「ニュータッチ チャーシューメン」2019年リニューアル 別添スパイス復活!

ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年2月4日(月)リニューアル新発売のカップ麺、ヤマダイ「ニュータッチ チャーシューメン」の実食レビューです。

ニュータッチのカップラーメンで最も長く売れ続けている大ヒット商品がリニューアル!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

ニュータッチ チャーシューメン

ニュータッチこと「ヤマダイ」とは、昭和23年(1948年)10月、現本社所在地に大久保製麺の前身として創業したメーカーで、昭和37年(1962年)12月に「大久保製麺株式会社」を設立。昭和57年(1982年)1月、社名を現在の「ヤマダイ株式会社」に変更しているのですが、「ヤマダイ」という名前の由来は大久保の屋号「山大」を継承しているのだそうです。

昭和36年(1961年)7月に「ヤマダイラーメン」を発売、昭和47年(1072年)8月には東日本で初のスナック麺メーカーとして「ニュータッチヌードル」(開発当初の名前は「ワンタッチヌードル」だったが商標権侵害を指摘され「ニュー」に変更)を発売しているのですが、現存するカップ麺の中で最古の生き残りが今回の「チャーシューメン」。

「ニュータッチ チャーシューメン」が初めて発売されたのは、まだ社名をヤマダイに変更する前の昭和56年(1981年)6月。好調な滑り出しを記録した「ニュータッチヌードル」の発売から約1年後、第一次オイルショックで材料が入手できない状況が続き大打撃を受け、昭和54年(1976年)に起きた第2次オイルショックでも同じような状況に陥ったそうですが、その苦難を乗り越えて開発されました。

(画像はニュータッチの公式ツイッターアカウントより拝借)前回のリニューアルは2017年5月15日、国産原料肉及び国産加工地にこだわった国産豚肉のチャーシューを使用することで、「フード・アクション・ニッポン」のロゴマーク利用許諾を得てパッケージを刷新し、さらにメイン具材のチャーシューを2枚から3枚に増量。

残念ながら今回のリニューアルでチャーシューの枚数は2枚に戻ってしまったのですが、1枚あたりのサイズを若干大きくして味付けを見直し、食感も柔らかめに仕上げているとのこと。以前は豚バラ肉や豚肩ロース肉が使用されていた時期もあったのですが、現在の使用部位はリニューアル前と同じ「もも肉」を使用しているそうです(※使用部位についてはヤマダイに確認済)。

ちょっとだけスープの味も見直しているようですが、チャーシューの枚数が減ってサイズが大きくなったこと、そして別添のスパイスが復活したことが大きな変更点ですね。平成26年(2014年)5月のリニューアルまでは別添のスパイスが「かやく」の中に入っていたのですが、誤飲の危険性が高いと前々から指摘されていたので、それを理由にスパイスの別添方式を廃止したのかもしれません。

つまり以前は「かやく」の中に「スパイス」(小袋の中に小袋)が入っている状態だったので、気が付かずに熱湯を注いで食べる時に「あ‥‥」みたいな事例も多かったらしいのですが、2019年のリニューアルによって数年ぶりに別添のスパイスが復活した今回、小袋の構成に改善は見られるでしょうか。

開封

よし、バッチリですね。別添の小袋は「液体スープ」「かやく」「スパイス」の合計3種類に分けられているため、これなら誤って未開封のスパイスに熱湯をかけるトラブルも減るでしょう。ただし、稀に油揚げ麺の下に小袋が入り込んでいることもあったりするので、きちんと3袋あるかどうか確認してください。

もっと稀に「かやく」が2袋、または「スパイス」が2袋も入っているケースがあったり、逆にスパイスが入っていない‥‥などのミスがゼロとは言えないので(小袋の数が多い時には消費者にとって嬉しいトラブルになるのですがw)、もし小袋の数が少なかった時はレアな体験をしたと諦めるか容器側面に記載されている「お客様相談室」に問い合わせましょう。

麺は黄色味を帯びている縮れた油揚げ麺で、光を当てると光沢があり、開封した瞬間からニュータッチらしくラードを主体とした油揚げ麺の芳ばしい香りがグワッと押し寄せてきます。このレトロな油揚げ麺特有のニオイが個人的には好きだったりするのですが、体調が悪い時や食欲がない時にはネガティブな臭いになるかもしれません。

ちなみにメーカー希望小売価格は税別170円に設定されているのですが、スーパーマーケットやドラッグストアであれば税込100円前後で販売されているはずですし、私の購入価格も近畿のローカルスーパーで税込95円でした。内容量は105gなので、1gあたり1円以下です(笑)。

製品情報・購入価格

製品名:ニュータッチ チャーシューメン
製造者:ヤマダイ
内容量:105g(めん72g)
発売日:2019年02月04日(月)リニューアル
実食日:2019年02月08日(金)
JANコード:4903088012162
希望小売価格:170円(税抜)

発売地域:全国(スーパーマーケット・ドラッグストアなど)
購入価格:95円(税込)
取得店舗:ローカルスーパー(フレッシュバザール)

麺の種類:油揚げ麺(フライ麺)
スタイル:どんぶり型レギュラーサイズ(ニュータッチ基準)
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:360ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく・スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、ラード、しょうゆ、たん白加水分解物、食塩、チキンエキス、ポークエキス、野菜エキス)、スープ(しょうゆ、食塩、糖類、動物油脂、たん白加水分解物、香辛料、ポークエキス)、かやく(味付豚肉、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、クチナシ色素、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※最終生産は日本国内で行い、原材料は安全性が確認されたものだけを使用
【アレルゲン情報】小麦・大豆・鶏肉・豚肉(本品原材料でアレルギー物質の表示が義務付け及び推奨されているもの27品目中)

実食開始

別添のスパイスと液体スープは後入れ、「かやく」は先入れなので、お湯を注ぐ前に開封します。チャーシューが2枚にネギというシンプルな構成で、チャーシューの部位は脂身が少なく、高タンパク・低脂肪の赤身を中心とした豚もも肉を採用しているとのことでしたが、脂身の部分が見える‥ちょっと嬉しい(笑)。

あとは熱湯を注いでから3分間、待っている間に後入れ液体スープの小袋をフタの上で温めて、麺をほぐした後に入れましょう。今回はノンフライ麺ではありませんし、ぜんぜん頑固な油揚げ麺でもないのですが、しっかりほぐしてからのほうがスムーズに液体スープを馴染ませることができますからね。

そして、仕上げに別添のスパイスを入れたら完成です。投入した瞬間、素朴で古典的なラーメンには必須と言っても過言ではないレトロな香りが広がって、なんとも言えないノスタルジックな雰囲気に‥いやぁ、スパイスって偉大ですな。もっとパウダー状かと思っていたのですが、意外と粗挽きのコショウでした。

それでは、実際に食べてみましょう。高級感よりも素朴な魅力を意識しながら、チャーシューの質感や全体のバランスに注意しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を10段階評価で判定します。

1食(105g)当たり

カロリー:417kcal
たん白質:8.4g
脂  質:17.3g
炭水化物:57.0g
食塩相当量:5.6g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:4.8g)

めん

つるつるとした舌触りとしなやかでコシのある食感のフライ麺。(めん72g、熱湯3分)

(出典:ヤマダイ「ニュースリリース」pdf)

ニュータッチらしいソフトな麺

2019年2月現在、「ニュータッチシリーズ」(油揚げ麺を使用した中華めんスタイルのレギュラーサイズどんぶり型)の通年商品ラインナップは今回の「チャーシューメン」を含めて全8種類あるのですが、「横浜もやしそば」と「チャーシューメン」は麺重量72g、それ以外の6商品は麺重量70gに統一されており、それぞれ原材料は同じです。

調理前は強く縮れていましたが、お湯を注いで3分後には縮れが緩くなっていて、するすると口当たりのいい啜り心地。製品説明にはコシのある食感のフライ麺と書いてあるのですが、そんなにコシの強い麺ではありません。どちらかというとソフトな食感になるのですが、食べ始めは麺の中心部が適度に抵抗してきます。

調理前や熱湯を注いで待機している間に漂ってくる強めの油揚げ麺臭がレトロ感を強めていたのですが、実際に食べている間は悪い意味で胸に来る嫌な重さではなく、適度にスープのコクを深めることに寄与してくれているような、これってノンフライ麺にはできない芸当なので、まさに油揚げ麺の面目躍如ですね。

スープ・別添スパイス

甘辛い醤油ダレに豚肉の旨味、キレのあるスパイスの香りが特徴です。別添:ホワイトペッパー付

(出典:ヤマダイ「ニュースリリース」pdf)

素朴なスープに存在感の強いスパイスのキレ

ベースは実にシンプルな動物系しょうゆ清湯(ちんたん)で、鶏ガラや豚骨ではなく豚の旨味を基調とし、やや甘味を帯びていることから煮豚のタレをカエシに使っているようなイメージです。魚介系の出汁や昆布、椎茸などの和風出汁も使用していないため、あまり奥行きのある味ではありません。しかし、なんとも飾り気のない素朴さが魅力的ですね。

そして足りない旨味成分を手っ取り早く補うように化調も効いているのですがw そもそもの方向性が古き良き昔のカップラーメンを踏襲しているような仕上がりなので、人工的な旨味も懐旧の念を呼び起こす引力があります。それに醤油も粉末ではなく液体なので、お店の味ではないけれど、シンプルながらに隙がありません。

さらにスパイスの存在感は想像していたよりも強く、製品説明には別添:ホワイトペッパー付(辛味が弱く香り重視の胡椒)付と書いてありますが、けっこうブラックペッパーの含有量も多いです。しかもS&B(エスビー)のテーブルコショーみたいなパウダー状ではなく、ザラッとするくらい粗挽きで、まさに味の決め手となっていました。

スパイス自体の量も多いですし、別添なので自分の好きなタイミングで使えるのも嬉しいですね。飾り気のないシンプルなポークベースの醤油スープをスパイスがバチッと引き締めている‥‥ちょっとこれは逆らえないw おいしいです。ほんと、まっすぐ美味しい。

かやく

チャーシュー(国産原料肉および国産加工地)、ねぎ

(出典:ヤマダイ「ニュースリリース」pdf)

国産豚肉だけど、ふつうですw

チャーシューは前回と同じ部位を使用し、国産原料肉及び国産加工地をアピールしているのですが、前述したように豚バラ肉でも豚肩ロース肉でもなく豚モモ肉を使用しています。そういえばチャーシューが3枚に増量された2017年5月15日リニューアル以前のパッケージには「豚バラチャーシュー」と書いてあったので、焼豚の国産化に伴い、それ以降はモモ肉で製造しているようですね。

明らかに見た目もバラ肉と比較して脂身が少ないですし、実際にジュワッ‥と溶けるようなジューシー感も得られず、加工肉ならではのプリッとした食感なんですけど、全体のレトロな雰囲気を思えば加工感も馴染んでいます。ちなみに以前はメンマも入っていたのですが、2017年5月15日のチャーシュー国産化及び増量のリニューアルよりカットされました。

そして同シリーズの「北海道みそバターラーメン」や「横浜家系豚骨醤油ラーメン」についてはネギを含む国産具材だけを使用しているのですが、今回は特に言及されていないので、国産具材は豚肉だけなのかもしれません。ただ、かなりネギの食感はシャッキシャキで量も多く、なかなかの存在感ですよ。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

客観的に見て総評は★5(高評価)としているのですが、主観的な好みでいえば余裕で満足度★6以上です。逆らえないw なんですかね、ぜんぜん「ふつう」なんですよ。むしろ正直どこ産か分からない豚バラチャーシューのほうが今回の国産豚肉チャーシューよりも美味しいですし(待て)、スープは簡素で捻りがなく、油揚げ麺も中庸的。

でも、たぶんノンフライ麺だったらアウトでしたね。スープ自体の油分が控えめだったので、レトロな油揚げ麺もネガティブに作用することなく、むしろノンフライ麺では出せないコクがピタッとハマり、スパイスが背筋を伸ばしている、シンプルながらに隙がありません。結果、「ふつうにおいしい」カップラーメンなんですけど、失ってはいけない素朴な魅力が詰まった一杯です。

無条件で美味しいと感じてしまう、なんともいえない黄金比率のような味のバランスで、昔よくあった胡椒で食わせるラーメンじゃないけれど(笑)、小難しさがなくシンプルで分かりやすい、豚の旨味と甘味を帯びた醤油スープに別添のスパイスがガツンと効いている様は、衰退することない普遍的な趣がありました。

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