最新カップ麺【今週の新商品】トリュフ風味の特上カップヌードル!? 四天王が “金ピカ” に!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年9月11日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
特上カップヌードル / 259円（全国）N
特上カップヌードル カレー / 259円（全国）N
特上カップヌードル シーフードヌードル / 259円（全国）N
特上カップヌードル チリトマトヌードル / 259円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
紅生姜天入り牛肉うどん / 236円（全国）N
赤いきつねうどん 大道芸ワールドカップ / 236円（静岡）N
緑のたぬき天そば 大道芸ワールドカップ / 236円（静岡）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
久世福商店監修「毎日だし」で仕上げた きつねうどん / 246円（全国）N
久世福商店監修「毎日野菜だし」で仕上げた 塩らーめん / 246円（全国）N

▼エースコック
おいしくたんぱく質がとれる 魚介とんこつ醤油ラーメン / 271円（全国）N
おいしくたんぱく質がとれる カレーうどん / 271円（全国）N
ロカボデリPLUS CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ / 285円（全国）R
ロカボデリPLUS リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ / 285円（全国）R
だしの旨みで減塩 鶏炊きうどん / 146円（全国）R
だしの旨みで減塩 小海老天そば / 146円（全国）R
だしの旨みで減塩 中華そば / 146円（全国）R

▼寿がきや食品
鯱輪監修 旨辛にんにくラーメン / 316円（沖縄除く）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
ヴィーガンヌードル 完熟トマトスープデパスタ / 220円（全国）N
ヴィーガンヌードル きのこクリームスープデパスタ / 220円（全国）N

▼まるか食品×大黒天物産（D-PRICE）
ペヤング 超大盛たこ焼き風やきそばどろソース付き / 250円（西日本）N

▼テーブルマーク
ホームラン軒 旨辛ラーメン / 223円（全国）N

▼ファミリーマート
味のおぐら チャンポン / 299円（南九州）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「特上 カップヌードル」シリーズ4品 新発売

一世を風靡した “あの贅沢な企画” ついに復活!? カップヌードルの発売52周年を記念して「特上」シリーズ爆誕!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、1971年（昭和46年）9月18日に東京都新宿区の伊勢丹百貨店で発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇るロングセラーで、日清食品の代名詞となっているブランド。完成度の高い定番フレーバーはもちろん、変わり種にも定評があります。

出典：「特上 カップヌードル」シリーズ4品（9月11日発売）｜日清食品

今回の新商品「特上 カップヌードル」は、カップヌードルの発売52周年を記念したスポット商品で、いつもの「カップヌードル」対比1.5倍となる “ブランド史上最大サイズの謎肉” と “特製トリュフ風味オイル” を特徴とする一杯。さらに「カレー」「シーフードヌードル」「チリトマトヌードル」からも “いつもより贅沢な限定品を一挙に展開” ということで、かなり期待度が高い企画。

いつもより贅沢な「カップヌードル」といえば、数年前に一世を風靡した「カップヌードル リッチ」シリーズが存在していたので、こういった企画そのものは初の試みではありません。しかし、既存の4フレーバーを同時にグレードアップさせるパターンは前例がなく、なかでもトリュフ香る「カップヌードル」はオリジナルから逸脱していそうなので、仕上がりが楽しみです。

東洋水産「紅生姜天入り牛肉うどん」新発売

マルちゃんの和風丼カップ麺シリーズ、ありそうでなかった組み合わせを実現。西日本で人気の「肉うどん」に “紅生姜天” をトッピング!! マルちゃんの和風丼カップ麺シリーズとは、東洋水産のロングセラー「赤いきつねうどん」や「緑のたぬき天そば」などが在籍しているシリーズで、ライバル関係にある「日清のどん兵衛」とは裏腹に、どちらかといえば保守的なイメージを持たれがちですが‥‥

出典：「紅生姜天入り牛肉うどん」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「紅生姜天入り牛肉うどん」は、西日本を中心に人気を博している「牛肉うどん」に、これまた自己主張が強い紅生姜（べにしょうが）天を組み合わせた一杯で、変わり種では攻めのスタンスに定評があるマルちゃんの和風丼カップ麺シリーズとしても初めての試み。牛肉＋紅生姜の組み合わせといえば、大手の牛丼チェーンでも定番の光景なので、ひとまず違和感はありません。

マルちゃんの「肉うどん」といえば、メーカー希望小売価格が設定されている「赤いきつね」や「緑のたぬき」の横列ではなく、オープン価格の「和庵（なごみあん）」が定番としていたフレーバーで、それは新ブランドの「麺之助（めんのすけ）すき焼き風うどん」に吸収されて自然消滅のシナリオを予想していたんですけど、はたして今回の「紅生姜天入り牛肉うどん」が新定番に就くのか、それとも——。

サンヨー食品「サッポロ一番 久世福商店監修『毎日だし』で仕上げた きつねうどん」「同『毎日野菜だし』で仕上げた 塩らーめん」新発売

新・日本の贅沢!? 久世福商店の「だし」を使ったシリーズに新展開!! 久世福商店（くぜふくしょうてん）とは、2013年12月にサンクゼール（St.Cousair）が立ち上げた “和製KALDI” の異名を持つブランドで、日本の食のセレクトショップ＝ザ・ジャパニーズ・グルメストア（THE JAPANESE GOURMET STORE）と大正ロマン（MADE IN JAPAN）がコンセプト。

出典：ホーム > 製品情報 > サッポロ一番 久世福商店監修「毎日だし」で仕上げた きつねうどん / 「毎日野菜だし」で仕上げた 塩らーめん｜サンヨー食品

今回の新商品「サッポロ一番 久世福商店監修『毎日だし』で仕上げた きつねうどん」及び「同『毎日野菜だし』で仕上げた 塩らーめん」は、サンヨー食品と久世福商店の即席カップめんコラボ第4弾に該当する商品で、直近だと2022年12月12日にも同じタイトルのスポット商品を発売していましたが、このコラボでは初となる「サッポロ一番」に仲間入り。

さらにサンヨー食品×久世福コラボ初となる即席袋めん「サッポロ一番 久世福商店監修『毎日だし』で仕上げた 醤油らーめん」及び「同 塩らーめん」を同時にリリースし、まさかのテレビCM『新日本の贅沢登場 篇』も放映するなど、これまでにない展開を見せてきました。あくまでも個人的な予想ですけど、このままレギュラー商品に格上げするつもりなのかもしれません。

エースコック「おいしくたんぱく質がとれる 魚介とんこつ醤油ラーメン」「同 カレーうどん」新発売

エースコック×明治（Meiji）がコラボ!? まさかの「TANPACT」が即席カップめん業界に!! TANPACT（タンパクト）とは、乳たんぱく質を手軽に摂取し、低栄養解消をサポートすることを目的とした明治の機能系商品群で、たんぱく質が「9」種類の必須アミノ酸と「11」種類の非必須アミノ酸で構成されていることから、9月11日を「たんぱく質の日」に制定する切っ掛けにもなったブランドです。

出典：おいしくたんぱく質がとれる 魚介とんこつ醤油ラーメン / カレーうどん 2023/9/11 新発売｜エースコック

今回の新商品「おいしくたんぱく質がとれる 魚介とんこつ醤油ラーメン」は、1食あたり15gの蛋白質が手軽に摂取できる “高たんぱく質カップめん” で、明治の「TANPACT」とタイアップ。カラダづくりに欠かせない、必須アミノ酸をバランスよく含む “たんぱく質の優等生＝乳たんぱく” をスープに使用することで、高たんぱく質とコク深い美味しさの両立を実現しました。

さらにフレーバー違いの「カレーうどん」を同時に展開し、選べる楽しさも訴求してきたエースコック。この業界における高たんぱく商品といえば、日清食品の「カップヌードルPRO（プロ）」シリーズがパイオニアで、その流れを汲む「日清のどん兵衛PRO 高たんぱく＆低糖質 きつねうどん」が1週間前にリリースされたばかり。それに噛み付くことができるのか、エースコックの手腕が問われるところ。

エースコック「ロカボデリPLUS CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」「同 リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」リニューアル新発売

人気チェーンの味わいを再現した “糖質オフ＆たんぱく質10g＆食物繊維たっぷり” なブランド「ロカボデリ」が新基準にアップグレード!! ロカボデリ（Locabo is Delicious）とは、一般社団法人「食・楽・健康協会」が推奨する機能系カップめんで、2019年（平成31年）2月19日発売の「CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」及び「リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」計2品が第1弾。

出典：ロカボデリPLUS CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ / リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ 2023/9/11 リニューアル｜エースコック

今回の新商品「ロカボデリPLUS CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」及び「同 リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」は、新たに “ロカボプラス” のマークと “おいしい健活” のロゴを取り入れた「ロカボデリ」のアップグレード版で、ブランド名を「ロカボデリPLUS（プラス）」に改称しているのですが、結論からいうと中身は変わっていません。

というのも、ひとつ前のリニューアル版である2022年2月28日発売品と比較してみた結果「CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」及び「リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」ともに栄養成分表示の数値に変更はなく、原材料名の構成も完全に一致。メーカー希望小売価格も285円（税別）のまま変わっていないため、リニューアルポイントはブランド名とパッケージデザインのみになります。

エースコック「だしの旨みで減塩」シリーズ3品 リニューアル新発売

GABA配合のカップめん史上初・機能性表示食品!? だしの旨みで減塩シリーズ、さらなる高みへ!! だしの旨みで減塩とは、だしの旨みで “おいしく減塩” をテーマに、塩分を40％カットした減塩カップめんシリーズで、以前からエースコックが力を入れているブランドの一つ。一部では薄味と敬遠されているようですが、この業界では確固たるポジションを築き上げています。

出典：「だしの旨みで減塩」シリーズ 2023/9/11 リニューアル｜エースコック

今回の新商品「だしの旨みで減塩 鶏炊きうどん」及び「同 小海老天そば」及び「同 中華そば」は、それぞれ「だしの旨みで減塩」シリーズの定番フレーバーで、そのリニューアル版に該当するのですが、テーマに掲げている “おいしく減塩” だけでなく、血圧が気になる方に適した “GABA” を新たに配合し、即席カップめん初となる機能性表示食品に認定された、エースコックの自信作。

たとえば前述の「ロカボデリPLUS」や「おいしくたんぱく質がとれる」シリーズなど、機能性を高めたカップめんも珍しくない状況ですが、意外にも “機能性表示食品” に認定されたのは「だしの旨みで減塩」シリーズ3品（届出番号：C323 / C324 / C326）が初めて。引き続き賛否両論あるかとは思いますけど、カップめん＝不健康のイメージを和らげてくれる存在としての権威性が増しました。

寿がきや食品「鯱輪監修 旨辛にんにくラーメン」新発売

台湾ラーメン×宮崎辛麺がフュージョン!? 名古屋辛麺「鯱輪」監修のカップラーメン初登場!! 鯱輪（しゃちりん）とは、台湾まぜそば発祥の店「麺屋はなび」を創業した新山直人（にいやま なおと）その人がプロデュースした人気店で、名古屋発祥の「台湾ラーメン」と、宮崎発祥の「辛麺」を掛け合わせた新ジャンルの「旨辛にんにくラーメン」と「旨辛赤まぜそば」が看板商品。

出典：TOP > 商品情報 > 鯱輪監修 旨辛にんにくラーメン｜寿がきや食品

今回の新商品「鯱輪監修 旨辛にんにくラーメン」は、YouTubeやSNSを中心に、新感覚の名古屋名物として話題沸騰中の「名古屋辛麺 鯱輪」監修によるカップラーメンで、同店の看板メニューである「旨辛にんにくラーメン」の味わいを再現。製造者は、同じく愛知県を拠点とする寿がきや食品で、台湾まぜそばよろしく残ったスープに白ご飯を入れる “追い飯” を推奨しています。

「鯱輪」のルーツになっている名古屋の「台湾ラーメン」は、唐辛子の辛さとニンニクによるスタミナ感が特徴の一杯で、それは「辛麺」にも通じる魅力。いわれてみれば、いくつかの共通点はあるものの、それらをダイレクトに組み合わせた商品は新しく、さらにパッケージにも記載されている “背脂” との兼ね合いも気になるところ。ただ、ちょっと希望小売価格は高めの設定です。

ヤマダイ「ヴィーガンヌードル 完熟トマトスープデパスタ」「同 きのこクリームスープデパスタ」新発売

ヴィーガンヌードル×スープデパスタ!? ヤマダイが待望のブランド間コラボを実現!! ヴィーガンヌードル（VEGAN NOODLES）とは、ニュータッチや凄麺（すごめん）のブランドで知られるヤマダイの機能系商品で、動物性食材・化学調味料・アルコール不使用を特徴とし、ヴィーガンの方や卵・乳成分アレルギーを持っている方から根強く支持されています。

出典：ヴィーガンヌードルブランドに「スープデパスタ」2品が新登場！「完熟トマトスープデパスタ」「きのこクリームスープデパスタ」2023年9月11日（月）新発売｜ヤマダイ

今回の新商品「ヴィーガンヌードル 完熟トマトスープデパスタ」及び「同 きのこクリームスープデパスタ」は、前述した「ヴィーガンヌードル」のコンセプトを踏襲しつつ、同じくヤマダイが展開している「スープデパスタ（Soup de Pasta）」のノウハウを活かした新作で、どちらもヤマダイ独自の製法を使用した “押し出し式” で作るノンフライのロングパスタを搭載。

2023年9月現在、まだ「スープデパスタ」のブランドサイトに「完熟トマト」の製品情報が掲載されているため、一時的に「ヴィーガンヌードル」と同時進行するつもりなのか、このままブランドを統合するつもりなのかは定かでないけれど、すでに「きのこクリーム」は製造を終了しているフレーバー。後者については機能性を高めた上での復活ともいえるので、ファンの方は要チェックです。

まるか食品「ペヤング 超大盛たこ焼き風やきそばどろソース付き」新発売

今度はオリバーも “巻き込み” ペヤングと大黒天物産が再びコラボ!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品を代表する即席カップめんのブランドで、1973年（昭和48年）7月16日発売の「ペヤングヌードル」を皮切りに発足。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、それを屋台骨に、近年はキワモノ路線の変わり種に強いブランドとして認知されています。

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング 超大盛たこ焼き風やきそばどろソース付き｜まるか食品

今回の新商品「ペヤング 超大盛たこ焼き風やきそばどろソース付き」は、大黒天物産が展開する激安スーパー「ラ・ムー」の店舗に併設されている「PAKU-PAKU」の “たこ焼き” をイメージした「ペヤングやきそば」の新作で、2022年8月1日にもD-PRICE（ディープライス）から「ペヤング 超大盛たこ焼き風やきそば」を発売していましたが、コラボ第2弾にはオリバーの「どろソース」を使用とのこと。

オリバーの「どろソース」とは、ウスターソースの沈殿部分から生まれた “辛口” ソースで、関西では溺愛しているユーザーが多く、神戸の「そばめし」を作る上でも欠かせない存在。以前に何度かエースコックの商品にも使われているのですが、関東の雄である「ペヤングやきそば」とのコラボは前例がありません。かなり入手経路は限られますけど、ラ・ムーが行動圏内にある方は狙ってみてください。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、四天王が足並みを揃えた「特上カップヌードル」4品に、東洋水産の「紅生姜天入り牛肉うどん」も興味深く、寿がきや食品とタイアップしたニュー名古屋メシ「鯱輪監修 旨辛にんにくラーメン」の仕上がりも気になるところ。

ひとまず今週は「特上カップヌードル」の食べ比べに注力する予定なのですが、もしかするとローソンあたりからノーアナウンスのコンビニ新商品が出る可能性もあるので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】