最新カップ麺【今週の新商品】最強バフメシ!? 業界初の “ゲーマー向けカップヌードル” 爆誕‥‥!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年9月18日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック＆黒胡椒焼そば / 280円（全国）N
日清ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー / 298円（全国）N

▼明星食品
明星 麺神カップ 家系豚骨醤油 / 278円（全国）R
明星 麺神カップ 肉野菜味噌 / 278円（全国）R

▼東洋水産（マルちゃん）
マジ盛 野菜たっぷり黒醤油 / 271円（全国）N
MARUCHAN QTTA しょうゆとんこつ味 / 236円（全国）N
MARUCHAN QTTA コクしょうゆ味 / 236円（全国）R
MARUCHAN QTTA シーフード味 / 236円（全国）R
MARUCHAN QTTA コク味噌味 / 236円（全国）R
MARUCHAN QTTA サワークリームオニオン味 / 236円（全国）R
MARUCHAN QTTA トマトクリーム味 / 236円（全国）R

▼エースコック
がブリチキン。監修 からあげ味焼そば / 288円（全国）N
力うどん / 256円（北陸）R
もちもちラーメン / 256円（北陸）R
ヌードルはるさめ 1/3日分の野菜 うま辛チゲ / 221円（全国）R
ヌードルはるさめ 1/3日分の野菜 ちゃんぽん味 / 221円（全国）R

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 兵庫播州ラーメン / 255円（全国）N
吉山商店 焙煎ごまみそらーめん / 275円（東日本）N

▼サンポー食品
濃厚豚骨 キレの醤油とんこつ / 236円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング アッラ・ナポレターナやきそば / 220円（全国）N

▼ヤオコー
激ニボ煮干しラーメン / 円 N

▼ローソン（ナチュラルローソン除く）
ちゃんぽん / 137円（全国）N
ちゃんぽん風スープ / 116円（全国）N

▼ファミリーマート
萬珍軒監修 玉子とじラーメン / 249円（全国）N
春雨スープ 生姜醤油ラーメン味 / 149円（全国）N

▼セブンイレブン
Ramen FeeL 塩らぁ麺 / 228円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック＆黒胡椒焼そば」「日清ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー」新発売

人気ストリーマー（Streamer）の配信やエレクトロニック・スポーツ（Electronic Sports、eスポーツ）の盛り上がりを受け、日本国内のゲーム人口は5000万人以上といわれている現在。そのプレイ環境を最善の状態に整えるべく、専用に開発されたゲーミングPCやゲーミングチェアはもちろん、クレジットカードや箸（はし）に至るまで、さまざまなアイテムが “ゲーミング化” されているのですが‥‥

出典：「日清ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック＆黒胡椒焼そば」「日清ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー」（9月18日発売）｜日清食品

今回の新商品「日清ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック＆黒胡椒焼そば」は、日清食品史上初となる “ゲーマー向け” のカップ焼きそばで、プロゲーマーも御用達のエナジードリンクよろしくカフェイン、アルギニン（成長ホルモンの分泌を高めるアミノ酸）、ナイアシン（糖質、タンパク質、脂質のエネルギー代謝をスムーズにする水溶性ビタミンB群の一つ）を配合。

さらに、手や周辺機器を汚す心配がなく、ゲームをプレイする合間の食事にピッタリなバフメシ「日清ゲーミングカレーメシ エナジージンジャーキーマカレー」も同時に展開し、こちらにもカフェイン、アルギニン、ナイアシンを配合するなど、なんというか‥‥とんでもない商品をリリースしてきました。はたしてゲーム中に摂取した際のバフ効果については分かりませんけど、話題性は申し分ありません。

明星食品「明星 麺神カップ 家系豚骨醤油」「（同）肉野菜味噌」リニューアル新発売

麺神（めがみ）とは、空前の極太麺ブームを背景に、真の “お店品質” を目指して生まれたブランドで、2020年（令和2年）9月21日に発売された袋麺「明星 麺神 神太麺（かみふとめん）×旨 醤油」及び「同 神太麺×旨 味噌」を皮切りに発足。その2週間後、即席カップめんタイプの「麺神カップ」を展開し、明星独自製法のノンフライ極太麺で確固たるポジションを築き上げました。

出典：「明星 麺神 豚骨醤油」「（同）味噌」「（同）鶏白湯」「明星 麺神カップ 家系豚骨醤油」「（同）肉野菜味噌」（9月18日発売）｜明星食品

今回の新商品「明星 麺神カップ 家系豚骨醤油」は、2023年6月12日に発売された「明星 麺神カップ 濃香豚骨醤油」のリニューアル版で、既存の「明星 麺神カップ 濃香味噌」も「（同）肉野菜味噌」にリニューアルし、ラインナップを強化しているのですが、注目すべきは “新・生めん風3層極太製法” を謳う超極太麺。

これまでは “麺密もっちり製法” をアピールしていましたが、麺が3層からなる「3層麺製法」と「乾燥方法」を組み合わせた特許出願中の技術を確立し、即席めん業界の常識を覆す別格の品質となった新生「麺神」を実現。さらに同日、既存の袋めん3品「豚骨醤油」「味噌」「鶏白湯」もリニューアルしているため、ファンの方は要チェックです。

東洋水産「マジ盛 野菜たっぷり黒醤油」新発売

マジ盛（まじもり）とは、ラーメンと本気（ほんき）で向き合ってきたマルちゃんが考える、お客様に『今届けたい、本気（マジ）の一杯』をコンセプトに生まれたブランドで、2007年（平成19年）3月26日発売の「本気盛（マジモリ）醤油豚骨」及び「同 辛味噌」にルーツを持ち、2022年（令和4年）6月27日発売の「ど豚骨醤油」からカタカナ＋漢字表記の「マジ盛」にリブランディング。

出典：「マジ盛 野菜たっぷり黒醤油」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「マルちゃん マジ盛 野菜たっぷり黒醤油」は、甘みと旨みのバランスが取れたコク深いスープに、ニンニクの風味と芳ばしい炒め感をガッツリと効かせた、ジャンクでインパクト抜群の「黒醤油ラーメン」ということで、一見すると富山県富山市発祥の「富山ブラック」をモチーフにしているのかと思いきや、そうではない様子。

ちなみに具材はFD（フリーズドライ、凍結乾燥）製法による野菜ブロック（キャベツ、玉ねぎ、ネギ、小松菜、ニンジン）を搭載ということで、そのボリューム感については申し分なさそうな雰囲気。なお発売地区は “全国” となっているのですが、販売ルートは “CVS 他” とのことなので、気になっている方は火曜日以降、コンビニをメインに当たってください。

東洋水産「MARUCHAN QTTA しょうゆとんこつ味」新発売

MARUCHAN QTTA（マルちゃん クッタ）とは、しっかりと食べごたえがあり、食べた人に「はぁ～、くった～」と “ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい” をコンセプトにした東洋水産のブランドで、2017年（平成29年）3月27日発売の初代御三家「SHO-YUラーメン」「SEAFOODラーメン」「TONKOTSUラーメン」を皮切りに、現在も若者向けの味わいに力を入れています。

出典：「MARUCHAN QTTA コクしょうゆ味」「同 シーフード味」「同 コク味噌味」「同 サワークリームオニオン味」「同 トマトクリーム味」リニューアル発売、「同 しょうゆとんこつ味」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「MARUCHAN QTTA しょうゆとんこつ味」は、ニンニクを効かせた豚骨しょうゆベースのスープに、マルちゃん独自の “つやもち製法” による中太麺を合わせた新フレーバーで、既存の「コクしょうゆ味」などに使用しているレギュラー麺よりも厚みをアップさせた、食べ応え抜群の新しい麺を採用とのこと。

また「コクしょうゆ味」のスープにはスモークフレーバーを追加し、ロースト感と醤油の風味を強化。さらに「シーフード味」のスープにもバターの風味を加え、ポークやチキンの味わいをアップさせるなど、既存のフレーバーもリニューアルされました。しかし、既存の「コク味噌味」「サワークリームオニオン味」トマトクリーム味」についてはJANコードが同じなので、おそらくパッケージのみ変更です。

エースコック「がブリチキン。監修 からあげ味焼そば」新発売

がブリチキン。とは、骨付鳥・からあげ・ハイボールを名物とする、名古屋生まれの人気バルで、バーコード頭が印象的なイメージキャラクターの名前は「がブ吉」といい、勤続19年の万年係長という設定らしいのですが（センスいいな）、それはさておき同店の「からあげ」は日本唐揚協会の「からあげグランプリ・中日本しょうゆダレ部門」で12年連続金賞を受賞するなど、たしかな実力の持ち主です。

出典：がブリチキン。監修 からあげ味焼そば 2023/9/18 新発売｜エースコック

今回の新商品「がブリチキン。監修 からあげ味焼そば」は、からあげ専門店「がブリチキン。」史上初の即席カップめんで、製造者は大阪府吹田市に本社を置くエースコック。からあげグランプリで12年連続金賞に輝いた「からあげ」の特徴でもある、ジューシーな肉感をカップ焼きそばで再現し、ハイボールを片手に楽しみたくなるような一杯に仕上げたとのこと。ただ、ちょっと不安なのが具材の構成。

たとえば明星食品の「一平ちゃん夜店の焼そば」や「濃いぜ！一平ちゃんBIG」しかり、エースコックの親会社でもあるサンヨー食品の「からあげラーメン」しかり、鶏の唐揚げを題材にした即席カップめんといえば “唐揚げを模した具材が入る” のに対し「がブリチキン。監修 からあげ味焼そば」には “揚げ玉とネギしか入っていない” ので、それが吉と出るか凶と出るか。

ヤマダイ「凄麺 兵庫播州ラーメン」新発売

凄麺（すごめん）とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年（平成13年）10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」が第1弾。現在はバリエーションに富んだ「ご当地シリーズ」を中心に、王道を極めた「逸品シリーズ」ほか、季節に合わせた「期間限定」のフレーバーにも力を入れています。

出典：凄麺 ご当地シリーズ26商品目！「ニュータッチ 凄麺 兵庫播州ラーメン」2023年9月18日（月）新発売｜ヤマダイ

今回の新商品「ニュータッチ 凄麺 兵庫播州（ばんしゅう）ラーメン」は、兵庫県西脇市を中心に、北播磨（はりま）地域で食べられている「播州ラーメン」の味わいを再現したカップラーメンで、凄麺ご当地シリーズの26作目を飾る一杯。即席カップめん業界における「播州ラーメン」といえば、同じく兵庫県に本社を置くイトメン（あまくち醤油）の専売特許だったので、まさかのチョイスに驚きました。

というのも私、taka :a は兵庫県の但馬（たじま）という地域の南側に住んでおりまして、播州（播磨）は目と鼻の先。けれども「播州ラーメン」の存在は、兵庫県民の間でもラーメンに詳しい人しか知らない “ご当地ラーメン” なので、そこにスポットを当ててきたかと感心した次第。ちなみに「播州ラーメン」は、野菜の旨みを効かせた甘いスープが特徴なので、そこが見どころです。

サンポー食品「濃厚豚骨 キレの醤油とんこつ」新発売

サンポー食品とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置き、即席めん（カップめん、棒状ラーメン）及び乾めんの製造を生業としているメーカーで、1921年（大正10年）1月創業の “米穀卸大石商店” にルーツを持つ100年企業。1949年（昭和24年）6月9日に麺事業専門の “旭製粉製麺所” を設立し、現在は即席めんのプロとして九州の「うまい」をカタチにしています。

出典：トップ > お知らせ一覧 >「濃厚豚骨 キレの醤油とんこつ」新発売！｜サンポー食品

今回の新商品「濃厚豚骨 キレの醤油とんこつ」は、2022年7月25日発売の「濃厚豚骨 コクの白とんこつ」及び「（同）香りの黒とんこつ」を皮切りに、2023年2月20日発売の「（同）ピリ辛赤とんこつ」と続いた「濃厚豚骨」シリーズ第4弾に該当する期間限定フレーバーで、長年に亘り培ってきた豚骨の濃厚さについてはもちろん、厳選した2種の醤油をブレンドしている、というのも見どころ。

さらに、後入れのニンニクチップも別添されているのですが、ひとつ気になるのが「かやく」に使われている “チャーシュー風大豆肉” なるアイテム。原材料名を見ると “大豆たんぱく加工品” と表示されているので、同社の廉価版ブランド「ばりよか」に使われているフェイクミートと同じ代物だと思います。それだけスープに力が入っているといいのですが、果たして——。

まるか食品「ペヤング アッラ・ナポレターナやきそば」新発売

ペヤング（peyoung）とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年（昭和48年）7月16日発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その後、1975年（昭和50年）3月13日に「ソースやきそば」が現れ、屋台のフードパックを模した四角い容器に、まろやかな味の液体ソース、かやくの個包装など、当時としては画期的な仕様を業界に先駆けて導入し、カップ焼きそばの常識を覆しました。

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング アッラ・ナポレターナやきそば｜まるか食品

今回の新商品「ペヤング アッラ・ナポレターナやきそば」は、トマトソースを用いたスパゲッティとして最もシンプルなスパゲッティ・アッラ・ナポレターナ（Spaghetti alla napoletana）をイメージしたカップ焼きそばで、ペヤングやきそばシリーズにおける “脱やきそば系” の変わり種に該当するのですが、まさかの後がけ「TABASCOソース」を別添とのこと。

そう、ホットソース業界の世界的な標準といっても過言ではない、あの「TABASCO（タバスコ ペパーソース）」の小袋を別添している様子。そのため “ヘタ” は打っていないと思いますけど、例によって例の如く辛味水準が絶賛ぶっ壊れているペヤングなので、辛い食べ物が苦手な方は、すこし構えておいたほうが安全かもしれません。

セブン-イレブン「Ramen FeeL 塩らぁ麺」新発売

Ramen FeeL（らーめんふぃーる）とは、2021年（令和3年）2月28日のオープン以来、東京都青梅市で人気を博している “らぁ麺屋” で、店主の渡邊大介さんは湯河原の名門「らぁ麺 飯田商店（いいだしょうてん）」出身という経歴の持ち主。飯田商店の代表・飯田将太さんが初めて独立を許した一番弟子として知られ、その確かな実力から開業して間も無く超人気店としての地位を築き上げました。

出典：トップ > 商品のご案内 > Ramen FeeL 塩らぁ麺｜セブン-イレブン

今回の新商品「Ramen FeeL 塩らぁ麺」は、これまでに数々のラーメンと接してきたマニアやフリーク、評論家からも絶賛の声が絶えない「Ramen FeeL」の “塩らぁ麺” を再現した一杯で、マルちゃんの東洋水産と共同開発。2022年5月16日にも東洋水産が「Ramen FeeL」監修のカップラーメンを販売していましたが、今度はセブン-イレブン限定の留型として復活です。

これ、最近よくあるパターンなんですけど、注目すべきは販売価格。2023年9月現在、縦型ビッグのカップラーメンにおけるメーカー希望小売価格は271円（税別）を標準としているため、それをセブン-イレブンで購入した場合の税込価格は292.68円になるのですが、新作「Ramen FeeL 塩らぁ麺」の販売価格は228円（税込246.34円）と破格の設定です。このカラクリ、誰か教えてもらえませんかね。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新商品は、日清食品史上初となるゲーマー向けのバフメシ「日清ゲーミングカップヌードル エナジーガーリック＆黒胡椒焼そば」を筆頭に、新作ラッシュの勢いを取り戻しつつあるペヤングやきそばの最新作「アッラ・ナポレターナやきそば」の注目度も高く、ヤマダイ（ニュータッチ）の「凄麺 兵庫播州ラーメン」も見逃せない一杯。

連休明けということで、純然たる新作は少なめですが、エースコックの「がブリチキン。監修 からあげ味焼そば」に、サンポー食品の「濃厚豚骨 キレの醤油とんこつ」ほか、明星食品の「麺神カップ」リニューアルなど、連休明けにしては粒揃いの週になりました。さらにノーアナウンスのコンビニ新商品が出る可能性もあるので、そちらの動向にも注目しながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】