どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2019年6月25日(火)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング 激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX(ギガマックス)」セブンイレブン先行商品の実食レビューです。
あの真っ赤な「激辛ペヤング」が辛さも量も規格外のGIGAMAXサイズになって新登場!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
激辛ペヤング 超超超大盛GIGAMAX
「ペヤング 激辛やきそば」(通称:激辛ペヤング)とは、2012年2月20日に発売された激辛カップ焼そばの金字塔で、まるか食品の公式ウェブサイトにも “当社史上最強の激辛ソース”との紹介文があり、オリジナル(標準サイズ)の商品パッケージにも “辛さレベルMAX!!” と記載されているのですが、あまりの辛さに発売当初からTwitterや某有名掲示板で大騒ぎ。
そして2017年11月7日に辛さ2倍の「もっともっと激辛MAXやきそば」をリリース、2018年8月27日には辛さ4倍となる「激辛やきそばEND(激辛MAX END)」を発売しているのですが、今回の新商品「ペヤング 激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX」は標準サイズと比較して “約4倍量” となる意味不明なパーティーサイズで登場です。もうね、アホかと(※全力で褒めています)。
辛くない「ペヤング ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」が初めて発売されたのは2018年6月18日、当初は関東先行発売品としてリリースされていたのですが、同年7月9日に全国解禁。「ペヤング ソースやきそば」の約4倍サイズという、いまだかつてない容量と大きさを実現させたビック商品のエンタメ系カップ麺で、マツコデラックスさん主演のテレビCMも話題になりました。
あまりに規格外の商品だったので、デビュー当時はスポット商品だと思っていたのですが、いつのまにか通年販売のレギュラー商品として定着し、2019年(平成31年)3月吉日——常識を覆す大きさとして話題になり、雑誌やテレビ取材が殺到したことから、「日本食糧新聞社制定 第37回食品優秀ヒット賞」を受賞するなど、輝かしい記録を打ち立てています。
そんな「ソースやきそば超超超大盛GIGAMAX」は2142Kcalとなっているのに対し、今回の「激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX」も「2136kcal」という規格外の爆裂カロリーを踏襲。パッケージにも「※1日1食までにして下さい。カロリー摂取基準を上回る恐れがあります」と警告されているように、並大抵のカロリーではありません。
成人男性が1日に必要とするカロリーの摂取量は基礎代謝から決まるのですが、だいたい平均2000kcalとされているので、オフィスワーカー(デスクワーク)の方は1食で基準値をオーバーする恐れがあります。ちなみに標準サイズの「激辛ペヤング」は556kcalなので、ジャスト4倍ではありませんが、早くも商品名が「げきから」ではなく「げきつら」にしか見えない——と、それはさておき今回の「ペヤング激辛GIGAMAX」と同じ日に “もうひとつGIGAMAX” が発売されています。
「激辛GIGAMAX」はセブンイレブン先行商品ですが、スマホに届くデジタル版QUOカード「QUO Pay(クオカードペイ)」が全国のローソンで使えるようになったことを記念して、QUOカードPay1,000円分が1,000名様に当たるキャンペーン商品「ペヤング ソースやきそば 超超超大盛GIGAMAX QUOカードPayパッケージ」を「ローソン先行商品」として新発売(コアラのキャラクターが目印)。
これはもしやファミリーマート先行商品として「ペヤング からしMAX」(2018年8月6日発売)のギガマックス版「ペヤング からしMAXソースやきそば 超超超大盛GIGAMAX」も新登場で三つ巴の戦いか!? などと予想していたんですけど、残念ながら外れました(いつか出そうですけどね)。
開封
さて、別添の小袋は「激辛ソース」と「かやく」の合計2袋。通常商品の「ペヤング 激辛やきそば」と比較して小袋の構成自体は同じなんですけど、圧倒的にデカいw 上の写真では容器もギガマックスサイズなので、小袋の比率というか大きさが伝わりにくいかもしれませんが、ちょっと標準サイズの小袋と違いを比べてみましょう。
かやくの小袋は微妙に違うデザインとなっているのですが、激辛ソースの小袋は同じデザインで、中に入っている液体ソースの色も変わりません。けれども標準サイズに別添されている液体ソースの量は約22gなのに対し、激辛GIGAMAXに別添されている液体ソースは77gとズッシリ重く、かやくの量も標準サイズは8.5g、GIGAMAXは22.8gと圧巻。
「GIGAMAX」の商品サイズは縦172mm×横233mm×高さ84mm(※標準サイズ:127mm×162mm×57mm / 超大盛サイズ:170mm×233mm×60mm)なので、セブンイレブンの店頭でも異様に目立っていたのですが、コンビニでの実売価格は税込429円、セブンイレブンで通常商品(麺90g)の「ペヤング ソースやきそば」を買うと198円、かなりお買い得といえばお買い得です。
それから今回はコンビニの「セブンイレブン先行商品」としてリリースされましたが、2019年7月15日より一般販売解禁なので、近くにセブンイレブンがないから売ってない! という方でも最寄りのスーパーやドラッグストアで取り扱われる可能性は充分ありますよ。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:ペヤング 激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX 製造者:まるか食品株式会社 内容量:431g(めん330g) 商品コード:4902885005605(JANコード) 商品サイズ:縦172mm×横233mm×高さ84mm 発売日:2019年06月25日(火) |
麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用) スタイル:角型容器・GIGAMAXサイズ 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:1300ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(ソース・かやく) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(糖類、たん白加水分解物、食塩、しょうゆ、醸造酢、ポークエキス、植物油脂、りんごピューレ、香辛料、トマトペースト、野菜エキス、でん粉)、かやく(キャベツ、味付け鶏ひき肉)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、増粘剤(グァーガム)、パプリカ色素、香辛料抽出物、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、甘味料(ステビア、カンゾウ)、重曹、ビタミンB2、(一部に小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
【アレルゲン情報】小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご(法令で規定する特定原材料27品目) |
実食開始
GIGAMAX(右)の麺量は乾燥状態で330g、標準サイズ(左)は90gなので、単純に麺が4玉入っているわけではないのですが、およそ2倍の厚みに固めてあるコンクリートブロックみたいな油揚げ麺の塊がGIGAMAXの中には2玉入っています。さらに必要なお湯の目安量も1.3リットル(1300ml)と規格外なので、普段よりも熱湯を多めに用意しておくのも初歩的ながらに大切なポイント。
かやくはグラム数でいうと4倍ではありませんが、とにかく乾燥状態から大量のキャベツが入っているので、イメージとしては軽く5倍くらいの感覚。麺も具材も明らかに規格外の量となっているのですが、湯戻し時間は標準サイズと同じ3分間——時間になったら巨大な湯切り口からお湯を捨てるわけなんですけど、単純計算1.3kg以上なので、やけどしないように気を付けてください。
今回は標準サイズも同時に作り、食べ比べて違い比較してみることにしたのですが、調理後も単純に「でかい激辛ペヤング」ですねw 1食あたり2136kcalという凶暴なカロリーの高さもさることながら、脂質127.1g(29.1g)、炭水化物213.4g(64.8g)と強烈で、食塩相当量に関しては13.2g(3.0g)という、ある意味これが最大の懸念要素かもしれません(※丸括弧内の数値は標準サイズ)。
それでは、標準サイズの激辛ペヤングと激辛GIGAMAXの違いや辛さレベルに注目しつつ、「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(431g)当たり
熱 量:2136kcal(カロリー) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
量こそ圧倒的に違うものの、麺に使用している原材料や製麺方法は標準サイズの油揚げ麺と同じなので、もう単純に量が増えたものと思ってください。麺のコンディションは気温や湿度などの気候にも左右されるため、製造日が違うと微妙に仕上がりが異なることもありますが、いつものペヤングで汎用している万能麺です。
特に今回は標準サイズの商品よりも注湯に時間を要すること、さらに湯切りやソースを混ぜ合わせるのに必要な時間も長いので、どうしても硬くなったり軟らくなったりするかもしれませんが、他のカップ焼そば製品と比べてソフトな食感とスナック的な風味が魅力。麺の自己主張が弱いため、ソースの辛さをダイレクトに運んでくれますし、スナック的な風味と辛さが奏でるジャンクな相乗効果も激辛ペヤングならではの醍醐味ですよね。
ただ、如何せん多いw めちゃくちゃ空腹状態で挑めば一人で食べ切れない量ではないものの、一般的なサイズの胃袋だと食後に襲ってくる膨満感は心地よいものではなく、温度が低下してくるとモサモサ感が否めないペヤングの汎用麺なので、いくら万能とはいえ途中から飽きてきます。基本は3人以上でのシェアをオススメしますが、もし単独でミッションに挑む場合、とにかく “ひたすら休まずに淡々と食べ続ける” のが完全に食べ切るコツかもしれません。
激辛ソース
標準サイズの激辛ペヤングに使われている液体ソースと比較して、GIGAMAXの原材料名は「りんご」が「りんごピューレ」に、「トマト」が「トマトペースト」変わっているのですが、それ以外まったく同じ構成で、味にも目立った違いはありません。おそらく「新食品表示法」(2020年4月に完全移行)の関係で書き直してるだけで、どちらも液体ソースの中身は同じだと思います。
“辛みが強いので、小さなお子様や辛みが苦手な方の喫食には十分ご注意ください” という定番のコーションも一緒。ソースの香りは薬品チック、最初に感じる味覚は「辛い」ではなく「甘い」という感覚で、まず最初に糖類の甘さとリンゴのフルーティな甘さが先行し、後から辛さが追い上げてくる遅効性の辛味も激辛ペヤングの特徴です。ただ、以前よりも辛くないような‥‥
(標準サイズの激辛ソース
もちろん辛い食べ物が苦手な人は避けるべきレベルには到達していますが、標準サイズの激辛ソースとリアルタイムに比較してみても “最近の基準” で「大辛〜ギリ激辛」くらい。というのも2018年以降は非常識な激辛カップ麺が多く、同社の辛さ4倍ペヤング「激辛やきそばEND」も絶賛販売中なので、激辛の水準が以前とは違う——というのが要因かもしれません。
とはいえGIGAMAXは量が量なので、確実にダメージは蓄積されていくのですが(舌よりも胃に‥w)、リンゴのフルーティさや醸造酢のアクセント、カプサイシンと糖類の兼ね合いなど、しっかり辛くて “ちゃんと美味しい” のが多くの固定ファンを獲得している理由ですね(※関連商品の辛さ4倍「ペヤング 激辛やきそばEND」もレビュー済みなので、辛さの違いや味が気になる方はご参考ください)。
かやく
とにかくキャベツが大量だったので、液体ソースを混ぜる前に具材だけ分別して量を計測してみたところ、なんと調理直後は83gのボリューム。ソースが「激辛やきそばEND」ほど強烈な辛さではないので、みずみずしいキャベツの食感と甘みが気分転換のインターバルに効果的です。
(標準サイズの具材)
具材のラインナップはキャベツ・味付け鶏ひき肉と量以外に変化はなく、もともと激辛ペヤングのキャベツも多いほうですが、GIGAMAXのキャベツ量は比べ物になりません。それから怪しい味付け鶏ひき肉も健在なんですけど、麺の量が尋常じゃなかったので、あの不自然にザラついた食感でさえも今回ばかりは救いに思えました。
まとめ
もう単純に標準サイズの「ペヤング 激辛やきそば」を約4倍のGIGAMAXサイズに巨大化させたような内容だったので、それ以上でもそれ以下でもありませんが、ひとつのエンタメ系カップ麺として面白く、また複数人でシェアするのであればコストパフォーマンスも悪くありません。ただ、さすがに一人で通常商サイズ+GIGAMAXは厳しかったです‥w
(※GIGAMAX完食から数時間後に標準サイズ攻略)
一般人が単独でイッキに食べ切るには量的にも健康の観点から見てもハードルが高すぎるカップ麺なので、やはりパーティーシーンでの喫食が安全です。あと「激辛やきそばEND」の手前、胃には辛(つら)い量でも辛(から)さレベルは意外に大人しく感じたので、もしかすると本気の地獄「ペヤング 激辛やきそば超超超大盛GIGAMAX END(エンド)」への序章が始まったのかもしれません——