どうも、taka :aです。
本日の一杯は、ペヤング史上最凶の激辛カップ麺、まるか食品「ペヤングやきそば 激辛MAX END」のアレンジ・実食レビューです。
激辛ペヤング史上最も辛いとされる、「激辛MAX END」を焼いてみたらどうなるのか試してみました。
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、おいしいかどうか判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
ペヤング史上最強「激辛MAX END」
発売から数ヶ月経った今もなお、一部で話題になっている「激辛MAX END」ですが、もちろん当ブログでもコンビニ先行発売時にレビューしているので、中には私taka :aの記事もう読んだよ、という方もいらっしゃるでしょう。再びお越しいただきまして、ありがとうございます。
通称「激辛ペヤング」と呼ばれる真っ赤なパッケージのペヤングが通年商品にあるのですが、そのさらに上の辛さを行く従来品比2倍の「もっともっと 激辛MAXやきそば」が2017年にリリースされていたのですが、それすらも凌駕する〈史上最強の辛さ〉としてリリースされたのが今回の「END」。
しかし、自ら終止符を打つかのようなタイトルには少し寂しさを覚えたりもしました。とはいえ辛さレベルは市販品として文句なしの「激辛クラス」で、まるか食品曰く通年商品の「ペヤング 激辛やきそば」と比較して約4倍の辛さだと公式の発表があったほど、世を騒つかせたカップ麺です。
実際に辛かった、辛かったけど、まだイケる‥! などと思ったりもしたのですが、「そんなに辛くない」という猛者からの声もチラホラと上がっていました。ときに唐辛子の辛さレベルを表す指標として、〈スコヴィル値〉(SHU)という値があるのをご存知でしょうか。
挙げだすとキリがないのでザックリと解説しますが、唐辛子に含まれる辛味成分「カプサイシン」の割合を数値化したもので、高ければ高いほど辛いです。とある番組で「ペヤング激辛やきそばEND」のスコヴィル値が計測されていたのですが、なんとたったの〈500SHU〉と紹介されていました。(参考比較対象:ココイチ 10辛 1,200SHU / 蒙古タンメン中本 北極ラーメン 1,600SHU)
たしかに磯山商事の「18禁カップメン」に比べたら足元にも及びませんでしたが、もしかすると焼いたら刺激がアップするのでは‥と思い行動に至ったわけです。
なぜ焼こうと思ったのか
この記事を書いている2日前、通常の「ペヤング ソースやきそば」を実際にフライパンで焼いて〈焼きペヤング〉にしてみたところ、麺のコシが飛躍的にアップしたことに加えて驚くほど味が濃いめに仕上がったので、けっこう化けるのではないだろうかと思ったんです。(【焼きペヤング】ペヤングのソースやきそばを “実際に焼いてみた” 結果‥)
調理方法は世界初のインスタント焼そば「日清焼そば」(袋めん)を参考にして作ったのですが、けっこう問題なく仕上がったんですよね。ただ、かやくを入れるタイミングなどを見直したかったのと焼きペヤングの記事なんか見てないぞ、という方も多いと思うので、再び調理方法を写真付きで解説しながら紹介します。
今回は湯切りの必要がないので、がっつり〈禁断のフタ全剥がし〉を堪能できるのですが、シュールに残る湯切り口w ちなみに私の行動圏内にある店では品薄で売ってない状況だったので、ネット通販で取り寄せました。それにしてもアレですね、久しぶりに対面したけどパッケージの威圧感とかソースの雰囲気が尋常じゃないですね。激辛調味料ならわかるけど、なんだこのカップ麺らしからぬオーラは‥
製品情報・購入価格
製品名:ペヤングやきそば 激辛MAX END 製造者:まるか食品 内容量:119g(めん90g) 発売日:2018年9月17日(月)一般発売解禁 JANコード:4902885005247 希望小売価格:185円(税別) 発売地域:全国 |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 水量目安:220ml 調理時間:-(フライパン調理) 小袋構成:2袋(ソース・かやく) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(糖類、たん白加水分解物、植物油脂、食塩、しょうゆ、醸造酢、りんごピューレ、香辛料、トマトペースト、ポークエキス、野菜エキス)、かやく(キャベツ、味付け鶏ひき肉)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、香辛料抽出物、増粘多糖類、かんすい、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、甘味料(ステビア、カンゾウ)、重曹、ビタミンB2 |
【アレルギー表示】小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご |
ペヤング激辛MAX ENDを焼いてみた
まずはフライパンにコップ1杯強の水「220ml」を入れて沸騰さるのですが、麺と一緒に「かやく」を入れると水分が飛び過ぎてしまうので、沸騰したらペヤングの〈麺だけ投入〉してください。火加減は中火からスタート、30秒〜1分経ったら麺をひっくり返して火加減を中弱火(ほぼ弱火でもいい)に調整し、このタイミングで「かやく」を〈手前のスペースに〉入れましょう。
できれば麺を奥に、かやくを手前に配置した状態をキープし、可能な限り〈かやくは触らないように〉麺をほぐしながら焼いてください。水気がなくなってチリチリと音が鳴り始めたら、液体ソースを〈めん中心に〉投入します。
ニオイがヤバいw 激辛ペヤングのソースって、なんかこう薬品チックな独特のニオイするじゃないですか。で、あの香りを嗅ぐと自然に身体が反応するというか、本能的に副交感神経を刺激してきやがるというか、いい感じです。あ、調理中に目を湯気にやられて「ぎゃあぁあーー!!」みたいなトラブルを想像していた方すみません。わりと大丈夫です。
上手に調理すると麺・かやくが写真のように分離した状態に仕上がるので、あとは盛り付けたら完成です。既存のプラ容器に戻して万が一にも溶けたら困るので、別皿を用意しましょう。さて、通常の「ソースやきそば」は色白の美青年から一瞬でガテン系に転身したくらい変わりましたが、マックスエンドのお手並み拝見ですね。
1食(119g)当たり
カロリー:554kcal |
めん
やはり熱湯3分の放置調理と実際にフライパンで焼くのとは印象が大きく異なっていて、さすがに生麺やチルド麺で作る焼そばとはベクトルが違うのですが、もしかすると天下の「日清焼そば」よりもコシが強いのではないか‥などと思える進化を遂げます。すごいぞペヤング。
ただ、前々から感じていたんですけど、ペヤングの麺ってサイズが疎らですよね。今回は状況(仕上がり)の変化が激しいフライパン調理なので、水の量や火加減で太さは変わってくるのですが、調理前の段階からオリジナルの「ペヤング ソースやきそば」よりも明らかに細かったんです。
でも、「ペヤング 激辛やきそばEND」の発売当時にレビューした時には激辛のほうがノーマルよりも太いと感じていたし‥ただ、どっちにしろ実際に焼きを入れることでペヤングの麺に気合が入るので、「パパスの剣」にはなれないけど、「ひのきのぼう」が「どうのつるぎ」に進化する勢いです。微妙ですかねw でも、スライムなら一撃。
ソース
まず辛さレベルですが、結論から書くと焼いたところで辛さはアップしませんでした。たしかに前半は熱によるブースト効果でカプサイシンの辛味が増したような気がしないではないものの、逆に「あれ? こんなもんだったかな‥」って。しかしながらそう思わせるのが激辛ペヤングのやり口で、最初は目立たないくせに時間差で牙を突き立ててきます。
たとえばレギュラーの「ソースやきそば」を焼いた場合、ペヤング独特のマイルドな柔らかさが鳴りを潜めるので、そこがターニングポイントかなぁ‥などと思ったのですが、遅効性かつ蓄積型のねちっこい刺激を踏襲しつつ、〈焼き〉ならではの芳ばしさは一興。しかし、大きな変化もありました。
この「ペヤング 激辛やきそばEND」は通常の「激辛ペヤング」から大幅に味を変えることなく辛さを増強しているのですが、フライパンで調理すると〈甘味〉が大幅に削減されます。ええ、ペヤングの激辛ソースって実は甘いんですよ。私は糖類のジャンクな甘さと強烈な刺激に中毒性を覚えていたので、少し寂しかったです。でも、刺激は硬派になりますよ。
かやく
調理中の解説でキャベツを手前に寄せ、麺を中心に液体ソースを投入するようにとアドバイスしましたが、それによってキャベツの甘味が引き立つので、激辛ソースの中で程よいインターバルになります。いや、逃げじゃないですよ。適度にインターバルを入れることによって、次の刺激が引き立つのです。
でも、この肉具材なんとかならないですかね‥w 日清食品の謎肉は出生が明らかになっていますが、この不気味な肉具材こそ完全に〈謎肉〉ですよ。実際に焼いてみても質感は変わらなかったので、潔くカットして唐辛子を導入していただきたいんですけど、いかがでしょう。
まとめ
まず辛さのレベルですが、さほど変わりません。ペヤングのマックスエンドをフライパンで焼くことでカプサイシンも凝縮(増強)されるのではなかろうか! という期待とは裏腹に、まぁ既存の激辛ペヤングの4倍と言われたら4倍かな、です。加えて独特の甘味も鳴りを潜めるので、そこに中毒性を感じている方にとっては(私taka :aも含め)少し物足りないかもしれません。
しかし、麺のコシが飛躍的にアップするのは焼きペヤングでしか味わえない特権ですし、甘味を抑えて芳ばしさアップの変化は面白かったです。無理に手間暇かけてカップ麺を焼く必要はありませんがw ふつうに熱湯調理した時とは印象が大きく変わるので、もしよかったら試してみてくださいね。