最新カップ麺【今週の新商品】カロパ重視の完全メシ!? 凄麺史上初の温冷2WAY設計も激アツ展開!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2024年4月1日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
出前一丁どんぶり 昔ながらのしょうゆ味 中華そば / 236円（全国）N
完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い屋台風焼そば / 398円（全国）N
完全メシ コーンクリームポタージュ / 298円（全国）N
AFURI 柚子塩らーめん / 328円（全国）N

▼明星食品
明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しょうゆ / 236円（全国）N
明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しお / 236円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
ホットワンタン おかずのスープ / 215円（全国）R

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
ご当地熱愛麺 博多純情らーめんShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん タテビッグ / 271円（全国）R

▼エースコック
ご当地の一杯 札幌 濃厚味噌ラーメン / 171円（全国）N
ご当地の一杯 横浜 豚骨醤油ラーメン / 171円（全国）N
ご当地の一杯 仙台 辛味噌ラーメン / 171円（全国）N
ご当地の一杯 京都 背脂醤油ラーメン / 171円（全国）N
ご当地の一杯 博多 背脂とんこつラーメン / 171円（全国）N
ご当地の一杯 函館 塩ラーメン / 171円（全国）N
ご当地の一杯 和歌山 こってり中華そば / 171円（全国）N
タテロング 飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺 / 285円（全国）R

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 山形鳥中華 / 255円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング 四種四昧やきそば / 800円（一般発売）

▼大黒食品工業
大黒 みそうどん / 205円（全国）N

▼農心ジャパン（NONGSHIM）
キムチサバル麺カップ / オープン価格（全国）R
ユッケジャンラーメンカップ / オープン価格（全国）R

▼アサヒグループ食品
おどろき野菜 1日分の野菜 完熟トマトのミネストローネ / 280円（全国）N
おどろき野菜 1日分の野菜 完熟トマトのコク旨カレー / 280円（全国）N

▼ローソン
麺大盛り 天かすうどん 七味付き / 183円（全国）N

▼ファミリーマート
とら食堂 ワンタン麺 / 297円（全国）N
支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺 / 258円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「出前一丁どんぶり」新発売

半世紀守り続けてきた「ごまラー油」に “ごま油練り込み麺„ で最強に!? 出前一丁どんぶりがリニューアル!! 出前一丁（でまえいっちょう）とは、1968年（昭和43年）2月12日の発売以来、しょうゆベースの素朴なスープと「ごまラー油」の組み合わせを特徴としている即席めんで、昨年2月に発売55周年を迎えたロングセラー。ちょっと地味なイメージを抱かれがちですが、香港でのシェア率は凄まじく、現地では国民食として知られるほど。

出典：「出前一丁どんぶり」（4月1日発売）｜日清食品

今回の新商品「出前一丁どんぶり」は、1991年（平成3年）10月16日発売の初代を皮切りに、あの味わいが手軽に食べらることで支持されている、即席カップめん版「出前一丁」のリニューアルなので、純然たる新フレーバーではないけれど、半世紀守り続けてきた「ごまラー油」は据え置いたまま “ごま油を練り込んだ、もっちりとした食感の中細ウェーブ麺„ を新たに搭載。

パッケージも「町中華」をイメージしたデザインに変更し、メニュー札のイラストや中華模様を描くことで、どこか懐かしさを感じる雰囲気にブラッシュアップされているのですが、リニューアル前の商品に入っていたワンタンは非情にも解雇。代わりに大豆たん白を主原料に使用したチャーシューチップが加わったので、あまり手放しに楽しめる内容ではないかもしれません。

日清食品「完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い屋台風焼そば」新発売

どうせ食べるなら “カロパ凄い„ 完全メシ!? 完全メシ×U.F.O.第3弾は濃い濃い屋台風!! 完全メシ（KANZEN MEAL）とは、厚生労働省が定めた『日本人の食事摂取基準』に基づき、ビタミンやミネラル、必須脂肪酸など、33種類の「栄養素」と「おいしさ」の完全バランスを実現した機能系シリーズで、2022年5月30日に登場するや否や、すでに累計出荷数は2100万食を突破している大ヒット作。

出典：「完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い屋台風焼そば」「完全メシ コーンクリームポタージュ」（4月1日発売）｜日清食品

今回の新商品「完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い屋台風焼そば」は、2023年4月3日発売の「濃い濃い汁なし担々麺」及び同年9月4日発売の「濃い濃いお好みソース焼そば」に続く第3の完全メシUFOで、同時に「完全メシ コーンクリームポタージュ」も新発売。この2品を同時に食べたら完全を通り越えて「過剰メシ」になりそうですが、それはさておき “カロパ凄い„ の訴求も見逃せないポイント。

Z世代を中心に、コスパ（コストパフォーマンス、費用対効果）とは異なる概念を持ったタイパ（タイムパフォーマンス、時間対効果）が注目を集めていた近年。続けてウェルパ（ウェルビーイングパフォーマンス、自分や周りの環境を含めて居心地の良い状態を効率よく求めるニーズ）に視線が集まり始めているところですが、今度の完全U.F.O.はカロリーパフォーマンス重視。とはいえノンフライめん使用なので、通常品よりもヘルシーな印象です。

日清食品「AFURI 柚子塩らーめん」新発売

「AFURI」のカップラーメンが “パワーアップして„ 今年も登場!! AFURI（阿夫利、あふり）とは、2001年（平成13年）9月3日に神奈川県厚木市の山間で産声を上げた「ZUND-BAR」にルーツを持つラーメン店で、2003年（平成15年）6月16日に東京1号店「AFURI 恵比寿」をオープン。カフェのような雰囲気の店内で振る舞われる洗練された一杯は、おしゃれ淡麗系の代名詞的な存在といっても過言ではありません。

出典：「AFURI 柚子塩らーめん」（4月1日発売）｜日清食品

今回の新商品「AFURI 柚子塩らーめん」は、AFURIの代表・中村比呂人（なかむら ひろと）その人が監修したカップラーメンで、2023年5月29日発売の「AFURI 柚子塩らーめん」に続く “ノンフライめんAFURI„ 第2弾。容器の形状や全粒粉入りノンフライめん搭載など、基本的な作りは昨年と同じようですが、まったく調整なしの再販ではありません。

ニュースリリースの見出しが “魚介の旨みと柚子の香りをアップ„ となっているように、お店の味わいに近付けるため、サバを中心とする魚介の旨みと柚子の香りも強化している、というのがリニューアルポイント。このブログでは、2023年5月発売品をレビューしたとき “ぶっちゃけ総合力の高さは縦型ビッグの「柚子塩らーめん」に軍配„ などと評価しているため、それを超える味なのかどうか、ちょっとドキドキしてます。

「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しょうゆ」「（同）芳醇しお」新発売

高品質で高コスパ!? 麺・スープ・具材すべての品質を追求した「チャルメラの逸品」ついに始動!! チャルメラとは、明星食品を代表するインスタントラーメンの旗艦ブランドで、1966年（昭和41年）9月7日発売の即席袋めん「明星 チャルメラ」（現「しょうゆラーメン」）を皮切りに発足。何を隠そう幼少期、私が初めて感銘を受けた袋麺が「チャルメラ」だったんですけど、ネタの引きが弱いですねスミマセンw

出典：「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しょうゆ」「（同）芳醇しお」（4月1日発売）｜明星食品

今回の新商品「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しょうゆ」及び「（同）芳醇しお」は、つるっとしたノンフライめん＆もちっとしたノンフライワンタンを特徴とする「チャルメラ」の新作で、商品名に “逸品„ を冠しているように、なんというか庶民派の「チャルメラ」らしからぬ雰囲気を醸しているのですが、大盛サイズなのにレギュラープライスで購入できる、まさに庶民の味方的な逸品。

明星食品が手掛けるノンフライめんは、ほぼ例外なく高品質なので、それが相場以下の値段で楽しめる時点で強い引きを感じたのですが、同社のノンフライワンタンもクオリティが凄まじく、即席カップめん業界のワンタン具材において最高峰といっても過言ではない存在。さらに「チャルメラ」のアイデンティティである “ホタテだし„ も使用するなど、かなりの高評価を叩き出してくれるかもしれません。

サンヨー食品「サッポロ一番 ご当地熱愛麺 博多純情らーめんShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん タテビッグ」新発売

「博多純情らーめんShinShin」監修のカップラーメンも “ご当地熱愛麺„ にリニューアル!! ShinShin（しんしん）とは、2003年（平成15年）10月の創業以来、福岡で長年に亘り愛されている “昔ながらの豚骨らーめん” をブラッシュアップした「博多純情らーめん」を提供している有名店で、お笑い芸人や国内外のスーパーアイドルなど、錚々たる著名人（と、その追っ掛け）からも愛されている人気スポット。

出典：ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 ご当地熱愛麺 博多純情らーめんShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん タテビッグ｜サンヨー食品

今回の新商品「サッポロ一番 ご当地熱愛麺 博多純情らーめんShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん タテビッグ」は、商品名が長い‥‥などという愚痴はさておき、福岡でしか食べられない地元の行列店「博多純情らーめんShinShin」監修のもと、同店の看板メニューをカップラーメンで再現した一杯で、立ち位置としては既存品のリニューアル。

私はShinShin監修のカップラーメンにポジティブな印象がないので、どちらかといえば不安のほうが強いんですけど、はたして今回の仕上がりは‥‥あ、そうそう、2024年2月12日に「札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン」が “ご当地熱愛麺„ に入ったところなので、次は順当に「元祖ニュータンタンメン本舗」が動くと思います（たぶん、きっと、おそらく、めいびぃ）。

エースコック「ご当地の一杯」新発売

飲み干す一杯・ご当地シリーズのスピンオフ!? 新ブランド「ご当地の一杯」誕生!! ご当地の一杯（ごとうちのいっぱい）とは、2003年（平成15年）の発売以来、最後の一滴まで飲み干したくなるコク深いスープの美味しさに特化した「飲み干す一杯（のみほすいっぱい）」の “ご当地シリーズ„ を彷彿とさせる‥‥っていうか単純に、そのリブランディングです。

出典：新ブランド「ご当地の一杯」2024/4/1 新発売｜エースコック

今回の新商品「ご当地の一杯 札幌 濃厚味噌ラーメン」「（同）横浜 豚骨醤油ラーメン」「（同）仙台 辛味噌ラーメン」「（同）京都 背脂醤油ラーメン」「（同）博多 背脂とんこつラーメン」「（同）函館 塩ラーメン」は、それぞれ「飲み干す一杯」からのスライドで、ブランドとパッケージのみ変更という認識で問題ありません（※エースコックの関係者に確認済み）。

ただ、飲み干す一杯・ご当地シリーズの最終ロットには存在しなかった「和歌山 こってり中華そば」のみ純然たる新フレーバーで、こちらは “期間限定発売„ とのこと。ちなみに2024年4月現在、レギュラーサイズのカップラーメンに設定されるメーカー希望小売価格は、236円（税別）が事実上の標準となっているのに対し、ご当地の一杯は7品すべて171円（税別）ということで、汁物代わりにもピッタリな商品です。

エースコック「タテロング 飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺」リニューアル発売

さらに、TL（タテロング）サイズの「飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺」もリニューアル！ となっているのですが、こちらはパッケージのみ変更のテコ入れではありません。スープの美味しさについては定評がありますから、おそらくガラッと変えてくることはないと思いますけど、注目すべきは “より中華めんらしい見た目に改良しました。„ というニュースリリースの訴求。

出典：タテロング 飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺 2024/4/1 リニューアル｜エースコック

現在のエースコックが誇るハイクオリティなフライめんといえば、直近だと「タテロング 飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン 大盛り」（2024年1月22日発売品）に使われていた “多加水真空仕立て麺„ だったり、新定番「タテ型 飲み干す一杯 豚辛タンメン」（2024年3月4日発売品）の “もちもち食感の多加水麺„ だったりも記憶に新しいところ。

「飲み干す一杯 ごま贅沢担担麺」には、基本的に加水率が低いフライめんを合わせているため、例の “多加水真空仕立て麺„ ではないと思いますけど、より中華めんらしい見た目‥‥気になる。とりあえず定番商品なので、次回のリニューアル or 突然の終売発表が行われない限り、しばらくの間は店頭に並んでいますから、余裕があったらレビューします（そういいながら1年、2年と気が付けば経過してるんですけどね）。

ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 山形鳥中華」新発売

温冷2WAY＆裏技3WAYも!? 凄麺ご当地シリーズ27品目は “冷やしも美味しい„ 山形の「鳥中華」を再現!! 凄麺（すごめん）とは、2001年（平成13年）10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」を皮切りに、ニュータッチのヤマダイが製造・販売している即席ノンフライめんブランドで、実はノンフライカップめん市場において全国売上No.1に君臨しているスゴいヤツ。

出典：凄麺史上初！温冷2WAY設計が楽しめる！凄麺ご当地シリーズ27品目「ニュータッチ 凄麺 山形鳥中華」2024年4月1日（月）新発売｜ヤマダイ

今回の新商品「ニュータッチ 凄麺 山形鳥中華」は、凄麺ご当地シリーズの27品目に該当する一杯で、1861年（文久元年）創業の老舗「手打 水車生そば」（山形県天童市）を発祥とする「鳥中華」の味わいを再現。食文化研究家の大和イチロウが『マツコの知らない世界』で紹介したことをキッカケに、全国的な知名度を誇るに至った「鳥中華」ですが、凄麺ご当地シリーズからの展開は前例がありません。

しかも、凄麺ブランド史上初となる “温冷2WAY設計„ で、湯切り後に冷水で麺を締めると冷たいカップラーメンとして楽しめるのですが、裏技で湯切り後に熱湯を注ぐと “スープの温度が約7度も違う„ 熱々ラーメンが楽しめる3WAY設計。これまでに「鳥中華」を再現したカップラーメンは他社からもリリースされていますけど、2WAY（3WAY）設計の提案は業界初の試みです。

ローソン「麺大盛り 天かすうどん 七味付き」新発売

ローソンのオリジナル商品「麺大盛り」シリーズに「天かすうどん」参戦!! ローソンの麺大盛りシリーズとは、2023年4月25日の「豚コクしょうゆラーメン」及び「辛みそラーメン」に端を発する即席カップめん群で、レギュラーラインよりも食べ応えのあるサイズでありながら、手に取りやすい価格に設定されているところがセールスポイント。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 麺大盛り 天かすうどん 七味付き｜ローソン

今回の新商品「麺大盛り 天かすうどん 七味付き」は、前述の「豚コクしょうゆラーメン」と「辛みそラーメン」に続く第3のフレーバーで、ラーメンではなく和風めん。関西でいうところのハイカラ、関東でいうところの “たぬき„ をイメージした一杯で、数種類の魚介だしと天かすの旨み、それと七味のトッピングも見どころ。

うどんの次は蕎麦（そば）か？ などと、安易に予想している筆者なのですが、そういえば「麺大盛り」このブログでは1回も取り上げてないですね（どっちも食べてはいたんですけど）。ちなみにローソンの公式ウェブサイトに製造者までは記載されていませんが、昨年の「豚コクしょうゆラーメン」と「辛みそラーメン」から変わっていなければ日清食品です。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべき新作は、カロパ重視の「完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い屋台風焼そば 」に、昨年からの進化を標榜している「AFURI 柚子塩らーめん」の仕上がりも興味深く、興味深いといえば “業界初の3WAY„ を提唱してきたヤマダイの「凄麺 山形鳥中華」も見逃せません。

また大盛りサイズのノンフライ商品なのにレギュラープライスを実現してしまった「チャルメラの逸品」も押さえておきたい商品ですし、上記では詳しく触れていませんが、ファミリーマートの「とら食堂 ワンタン麺」（このブログでは最終的に「★8」を記録）にもノンフライめん＆ノンフライワンタンが搭載されているので、気になっている方は要チェックです。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】