「農心 旨激辛ラーメン カップ」辛さ4倍!? 旨ブランドで一番辛い格安カップ麺

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農心(NONGSHIM)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、韓国No.1辛ラーメンメーカー「農心」(NONGSHIM)が送る激辛カップ麺、「旨激辛ラーメン カップ」の実食レビューです。

「旨ブランド」の中でイチバン辛い激辛仕様の格安カップ麺! 辛い? 辛くない?

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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農心 旨激辛ラーメン カップ

今回のカップ麺は新商品でもなんでもないのですが、スーパーやドラッグストア、ドンキホーテや業務スーパーなどで定期的に現れては消え、現れては消え‥で、また最近になって現れたので捕獲してみました。冒頭でも触れましたが、製造は韓国の即席麺トップメーカー「農心」(ノンシン)、総販売者(輸入者)は「農心ジャパン」です。



同シリーズには、韓国のポピュラーな辛いスープ「ユッケジャンスープ」をイメージし、農心のスープ加工ノウハウを生かして開発された「辛ラーメン」の新バージョン、「旨ピリ辛ラーメン カップ」というカップラーメンがあるんですけど、それと比較して約4倍の辛さを誇ると言われているのが今回の「旨激辛ラーメン カップ」。ということは、これも辛ラーメンの姉妹品ということですね。

だいたい韓国のインスタントラーメンはカップめん・袋めん問わず辛いと思われがちですが、日本に輸入されているガチの辛いカップ麺は基本的に一般のスーパーなどには出回っていません。特に農心は旨味を重視している優等生のイメージが強いので、激辛と言っても大したことないんじゃないかと高を括っている実食前の現在。

そもそも「辛ラーメン」自体さほど辛くないですし、私は韓国の即席麺なら最低でも三養の「ブルダック炒め麺」から上が市販の激辛最低ラインだと思っているので、ちょっと激辛に対するハードルは高めに設定しているかもしれません。それに、レギュラーサイズとはいえメーカーの希望小売価格も155円(たぶん税別)と格安なんです。

農心のホームページにも “手ごろな価額で韓国の味が楽しめます” と書いてあるように、たしかドンキホーテで見かけた時には70円前後(もうちょい安かったかも‥)、いま手元にある「旨激辛ラーメン」「旨ピリ辛ラーメン」は両方ともTRIAL(トライアル)という大型スーパーで税込89円、また行きつけのスーパーマーケット(関西ローカル)に出現する時も税込100円以下のワゴンセール扱いが基本でした。



などと書きながら少し不安になってきたんですけどw ただ辛くしたいなら自前の唐辛子で無限に調節できるので、大切なのは「旨味」との兼ね合いですよね。もちろん激辛を謳うからには唐辛子にも頑張ってもらわねば困りますが、「クセになる辛さ!」というだけの中毒性があるのかどうかにも注目です。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は真っ赤な「激辛粉末スープ」が1袋で、お湯を注ぐ前に入れる先入れ仕様(ちなみに「旨ピリ辛ラーメン」の小袋はオレンジがかった金色)。作り方については「辛ラーメン カップ」と同じなんですけど、農心のカップ麺は日本のカップ麺みたいに粉末スープ先入れ状態ではなく、基本的に個包装で別添されています。



ただ、かやく類は基本的に先入れが多く、現段階で見えるのは大きめのネギと赤ピーマンみたいな見た目の唐辛子フレークというシンプルな内容。「旨ピリ辛ラーメン」の具材は椎茸フレーク、ねぎ、輪切り唐辛子なので、スープを4倍の激辛仕様に調節した分、具材を差っ引くことでコストを調節しているのかもしれません。

ちょっと麺は表面の気泡が粗いというか、もちもち食感に仕上がりそうな雰囲気なんですけど(※イメージですw)、この感じも農心カップの特徴です。また、うま味調味料が「調味料(アミノ酸等)」ではなく「調味料(核酸等)」だったり、酸化防止剤が「緑茶抽出物」というのが韓国のカップ麺らしいなぁ‥ってマニアックですねw

製品情報・購入価格

製品名:旨激辛ラーメン カップ
販売者:農心ジャパン
製造元:農心(韓国)
内容量:65g(めん54g)
JANコード:4582214631165
希望小売価格:155円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:89円(税込)
取得店舗:スーパー(トライアル)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型レギュラーサイズ
容器材質:紙
湯量目安:265ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げ麺(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩、米糠風味液)、食塩、ビーフシーズニング、唐辛子調味粉、にんにく、ねぎ、砂糖、豚骨調味粉末、調味醤油粉末、ブドウ糖、唐辛子フレーク、コチュジャン粉末、粉末みそ、にんにく粉末、胡椒粉末、たまねぎ風味粉、加工デンプン、卵殻カルシウム、調味料(核酸等)、かんすい、微粒二酸化ケイ素、増粘多糖類、乳化剤、香辛料抽出物、酸味料、酸化防止剤(緑茶抽出物)、カラメル色素、ビタミンB2、(原材料の一部に小麦、卵、乳成分、豚肉、牛肉、大豆を含む)
【アレルギー表示】小麦・卵・乳成分・豚肉・牛肉・大豆

実食開始

粉末スープの量は少し多めで、色はオレンジ色。辛い食べ物といえば真っ赤なイメージが強いかもしれませんが、ブート・ジョロキアやトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー、キャロライナ・リーパーなど、非常識な激辛唐辛子を100%使用した一味唐辛子は、もれなくオレンジ色なんです。



とはいえ別に今回の粉末スープからはブート・ジョロキアなどに通じる柑橘系の香りは漂ってこないので、おそらく非常識な唐辛子は使用されていないと思いますが、唐辛子特有の芳ばしい香りが強く、それは油揚げ麺の香りとミックスされてイイ感じにジャンクw

さて、完成です。お湯の目安量は265mlとシビアに計算されていますが、ふつうに内側の線を狙ってください。

それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。ちなみにカロリーなどの表示欄が「標準栄養成分表示」(ナトリウム表記)のままなんですけど、2015年4月より施行された新食品表示法は2020年4月に完全移行となるので、今年〜来年の間に少なくともパッケージはリニューアルされると思います。

1食(65g)当たり

カロリー:274kcal
たん白質:4.8g
脂  質:8.5g
炭水化物:44.7g
ナトリウム:1.4g
(めん・かやく:0.4g)
(スープ:1.0g)

(食塩相当量:3.6g)

めん

もっちもち!

縮れのある中細麺で、透明感のある見た目も印象的な油揚げ麺です。湯戻し前は粗そうな肌をしているのですが、熱湯でケアしたあとは口当たりがよく、もっちりとした弾力は見た目のサイズ以上。油揚げ麺特有の風味も辛いスープと相性がいいですし、このモチモチ感は農心独特の魅力ですよね。ただ、ちょっと見慣れない原材料‥‥

米糠風味液(こめぬかふうみえき)とやらが麺に練り込まれているw 糠(ぬか)ってアレですよね、ぬか漬けとかに使うやつですよね。米糠なので、玄米を精白する際に出る外皮や胚芽などの粉になると思うのですが、米糠「風味液」という‥‥謎w でも別に糠床や糠漬けの風味がするわけではありません。風味液なので、隠し味ですかね。



そもそも農心のカップ麺に使用されている油揚げ麺が苦手な方は、もれなく好みから外れてしまう確率大なんですけど、韓国系のカップ麺が好きなら違和感なく楽しめると思いますし、私は個人的に大好きです。ちなみに麺の原材料は「激辛」「ピリ辛」ともに同じですが、なぜか激辛は54gで、ピリ辛は53gと1gの誤差がありました。

スープ

にんにく強めのジャンクなスープ

唐辛子の辛さは瞬発力のあるタイプで、とにかく粒子が細かく、スープの熱に押されてイッキの口腔内へと広がります。しかし、それはバシッとキメてからスッ‥と去り行く引き際のよい爽やかな辛味。ちょっとハバネロも使用しているのかもしれませんが、独特のクセは気にならなかったので、もし入っていたとしても少量でしょう。

でもって辛さレベルは‥‥うーん、とりあえず唐辛子の辛さが苦手なら激辛認定は確実かと思いますが、ある程度の耐性値があれば辛口から適度に大辛、激辛が大丈夫なら屁の河童(どうってことない)。唐辛子の品種や含有量で物を言わせるようなタイプではなく、粒子の細かい唐辛子を上手くスープの熱にのせて追い風を利用している感じですね。

旨味はビーフシーズニングを基調に豚骨調味粉末を重ねているのですが、どちらも文字通り粉末チック。なんですけど、そのチープな韓国系の旨味(伝わってますかね‥w)は唐辛子の刺激と絶妙にマッチしており、そこへ重なる粉末ニンニクと具材のニンニクが織り成すガーリック感には中毒性がありました。けっして高級感はないけれど、ある意味このチープさはブランドだと思っています。

かやく

にんにくが決め手!

「かやく」と「粉末スープ」の原材料名が一緒くたになっているので、ちょっと判りにくいかもしれませんが、具材は「ねぎ」「にんにく」「唐辛子フレーク」の3種類。調理前は椎茸がカットされたと寂しく思ったのですが、実は椎茸の代わりにスライスにんにくが入っていました。で、このスライスにんにくが好印象。

にんにくは大きめサイズが1個、あとは欠片が2,3個だったので、そんなに量は多くなかったんですけど、当たり前ですが噛んだら超にんにく。フライドやロースト系ではなく、単純にスライスしたニンニクを乾燥させている感じだったので、食感はシャキシャキなんですけど、まぁ今回の辛旨スープに映える映えるw

唐辛子フレークは多少なりとも辛さを支えてくれているように感じましたが、私のバカ痛覚は目立って反応せず、大きめのネギは好印象だった反面、お世辞にも具沢山とは言えません。でも、ニンニクかなり効果的です。ちょっと具材が寂しいので、お湯を入れる前にスライスにんにくを仕込む、もしくは生おろしニンニクちょい足しアレンジをオススメします。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)
【安売りカップ麺としては上出来!】

総評は★4にしようか迷ったんですけど、これ税込100円以下でも購入できるカップ麺ですからね。実際に税込70~80円台で販売している店舗は多いですし、ほぼオープン価格の廉価版カップ麺と同じ立ち位置なので、その価格帯も加味した上で上出来の★5としました。

もちろん「旨ピリ辛ラーメン」よりも辛いですし、「辛ラーメン」よりも辛いのですが、それでも激辛には及びません。しかし、韓国系カップ麺ならではのジャンクで粉末チックな旨味に強めのニンニクには中毒性があったので、独特の魅力を感じました。ちなみに「旨ピリ辛ラーメン カップ」も食べたんですけど‥‥

あんまり美味しくないw というのも「旨激辛ラーメン」の賞味期限は実食日より5ヶ月以上先だったんですけど、「旨ピリ辛ラーメン」の賞味期限は実食日から12日後だったので、油揚げ麺の酸化臭が目立って適正に評価できませんでした。というわけで、「旨ピリ辛ラーメン」の評価につきましては後日あらためて記事にしますね。

今回の「旨激辛ラーメン カップ」は、激辛カップ麺としては少し頼りない辛さかもしれませんけど、安売り系の値段を思えばコストパフォーマンスの高い一杯だったので、韓国系のカップ麺が大丈夫なら試してみてください。一味唐辛子やニンニクを追加すると、より美味しく食べられます。

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