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話題の名店「麺屋NOROMA 濃厚鶏そば」ファミリーマート限定のカップ麺に!!奈良県を代表する鶏白湯を日清食品が再現

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年3月24日(火)新発売のファミリーマート限定カップ麺、日清食品「麺屋NOROMA(ノロマ)濃厚鶏そば」の実食レビューです。

話題の名店・奈良「麺屋NOROMA」の看板メニュー「鶏そば」がファミマ限定のカップラーメンに!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺屋NOROMA 濃厚鶏そば

麺屋NOROMA(のろま)とは、奈良県奈良市南京終町に本店を構える鶏白湯(とりぱいたん)専門店で、創業は2012年12月4日。お店の名前になっている「ノロマ」の由来は “ゆっくりでもいいから丁寧な仕事をしたい” という店主の想いの現れで、老若男女を問わず誰でも食べられる濃厚な「鶏そば」と「鶏つけ麺」を提供している行列必至の人気ラーメン店です。

関西・奈良の名店

麺屋NOROMAの店主・高岡利光さんは、千葉・松戸の名店「中華蕎麦とみ田」の直営店「東池袋大勝軒 ROZEO(ろぜお)」出身の経歴を持ち、関西では「金久右衛門(キングエモン)四天王寺店」の店長に就任。その後、自家製麺を探究するために「らーめんstyle JUNK STORY(ジャンクストーリー)」を経て「麺屋NOROMA」を開業しました。

高岡店主は「金久右衛門」で働いていた頃から “鶏白湯” で独立すると決めていたらしく、当初は玄人向けのドロドロとしたスープも視野に入れていたそうですが、小さなお子さんからお年寄りのお客さんまで “誰が食べても美味しい” と思えるスープづくりに専念。その丁寧な仕事ぶりが評判を呼び、2017年2月7日にはNOROMAの姉妹店「MENYA BIBIRI(麺屋びびり)」をオープンしています。

本店の「麺屋NOROMA」では “すばやさ+1” と書かれたTシャツがユニフォームになっていて、2号店の「MENYA BIBIRI」では “防御力+1” と書かれたTシャツがユニフォームになっている、なんともユニークな遊び心が印象的な店でもあるのですが、2019年2月には日本最大級のグルメサイト「食べログ」のスコアで驚異の “3.92” を叩き出している関西きっての実力派。

ラーメンデータベースでも堂々の1位

食べログのスコアについては通称 “3.8問題(3.6問題)” で話題になりましたが、それはさておき2020年3月現在「食べログ」の “奈良 ラーメン 人気ランキングTOP20” では星3.76で「ラーメン家 みつ葉 the second」に続く堂々の2位に輝き、日本最大級のラーメン専門クチコミサイト「ラーメンデータベース」では89.416ポイントで奈良の通算ランキング第1位を獲得。

濃厚なのに食べやすいと話題になっている「麺屋NOROMA」の鶏白湯ですが、前述のランキングに加え食べログ百名店(食べログ ラーメン WEST 百名店 2017・2018・2019)にも3年連続で選出されるなど、休みの日には外待ち40人以上の行列ができることも珍しくないため、そういった意味ではハードルの高い店でもあります。

そんな “関西・奈良で話題を席捲する濃厚な極上の一杯” を再現した今回のカップラーメン「麺屋NOROMA 濃厚鶏そば」は、麺屋NOROMA代表・高岡店主及び日清食品株式会社の共同開発商品で、コンビニのファミリーマート限定商品として展開。2012年12月の創業以来、ノロマがカップ麺を監修するのは今回が初めて。

関西・奈良で話題を席捲

実店舗の「鶏そば」は、厳選した大量の国産鶏を丁寧に下処理してから8時間、素材の味を引き出すために片時も目を離すことなく炊き込んだ後、2時間かけてスープを漉し、旨味を逃さないよう短時間で急速冷却。そこから専用の冷蔵庫で1日ねかせて味を馴染ませるという手間隙を惜しまない製法で作られているため、その臨場感が伝わってくるかどうかに注目です。

開封

別添の小袋は3種類

さて、別添の小袋は「液体スープ」「粉末スープ」「かやく」の合計3袋、それぞれの小袋には “麺屋NOROMA(鶏)” のロゴがプリントされている特注のデザイン。コンビニ限定のPBカップ麺なので、日清食品の公式ウェブサイトに製品情報は記載されていませんが、ファミリーマートの商品情報曰く “芳醇な鶏の風味と旨みが凝縮された、濃厚ながらも食べやすいスープが特徴” とのこと。

麺は調理前70gのノンフライ麺

麺は黄色みの弱い色白のノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。2018年~2019年の間、日清食品が手掛けるハイグレードモデルのノンフライ麺は戻りムラが激しく、致命的な戻りムラが目立つことも珍しくなかったのですが、2020年に入ってからは改善傾向にあるため、今回そのあたりも最終的な評価を左右するポイントになります。あと、値段。

ファミリーマートが設定している通常価格は258円(税込278円)、税込300円の壁を超えたハイエンドモデルの商品ではないものの、カップラーメンとしては充分に高級品で、コスパ重視の商品ではありません。しかし、その分きっちり本格的な仕上がりであれば、頭ごなしに費用対効果が悪いとはいえませんからね。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:麺屋NOROMA 濃厚鶏そば
製造者:日清食品株式会社 関東工場
製造所:茨城県取手市清水667-1(A)
内容量:118g(めん70g)
商品コード:4902105261835(JAN)
発売日:2020年03月24日(火)
実食日:2020年03月27日(金)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:278円(税込)
希望小売価格:258円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、植物性たん白、大豆食物繊維、卵粉、チキン調味料)、スープ(鶏脂、しょうゆ、チキンエキス、香味油、ポーク調味料、糖類、たん白加水分解物、食塩、チキン調味料、豚脂、卵粉、乳化油脂、ねぎ、香味調味料、酵母エキス、香辛料、かつおぶし粉末、しいたけ調味料)、かやく(チャーシュー、なると)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、リン酸Ca、香料、pH調整剤、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、グリセリン、マリーゴールド色素、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

粉末スープも先入れ

先入れの小袋は「粉末スープ」と「かやく」の2袋、前述したように日清食品の高価格帯カップ麺に使われているノンフライ麺は戻りムラに懸念があるので、ちょっと不安があるものの、とりあえず作り方に従いましょう。かやくの小袋にはチャーシューとナルト、粉末スープの小袋にはネギが同梱されていました。

ちょっと具材は寂しいか‥‥

あとは熱湯を注いで5分待機、待っている間に液体スープの小袋をフタの上で温めて、5分経ったら先に麺をほぐし、液体スープを加えてから再度まぜて完成です。やはり懸念していた麺のほぐれが気になったのですが、同社の行列シリーズ(カップ麺は終売)や麺NIPPONほどではなかったので、このくらいであれば許容範囲内。

ただ、けっこう強烈なトロミ成分が粉末スープに仕込んであったので、液体スープを入れる前に麺をほぐしながら1分ほど混ぜ続けたほうがいいかもしれません(※容器の底にある溝に溶け残りが発生する確率大)。それでは、ノロマが誇る鶏の旨味に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(118g)あたり
カロリー:483kcal
たん白質:8.8g
脂  質:21.6g
炭水化物:63.4g
食塩相当量:6.7g
(めん・かやく:2.2g)
   (スープ:4.5g)
ビタミンB1:0.47mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:264mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:483kcal(めん・かやく:299kcal)(スープ:184kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

スープとの一体感が高い多加水麺

5.0

調理後の麺は透明感のあるノンフライ麺で、形状は縮れのないストレート。特別に厚みのある麺ではないのですが、そこそこ幅のある平打ち麺で、サイズは中太。なめらかな表面は摩擦抵抗ゼロの口当たりと喉越しを実現しつつ、歯切れの良さよりも粘り気のある密度を重視した加水率の高い食感で、もちもちとした弾力が楽しめます。

フライングしないほうが吉

ノロマの実店舗で提供されているラーメンには、小麦の風味が強い国産小麦を数種類ブレンドした自家製麺を合わせ、独特のコシを生み出すために温度や湿度を徹底的に管理しながら熟成させています(※つけ麺は打ち立ての麺を使用)。カップ麺の場合、そこまで熟成感は強くないものの、あながち遠い麺ではないように感じました。

小麦の風味は強すぎず、かといって弱すぎない繊細なラインを狙っていて、今回の上品で豊潤な鶏白湯スープに程よくフィット。熱湯5分直後は戻りムラが気になると書きましたが、粉末スープを溶かしながら1分ほど箸を動かしていると大部分はほぐれますし、かつての「行列ができる店のラーメン」シリーズほど致命的な不具合ではありません。

スープ

ぽってりとした口当たりと純度の高い鶏の旨味に注目

6.0

とろみ成分が含まれている粉末スープには、かつおぶし粉末や椎茸の旨味など、和風の要素が組み込まれ、やや粘度の高さが人工的ではあるものの、化学調味料のピリピリとした刺激は控えめ。あくまでも粉末スープは下支えに過ぎず、本丸は液体スープなので、さいさんになりますが粉末スープの溶け残りがないよう念入りに混ぜ合わせてから液体スープを加えてください。

鶏油けっこう多め

液体スープにはカエシ(醤油だれ)と動物系の旨味に加え、けっこう多めに入っている鶏油(ちーゆ)の芳ばしい風味がポイント。原材料にポーク調味料や豚脂(ラード)を使用しているので、純粋な鶏白湯ではないのですが、しっかりと鶏の旨味を主軸にしつつ、それを疎外しないバランスで豚骨のコクが脇を固めているフレームワーク。

粉末スープだけでは人工的だと感じたトロミの強さも結果的にネガティブではなく、鶏の旨味が重なったあとはコラーゲンっぽいイメージに繋がるため、とろみの強さを不自然に思わせません。タレに攻撃性はないのですが、高濃度な旨味がピンボケしないだけのアクセントは備え、鶏や豚の癖を抑えつつ、濃厚さの指標を履き違えることのない硬派な作りが印象的でした。

具材

ちょっと具材は寂しいか‥‥

3.0

具材はチャーシュー、なると、ネギとシンプルな構成で、コンビニ限定かつ税込278円の商品にしては頼りないといわざるを得ないラインナップ。この価格帯であれば日清食品の厚切焼豚が採用されていてもおかしくないのですが、箸で持ち上げるのが困難なほど柔らかいチャーシューに厚みはなく、側面に焼き目もありません。

ビックリするくらい柔らかいw

ノロマの「鶏そば」にはフランス料理にも使われている低温調理技法のレアチャーシューを採用しているため、もうちょっと頑張ってほしかったところではあるものの、スープのクオリティを思えば許容範囲内。もしトッピングが寂しいと感じた方は、かいわれ大根や白髪葱でアレンジしてみてください。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

具材の項目でも触れたように、特定のコンビニ限定かつ税込278円のハイグレードモデルなので、もうちょっと具材にも力を入れてほしかったところではあるものの、ぽってりとした鶏白湯スープのクオリティが高く、結果的に値段相応の一杯だと感じました。濃厚でも臭みは控えめなので、これなら普段あまりカップ麺を食べ慣れていない女性の方でも楽しめるはず。

強烈な鶏油の芳ばしさや鶏骨の癖に期待すると肩透かしになりますが、それは麺屋NOROMA(ノロマ)の「鶏そば」でも特化している項目ではないですし、今回は日清食品の社風を含め相性のいいコラボだと感じました。ファミマ限定・数量限定商品なので、気になった方は販売終了前に最寄りのファミリーマートをチェックしてみてください。

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