どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年2月24日(火)新発売、ファミマルのカップ麺「来来亭 背脂こってりラーメン 葱盛り」(267円+税)の実食レビューです。
背脂こってり豚骨醤油に大量のネギ!? 店舗で人気のカスタムオーダー “ねぎ多め„ をイメージしたカップラーメン登場!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
来来亭 背脂こってり 葱盛り
来来亭(らいらいてい)とは、あっさりとした鶏ガラしょうゆ味のスープに、コクのある背脂を浮かべた “京都風醤油味” を標榜しているラーメン店で、1997年(平成9年)3月に1号店(現・野洲本店)をオープンするや否や、破竹の勢いで勢力を拡大。

麺の硬さ・醤油の濃度・背脂の量・一味唐辛子の有無・ネギの量などをカスタマイズできる顧客ファーストの注文システムと “情熱は抜けません„ の魂でファンとの絆を深め、2026年3月現在は250店舗を展開し、1店舗あたりの平均年商は1億円を突破。さらに、営業利益率が平均8.6%とされる飲食業界において、利益率25%という驚異的な収益モデルを確立するなど、ラーメンチェーンとして非の打ち所がない成功を収めました。
そんな来来亭の即席カップめんが初めて発売されたのは、2006年(平成18年)5月と現在から約20年前の話。記念すべき第1弾を飾った大判どんぶり型のカップラーメン「来来亭 特製しょうゆラーメン」は、当時のサークルK・サンクス及びユニーグループ・ホールディングス系列(アピタ・ピアゴ)専用商品として企画され、大阪府吹田市に本社を置くエースコックが製造を担当していました。
その10年後、2016年(平成28年)9月1日にファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスが経営統合を果たし、ユニー・ファミリーマートホールディングスが発足。2018年(平成30年)11月30日に国内すべてのサークルK・サンクス店舗が営業を終了しましたが、その間もエースコックと来来亭のタイアップは続き、同店監修のカップラーメンもファミリーマート専売品としてスムーズに引き継がれ、現在に至ります。

このページでレビューする「来来亭 背脂こってりラーメン葱盛り」は、ファミマルの定番「来来亭 背脂しょうゆラーメン」とは一線を画す、店舗で人気のカスタムオーダー「ねぎ多め」の味わいをイメージした一杯で、ファミリーマート曰く “ポークと醤油の旨みをベースに香味野菜の旨みを加えた豚骨醤油スープ„ が特徴とのこと。
来来亭は “あっさりとした鶏ガラしょうゆ味のスープに、コクのある背脂を浮かべた京都風醤油味を標榜している„ と前述しましたが、それは定番の「ラーメン」に該当する話。実店舗のメニューには、定番の「ラーメン」とは異なる「こってりラーメン」が存在し、後者は鶏ガラではなく豚骨をベースにしているため、それが今回のベースモデルとみて間違いありません。
来来亭の「こってりラーメン」を再現したカップ麺といえば、これまでに何度もタテロングの再現商品を発売しているため、その「葱盛り」バージョンという認識で問題なさそうな雰囲気。そのためレビューは後回しに‥‥っていうかもう今回はスルーでいいか? などと思っていたのですが、X(旧 Twitter)のフォロワーさんから「絶対に食べて!」と激推しされたので、せっかくだからちゃんとブログに残しておこうかと。

それに、このブログで「来来亭 こってりラーメン」を最後にレビューしたのは‥‥2019年‥‥? マジかよ。ちなみに当時の「来来亭 こってりラーメン」は超高評価(総評★6、スープに至っては★7)を叩き出しているため、そこからの進化はもちろん、乾燥方法の違いで大きく印象が変わるネギの存在感にも注目しながらレビューします。
開封

今回のカップ麺にはフタの上に「液体スープ」が別添されているので、給湯時の火傷リスクを下げるためにも最初に引っ剥がさないといけないのですが、製造者はエースコック。同社のタテロング製品でフタ上に小袋が貼り付けられている場合、ほぼ例外なく‥‥

——はい、このように粉末スープまみれの小袋が容器の中で待機しているため、こいつも事前に取り出します。これまでと同じパターンなら、片方は文字通り液体スープ、もう片方は液体スープという名の液体背脂が充填されているはず。エースコックは背脂を使わせたらトップクラスに強いので、今回も期待しています。
ちなみにファミリーマート通常価格は267円(税込288円)なので、定番の「来来亭 背脂しょうゆラーメン」と同じ値段。現在、エースコックのNB(ナショナルブランド)におけるタテロング製品は、希望小売価格271円(税別)を事実上の標準としているため、それよりもちょっと安いのはPB(プライベートブランド)の強み。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:来来亭 背脂こってりラーメン 葱盛り 発売元:株式会社ファミリーマート 製造者:エースコック株式会社 製造所:+W 関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175) 内容量:107g(めん78g) 商品コード:4901071409418(JAN) |
| 発売日:2026年02月24日(火) 実食日:2026年04月01日(水) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(ファミリーマート) 販売価格:267円(税別) 購入価格:288円(税込) |
| 麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:430ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(液体スープ×2) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、植物性たん白、食塩、しょうゆ、卵白粉)、スープ(背脂加工品、食塩、豚脂、ポークエキス、しょうゆ、しょうゆ加工品、ポーク調味料、糖類、おからパウダー、乳化油脂、香辛料、コラーゲン、たん白加水分解物、香味油、酵母エキス、粉末しょうゆ、発酵調味料、オニオンパウダー、ガーリックペースト、乳等を主要原料とする食品、全卵粉)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸Ca、重曹、カラメル色素、香料、かんすい、酒精、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
実食開始

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。この時点でエースコックといえばの揚げ油に由来するニオイが漂ってくるため、苦手な方は尻込みしてしまうかもしれません。ちなみに約6年半前の「来来亭 こってりラーメン」とは形状が異なりますが、さすがにリニューアルしてますよね。あと、このネギは間違いなく熱風乾燥です。

別添の「液体スープ」は2袋とも後入れなので、それらを回収してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと3分。時間になったら2つの「液体スープ」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。最初から容器の中に入っていた小袋の中身は文字通りの「液体スープ」でしたが、もうひとつの “来„ と書かれた小袋の中身は「背脂」で、従来通りの役割分担。この背脂が驚くほど芳ばしいんですよ、ガチで。
片やネギの量は「葱盛り」にしては常識的に思えますけど、さすが熱風乾燥。この時点で香りは強めに主張してくるため、せっかくの背脂がマスキングされていないかどうかにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(107g)あたり |
| カロリー:483kcal たん白質:10.9g 脂 質:24.1g 炭水化物:56.9g (糖 質:54.3g) (食物繊維:2.6g) 食塩相当量:7.6g (めん・かやく:2.3g) (スープ:5.3g) ビタミンB1:0.36mg ビタミンB2:0.48mg カルシウム:312mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:483kcal(めん・かやく:368kcal)(スープ:115kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


やればできる子 エースコック
エースコックの油揚げ麺といえば、いかにもインスタントらしい安っぽいタイプ、または “多加水真空仕立て麺„ のように超ハイクオリティなタイプ、その中間に位置するインスタントらしいけどクオリティが高いタイプと様々なパターンが存在するのですが、今回は独特。それなりにインスタント感はあるけれど、安っぽい印象を受けることはなく、約6年半前の油揚げ麺から明確な進化を感じる仕上がり。

また従来は縮れの強い平打ち麺を採用していましたが、比較的に縮れは弱く、従来よりも厚みのある形状。加水率は低めに設定されているけれど、食べ始めはカタめの歯応えと適度に粘りのある弾力を両立しており、なおかつスープの魅力を阻害しない存在感。あと、それなりに耐久性があるのも印象に残った点。
たっぷりの背脂がスープの表面を覆っているため、温度の持続性が高い。なおかつ低加水麺は比較的に伸びやすい特性を備えているけれど、それはそれでスープや背脂の魅力が味覚に伝わりやすく、けっしてネガティブな変化ではありません。またエースコックといえばの油揚げ麺臭も背脂の芳ばしさに上書きされて気にならない、実に好印象な取り合わせでした。
スープ


背脂やばすぎ‥‥
液体スープを入れる前のテイストは、いかにもエースコックらしいジャンクな構成で、例えるなら「スーパーカップ1.5倍」にありそうなイメージ。もちろん、この状態で「来来亭」を彷彿とさせる魅力が伝わってくることはなく、とろみも増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)による演出が人工的ではあるけれど、後者については「おからパウダー」の舌触りを添えて印象をカバーしている、というのはエースコックが得意としているメソッド。

続けて粉末スープまみれの小袋(銀色)に充填されていた「液体スープ」を加えると、しょうゆのキレや炊き出し感のある豚骨の旨みが加わって、いっきに臨場感のある味わいに。まさに「来来亭」といえばの鶏ガラしょうゆ味とは違う “豚骨醤油味„ に仕上がりますが、その比率は明らかに豚骨が優勢。まろやかさをコラーゲンで強調している、というのもエースコックらしい手法になるけれど、わざとらしさはありません。
そして、極め付きが “来„ と書かれていた小袋(青色)に充填されている「液体スープ」とは名ばかりの背脂。これがねぇ‥‥もうほんっとに芳ばしい! 背脂を乾燥させた加工品を使うとか、香味油や香料で香りを強化した動物油脂を液体スープに配合するとか、そういった商品が大半の業界なのに、こいつはガチの背脂で、ちゃんと背脂の粒も視認できる代物。

この液体背脂は何年も前からエースコックの商品に使われていますが、あまりにもリアルな臨場感と使い勝手のよさを含め、即席カップめん業界最高峰の背脂といっても過言ではありません。スープを口に含んだときも、麺をすすっているときにも、うっとりするほど芳ばしいアプローチ。
残念ながら折り返し地点に到達すると、その勢いは食べ始めの段階と比較して格段に弱まっていきますが、コショウを中心とする香辛料やニンニクの効きも強いので、また違った角度から楽しめる感じ。コンビニ専売品ということもあり、けっこう塩気は強めに効かせてあるけれど、それだけに白ごはんとの相性は良好です。
かやく


乾燥ねぎが好きならハマる
焼豚は既存の「来来亭 背脂しょうゆラーメン」にも入っているチップ状の豚肉で、そこそこ厚みのある形状。まさかの3枚半しか入っていなかったのですが、エースコックを代表する(?)あの粗悪なスポンジ肉そぼろとは比較にならないほどマトモな具材。片やメンマの量は多く、特有の発酵感が豚骨醤油味のスープと背脂の香ばしさにフィット。こりこりした歯応えも心地よく、食感のアクセントに効果的。
——で、そこそこ多めに入っているネギなんですけど、前述のように「葱盛り」のわりには常識的。とはいえ熱風乾燥ならではのジャキジャキとした繊維質の強い歯触りだったり、それ特有の香りも強かったり、これ以上に入っていたら背脂のポテンシャルを阻害することになっていたでしょう。というわけで、量に関しては結果オーライではあったものの、せっかくの「葱盛り」なんだから凍結乾燥でキメてほしかった気持ちは残りました。
総評
個人的には「ぶっちゃけ葱盛りじゃなくてもよくね?」などと思ってしまったんですけど、それはネギのインパクトに頼る必要性が見当たらないくらい、きちんと他の要素が自立していたから。なかでも液体背脂の勢いが凄まじく、その臨場感とリアルさについては文句の付け所が見当たりません。
そんな背脂の魅力に対し、熱風乾燥のネギが過干渉してなかったので、総評は上出来の「★5」即決でした。いやー、それにしても凄まじいですね、この背脂。おそらく「こってりラーメン」のカップ麺は今後も定期的に出ると思うので、次は背脂2倍の「背脂盛り」とか、カップ麺だけの「一味盛り」とか、盛りシリーズの活性化にも期待しています。【author・taka :a(大石敬之)】


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