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ポテトチップスのりしお味のカップ焼そば!? エースコック×カルビー史上初の挑戦は吉と出るか凶と出るか‥‥

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年11月25日(月)新発売、エースコックのカップ麺「カルビーのりしお味焼そば サクサクじゃがいも入り」(318円+税)の実食レビューです。

のりしおスナックブランド売上個数日本一に君臨する人気商品「ポテトチップス のりしお」の味わいをカップ焼きそばにアレンジ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カルビーのりしお味焼そば サクサクじゃがいも入り

「ポテトチップス のりしお」とは、1976年(昭和51年)うすしお味に次ぐ第2のフレーバーとして発売されて以来、カルビー(Calbee, Inc.)が製造・販売を続けている同社の代表的なロングセラーで、のりしおスナックブランド売上個数No.1※ の実績を持つ大人気商品。

※インテージSRI+データ スナック市場 フィルタ フレーバー(のり塩)2021年2月~2023年1月売上個数

2025年1月現在のサイズは5種類

1987年(昭和62年)のリニューアル以降、東日本では青のりメインのシンプルな味付けに、西日本では出汁(だし)をベースの味付けに切り替え、地域の嗜好に合わせていましたが、2011年(平成23年)より全国の工場で味わいを統一。現時点での最終リニューアル日は2023年9月25日、記憶のアップデートをテーマに “青のりの風味„ が強化され、新たに “ホタテエキス„ が加わりました。

そんなカルビーのロングセラー「ポテトチップス のりしお」の味わいをカップ焼きそばにアレンジしちゃったのが「カルビーのりしお味焼そば サクサクじゃがいも入り」で、製造者はエースコック。直近だと「スーパーカップ カルビーコンソメWパンチ味 焼そば」が記憶に新しいコラボになりますが、のりしお味の即席カップめんは前例がありません。そう、エースコック×カルビーの歴史上では——。

「やきそば弁当 カルビーポテトチップスのりしお味」

現在を遡ること13年以上、2011年(平成23年)7月11日に東洋水産が「マルちゃん やきそば弁当 カルビーポテトチップスのりしお味」を市場に投下。発売エリアは北海道かつ夏季のみ期間限定品としての商品化でしたが、麺に粉末ポテトを練り込み、ふりかけには2種の青のり(うすば青のり+すじ青のり)をブレンド。

もちろんソースは当時の「ポテトチップス のしりお味」をイメージし、やきそば弁当といえばの戻し湯で作る中華スープも別添するなど、見るからにマルちゃんらしいと思えるアイディアが詰め込まれていました。さて、話をエースコック×カルビーに戻しましょう。

よく見るやつ

パッケージを見ると “本製品には「ポテトチップス のりしお」は使用しておりません。「ポテトチップス のりしお」の味わいをイメージしたカップめんです„ との記載があるように、エースコックでいうところの「ブタメン」や「ベビースター」のコラボと同じようなコンセプトになっているのですが、それでも例の味わい(というか雰囲気?)が楽しめるのかどうか——。

ちなみに余談なんですけど、よく比較対象として挙げられる湖池屋(コイケヤ)の「ポテトチップス のり塩」は、現在を遡ること62年以上、1962年(昭和37年)8月23日に発売されたので、カルビーの「ポテトチップス のりしお」は後発商品。日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したのも湖池屋で、2011年5月より同社は “日清食品ホールディングスと業務・資本提携„ しています。

開封

エースコックの駄菓子コラボで定番の構図

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は「後入れかやく入りシーズニング」と「麺ほぐし香味油」の合計2パック。この構成は前述の「スーパーカップ カルビーコンソメWパンチ味 焼そば」ほか「ポテトフライ フライドチキン味焼そば」や「おやつカンパニー監修 ベビースターラーメンおつまみ風焼そば ピリ辛チキン味」など、エースコックの駄菓子系でも定番のラインナップ。

容器のサイズは大きいのだけど‥‥

麺は油で揚げたフライ麺で、エースコックのニュースリリースには “滑らかさのある丸刃のめんです。口の中で存在感をしっかりと感じられる、食べごたえのあるめんに仕上げました„ という見慣れた説明文が記載されています。原材料名の表示にも特に変わった点は見られないため、おそらく他の商品にも使われているテンプレのひとつだと思うのですが‥‥

1食あたりの内容量は103g(めん90g)となっているので、湯切りタイプの汁なしカップ麺でいうところのレギュラーサイズ。2025年1月現在、このサイズに位置している商品の希望小売価格は236円(税別)を基準としているメーカーが多く、エースコックも例外ではないんですけど、カルビーのりしお味焼そばの希望小売価格は318円(税別)に設定されています。さすがに高くね‥‥?

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カルビーのりしお味焼そば サクサクじゃがいも入り
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175)
内容量:103g(めん90g)
商品コード:4901071405939(JAN)
発売日:2024年11月25日(月)
実食日:2025年01月04日(土)
発売地域:全国
小売価格:318円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:寸胴型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:680ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(後入れかやく入りシーズニング・麺ほぐし香味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、添付調味料(植物油脂、香味油)、かやく入り添付調味料(ポテト、食塩、砂糖、でん粉、ホタテエキス、たん白加水分解物、にんにく調味料、酵母エキス、あおさ、植物油脂、唐辛子、青のり)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・かに・小麦・大豆を含む)

実食開始

麺ほぐし香味油をフタの上で温める

別添の小袋は両方とも後入れなので、それらを取り出してから熱湯を注ぎ、フタの上で「麺ほぐし香味油」を温めながら待つこと3分。時間になったら麺の戻し湯を捨て「麺ほぐし香味油」を麺に絡めた後「後入れかやく入りシーズニング」を満遍なくふりかけ、再度よく混ぜ合わせたら出来上がり。

んー‥‥

商品名に「サクサクじゃがいも入り」とあるように、ダイス状のポテトが「後入れかやく入りシーズニング」の中に入っていたのですが、香りは‥‥なんか‥‥なんだろう‥‥とりあえずカルビーの「ポテトチップス のりしお」とは異なるベクトルで、ほんのりバターが香る明太子系のパスタっぽいというか、俺の嗅覚どうなっちゃの??? みたいな。脳がバグるw

ポテトチップスをイメージしたサクサクじゃがいも入りは大きなステータスに思えますけど、めちゃくちゃ量が多いわけではないので、それでも「ポテトチップス のりしお」っぽい雰囲気が楽しめるのかどうか、またコストパフォーマンスについても注目しつつ「めん」「シーズニング・香味油」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(103g)あたり
カロリー:465kcal
たん白質:8.4g
脂  質:18.5g
炭水化物:66.1g
食塩相当量:4.4g
ビタミンB1:0.42mg
ビタミンB2:0.57mg
カルシウム:333mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

クオリティは低くない

2.0

ポテトチップスの主原料はジャガイモ、即席カップめんの主原料は小麦粉なので、カテゴリー的には同じ炭水化物でもベクトルは別物。しかし、いかにもスナック的な油揚げ麺かと思いきや、思いのほかアシ(伸び)が強い質感で、びみょーんってなります、びみょーんって。

個人的には好き

もちろんポテトチップスの軽い食感とは別物なので、再現度の高さ云々については評価できないというか、そもそも同じ土俵に立っているわけじゃないんですけど、基礎クオリティは低くありません。ただ、ここで再び持ち出しておきたいのがメーカー希望小売価格。

けっしてクオリティが低いわけではないけれど、318円(税別)かつレギュラーサイズの商品なので、コストパフォーマンス的にはイマイチといわざるを得ません。もちろん添付調味料の味が超絶「のりしお」なら話も変わってくるのですが‥‥

シーズニング・香味油

のりしお味ではない

2.0

カルビーは「ポテトチップス のりしお」に「ごま油」を使用しているため、それっぽい風味が「麺ほぐし香味油」に仕込まれているのかと思いきや、どっちかというと洋風? この香りが調理直後に “ほんのりバターが香る明太子系のパスタっぽい„ と感じた理由の一つなんですけど、続けて「後入れかやく入りシーズニング」を加えた途端、あの「のりしお」味に‥‥ならねーのかよw っていう。

想像以上にホタテが強かった

思いのほかホタテエキスの主張が強かった、というのは印象に残ったポイント。青のりではなくアオサをメインに使っているため、のりしお味の「のり」は弱く感じてしまったけれど、わずかに感じる唐辛子のアクセントは本家をリスペクトしている部分。でも、のりしお味ではないですねw ジャンクな感じで美味しいけど、あの味ではないです。

かやく

サクサクじゃがいもウマッ

3.0

メイン具材は「サクサクじゃがいも」のみで、ポテトチップスのサクサクとは別物ですけど、これ‥‥いいっすねw いやー、いいですよ。すべての焼きそばに放り込んでほしいレベル。カルビーの商品で例えるなら「Jagabee(じゃがビー)」っぽいというか、これ単体で売ってほしいくらい。ちょっと量は少ないけど、かなり印象に残りました。

総評

2.0

というわけで、印象に残ったのはサクサクじゃがいも‥‥だけw いやほんと、サクサクじゃがいものクオリティは素晴らしかった。しかし、途中で引き合いに出した「スーパーカップ カルビーコンソメWパンチ味 焼そば」にも該当する話なんですけど、あっちは「キャベツ太郎」っぽかったり、こっちは「洋風」っぽかったり、着眼点がズレてるというか、うん。嫌いじゃないですけどねw

エースコックの設備やノウハウがあれば、もっと本家の味に寄せることは可能だと思うので、わざとハズしているのか‥‥いや、それはそれで問題ですけど。なんせ今後も駄菓子・スナック菓子とのコラボは続くはずなので、2025年の動向にも注目です。【author・taka :a(大石敬之)】

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