最新カップ麺【今週の新商品】ミシュラン “一つ星” の「汁なし担担麺」ついに復活!? 注目の名店も揃い踏み!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年5月16日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
カップヌードル 激辛味噌 ビッグ / 220円（全国）N

▼明星食品
麺神カップ 濃香豚骨 / 230円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
Ramen FeeL 塩ラーメン / 220円（全国）N
赤いきつねうどん 相馬野馬追 / 193円（東北）N
緑のたぬき天そば 相馬野馬追 / 193円（東北）N

▼エースコック
CoCo壱番屋監修 ビーフの旨み 黒カレーラーメン / 210円（全国）N
CoCo壱番屋監修 スパイスの刺激 赤カレー焼そば / 210円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング バター醤油味やきそば / 205円（全国）N

▼セイコーマート（SECOMA）
焦がし醤油味ラーメン / 110円（北海道・埼玉・茨城）N

▼ローソン
えびそば一幻 濃厚えびみそ / 211円（全国）R

▼ファミリーマート
函館麺厨房あじさい 味彩塩拉麺 / 200円（全国）N
175°DENO汁なし担担麺 / 230円（全国）N

▼セブンプレミアム
鳴龍 汁なし担担麺 / 238円（全国）N
きつねうどん 麺増量 / 98円（全国）N
天ぷらそば 麺増量 / 98円（全国）N
黒マー油の風味広がる豚にんにくスープ / 128円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」新発売

大好評につき再販決定「カップヌードルBIG」ならではの “濃厚コク旨激辛みそ” が今年も登場!! カップヌードルとは、1971年（昭和46年）9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇る日清食品のロングセラーで、2021年（令和3年）8月にブランド全体の世界累計販売数500億食を突破。それを機に真のグローバルブランドとして、日本が世界に誇る確固たる地位を確立しました。

出典：2022年5月発売商品のご案内 – 日清食品

今回の新商品「カップヌードル 激辛味噌 ビッグ」は、既存の「カップヌードル 味噌」と同じく3種の味噌（麦味噌、赤白の米味噌）をベースに、生姜とニンニク、さらに大量の唐辛子で辛味を加えた「カップヌードル」の激辛フレーバーで、辛さレベルはMAXの5。実は2019年5月13日から毎年恒例の変わり種なので、2022年5月発売品で四代目の人気商品。

2019年発売の初代には “辛くて幸せオイル” を別添していましたが、2020年発売の二代目以降、小袋は撤廃され、2021年発売品はテコ入れなしの再販。念のためJANコードを確認したところ、2020年発売品・2021年発売品・2022年発売品すべて共通だったので、今年もパッケージや内容ともに変更なしの再販です。

明星食品「麺神カップ 濃香豚骨」新発売

豚骨ラーメンに新時代!? 話題の豚骨×極太麺を「麺神」で再現!! 麺神（めがみ）とは、空前の極太麺ブームを背景に、従来の即席麺にはない “真のお店品質” を目指した本格ブランドで、2020年9月21日発売の袋麺「麺神 神太麺（かみふとめん）×旨 醤油」及び「同 神太麺×旨 味噌」が最初の商品。その2週間後に「麺神カップ」が発売され、現在は明星独自の “麺密もっちり製法” を訴求しています。

出典：「明星 麺神カップ 濃香豚骨」（5月16日発売）- 明星食品

今回の新商品「明星 麺神カップ 濃香（のうこう）豚骨」は、じっくりと炊きだした豚骨の旨みと豚脂（とんし）が凝縮したスープに、明星独自の「麺密もっちり製法」で作る “塩麹を練り込んだ極太麺” を合わせた一杯で、とんこつラーメンといえば極細麺のイメージが強いところ、あえての極太麺で勝負した意欲作。

しかし、これが「麺神カップ」史上初の豚骨ではありません。2021年6月7日発売の「極旨塩豚骨」及び同年9月20日リニューアル「濃香塩豚骨」に続く “第3の豚骨” で、主張の強い極太麺に負けない豚骨感が問われる展開。以前は別添の小袋に焦がしネギの香りと豚の旨みを仕込んでいましたが、今回は焼豚だれ＋にんにくの香りを別添しているようなので、だいぶ雰囲気は変わっていると思います。

東洋水産「Ramen FeeL 塩ラーメン」新発売

講談社発行『第22回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2021-2022』新人大賞部門・総合1位に輝いた “今現在、最も輝いている” 人気行列店「Ramen FeeL」監修のカップラーメンついに登場!! Ramen FeeL（らーめんふぃーる）とは、東京都青梅市・日向和田で人気を博す “らぁ麺屋” で、店主の渡邊大介氏は「飯田商店」出身の経歴を持ち、初めて独立を許されたラーメン業界でも話題の人物。

出典：「Ramen FeeL 塩ラーメン」新発売のお知らせ – 東洋水産

今回の新商品「Ramen FeeL 塩ラーメン」は、2021年2月28日にオープンするや否や『TRYラーメン大賞』の新人大賞部門・総合1位に選出された「Ramen FeeL」監修のもと、店舗で連日完売している「塩らぁ麺」を再現した一杯で、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産と共同開発。ジャンルは繊細な淡麗系ですが、手軽に食べられるコンビニ向けの縦型ビッグでの商品化です。

一昔前だと “やばいんじゃないか” なんて感じる製品スタイルですが、ここ最近の東洋水産における縦型ビッグの完成度は軒並み安定してきたので、比較的に安心な今日この頃。ちなみに以前から『TRYラーメン大賞』関連の商品に力を入れている東洋水産なんですけど、実は「飯田商店」監修のカップ麺やチルド麺も担当しているため、図らずも感慨深いものがありました。

エースコック「CoCo壱番屋監修 ビーフの旨み 黒カレーラーメン」「同 スパイスの刺激 赤カレー焼そば」新発売

安心と信頼のエースコック×CoCo壱番屋コラボ最新作は “汁あり＆汁なし” の二本立て!! CoCo壱番屋（ここいちばんや）とは、ココイチの愛称で知られるカレー専門店チェーン最大手企業で、1978年1月（昭和53年）当時の名古屋市郊外にあった西枇杷島町（現・清須市）に1号店をオープン。以来、勢力を拡大し続け、現在の店舗数は国内外の直営店・FC店あわせて1,400店舗以上を展開しています。

出典：CoCo壱番屋監修 ビーフの旨み 黒カレーラーメン / スパイスの刺激 赤カレー焼そば 2022/5/16 新発売PDF – エースコック

今回の新商品「CoCo壱番屋監修 ビーフの旨み 黒カレーラーメン」は、2021年3月1日にCoCo壱番屋店舗の期間限定メニューとして登場し、2021年5月末まで提供されていた「牛カレー」をカップラーメンにアレンジした一杯で、フォン・ド・ボーを使用した別添「ふりかけ」付きの本格派。2019年11月4日に「スタミナ黒カレーラーメン」をリリースしていましたが、それと同じ仕様ではありません。

さらに「とび辛スパイス」を別添した湯切りタイプの「CoCo壱番屋監修 スパイスの刺激 赤カレー焼そば」を同時に展開し、ラインナップの強化を図ってきたエースコック。過去に何度かCoCo壱番屋監修のカップ焼そばを展開しているため、その流れを汲んだ企画ではあるものの、それだけに安心して楽しめそうです。

まるか食品「ペヤング バター醤油味やきそば」新発売

和風スパゲッティの定番をペヤングにアレンジ!? まるか食品の “脱やきそば系” 最新作はバター醤油味!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、1975年（昭和50年）3月13日から販売を続けている「ペヤング ソースやきそば」が主力商品。近年は変わり種に注力しているため、しばしば厳しいコメントも見られますが、根強いファンが多いことでも知られます。

出典：『ペヤング バター醬油味やきそば』を5月16日に発売いたします。- まるか食品

今回の新商品「ペヤング バター醤油味やきそば」は、芳ばしい醤油ベースの和風ソースに、芳醇なバターの風味が香る上品な味わいの一杯で、和風スパゲッティでも定番の味付けをペヤングに落とし込んだ新フレーバー。カップ麺の具材としては珍しいアスパラガスを使っているのも注目すべきポイントで、別添の刻み海苔も雰囲気を底上げしてくれる重要なアイテム。

直近だと2021年6月14日にパスタ風の変わり種「ナポリタン風やきそば」「ペペロンチーノ風やきそば」「カルボナーラ風やきそば」を展開していたのは記憶に新しく、ほかにも「イカスミ」や「ボンゴレ」など、スパゲッティライクな味付けを定期的にリリースしていましたが、バター醤油味はペヤング史上ありそうでなかったフレーバーかもしれません。

ローソン「えびそば一幻 濃厚えびみそ」新発売

ローソン名店シリーズの人気商品「えびそば一幻」監修によるカップラーメンが “さらに美味しく” リニューアル!! えびそば一幻（いちげん）とは、札幌市中央区・東本願寺前に総本店を置く海老のスープに特化したラーメン店で、2008年（平成20年）10月22日に「おおくら山」のセカンドブランドとしてオープン。副産物である甘海老の頭部を徹底的に炊き出し、唯一無二のポジションを確立しました。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 日清食品 えびそば一幻 濃厚えびみそ – ローソン

今回の新商品「えびそば一幻 濃厚えびみそ」は、海老の旨みを凝縮した「えびそば一幻」の濃厚スープを再現した縦型ビッグのカップラーメンで、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、販路限定のPB（プライベートブランド）商品として日清食品と共同開発。立ち位置としては2020年6月2日発売品のリニューアルで、パッケージでは「NEW！えびの旨みアップ」のアピールが目立ちます。

ローソンの公式ウェブサイトでは多く語られていませんが、2017年5月9日から販売を続けている人気商品で、前回のリニューアル時には選べる豚骨の濃さ3段階のうち “もっとも濃い味” の「あじわい」を再現していました。おそらく下手を打つようなテコ入れではないと思うので、豚骨を据え置いたまま海老を強化しているのか、それとも海老に振り切っているのか、いずれにせよ楽しみです。

ファミリーマート「函館麺厨房あじさい 味彩塩拉麺」新発売

ファミリーマート限定「函館麺厨房あじさい」監修のカップラーメンが再登場!! 函館麺厨房（はこだてめんちゅうぼう）あじさいとは、1930年（昭和5年）北海道函館市・大門地区に開業した中華料理店「味彩」を前身とするラーメン店で、看板商品は味彩塩拉麺。創業当時の製法を守りつつ、時代に合わせて改良を重ね、函館を代表する名店としての地位を確立しました。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 函館麺厨房あじさい 味彩塩拉麺 – ファミリーマート

今回の新商品「函館麺厨房あじさい 味彩塩拉麺」は、函館麺厨房あじさいの三代目店主・東秀一氏（「有限会社麺厨房あじさい」代表取締役）監修による “ファミリーマート限定” のカップラーメンで、東洋水産と共同開発。2021年4月27日にも同じ商品名のPBカップ麺をリリースしていましたが、2022年のパッケージには “ファミマル” のロゴマークが印刷されています。

パッケージは従来品のデザインを踏襲しつつ、よく見ると「味彩塩拉麺」のフォントが変わるなど、微妙に変更しているため、まったくテコ入れなしの再販ではない様子。今度こそ “生麺ゆでてうまいまま製法” を採用した大判どんぶり型の本気モードに期待していたんですけど、あまり劇的な変化はなさそうですね。

ファミリーマート「175°DENO汁なし担担麺」新発売

辛さレベルMAX!? 北海道の名店「175°DENO担担麺」監修による刺激強めの汁なしカップ麺 “ファミリーマート” 限定発売!! 175°DENO担担麺（ひゃくななじゅうごど での たんたんめん）とは、北海道札幌市中央区南1条西6丁目に本店を構える担担麺の専門店で、創業は2013年（平成25年）4月2日。花椒の痺れを強めに効かせた本格志向の担担麺は、瞬く間に多くのファンを獲得しました。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 175°DENO汁なし担担麺 – ファミリーマート

今回の新商品「175°DENO汁なし担担麺」は、175°DENO担担麺を象徴する花椒入り唐辛子パックを別添した “シビ辛” の刺激を特徴とする一杯で、以前より175°DENO担担麺とコラボしている明星食品と共同開発。昨年は5月18日に「汁なし黒ごま担担麺」をリリースしていましたが、それよりもビリッと硬派に刺激を強めた雰囲気です。

パッケージに表示されている辛さレベルが5段階基準でMAXの「5」となっているように、だいぶ辛そうな雰囲気ですが、その下に “※ふりかけを全量入れたときの辛さです” との追記あり。以前より “花椒の痺れが強すぎる” と評判のカップ麺なので、間違いなく今回も人を選ぶ仕上がりかと思いますが、花椒の刺激を求めている方にとっては朗報でしかありません。あと、もっちり極太麺にも期待。

セブンプレミアム「鳴龍 汁なし担担麺」新発売

あの名作が2年ぶりに復活!? 世界が唸る星付きの名店「創作麺工房 鳴龍」監修の汁なしカップ麺がセブンプレミアムに舞い戻る!! 創作麺工房 鳴龍（そうさくめんこうぼう なきりゅう）とは、東京都豊島区・新大塚にある「担担麺」と「拉麺」の名店で、2012年（平成24年）5月17日の創業以来、現在は『ミシュランガイド東京』で “6年連続「一つ星」に選出され続けている” 都内きっての実力派。

今回の新商品「セブンプレミアム 鳴龍 汁なし担担麺」は、ミシュラン掲載店「鳴龍」の創業者・齋藤一将店主監修による湯切りタイプの一杯で、製造者は即席カップめん業界最大手の日清食品。パッケージで小さく “芝麻醤（チーマージャン）のコクに潜むトマトの旨みと辣油の辛み” をアピールしているため、2020年3月17日発売の名作「汁なし担担麺」を想起させる新作です。

「鳴龍」のカップ麺といえば、2022年4月18日に汁ありの「担担麺」がリニューアルしたばかり。そのため数ヶ月、しばらく動きはないだろうと完全にノーマークだったのですが、まさかの「汁なし担担麺」復活の嬉しいサプライズ。コンビニのセブンイレブンはもちろん、イトーヨーカドーやヨークマート、ヨークベニマルでの取り扱いもあるようなので、担担麺が好きならチェックしておいてください。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、セブンプレミアムの「鳴龍 汁なし担担麺」を筆頭に、汁なし担担麺といえば鳴龍と系統の違う「175°DENO担担麺」監修の一杯が示し合わせたようにリリースされたタイミングも興味深く、湯切りタイプの新商品といえば「ペヤング バター醤油味やきそば」も見逃せません。

縦型ビッグでは「麺神カップ 濃香豚骨」と「Ramen FeeL 塩ラーメン」の注目度も高いため、なかなか粒揃いな週になりました。最近はコンビニ（特にローソン）が火曜日にノーアナウンスの新作をシレッと並べてくることも多いので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】