どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月10日(月)リニューアル発売のカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ 北海道みそバターラーメン」の実食レビューです。
国産農産物の消費拡大も意識したカップ麺!
前回の記事でレビューした「ニュータッチ 横浜もやしそば」と同時発売品で、こちらもニュータッチの定番カップ麺がリニューアルしました。
北海道産味噌を100%使用したスープは据え置きで、かやくには北海道産コーンと北海道産ジャガイモ。さらに国産ネギを使用することによって、すべての具材が国産になり、「フード・アクション・ニッポン(FOOD ACTION NIPPON)」のロゴマーク利用許諾を得た商品になりました。
‥‥あ、そのロゴマークは2016年9月12日のリニューアル品から掲載されているようですね。
リニューアル前のパッケージと比較して、フタの上に描かれている商品名の配色が明るくなり、スーパースイートコーン&じゃがいもの間にバターが割り込んでいます。ちなみに「とうもろこし」と「スイートコーン」は厳密には違うそうで、それについて詳細を書き連ねると長くなってしまうのですが、ざっと140文字以内で説明すると‥
「フード・アクション・ニッポン(FOOD ACTION NIPPON)」とは、日本の食を次の世代に残し、「“おいしいニッポンを”残す、創る」ことをコンセプトとして掲げている、食料自給率向上に向けた国産農産物の消費拡大の取り組みを推進している国民運動で、その取り組みにニュータッチことヤマダイも協賛しています。
約3年前、「北海道コーンバター味塩ラーメン」をレビューしたことはあるのですが、今回の「北海道みそバターラーメン」を食べた記憶がないので、ちょっと新鮮な実食前の現在です、ハイ。
開封
中に入っている小袋は、「かやく(先入れ)」「液体スープ(後入れ)」「調味油(後入れ)」の3袋。調味油はガチガチに凝固していたので、熱湯を注いだ後はフタの上に乗せて温めておきましょう。
「73」とか「63」とか、スープや調味油の小袋に番号が振ってあるのもヤマダイ(ニュータッチ)の特徴ですよね。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、ラード、しょうゆ、たん白加水分解物、食塩、チキンエキス、ポークエキス、野菜エキス)、スープ(味噌、動物油脂、食塩、糖類、ニンニクペースト、ポークエキス、ショウガペースト、香味油、バター)、かやく(コーン、じゃがいも、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、かんすい、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、香料、(一部に乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
1食(113g)当たり
カロリー:442kcal |
ニュータッチのヤマダイより 北海道にこだわった 「北海道みそバターラーメン」9 月リニューアル発売!
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
めん
つるつると滑らかで、しっかりとしたコシのあるフライ麺
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
醤油や食塩の他にチキンエキス、ポークエキス、野菜エキスなどが練り込まれた油揚げ麺で、ラードの風味が芳ばしい伝統的な油揚げ麺です。ただ、東洋水産の油揚げ麺(精製ラード)ほど強く主張してきません。
おそらくですが、前回記事の「横浜もやしそば」と同じく、ニュータッチ(油揚げ麺)シリーズで流用している汎用麺だと思います。しかし、「横浜もやしそば」では72gでしたが、「北海道みそバターラーメン」では70gとなっているので、具材やスープのコストに合わせて調節しているようですね。
北海道の味噌ラーメンと聞いて連想されるような太くて黄色い縮れた多加水麺ではありませんが、ハリのある質感が印象的。定価170円(実質的な実売価格100円前後)のカップ麺ですが、やはりオープン価格の廉価版とは違います。けっして高級感の得られるようなタイプではないものの、カップ麺でしか味わえない魅力の持ち主です。
スープ
3種類の北海道産味噌をブレンドし、ポークと香辛野菜(にんにく、しょうが)の旨みを活かしたバター風味香る味噌ラーメンスープです。
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
調味油の中で凝固していたのは動物油脂で、実際のところバターの含有量はスープの原材料で最も少ないのですが、バターも動物性ですし、マーガリンの如く植物油脂を使用して誤魔化さない姿勢が好印象。また、乳などを主要原料とする食品ではなく、しっかり「バター」の文字があるのも嬉しいですね。
その効果あってかバターの風味は他社の大手メーカーが製造してきた “バター風味” よりも上で、そんなに量が多いわけじゃないけれど、思いのほかバターでした。そして、ベースの味噌スープもシンプルながら味噌汁的な弱っちぃスープではありません。
写真でもベナール対流が起きているのですが、いわゆる味噌汁なんかに見られるモヤのことですね。赤味噌系の輪郭とともに白味噌系の柔らかさも並行し、ソツなくシンプルながらも丁寧です。ニンニクや生姜などの香味野菜もアクセントに効果的で、オーソドックスな味噌スープにバター風味というシンプルな内容ですが、それだけに裏切りのないテイストと言えるでしょう。
かやく
北海道産コーン、北海道産じゃがいも、国産ねぎ
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
パッケージの写真では大きめの輪切りになっていたネギですが、実際は分葱レベルのサイズでした。これは国産だ!などと一見して明白に思えるポイントはありませんでしたが、国産だそうです。ジャガイモは少しシャリッとした歯触りで、ホクホクというよりもザラザラとした舌触りだったんですけど、北海道産だそうです。しかしながらコーン、いいですね。
定価170円のカップ麺にしては量が多く、食感もナチュラルで好印象。本物のスイートコーンには劣りますが(とはいえ「スイートコーン」の品種も糖度によって様々なんですけど)、きちんとコーンの甘味を感じました。ジャガイモは少しイメージと違ったけど(東洋水産の皮付きポテトじゃない白いヤツに似てます)、コーンの満足感が高かったです。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
北海道(札幌)の味噌ラーメンみたいに食べ応えのある麺ではありませんし、スープも北海道?という感じではあるのですが、使用している味噌は100%北海道産。そして、思っていたよりもバターの存在感が硬派に思えたのは収穫でした。ニュータッチらしい麺とスープの相性も問題なく、具材も値段のわりにコーンたっぷりで物足りなさを感じません。
けっして高級感のあるカップ麺ではありませんし、なんだったら実にチープなんですけど、これこそカップ麺でしか味わえない魅力ですからね。それに、実売価格も税込100円前後ないし100円以下が平均なので、それも踏まえた上で★ひとつプラスしました。
ほんとオーソドックスに “カップめん” なのですが、それだけに裏切りのない一杯です。
製品名:ニュータッチ 北海道みそバターラーメン 製造者:ヤマダイ 内容量:113g(めん70g) 発売日:2018年9月10日(月)リニューアル JANコード:4903088013688 希望小売価格:170円(税抜) 発売地域:- |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:360ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:3袋(液体スープ / 調味油 / かやく) |
お客様相談室:0296-48-0133
冬になるとバターラーメン食べたくなるんだよなぁ。。。(-ω-;)ウーン