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「味のおぐらチャンポン」中毒性は二郎に匹敵!?やみつき必至の一杯

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、南九州ファミリーマート限定のカップ麺、エースコック「味のおぐらチャンポン」の実食レビューです。

宮崎の老舗有名店「味のおぐら」のチャンポンをカップ麺にアレンジ!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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ファミマ 味のおぐらチャンポン

鹿児島と宮崎のファミマ限定商品として9月14日(金)から発売されているカップ麺で、宮崎の老舗店「延岡(株)おぐら」監修。期間限定商品ということもあり、もしかすると売ってない店もあるかもしれませんが、ちょうど記事を執筆中に「南九州ファミリーマート限定の『おぐらチャンポン(エースコック)』もおすすめです」とのコメントを頂いたので(びびった‥)、まだ記事の需要はあると信じています(笑)

「味のおぐら」とは、昭和31年の老舗洋食店で、特に人気のあるメニューは「チキン南蛮」だそうです。お店の情報を調べようと「チキン南蛮 宮崎」まで入れたら、予測変換に「おぐら」と出てきて驚きました。宮崎といえばチキン南蛮! ってくらい超有名ご当地グルメですよね。

その数ある店の中でも宮崎に来たらここのチキン南蛮だけは食べとけ! のベストスリーに入るお店だそうで、チキン南蛮=タルタルソースが当たり前だと思っていた私なんですけど、「味のおぐら」の創業者である故・甲斐義光(かい よしみつ)氏がチキン南蛮にタルタルソースの基礎を築き上げ、それが世に広まって一般的になったそうです。レジェンドか‥

お店のトレードマークとしてカップ麺のパッケージにも描かれている優しそうなメガネのおじさんは、創業者の甲斐義光氏がモデルみたいですね。そんな老舗洋食店の大人気メニュー、チキン南蛮に負けない人気を誇っているのが「チャンポン」だそうで、今回その味を忠実に再現しているのだとか。

豚肉、玉ねぎ、人参など、数種類の具材を専用釜で時間をかけて煮込んだスープが特徴だそうで、野菜たっぷり。女性から子ども、ご年配の方まで幅広い層の方から人気を集めているようです。長崎ちゃんぽん、佐賀ちゃんぽん、近江ちゃんぽんなど、日本には様々なチャンポンがありますね。

どうやらカップ麺の「味のおぐらチャンポン」は2013年から地産地消&タイアップ商品として毎年定期的に発売されているらしく、2018年で第6弾になるそうです。以前、「TAKETORA (たけとら) 勝武士らぁめん〈とんこつ〉」という南九州のファミマ限定カップ麺をレビューしたことがあるんですけど、かなりクオリティの高い製品でした。それでは、パッケージを開封して中身を確認してみましょう。

開封

まさかの小袋がフタと容器の間に挟まれているサプライズw なんか引っ張っても抜けないなぁ‥と思ったら、ひとつ小袋の端っこが溶接されていました。ちょっとレアなワンシーンでございます(笑)

というわけでフタを半分以上開けることになったのですが、別添の小袋は「液体スープ」「粉末スープ」「かやく2袋」の豪華4袋構成。値段を調べてみるとファミリーマートで税込290円らしいので、そりゃエースコックも気合が入りますよね。かやくは特にボリューム満点なので、パッケージの野菜たっぷりは大丈夫そうです。

今回のカップ麺は家族ぐるみで古くから仲良くしてもらっている宮崎在住の方に送っていただいたのですが、カップ側面下段右端(賞味期限欄)に記載されている製造所固有記号は「W」となっています。これは兵庫県加東市にあるエースコックの自社工場を意味しているのですが、私は兵庫県在住‥‥えっと、おかえり(笑)

製品情報・購入価格

製品名:味のおぐらチャンポン
製造者:エースコック
製造所:自社工場(製造所固有記号「W」)
内容量:101g(めん67g)
発売日:2018年9月14日(金)
JANコード:4901071287177
本体価格:269円(税抜)

発売地域:南九州ファミリーマート限定
購入価格:290円(税込)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(粉末スープ・液体スープ・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、砂糖)、スープ(鶏・豚エキス、動物油脂、クリーミングパウダー、食塩、しょうゆ、植物油脂、砂糖、でん粉、香辛料、野菜エキス、魚介エキス、香味油、乳等を主要原料とする食品、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(キャベツ、味付豚肉、かまぼこ、キクラゲ、人参、いか、ねぎ、もやし)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、ソルビットk、炭酸カルシウム、酒精、増粘多糖類、かんすい、香料、重曹、酸化防止剤(ビタミンE)、着色料(カロチノイド、クチナシ、紅麹、カラメル)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(原材料の一部に卵、ごまを含む)
【アレルギー表示】小麦・卵・乳成分・いか・大豆・鶏肉・豚肉・ごま

実食開始

液体スープは後入れ、「粉末スープ」と「かやく2袋」は先入れなんですけど、ちょっとヤバくないですかね。茶色の小袋には大量のキャベツとピンクかまぼこ、白い小袋には味付豚肉、キクラゲ、人参、いか、ねぎ、もやしが入っていたのですが、粉末スープの撮影も加味して一箇所ずつ盛っているので、熱湯を注ぐ前から具材だけで麺が見えなくなるほどのボリュームです。どうなるんだコレ‥

お湯を注いだら待ち時間は5分、後入れの「液体スープ」は特に温めてくださいなどの指示はありませんでしたが、フタの上で温めました。もう粉末スープだけで食べられるんじゃないかってくらい美味しそうな香りだったけど、液体スープを馴染ませた時の乳化感と力強さを感じる動物系の香り‥これは、やばいかもしれない。

さて、完成です。当たり前のように麺が見えない。写真では撮影のために具材を表面で整えていますが、しっかり混ぜても野菜が完全に消えることはありませんでした。とんでもないボリュームです(私は野菜たくさん系が大好きなので、いよいよヤバいかもしれない‥w)。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(101g)当たり

カロリー:407kcal
たん白質:9.4g
脂  質:12.1g
炭水化物:65.2g
ナトリウム:2.1g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:1.3g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:213mg

※参考値(調理直後に分別した値)
エネルギー:407kcal(めん・かやく:315kcal)(スープ:92kcal)
食塩相当量:5.3(めん・かやく:2.0g)(スープ:3.3g)

めん

ちゃんぽんらしく食べ応えのある麺

丸刃でカットされた口当たりのいい油揚げ麺で、軽く縮れているのですが、もっちりとした粘り気と適度な歯切れを兼ね備えています。奥歯で噛むと表面から中心部にかけてモッチリと沈んでいくのですが、ほどほどのタイミングでプリッと弾む歯切れの良さがエースコックらしいですね。

ノンフライ麺ではなく油揚げ麺なのですが、後述するスープに中毒性があったことと、油揚げ麺特有のコクがプラスに作用していたので、まったくネガティブではなく、むしろ油揚げ麺で正解だと素直に思えました。麺の表面は滑らかで口当たりがよく、それでいてスープ馴染みも悪くありません。

生めんタイプの重量感は得られませんし、麺量も67gと中途半端なんですけど、弾力のある食感と大量の野菜で食べ応えについては心配ご無用。後半にかけてプリッと歯切れの良さ重視の食感に変わると予想していたのですが、最後まで中心部の弾力をキープしている、適度なインスタント感を楽しませてくれながらもクオリティの高い太麺でした。

スープ

これはヤバいぞ‥

先に前項で触れてしまったんですけど、脳内の神経伝達物質をブーストする成分が大量に入っているのではないかと疑いたくなってしまうくらい中毒性のある味ですね。優しいんです、方向性としては優しくて、とにかくクリーミーで、まったり濃厚‥なんですけれども、中心にあるのは長崎ちゃんぽんよりも重心の低い動物系の旨味。

どっしりと重心の低い乳化感あふれる豚骨をベースにイカを中心とした魚介を重ねてチャンポンらしい複合的な旨味を打ち出し、柔らかい野菜のエキスが味を膨よかに広げ、塩気は強くないのに絶妙な胡椒の効かせ方で濃厚なのにメリハリがある、さらに「濃厚」の指標も履き違えていません。そして強い中毒性を覚えた要因の一つが、「甘味」。

甘味には「エンドルフィン」と「セロトニン」という神経伝達物質の分泌を促す作用があるんですけど、これはもう科学的に中毒性のあるスープなんじゃないですかねw でも砂糖マシマシな感じではなく、そこには確かな野菜の甘味も存在しています。ちなみに「味のおぐら」では “無性に食べたくなるように” 味は濃いめ、すべての料理に砂糖を使用しているらしいのですが、おそらく私なんかイチコロでしょうね。

かやく

とにかく野菜たっぷり!

主にメイン具材はキャベツで(その量が尋常じゃなかったんですけど‥w)イカは2個、味付豚肉はミニサイズで少量、人参もミニサイズ。ピンクかまぼこはチャンポンの雰囲気を高めてくれていたし、キクラゲはコリコリしていたけれど、もやし極細ねぎ飾り。

でも、なんか理屈抜きで具沢山というか実際にキャベツは大量ですし、かなり満足度が高いですよ(この時点で私はスープに快楽中枢を握られていたのかもしれませんが‥)。「ちゃんぽん」には “さまざまなものを混ぜる” という意味もあるのですが、それぞれ小さいながらにイカの香りやモヤシの風味、キクラゲの食感など、これらはキャベツだけでは出せませんからね。

大量のキャベツが水分を奪い去るので、かなりスープの量が少なかったんですけど、それでも塩気が強すぎることなく、旨味だけが濃厚で野菜との相性も抜群にいい‥これはもう完成していると思います。素晴らしいカップ麺です。

総評

★★★★★★★☆☆☆(★7)
【一度食べたら忘れられない中毒性‥(注意!!)】

これはねぇ‥もうダメです、反則です。なんだか身体が本能的に求めてしまうw 何が入ってるんですかね?(※怪しい成分は入っておりません。た、たぶん‥w)とにかく野菜たっぷりの食べ応えはもちろん、ど濃厚かつ優しくてバランスが緻密に計算されているスープは手放しに美味しくて、油揚げ麺もプラスに作用している、これはもう箱買いしてもいい傑作です。

あくまでも憶測ですが、原材料名では添加物の分け目にスラッシュがない、また栄養成分表示ではなく標準栄養成分表(ナトリウム表記)という現在の標準ではない過去のままということで、もしかすると昨年版から大きな変更はないのかもしれません。でも、これは手直しの必要いっさいないと感じました。

某二郎じゃないけれど、まだ1回しか食べていないのに早くも食べたくなっている‥これは税込290円でも確実に売れますね。最初は値段を加味して総評は★6に抑えていたんですけど、記事公開直前に突破されました。素晴らしいカップ麺です。

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