どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年7月16日(月)リニューアルのカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ 元祖ねぎらーめん」の実食レビューです。
昭和60年から発売33周年
昭和60年に発売された即席業界で初の「ねぎラーメン・ねぎみそラーメン」が今年で発売33周年を迎え、それを記念した「おかげさまで発売33周年 その場で当たる!キャンペーン」の実施とリニューアルの発表がありました。
先日、ニュータッチことヤマダイで1番の出荷数量を誇るのは「横浜もやしそば」だと知って驚いたのですが、 “ニュータッチといえば元祖ねぎらーめん!” という声も多く聞きます。
フタを開けてQUOカード(1,000円分)が入っていたら当たり!という分かりやすいキャンペーンなのですが、3,333名様とのことなので、けっこう倍率高めですね。
ちなみにメーカーのニュースリリースではキャンペーンの詳細について書かれていたんですけど、製品の中身については何をリニューアルしたのか記載されていませんでした。
QUOカード入ってるかなぁ‥
開封
はい、残念ながら麺の下までチェックしてもQUOカードは入っていませんでしたが、ネギたっぷり入ってます。小袋の構成は、「液体スープ(後入れ)」と「かやく」の2袋で、液体スープに番号は振ってありませんでしたが、かやくには “211” と書いてありました。
ちょっと角度的にスターウォーズのテロップみたいな写りになっているのですがw フタの裏話には開発秘話が書かれており‥
ある日、物流部門の運転手さんが街道沿いで流行っているラーメン店の “ネギラーメン” という看板を見て、どんなラーメンなのか食べてみたところ、それが実に美味しかったのだとか。そこで運転手さんが当時の社長に商品化したらどうかと提案し、日本人初の宇宙飛行士が誕生した昭和60年、「ニュータッチ ねぎらーめん」が発売されることになったそうです。
それまで脇役だったネギを主役に持ち上げた商品は大ヒットとなり、開発担当者でも営業担当者でもない運転手さんの発案が33年も続くロングセラー商品を生み出したと、そのようなことが書かれているのですが、これってスゴいことですよね。
それを採用した当時の社長さんや開発に尽力した担当者さんもだけど、ヤマダイの社長さんは物流部門の運転手さんにとっても身近な存在だったんだなぁ‥って、食べる前から温かいような寂しいような、ちょっと複雑な気持ちになりました。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、ラード、しょうゆ、たん白加水分解物、食塩、チキンエキス、ポークエキス、野菜エキス)、スープ(しょうゆ、食塩、動物油脂、植物油脂、糖類、味噌、たん白加水分解物、チキンエキス、ポークエキス、鰹節エキス)、かやく(味付肉そぼろ、ねぎ、赤ピーマン)、調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カラメル色素、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(原材料の一部に卵、ごまを含む) |
【アレルギー表示】 卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
1食(102g)当たり
カロリー:417kcal |
(食塩相当量:5.8g) |
ニュータッチのヤマダイより 発売 33 周年のロングセラー! 「元祖ねぎらーめん・元祖ねぎみそらーめん」 7 月リニューアル発売!
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
めん
つるつると滑らかで、しっかりとしたコシのあるフライ麺
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
おそらく他のニュータッチシリーズにも使われて角刃の縮れた平打ち油揚げ麺で、ハリのある質感が印象的です。食感の持久力は長くないので、のんびり食べていたら柔らかくなってしまいますが、けっこう食べ始めはピシッとしてるんですよね。
植物油とは違う動物性油脂(ラード)の芳ばしさも特徴となっているのですが、東洋水産の精製ラードほど強い主張ではありません。今回のスープは表面に多めの胡麻ラー油が浮かんでいるので、そのコーティングによってクドさは抑制されていました。
それでいてカップ麺でしか味わえないインスタントな旨味は得られる、なんとも絶妙なバランスです。スープや具材に合わせて変わる麺の量ですが、元祖ねぎらーめんは70gでした。これは個人的な感想ですが、ニュータッチのカップ麺(「凄麺」以外)は2分30秒でフタをけるのがベストだと思っています。
スープ
チキンとポークの旨みが効いた醤油スープに、食欲をそそる風味の良いゴマラー油のピリッとした辛さがアクセントの、味わい深いスープです。
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
ベーシックな醤油スープに胡麻ラー油という組み合わせって、そういえば日清食品の「出前一丁」と似ているのですが、もちろんスープの構成が異なりますし、麺や具材との兼ね合いで別物です。ただ、ふと思い返すと似ている方向性w
しかし、出前一丁には含まれないチキンの旨味や動物油脂の力強さ、そして何と言っても胡麻ラー油の量が多く、ピリッとした唐辛子のピリ辛アクセントと胡麻油の芳ばしさが出前一丁以上に主張してきます。同じ醤油+ごまラー油でも、元祖ねぎらーめんのほうがワイルドですね。
それに‥
かやく
ねぎ、味付ひき肉、赤ピーマン
(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)
胡麻ラー油が芳ばしいピリ辛スープと大きなネギの相性は絶妙で、白い部分は煮込んだ長ネギのトロッ‥とした、あの甘さと食感がリアルに再現されています。量も多く、さすが元祖ねぎらーめん‥文句なしでネギが主役!なんですけれども、味付ひき肉と赤ピーマンも侮れません。
味付ひき肉は定価170円のカップ麺とは思えない大きさで、他の大手メーカーが作る定価180円ないし205円のカップ麺に入っているテキトーな挽肉(肉そぼろ)よりも場合によっては上回ります。また値段を思えば量的な不満も覚えないと思いますし、主力商品の一角を担う力の入れようが伝わってきました。
赤ピーマンは脇役ですが、存在感が皆無ではありません。特有のホロ苦さと甘味がスープとマッチしていて、ネギでも挽肉でも出せないアクセントが心地よかったです。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
こういうロングセラー商品って、そもそも評価すべきではないのかもしれませんが、高級感はなくても廉価版とは違う、超コスパが高いわけではないけれど、とりあえず何個かストックしておきたいような、これぞ現代にも通用する古き良きカップ麺だと思います。
汎用の油揚げ麺(たぶん)でコストを抑え、しっかり主題のネギを全力でアピール。しかしながら肉具材の満足感も高く、素朴ながらもパンチのあるスープで物足りなさは感じさせない、しかもネギとスープの相性ときたら‥運転手さんの食べた街道沿いにあるラーメン屋さんのネギラーメンも、素朴で癖になる感じだったのかもしれませんね。いや、当時としては素朴ではなく斬新だったのか‥
リニューアルとのことでしたが、何が変わったのか正直よく分かりませんでした。でも、素朴でジワジワと癖になるような美味しさとボリュームたっぷりのネギは毎度お馴染みの安定感で、派手さはなくとも満足感の高い一杯です。
製品名:元祖ねぎらーめん 製造者:ヤマダイ 内容量:102g(めん70g) 発売日:2018年7月16日(月)リニューアル JANコード:4903088000619 希望小売価格:170円(税抜) 発売地域:- |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:360ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(液体スープ / かやく) |
お客様相談室:0296-48-0133
takaさん、こんばんは!
>「おかげさで発売33周年 その場で当たる!キャンペーン」
ほうほう、おかげさ、おかげさでございますか(=゚ω゚)
Re:秀逸な誤字脱字チェッカー:かーと様
ほんとうにいつもありがとうございます(涙)
最近こういう凡ミスに気が付けないので; ←しっかりしろ
ね…ねg……ねぎ……ね……ぎ………
ノーコメントでお願いします…(O_O)
Re:レビちゃん
「追い豚肉」への抵抗でネギをチョイスしたわけじゃないからねw
うん、ネギ嫌いは全力で避けるべきカップ麺だよ(もうひとつ‥いや、ふたつ?ねぎ系が控えているのは内緒)