どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2022年4月25日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯 / 368円(全国)N
AFURI ゆず塩阿夫利メシ オシャンティ!! / 263円(全国)N
▼明星食品
明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 からあげ 旨塩味 / 250円(全国)N
▼東洋水産(マルちゃん)
珍々亭 濃厚油そば / 240円(全国)N
やみつき旨辛 黒辛 富山ブラック風焼そば / 193円(全国)N
やみつき旨辛 辛赤 宮崎辛麺風焼そば / 193円(全国)N
▼エースコック
ありそうでなかった天津麺 醤油 / 193円(全国)N
ありそうでなかった天津麺 塩 / 193円(全国)N
(コンビニ限定)スーパーカップ大盛り いか焼そば / 240円(全国)N
▼ヤマダイ(ニュータッチ)
凄麺 冷し中華 海藻サラダ風 / 220円(全国)N
▼サンポー食品
焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ / 193円(全国)N
▼まるか食品
ペヤング 蕎麦風わさび味 / 205円(全国)N
▼トップバリュベストプライス
飛騨高山醤油ラーメン / 98円(全国)N
▼セイコーマート
豚丼味の焼そば / 120円(北海道・埼玉・茨城)N
▼ローソン
ラーメンばか馬監修 豚骨ラーメン / 276円(一部地域*)N
とんこつラーメン / 119円(全国)N
担々麺 / 119円(全国)N
きつねうどん / 119円(全国)N
天ぷらそば / 119円(全国)N
▼ミニストップ
鶏喰 塩らー麺 / 208円(全国)N
▼セブンプレミアム
程良い酸味と辛みがクセになるトムヤム味 / 98円(全国)N
*九州(宮崎及び沖縄除く)並びに中国・四国エリアのローソン店舗限定
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
日清食品「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」新発売
日清ラ王史上最高レベルに “ドロドロ” した極濃(ごくのう)コッテリ鶏白湯スープ!? ハマると抜け出せない底なしの旨さ「ドロラ王」降臨!! 日清ラ王(にっしんラおう)とは、変化の大きいラーメン業界において、その時代の王道に進化し続ける日清食品のブランドで、1992年(平成4年)9月21日の発売以来、現在は本格志向のノンフライめん製品を中心に展開しています。
今回の新商品「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」は、しょうゆ、みそ、しお、豚骨と肩を並べて人気を博す、鶏の旨みと甘みを凝縮した “ドロ、コッテリ” な鶏白湯(とりぱいたん)をイメージしたカップラーメンで、とことんスープのドロ感を追求した一杯。もちろん麺はノンフライで、具材のメインには鶏チャーシューを使うなど、日清ラ王らしく隙を見せません。
ただ、増粘多糖類や小麦粉を使い、スープをドロドロにするのは造作もないことではあるものの、それに伴う鶏の旨味が備わっていなければ本末転倒な話。しかもメーカー希望高価格は1食あたり368円(税別)と高額で、場合によっては5食パックの袋麺が買える値段。それ相応の満足感が得られるのかどうか、念のため費用対効果にも注目しながらレビューします。
明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 からあげ 旨塩味」新発売
ほぼからあげ!? 一平ちゃん夜店の焼そばシリーズに具材が主役の新作登場!! 一平ちゃん(いっぺいちゃん)とは、おなじみ “いっぺん食べたら、やめられない。” をキャッチフレーズに、当初は標準どんぶり型のカップラーメンから発足しましたが、現在は「一平ちゃん夜店の焼そば」を主力商品とし、今年から「濃いぜ!一平ちゃんBIG」で新たな顧客を取り込むなど、バリエーションの幅を広げました。
今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 からあげ 旨塩味」は、一平ちゃんブランドの “こってり” を活かした塩だれ風の液体ソースに、特製のコク旨マヨで仕上げる間違いなさそうな一杯で、なかでも注目すべきは「ほぼからあげ」を名乗る新具材。環境や体に優しいことで話題の大豆たん白を使用した、見た目も食感も「ほぼからあげ」という面白いアイテムです。
2012年(平成24年)6月18日に「明星 一平ちゃん ワンピース 唐揚げしょうゆ味」という本物の唐揚げを使用したカップラーメンを発売していましたが、おそらく唐揚げ風の大豆たん白加工品を採用してきたのは初めて。一平ちゃんの具材で「ほぼ」といえば、これまでに「ほぼたらこ」や「ほぼ明太子」など、なかなかリアルな魚肉練り製品があったので、ほぼからあげも期待できるかもしれません。
東洋水産「珍々亭 濃厚油そば」新発売
油そばの老舗「珍々亭」監修のカップ麺に “生麺ゆでてうまいまま製法” 初採用!! 珍々亭(ちんちんてい)とは、油そば発祥の店として知られる東京都武蔵野市の名店で、1954年(昭和29年)に創業して以来、1958年(昭和33年)から全国に先駆けて「油そば」をメニュー化。1952年(昭和27年)創業の「三幸」が油そば発祥の店という説もありますが、知名度の高さでは「珍々亭」が勝ります。
今回の新商品「珍々亭 濃厚油そば」は、武蔵境の名店「珍々亭」の看板メニューである「油そば」の味わいを再現した湯切りタイプの汁なしカップ麺で、2013年(平成25年)7月15日の発売以来、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産が定期的にリリースしているのですが、なんと「珍々亭」監修のカップ麺としては初となる “生麺ゆでてうまいまま製法” を採用しているのがポイント。
これまでは四角い容器に油揚げ麺の組み合わせを基準とし、2019年9月(2020年11月)発売品ではラーメンスープを別添するなどの工夫を凝らしていましたが、いよいよ「マルちゃん正麺 カップ」と同じ “生麺ゆでてうまいまま製法” を採用ということで、かなり期待できる展開。メーカー希望高価格は従来品よりも高い240円(税別)となっていますが、それ以上に楽しめそうです。
エースコック「ありそうでなかった天津麺 醤油」「同 塩」新発売
こだわり中華の天津麺をカップラーメンで再現!? 新開発の “かにかま入り大判玉子” でカップ天津麺を実現!! 天津麺(てんしんめん)とは、餃子の王将や日高屋などでも定番化している食べ物で、イメージとしては文字通り天津飯のラーメン版。設備が整った中華料理店であれば、おおむね対応可能なメニューではあるものの、それをカップ麺で再現するのは異例の試み。
今回の新商品「ありそうでなかった天津麺 醤油」及び「同 塩」は、まさかのカップ麺で天津麺を再現してしまったエースコックの意欲作で、同社の独自技術で作り上げた “かにかま入り大判玉子” で天津麺らしさを追求した一杯。ふわっとした絶妙な食感と中華風の味付けを施すことで、見た目の存在感と玉子を崩しながら食べる楽しさを両立させた、なんとも面白い商品です。
実は発売前にサンプルを食べているのですが、新開発の “かにかま入り大判玉子” は「醤油」「塩」ともに共通で、結論からいうとオススメなのは塩。ごま油の芳ばしい風味やキクラゲ入りの玉子が持つポテンシャルを引き出してくれるのは、ホタテの旨味を効かせた中華風あんかけ塩スープだと感じたので、どちらか迷ったときは「塩」を試してみてください。
エースコック「(コンビニ限定)スーパーカップ大盛り いか焼そば」新発売
ファン待望の展開「スーパーカップ大盛り いか焼そば」がパワーアップして再登場!! スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップ麺の牽引役として重要な位置を占めるブランドで、現・エースコック代表取締役の村岡寛(むらおか ひろし)社長が発起人。当時は多くの小売店が懐疑的な反応を示す中、コンビニでは爆発的な人気を博し、空前の大ヒットを記録しました。
今回の新商品「(コンビニ限定)スーパーカップ大盛り いか焼そば」は、1988年(昭和63年)2月の発売から31年後、2019年3月25日に突如として終売が発表された「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」の復活版で、2021年4月19日にもコンビニ限定で復活を遂げていましたが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。
2021年4月発売品と比較して「めちゃうま! ふりかけ」に粉末ソースを追加しているのがポイントで、より後を引く旨味を持たせた自信作。2022年2月21日にリニューアルした「スーパーカップ大盛り いか天ふりかけ焼そば」は通年販売品ですが、コンビニ限定の「いか焼そば」は今年も数量限定のスポット商品になると思うので、復活を心待ちにされていた方は、早めの確保をオススメします。
ヤマダイ「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」新発売
即席カップめん業界も “冷やし中華はじめました” 夏だけの冷たい「凄麺」今年も登場!! 凄麺(すごめん)とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年(平成13年)10月29日発売の「これが煮玉子らーめん」を皮切りに発足。現在は「ご当地シリーズ」を筆頭に、王道を極めた「逸品シリーズ」や「期間限定」など、多種多様な商品を展開しています。
今回の新商品「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」は、夏だけに食べられる夏季限定のフレーバーで、海藻サラダ風にアレンジした冷やし中華をテーマに開発。2021年5月17日にも期間限定で発売していたので、ブランド初の試みではないけれど、前回発売品から具材の白キクラゲと赤ツノマタ(紅藻類スギノリ科の海藻)を増量し、海藻のインパクトを底上げ。
「凄麺」の代名詞といっても過言ではないノンフライ麺も “冷し中華専用” で、湯戻し・湯切り後に冷水で洗う工程が必要になりますが、それも楽しみの一つ。たれには本醸造醤油を使用し、酸味と甘みのバランスにも配慮。生タイプの紅生姜は昨年と共通のアイテムで、今年もサッパリと楽しめそうです。こういった季節感のあるスポット商品が出ると、なんかワクワクしますよね。
サンポー食品「焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ」新発売
九州の雄が “和歌山に根付く人気ご当地ラーメン” を再現!? サンポー食品の絶対的エース「焼豚ラーメン」に新展開!! 焼豚(やきぶた)ラーメンとは、1978年(昭和53年)8月の発売以来、サンポー食品を支え続けている屋台骨で、同社がスローガンとして掲げている “九州の「うまい」をカタチに” を象徴する存在でもあるのですが‥‥
今回の新商品「焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ」は、焼豚ラーメンの生まれ故郷である佐賀県三養基郡基山町を飛び出し、関西は和歌山の「中華そば」にインスパイアされた一杯で、いつもの “九州とんこつ味” とは一線を画す雰囲気。そういえば過去に「宮崎辛麺」や「横浜家系ラーメン」にも手を出していましたが、おそらく和歌山に絡みを掛けたのは初の試み。
パッケージでは “濃厚豚骨まろやか醤油仕立て” とアピールしているように、大きく分けて2つある和歌山中華そばの中でも “豚骨寄りの豚骨しょうゆ味” をイメージしている確率が高く、現在の「焼豚ラーメン」からは撤廃されているナルトが和歌山の雰囲気を演出すると同時にファンの心をくすぐるポイント。はたして和歌山ご当地の臨場感が楽しめるのか、お手並み拝見と参りましょう。
ローソン「とんこつラーメン」「担々麺」「きつねうどん」「天ぷらそば」新発売
コスパ抜群「ローソン」オリジナルのPB(プライベートブランド)カップ麺に待望のニューフェイス参戦!! というわけで、1週間前に「しょうゆラーメン」と「みそラーメン」のテコ入れを実施。それと同時に「しおラーメン」が追加された(厳密には復活した?)ばかりですが、新たに「とんこつラーメン」「担々麺」「きつねうどん」「天ぷらそば」を取り揃えてきたローソン。
デザインオフィスnendoの代表・佐藤オオキ氏を迎え入れ、旧「ローソンセレクト」から「L marche(エル マルシェ)」に統合されて以降、2020年4月14日発売品から “全粒粉入りノンフライ麺” を採用していた「L marche」のカップ麺でしたが、2021年4月27日発売品より順次、油揚げ麺を搭載した “お求めやすい価格” の形態にリバイバル。
それ以前にあった「コク旨担々麺」と「淡麗コクしおラーメン」は廃盤になり、ラインナップが狭まっていたところ、やっとこさ「とんこつラーメン」と「担々麺」が復活。さらに和風麺の「きつねうどん」と「天ぷらそば」も追加され、ファミリーマートやセブンイレブンが販売しているPB商品との熾烈なコスパ争いに期待できそうな予感。
まるか食品「ペヤング 蕎麦風わさび味」新発売
なんちゃって蕎麦風の最新作は蕎麦風わさび味!? そば粉ゼロのペヤングにニューフェイス!! ペヤング(peyoung)とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年(昭和48年)7月発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その後、1975年(昭和50年)3月13日発売の「ペヤング ソースやきそば」が登場して以来、現在はカップ焼きそばを主力商品としています。
出典:『ペヤング 蕎麦風わさび味』を4月25日に発売いたします。(まるか食品)
今回の新商品「ペヤング 蕎麦風わさび味」は、蕎麦粉を一切使用していない “蕎麦風めん” に、和の代表食材ともいえる「わさび」を組み合わせた新作で、わさびの風味を効かせたソースも然る事乍ら、カップ麺では珍しい「茎わさび」を具材に使っているのもポイント。おふざけが多いペヤングなので、わさびがアホみたいに強烈なパターンも否めませんが、ひとまず刺激に関する警告は見当たりません。
茎わさびを使用したペヤングといえば、宮城県志津川高校商業部と共同開発したことで話題になった「
わさび醤油味やきそば」(2022年2月21日発売品)の存在が記憶に新しく、その焼き直しかと勘繰ったのですが、ソースの構成からして異なります。まだまだ “売ってない問題” が深刻な地域も多いので、わさびの刺激以前に “どこで売ってるのか” というのが最初の難関になりますけど——。
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、今週の注目すべきカップ麺は、ラ王史上最高レベルに “ドロドロ” した「ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」を筆頭に、満を持す “生麺ゆでてうまいまま製法” を採用した「珍々亭 濃厚油そば」も興味深く、季節感満載な夏季限定の「凄麺 冷し中華 海藻サラダ風」も見逃せません。
例の “売ってない問題” が最初にして最大の難関になりますが、まるか食品の「ペヤング 蕎麦風わさび味」と、サンポー食品の「焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ」も仕上がりが気になるところ。さらにノーアナウンスのコンビニ新商品が出る可能性も高いので、そちらも睨みながらブログを更新します。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
- 2022.05.02
日清焼そばU.F.O. 濃い濃い魚介豚骨醤油まぜそば
明星 沖縄そばタテ型
縦型ビッグ 沖縄そば
赤いきつねうどん コンサドーレ応援カップ
緑のたぬき天そば コンサドーレ応援カップ
スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味
ペヤング にんにく味噌やきそば - 2022.05.09
明星 ぶぶか油そば ガチ太
タテロング サンキューわかめラーメン 具だくさん しょうゆ - 2022.05.16
カップヌードル 激辛味噌 ビッグ
明星 麺神カップ 濃香豚骨
CoCo壱番屋監修 ビーフの旨み 黒カレーラーメン
CoCo壱番屋監修 スパイスの刺激 赤カレー焼そば - 2022.05.23
明星 一平ちゃん夜店の焼そば 焦がしにんにくたまり醤油味