませんでしたが、 “塩” 豚骨とあるように後味はキレのあるスープです。ただ、黒胡椒は粗挽きではなく魚粉と同じくらい細かなパウダー状だったので、そこまで鮮烈な主張ではありませんでした。
“焙煎” というワードに結び付きそうな芳ばしさや個性も得られなかったので、あまり黒胡椒には期待しないほうが賢明かもしれません。けっして存在感が皆無というわけでなかったんですけど、容器の底に溜まりがちだったので、定期的に混ぜながら食べることをオススメします。
かやく
程良く味付けした焼豚、メンマ、色調の良いねぎを加えて仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
メンマはサイズが小さく厚みも疎らで、小さくても分厚い個体はコリコリとした歯応えによって存在感があったんですけど、薄っぺらい個体は頼りなく、しっかり混ぜた後はオマケです。
あいかわらずネギは主張が強めで、シャキシャキとした歯触りで自己アピール。これが強すぎると蛇足的なのですが、今回は適切な主張で程よいアクセントでした。
丸い焼豚はエースコックのタテ型で頻繁に見かける肉具材ですが、値段相応それなりのクオリティ。ただ、味気ないスポンジ食感の肉そぼろに比べたら月とスッポンで好印象ですね。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
お店の口コミなんかを見ると、つけ麺仕様の太麺と書かれた感想が多かったので、そのわりに思っていたよりも麺が軽かったなぁ‥という印象を受けたのですが、スープは見た目ほど濃厚ではなく後味すっきり系らしいので、そこが再現性を意識したポイントと言えるのかもしれません。
私は本物の「こくとん塩ラーメン」を経験したことがないため、口コミから得た情報の憶測で断言することはできませんが、カップ麺では煮干の効いた後味すっきり系の塩とんこつラーメンした。焙煎黒胡椒の焙煎は目立っていなかったんですけど、黒胡椒のアクセントは後味のキレに対しても効果的なアクセントだったので、底に偏らないように途中で何度か混ぜながら食べることをオススメします。
個人的には動物系の主張が少し物足りなく感じたりもしたのですが、いい意味で魚介(主に煮干)のパンチは予想外でした。一方、つけ麺はクリーミーで濃厚との感想が多く、また「濁とん」という濃厚バージョンもあるそうなので、そちらの再現も検討していただきたいですし、夜メニューの「しょうゆ」も‥って、今度は「京都編」の滞在率がアップしてしまいそうですがw
ちょっと「一度は食べたい名店の味」シリーズと被っている雰囲気があるので、こちらでは地域に根ざしている、まだ全国的にはメジャーではない人気店とタイアップして、新作の活性化を図っていただきたいですね。
よくも悪くもスープの豚骨に関してはエースコックらしさが出ていましたが、煮干の効いたキレのある塩とんこつスープと黒胡椒のアクセントは印象に残りました。
製品名:全国ラーメン店マップ 京都編 あいつのラーメンかたぐるま こくとん塩ラーメン 製造者:エースコック 内容量:94g(めん70g) 発売日:2018年9月10日(月) JANコード:4901071239879 希望小売価格:205円(税抜) 発売地域:全国(スーパー / コンビニ等) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:440ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:1袋(液体スープ) |
お客様窓口:大阪 06-6338-2745 / 東京 03-3982-9518
メンマとチャーシューとネギというオーソドックスな具材が安心する〜!!
いいなぁ・・煮干し、今めっちゃ寒いから魚介の出汁であったまりたい・・って軸は豚骨だった(; ・`д・´) 「子どもたちが大きくなるまで肩車をして育てたい」すごくマッチョな店主を想像したw
覚えてるぞ、全国ラーメン店マップ。
ほんまこうやってみたら地域もバラバラ、発売間隔もバラバラなのが意図的なのか気まぐれなのか、と思ってしまう^^;
私もあの黒コショウの写真に結構期待してしまった。もっと大粒でもウェルカムだぜ~♪
食べましたが、
思ったよりも煮干し系の風味が強く、
自分は苦手な味わいのスープでした。
なんか今回はこの魚介系が殊の外気になりました、
もうこういうの大丈夫と思っていたのに意外。
麺もなんかスープとあまり合っていない感じ。
でもお店の麺もこういう太い麺なのでビミョーです。