ペヤング「牛タン塩やきそば」焼肉の塩だれが好きならマスト!!しかし、これも例のサジェスト対策か——

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まるか食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年1月20日(月)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング 牛タン塩やきそば」の実食レビューです。

ペヤングの「牛タン塩やきそば」が約7年7ヶ月ぶりに復活!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング 牛タン塩やきそば

「ペヤングやきそば」とは、まるか食品が1975年(昭和50年)3月から発売しているフラッグシップモデルで、先ほど “ペヤングの「牛タン塩やきそば」が約7年7ヶ月ぶりに復活” と書いたように、実は今回が初の牛タン塩やきそばではありません。時を遡ること12年以上も前の2007年5月、すでにペヤングは同じ商品名のカップ焼そばを発売しています。

実はパイオニアのペヤング

ペヤングといえば長方形の四角い容器で、これが “業界初” の「四角い容器」。他にも昭和50年の発売当時に初めて「液体ソース」を開発したのも「具材のパック包装」を先駆けて導入したのもペヤングなのですが‥‥と、それはさておき「牛タン塩やきそば」第1弾は長方形ではなく正方形に近い容器が採用されていて、現在のレギュラー容器とは違う形態でした。

その後、2012年6月11日にも「ペヤング牛たん塩やきそば」という同じ商品名のカップ焼そばを発売しているのですが、同じなのは商品名だけではありません。第2弾では今回と同じく長方形の容器を採用していましたが、いずれもパッケージのイメージ写真では黒い皿に調理後の焼そばを盛り付け、背景には炭火焼肉の写真を印刷するなど、かなり共通点が多く——というか同じです。

2012年6月発売品

 “レモン果汁入りのイラストがない” というのは大きな違いになるのですが、ぜったい前回のデータを使い回しているw と、断言できるくらい7年前の商品と今回の商品は同じデザイン。味付けの特徴を示す「旨味のつまった特製ソース仕上げ」というコメントや商品名、さらには背景の焼肉に湯気のエフェクトまで同じという、もう見事としか言い様がない再現度の高さ。

2020年1月発売品

さすがに調理後のイメージ写真は挿げ替えてありましたけど(ネギや肉具材の配置が違う)、思えば7年以上前のデザインと変わっていないのに、現在の最新作として違和感なく成立しているとは、ある意味かなりスゴいことかもしれません。とはいえ2020年1月現在、特に牛タンがブームとなっているわけではないのですが、あえて牛タン(Gyutan)を復活させたペヤング。

実は2014年12月2日に起きた “Gショック” のサジェストを洗浄するため、つまり「ペヤング g」で検索された際の対策として定期的に、かつ高頻度に “頭文字がgの新作を発売している” と噂されています。もちろん公式から証拠となるようなコメントは発表されていないのですが、以前からネットでも話題になっている有力説なので、試しに “イニシャルg” の新商品をピックアップしてみました。

期限は「ペヤング ソースやきそば」の販売再開日(2015.06.08)から現在にかけて、最初に復活させた「激辛やきそば」(2015.08.03)を皮切りに、激辛カレーやきそば(2016.02.22)、激辛やきそば超大盛(2017.5.29)と2015年~2017年は目立っていなかったのですが、2018年のGIGAMAX(06.18)、激辛やきそばEND(08.28)以降は頻度が高くなってきて——

Peyoung Gyutan Yakisoba

2019年はギョウザじゃんやきそば(02.04)、激辛春雨END(06.10)、激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX(06.24 ※このあとGIGAMAX関連の新作を2つ発売)、ゴーヤMAX(07.22)、魚介MAX×3品(08.05)、牛脂MAX(10.28)、そしてヨシモリ(12.02)は “具なし” ‥‥からの2020年は1発目に「牛タン塩やきそば」とくれば、なるほど噂されるのも納得。

開封

別添の小袋は2つ

しかも「牛タン塩やきそば」の次に発売を予定している新作ペヤングは、例の “激辛MAX END” よりも辛いとされる「獄激辛やきそば」(2020年2月24日発売)で、獄激辛の読み方は “ごくげきから(gokugekikara)” という——(※あくまでサジェスト浄化の件については噂ですけどね)とりあえず別添の小袋は「ソース」と「かやく」の2袋、お湯を入れる前に取り出しましょう。

いつもの油揚げ麺

麺は熱湯3分の油揚げ麺で、おそらく既存の「ソースやきそば」にも採用されているペヤングの汎用麺。なんかちょっと普段よりも細いような‥‥と、いつもレビューするたびに同じようなことを書いているのですが、基本的に規格サイズは統一しています。しかし、ペヤングは “2つの工場で製造している” ので、同じ商品でもニュアンスが生じることは珍しくありません。

たとえば今回の場合、パッケージ側面の製造者は「まるか食品株式会社+A」となっいて、この「+A」と表示されている時は、同社の「赤堀工場」で製造されたもの。まるか食品(株)赤堀工場の所在地は “群馬県伊勢崎市下触町1101-1” なので、商品パッケージに書いてある本社工場の住所 “群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1” とは別の工場になります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング 牛タン塩やきそば
製造者:まるか食品株式会社+A
製造所:赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触町1101-1)
内容量:113g(めん90g)
商品コード:4902885006022(JAN)
商品サイズ:縦162mm×横127mm×高さ57mm
発売日:2020年01月20日(月)
実食日:2020年01月27日(月)
発売地域:全国
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:170円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(たん白加水分解物、植物油脂、糖類、しょうゆ、香辛料、ポークエキス、食塩、デンプン)、かやく(牛タン、ねぎ、唐辛子)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、加工デンプン、増粘剤(グァーガム)、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、リン酸塩(Na)、甘味料(ステビア)、ビタミンB2、カラメル色素、(一部に小麦・牛肉・ごま・大豆・豚肉を含む)

実食開始

ねぎ率ww

先入れの「かやく」には、ネギと唐辛子、それからチップ状の肉具材が入っていて、やたらネギの量が多くて驚いたのですが、ちゃんとチップ状の肉具材には “本物の牛タン” が採用されています。つまり、牛タンのジャーキー(干し肉)が入っている状況。とはいえ調理前の現在、漂ってくる香りの大部分は乾燥ネギですけどねw

胡麻油の香り強めの塩ダレ

メーカー希望小売価格は税別193円、コンビニで購入した場合の税込価格は198円(2020年1月現在)になるのですが、珍しく立ち寄ったコンビニすべての店舗で売ってない状況。たまたまドンキホーテで捕獲したんですけど、イトーヨーカドーのネット通販サイト(オムニ7)でも販売されていたので、もし近くの店に売ってない場合はチェックしてみてください。

さて、ソースを入れた瞬間に胡麻油の鮮烈な香りが伝わってくるのですが、これといって牛を彷彿とさせる香りは気になりません。あとソースの粘度が地味に高かったので、混ぜムラに注意してください。それでは、引き続き “牛タン塩” らしさに注目しつつ、「めん」「ソース」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を評価します。

栄養成分表示:1食(113g)あたり
カロリー:549kcal
たん白質:9.2g
脂  質:31.5g
炭水化物:57.1g
食塩相当量:3.8g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安定の万能麺

今回もソースとの相性バッチリ

5.0

調理前の麺は普段よりも白っぽく見えたのですが、いつも通り原材料の構成は “小麦粉、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料” と異常なし。生麺では味わえないスナック的な風味と食感が魅力的な芳ばしい麺で、なおかつ万能型ということもあり、和風・洋風・中華風・韓国風・エスニック風とバリエーション豊かなソースに対してフレキシブルに対応してくれるのが強み。

一部のソースは除くけど‥‥

2017年1月16日に発売されたペヤングの輝かしい黒歴史「ペヤング チョコレートやきそば ギリ」といった “ごく一部の特殊な例外” は除きますけど、基本的に開発サイドが御乱心しなければソースの味を選びません。やや今回はソースに麺が押されていましたが、それもペヤングなら問題ないと思える柔軟性の高さと軽めの食感で食べやすかったです。

ちなみに特殊な揚げ麺を使っていた「中華風そのまま皿うどん」や春雨のピーヤング、カップラーメンのペヤングヌードルとラーメン(ノンフライ麺)は別の麺を使用していますが、「ペヤングやきそば」の麺は共通で、レギュラーサイズ、超大盛やきそば、超超超大盛GIGAMAX、さらにオープン価格の廉価版ブランド「ペヨング」と「ヨシモリ」も含め、基本的に麺は共通です。

スープ

ザ・焼肉の塩だれ

美味しいけど牛タンらしさは皆無

4.0

ソースの原材料は「たん白加水分解物、植物油脂、糖類、しょうゆ、香辛料、ポークエキス、食塩、デンプン」と実にシンプルな構成で、醤油は濃口ではなく淡口(薄口)の香り付け程度。けれども思いのほか濃い味で、食塩相当量は3.8gと汁なしカップ麺にしては特別に多いわけではないのですが、おかずになりそうなくらい濃いめの味付け。

かと思えば油揚げ麺の味を手前に感じる瞬間もあったので、どうやら部分的に味の濃淡が生じていた模様。まるか食品の公式ウェブサイトには “牛タンの塩焼きをイメージした、牛タンの旨味がしっかりと感じられる商品” と解説されていたのですが、ソースに使用している動物系はポークエキスのみ(※ちなみに定番の「ソースやきそば」にはビーフエキスが入っています)。

味の方向性を端的に例えると、いわゆる “焼肉の塩だれ” ど真ん中。しっかりニンニク、ピリッと胡椒、芳ばしい胡麻油の香りに醤油の隠し味。ソースに牛タンの旨味や焼肉の臨場感、レモン果汁の酸味に期待していた場合も物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、レモンの酸味であればアレンジして追加することもできますし、分かりやすくて飽きのこない味付けでした。

具材

牛タン、ねぎ、唐辛子

ネギが多いw

4.5

本物の牛タンに歯触りの強い青ネギ、そして輪切り唐辛子と具材は実にシンプルな構成で、いちばん主張が強いのはネギ。たぶん牛タン+ネギ塩のイメージかと思うのですが、とにかく常に乾燥ネギ特有の食感がシャキシャキ‥‥シャキシャキ‥‥なので、イメージはさておきソースとの相性でいえば、定番のキャベツが無難だったかもしれません。

たしかに牛カルビではないけれど‥‥

本来の主役であるチップ状の牛タンは、ハムというよりも燻製感のないベーコンみたいなイメージで、なるほど豚肉や鶏肉とは違う乾燥牛肉特有の風味を感じます。ただ、ソースは塩ダレなのに牛タン本体は醤油ベースの甘辛い味付けだったので、あまり塩焼き感はなかったのと、牛タンらしいかどうかについてはカップ麺の限界を感じました。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

炭火で牛タンを焼いているイメージのパッケージなので、ポークエキスではなくビーフエキスを使うとか、スモークフレーバー(くん液や香料)で炭火焼きの香りを添加するとか、そういった工夫が欲しかったところではあるものの、味としては悪くありません。牛タンらしさにこだわらなければ——なんていったら身も蓋もないんですけどw 単純に塩ダレの完成度は高いです。

全体的に濃いめの味付けだったので、今日は帰ってからカップ焼きそば片手にビールでも飲むか!! なんて時には最高のアテになると思いますし、レモン果汁ちょい足しアレンジでサッパリと食べるのもオススメ。総評は「牛タン塩」的に星ひとつ差し引いているのですが、そこを無視して味だけでいえば上出来の一杯だったので、焼肉の塩ダレ系が好きならマストですよ。

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