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ペヤングの新たな挑戦は “もつ煮入り” 超超超大盛やきそばGIGAMAX「GREATBOSS」を食べてみた結果 → あかんw

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年5月23日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAX GREATBOSS もつ煮入り」の実食レビューです。

ソースやきそばと「もつ煮」がフュージョン!? ペヤングのレトルト部門「GREATBOSS」最新作は噛むほどに旨味あふれる “豚ホルモン味噌煮込み” 入り!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング GIGAMAX GREATBOSS もつ煮入り

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、1975年(昭和50年)3月13日から販売を続けている「ペヤング ソースやきそば」が現在の主力商品。それはカップ焼きそばのディファクトスタンダードを築いたパイオニア的存在なのですが、泣けるほど辛い獄激辛だったり、約7.3倍サイズのペタマックスだったり、常識はずれの “おふざけ” が過ぎることでも有名です。

今回は強面の棟梁風(でも心は優しい的な? 知らんけど)

今回の新商品「ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAX(ギガマックス)GREATBOSS(グレートボス)もつ煮入り」は、通常の「ソースやきそば」対比約4倍で話題になった「GIGAMAX」カテゴリーの新作で、その中でも2022年4月に始まった「GREATBOSS」シリーズの第2弾。職人気質のオッサンが睨みを利かせるパッケージに身を包み、発売されるや否やネット上でも話題になっていました。

GREATBOSSの記念すべき第1弾「ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAX GREATBOSS さばの水煮入り」が発売されたのは、まだ余韻も冷めやらぬ2022年4月4日の話。パッケージには “Dobbs Hat” が似合うスーツ姿のダンディズムなボス(これまた唐突すぎて何者なのかは不明)が描かれ、ひとまず明白だったのはGIGAMAXサイズの麺量と「レトルト国内産さばの水煮入り」という訴求のみ。

なぜGREATBOSSなのかは定かでないけれど、第1弾の内容はシンプルで、要約すると「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」(2018年6月18日 – 7月9日発売品)に「レトルト国内産さばの水煮入り」を別添した “それ以上でも、それ以下でもない” 商品でした。※たぶんシリーズ名の由来は北海道日本ハムファイターズのBIGBOSS(ビッグボス)こと新庄剛志(しんじょう つよし)監督を意識。

GREATBOSSシリーズ第1弾は「さばの水煮入り」

しかし、ひとつサプライズだったのが “宝幸(HOKO)とコラボしていた” こと。別添のレトルトパウチは株式会社宝幸が保有する八戸工場(青森県八戸市大字市川町字尻引前山31-203)で製造された「レトルト 日本のさば水煮」で、まさかの「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」に他社の市販品をブチ込むという暴挙に出た初代グレートボス。

そもそもGREATBOSSの定義って何だ‥‥? などと当初は急な展開に戸惑ったのですが、それに続く第2弾もレトルトパウチ食品の「もつ煮入り」ということで、現段階『麺は通常サイズ(めん90g)対比約4倍のGIGAMAX(めん330g)』かつ『食べる直前にトッピングするレトルトパウチ入り』というのがGREATBOSSに共通するレギュレーション。

さらに添付調味料の原材料名を見ると、第1弾「さばの水煮入り」及び第2弾「もつ煮入り」ともに既存の「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」と完全に同じ個性なので、どうやらインパクトの強いレトルトの具材だけで個性の差別化を図っている様子。

GREATBOSSシリーズ第2弾「もつ煮入り」の原材料名

宝幸が展開している家庭用の市販品で “もつ煮” といえば、缶詰の「おつまみ小鉢 豚ホルモン辛味噌煮込み(豚がつ使用)」が現存するので、それをレトルトパウチに変えて別添しているのか、それとも宝幸を擁する日本ハム(ニッポンハムグループ)に協力を仰いでいるのか、まったく関係ないか——。

開封

これだけでOEMを特定するのは至難の業だった‥‥

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」と「レトルトもつ煮」の計3種。まるか食品の工場にレトルトパウチを製造・充填するラインは備わっていないはずなので、下請け企業のOEMだと思うのですが、そんなに有名な企業ではないのか利権の問題か無地のパックに充填されており、レトルトの製造元が特定できないGREATBOSSシリーズ第2弾。

見慣れた油揚げ麺は既存の「GIGAMAX」と同じ

しかし、麺は自社工場で製造した油揚げで、既存の「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」と完全に同じ仕様。今回のような変わり種の場合、レトルトパウチのコストを調整するために麺の量を減らして‥‥という施策も珍しくないのですが、330gの麺重量(調理前)をキープしています。ただ、その分ちゃっかりメーカー希望小売価格に上乗せされているところも見逃せません。

たとえば「ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」のメーカー希望小売価格は408円(税別)なのに対し、今回の「GREATBOSS もつ煮入り」は500円(税別)と強気な値段。差額の92円でレトルトもつ煮を買ったと思えば納得できなくはないけれど、ペヤングのソースとの相性は‥‥っていうか330gの油揚げ麺(湯戻し後は平均700g以上)にレトルトもつ煮って多くない?(※ここで我に返る)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAX GREATBOSS もつ煮入り
製造者:まるか食品株式会社
製造所:+H 本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)
内容量:501g(めん330g)
商品コード:4902885008101(JAN)
発売日:2022年05月23日(月)
実食日:2022年05月29日(日)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:494円(税込)
希望小売価格:500円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:超超超大盛GIGAMAX(ギガマックス)
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:1300ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(ソース・かやく・レトルト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、香味油、食塩、ビーフ風味調味料、香辛料、トマトエキス)、かやく(豚ホルモン味噌煮込み、キャベツ、味付け鶏ミンチ)/ 調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酒精、増粘剤(加工デンプン)、増粘多糖類、酸味料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、重曹、ビタミンB₂、甘味料(カンゾウ)、(一部に小麦・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

この味付け鶏ひき肉なんとかならないですかね‥‥w

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、中身はキャベツに筒状の味付け鶏ひき肉と見慣れた光景。作り方には “熱湯を入れた後、フタの上でレトルトを温めますと更に美味しく召し上がれます” とのアドバイスが記載されているのですが、続けて “電子レンジでは加熱しないでください” となっているため、ちゃんと温めたい場合は鍋に湯を沸かし、沸騰しない程度の温度で何分か湯煎するのがベスト。

カロリーは驚異の2178kcal

必要なお湯の目安量は1300mlなので、湯切り前はノートパソコンくらいの重さに匹敵する‥‥と、それはさておき熱湯は多めに用意して、湯切りの際は火傷に注意。お湯を捨て終わったらソースを馴染ませ、レトルトパウチの中身をトッピングしたら完成です。ええ、ちょっと色味はイマイチですけど、レトルトパウチの中身は “豚ホルモン味噌煮込み” なので、これ単体で晩酌の一品になりそうな雰囲気。

もつ煮の品質によっては別々に食べたい気持ちもありますけどw 大切なのはソースとのマリアージュ。はたしてペヤングやきそば×豚ホルモン味噌煮込みの相性はどうなのか、引き続き「めん」「ソース」「かやく・レトルト」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(501g)あたり
カロリー:2178kcal
たん白質:39.1g
脂  質:127.3g
炭水化物:218.9g
食塩相当量:12.7g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの油揚げ麺です

5.0

前述のように超超超大盛GIGAMAXサイズの「ソースやきそば」と同じ油揚げ麺なので、標準サイズの「ソースやきそば」とは異なる形状のブロックに固めてありますが、基本的に品質そのものは変わりません。調理前の麺重量が90gなら1人前、180g(90g×2)なら超大盛、330gならGIGAMAX、660g(330g×2)ならペタマックスと単純な計算式。

麺リフトが重い‥‥w

個体差や注湯量にも左右されますが、ペヤングの油揚げ麺は熱湯3分後に110〜130%ほどのボリュームに増えるので、330gのGIGAMAXだと調理後の麺重量は700g前後。ええ、まぁまぁ重いですw 単純計算で超大盛やきそば×2の食べ応えが楽しめるため、500円(税別)というメーカー希望小売価格を加味しても、コストパフォーマンスに優れた商品といえなくもありません。

ちなみにシュリンク包装(外装フィルム)の賞味期限右に「+H」と記載してあったら群馬県伊勢崎市戸谷塚町の本社工場で、同じ箇所に「+A」と記載してあったら群馬県伊勢崎市下触町の赤堀工場で製造したことを意味しているのですが、基本のレシピは共通です。GIGAMAXは必要湯量が多い分、ちょっと伸びやすく、混ぜるのにも時間がかかるので、30秒くらい早めに湯切りするのがベストかも。

ソース

GIGAMAXで基本のソースを搭載

5.0

前述のように既存の「ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」と同じ味付けで、小袋のデザインも完全に一致。念のため最初にソースだけの状態で口にしてみたところ、レトルトパウチの味付けに合わせてバランスを変えるとか、そういった調整は感じません。潔いまでにw

ただ、標準サイズの「ソースやきそば」と比較して、新たにトマトエキスを追加していたり、食塩の使用量を全体に占める割合で減らしていたり、ビーフ風味調味料は継承しつつ、しれっとビーフエキスは省くなど、実はGIGAMAX用に調整してあります。そのため違和感なく “ペヤングらしさ” を楽しめるのですが、残す問題はレトルト豚ホルモン味噌煮込みの味付けと合うのかどうか‥‥という問題のみ。

かやく・レトルト

結論:別々に食べたいw

2.0

キャベツと筒状の味付鶏ひき肉は「ソースやきそば」で共通の具材なので、これといって変わった様子はなく、明らかに標準サイズの「ソースやきそば」よりも多いのですが、実は既存の「超超超大盛GIGAMAX」よりも少なめ。

小袋のサイズから察するに、かやくは「超大盛」用とみて間違いありません。レトルトを別添するために、ここでコストを調整したようです。しかし、今回の主役は豚ホルモン味噌煮込みで、ふつうに居酒屋で注文したら出てきそうな1人前くらいの量が好印象。

製造所固有記号:HD13 / レトルト モツニ

秋田県横手市で提供されているB級グルメの「ホルモン焼きそば」を筆頭に、やきそば×ホルモンは既存する組み合わせで、これまでに本物の豚モツ(乾燥具材)を特徴とする「ホルモン入りやきそば 甘辛味噌味」(2019年3月18日発売品)や「辛口ホルモンネギやきそば」(2021年2月8日発売品)などを展開してきたペヤングですが、定番のソースとホルモンをハイブリッドさせるのは初めてのチャレンジ。

レトルトパウチの中身は甘みの強い白味噌ベースの味付けで、ホルモン特有の臭みが滲み出ているのですが、そのB級で安っぽい下品さに魅力を感じます。ただ、ペヤングのソースとの相性が特別によろしいわけではなく、むしろ率直な意見としては別皿でよくない? みたいな(すみませんw)。

ぷりっと大きめのモツは圧巻

もつの部位までは公表されていませんが、一つひとつが大ぶりで、ピリッと一味唐辛子のアクセントも飽きない工夫に効果的。レトルト特有の風味と食感は常に並行しますけど、現在の乾燥技術では到底出せそうにない、レトルトならでは食べ応えは圧巻でした。しかし、まずはパウチの中身を別皿に盛り付け、すこしペヤングと合わせながらテストした後、全部のせるか否かを判断するのが賢明です。

総評

2.0

B級感あふれるレトルトパウチの豚ホルモン味噌煮込みは美味しくて、たとえばコンビニの冷蔵商品棚でバラ売り100円前後だったらリピートしますけど、それがペヤングのソースに合うのかと聞かれたらイマイチ。まずくて食べられない! みたいな感じではないのですが、これといった相乗効果も感じられなかったので、全体的に「豚ホルモン味噌煮込み味」でもよかったんじゃないですかね。

しかし、これで「GREATBOSS」のレギュレーションが “超超超大盛GIGAMAX×いつものソース×具材入りのレトルトパウチ食品” であると暫定的に決まったので、具沢山なレトルトカレーを筆頭に、麻婆豆腐や麻婆茄子、牛丼・中華丼・親子丼の素、さらにはクリームシチュー、ビーフシチュー、コーンクリームなど、ペヤングらしいカオスな組み合わせにも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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