最新カップ麺【今週の新商品】宮城県南三陸町の “たこ飯” をペヤングで再現!? 2022年2月は怒涛の新作ラッシュ!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年2月7日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清スタミナどん兵衛 豚ニンニク味噌うどん / 220円（全国）N
・日清オシャーメシ トムヤムクンのスープごはん / 210円（全国）N

▼明星食品
・明星 濃いぜ! 一平ちゃんBIG 豚たまごうどん / 198円（全国）N
・明星 濃いぜ! 一平ちゃんBIG 豚ねぎそば / 198円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
・大島 味噌ラーメン / 220円（全国）N
・昔ながらのソース焼そば / 193円（全国）R
・今どきの激辛ソース焼そば / 193円（全国）N
・やきそば弁当 ねぎ塩味 / 193円（北海道）N
・やきそば弁当 ガッツリにんにく醤油味 / 193円（北海道）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
・塩らーめんどんぶり 北海道 利尻昆布だし仕立て / 193円（全国）N
・みそラーメンどんぶり 三重 伊勢海老だし仕立て / 193円（全国）N

▼エースコック
・一度は食べたい名店の味 ど・みそ 火祭り激辛みそらーめん / 220円（全国）N
・わかめラーメン 紅ズワイガニ使用 塩 / 193円（全国）N
・わかめラーメン 白トリュフ香る 鶏しお白湯 / 193円（全国）N
・わかめラーメン のど黒仕立て 醤油 / 193円（全国）N
・わかめラーメン ごま・しょうゆ / 193円（全国）R
・わかめラーメン ごま・みそ / 193円（全国）R
・ミニわかめラーメン ごま・しょうゆ / 116円（全国）R

▼寿がきや食品
・麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん / 260円（一般販売）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
・凄麺 長崎ちゃんぽん / 220円（全国）R

▼まるか食品
・ペヤング たこめし風やきそば / 205円（全国）N

▼ローソン
・麺匠玄龍 濃厚味噌らーめん / 276円（全国）N

▼ミニストップ（イオングループ）
・龍の家 濃厚とんこつ / 215円（全国）N

▼ファミリーマート
・長浜屋台やまちゃん 博多豚骨ラーメン / 258円（全国）N

▼セイコーマート
・Secoma 激辛ねぎみそラーメン / 110円（北海道・茨城・埼玉）N

▼セブンイレブン
・中華蕎麦とみ田監修デカ豚ラーメン / 598円（販路拡大*1）
・中華蕎麦とみ田監修豚まぜソバ 豚骨醤油味 / 550円（販路拡大*2）

*1 東北、関東、山梨県、長野県、東海、近畿、中国、四国、九州のセブンイレブン店舗にて、2022年2月11日（金）以降順次発売。
*2 東北、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、北陸、東海、近畿、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、四国のセブンイレブン店舗にて、2022年2月9日（水）以降順次発売。

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清のスタミナどん兵衛 豚ニンニク味噌うどん」新発売

味噌しか勝たん!? 日清のスタミナどん兵衛 “第2弾” は「豚ニンニク味噌うどん」を展開!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、1976年（昭和51年）8月9日の発売以来、現在は和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーでNo.1の売上を誇るブランドで、お椀で食べる3食パックの袋麺シリーズに、本格派の冷凍袋麺や鍋焼うどんなど、様々な形態で多くの固定ユーザーを獲得しました。

出典：2022年2月発売商品のご案内（日清食品）

今回の新商品「日清のスタミナどん兵衛 豚ニンニク味噌うどん」は、コンビニ向けの縦型ビッグ容器を採用した “食べ応え・中毒性のあるスタミナどん兵衛” で、白味噌と赤味噌を合わせた味噌スープに、いつものストレート麺とは違う “ワシワシとした食感の太うどん” を搭載。このブログでは先行販売分を入手していたので、ひとつ前のページでレビューしています。

ワシワシとした食感の太うどんは安定した品質で、かやくの刻みニンニクと別添の特製こってりオイルにはインパクトを感じたものの、土台を支える味噌と動物系のコクは後回し。ニンニクだけが独り歩きしているような状態だったので、すこし厳しめに評価しました。しかし、すりごま、バター、おろし生姜、山椒などでアレンジすると化けそうだったので、よかったら試してみてください。

明星食品「濃いぜ! 一平ちゃんBIG 豚たまごうどん」「同 豚ねぎそば」新発売

今度の新作は一平ちゃん夜店の焼そば‥‥じゃなくて縦型ビッグの和風麺!? 明星食品が新戦略を始動!! 一平ちゃん（いっぺいちゃん）とは、1993年（平成5年）1月18日の発売以来、明星食品が “いっぺん食べたら、やめられない。” をキャッチフレーズに展開しているロングセラーで、現在は湯切りタイプの「一平ちゃん夜店の焼そば」を主力商品としています。

出典：「明星 濃いぜ! 一平ちゃんBIG 豚たまごうどん / 豚ねぎそば」（2月7日発売）（明星食品）

しかし、今回の新商品「明星 濃いぜ！ 一平ちゃんBIG 豚たまごうどん」及び「同 豚ねぎそば」は、縦型ビッグ容器を採用した和風フレーバーの新作で、これまでの和風麺とは一線を画す “豚だしを練り込んだ麺” を新規に開発。また面白いのが販路に関しての着眼点で、通常はコンビニ向けにリリースされる縦型ビッグの容器を採用しながら、狙っているのはスーパーマーケットやドラッグストアとのこと。

これはコロナ禍によって価格コンシャスを意識するユーザーが増え、普段はコンビニを利用していた若者がスーパーやドラッグストアに流れるようになったことにより、そこでの需要拡大を狙っている様子。縦型ビッグのメーカー希望小売価格は220円〜230円（税別）が標準となっているのに対し、新作の「濃いぜ！ 一平ちゃん」は198円（税別）なので、市場の動きにも影響が出るかもしれません。

東洋水産「大島 味噌ラーメン」新発売

東京都江戸川区船堀の名店「大島」監修のカップラーメンが今年も登場!! 大島（おおしま）とは、札幌みそラーメンの重鎮「すみれ」が関東初の暖簾分けを許した店として知られ、2013年（平成25年）5月11日の創業以来、講談社が発行する『業界最高権威 TRYラーメン大賞2014-15～2018-19』の「名店部門みそ」で1位・5連覇を獲得。みごと殿堂入りを果たし、確固たる実力を示しました。

出典：「大島 味噌ラーメン」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「大島 味噌ラーメン」は “今現在、最も輝いている人気行列店” の味を再現したカップラーメンで、2015年（平成27年）4月13日発売の第1弾「大島 味噌ラーメン」からコラボを続けている東洋水産（マルちゃん）と共同開発。昨年は同じ「すみれ」出身の「三ん寅」とWコラボした商品や夜の部限定の「こく辛味噌らーめん」を再現していましたが、定番の「味噌」が出るのは約2年ぶり。

このブログでは2019年3月25日発売品をレビューしているのですが、麺もスープも再現度は低く、もうちょっと「大島」監修ならではの特別感が欲しかったなと。しかし、単純にカップ麺としては美味しかったのでw ちょっと総評を付けるときに迷いました。その後、2020年3月9日に発売された「大島 味噌ラーメン」はレビューしていないため、紹介枠と相談しながら検討します。

東洋水産「今どきの激辛ソース焼そば」新発売

今どきの激辛ソース!? 定番品「昔ながらのソース焼そば」もリニューアル!! 昔ながらのソース焼そばとは、東洋水産が “下町の食堂で食べる懐かしい味” をコンセプトに展開しているカップ焼きそばブランドで、1996年（平成8年）2月から販売を続けているロングセラー。昨年2月に発売25周年を迎え、25周年記念パッケージ商品と「今どきのにんにく豚骨醤油味焼そば」を発売していました。

出典：「昔ながらのソース焼そば」リニューアル発売、「今どきの激辛ソース焼そば」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「今どきの激辛ソース焼そば」は、近年人気が高まっている「今どき」の味わいに着目した激辛カップ麺で、こだわりのWソース（旨味の液体ソースと辛さの粉末ソース）を搭載。2022年は再びコロナ禍が加速しているため、それに伴うストレスも多く、まだまだ激辛の需要は衰えそうにありません。さらに「昔ながらのソース焼そば」は、まさかの “スープが付いて新登場” とのこと。

スープ付きのカップ焼きそばといえば、すでに東北地方及び信越地方限定の「焼そばバゴォーン」並びに北海道限定の「やきそば弁当」が確固たる地位を築いており、どちらも東洋水産のブランド。今回のニュースリリースには “お湯で戻せる粉末の中華スープを添付” との記載があったので、粉末スープの作り方は「やきそば弁当」と共通です。

エースコック「一度は食べたい名店の味 ど・みそ 火祭り激辛みそらーめん」新発売

火を噴くほど辛い!? 東京スタイルみそらーめん「ど・みそ」監修 “激辛みそらーめん” をカップ麺で再現!! 東京スタイルみそらーめん ど・みそ（Do・Miso）とは、東京都中央区京橋3丁目に本店を構える味噌ラーメン専門店で、創業は2006年（平成18年）3月15日。エースコックと初めてコラボした商品は、2016年12月5日発売の「一度は食べたい名店の味」シリーズ第3弾まで遡ります。

出典：「一度は食べたい名店の味 ど・みそ 火祭り激辛みそらーめん」2022/2/7 新発売PDF（エースコック）

今回の新商品「一度は食べたい名店の味 ど・みそ 火祭り激辛みそらーめん」は、お店の “激辛みそらーめん” をイメージしたカップ麺で、数種類の味噌や背脂を加えたコクのあるスープに、カイエンペッパーやハバネロを使用した激辛スパイスを別添。パッケージには大きく “火祭り” とあり、否が応でも期待が高まるところ。

2019年12月9日に「一度は食べたい名店の味 ど・みそ こってりビリ辛みそらーめん」という辛いカップラーメンを発売していましたが、当時の商品は “この冬だけの” オリジナルメニューとし、花椒（ホワジャオ）の痺れを加えていたので、それとは異なる様子。ここ最近、激辛カップ麺における辛さレベルの水準が高くなっているため、辛さレベルについてはもちろん、旨みにも余念がないか注目です。

エースコック「わかめラーメン 紅ズワイガニ使用 塩」「同 白トリュフ香る 鶏しお白湯」「同 のど黒仕立て 醤油」新発売

わかめラーメンが高級食材を起用!? “サンキュー” の語呂合わせで「紅」「白」「黒」のプレミアムわかめラーメンが登場!! わかめラーメンとは、1983年（昭和58年）6月の発売以来、カップ麺なのにヘルシーな路線を確立したエースコックの主力商品で、もうすぐ発売39周年を迎えるロングセラー。さらなるブランドの強化を図るために、様々な変わり種にも力を入れています。

出典：「わかめラーメン 紅ズワイガニ使用 塩 / 白トリュフ香る 鶏しお白湯 / のど黒仕立て 醤油」2022/2/7 新発売PDF（エースコック）

今回の新商品「わかめラーメン 紅ズワイガニ使用 塩」「同 白トリュフ香る 鶏しお白湯」「同 のど黒仕立て 醤油」は、それぞれ「紅」「白」「黒」をテーマに「紅ズワイガニ」「白トリュフ」「のど黒」をアクセントに起用したスポット商品で、発売39周年＝サンキューの語呂合わせで開発。実は先に3品ともサンプルを試食していて、なかでも強烈だったのは白。

トリュフには大きく分けて黒と白があり、たとえばカップ麺で “トリュフ香る－・” とくれば黒トリュフ香料と相場が決まっていたのですが、あきらかに黒トリュフとは香りのベクトルが別物で、ちょっとビックリしました。かなり人を選ぶ香りではあるものの、熱湯3分で食べられるカップ麺としては非常に珍しいため、気になっている方は試してみてください。

ローソン「麺匠玄龍 濃厚味噌らーめん」新発売

さらにパワーアップ!? 仙台・盛岡の名店「麺匠 玄龍」監修のカップラーメンが全国のローソンに!! 麺匠 玄龍（めんしょう げんりゅう）とは、2017年の『ミシュランガイド宮城2017特別版』にも掲載された実力の持ち主で、岩手県盛岡市中央通にあった「盛岡店」は閉店しましたが、宮城県仙台市太白区にある「ララガーデン長町店」は行列のできる人気店として知られます。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 東洋水産 麺匠玄龍 濃厚味噌らーめん（ローソン）

今回の新商品「麺匠玄龍 濃厚味噌らーめん」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、販路限定のPB（プライベートブランド）商品で、東洋水産と共同開発。2016年9月20日と2020年8月18日にも「麺匠 玄龍」はローソン限定発売のカップ麺を監修しており、どちらも東洋水産が製造していたので、このコラボとしては第3弾。

2020年の夏、カップ麺をレビューする前に仙台の「麺匠 玄龍 ララガーデン長町店」まで足を運び、本物の「味噌らーめん」を食べてからカップ麺の再現度を評価したのですが、お店で印象的だった飛魚だしとバジルの隠し味は意識されておらず、すこし総評から差し引きました。しかし、2022年版のパッケージには “焼あごの旨味” とあるので、前回よりも再現度がアップしているかもしれません。

ファミリーマート「長浜屋台やまちゃん 博多豚骨ラーメン」新発売

著名なミュージシャンも足繁く通う「長浜屋台やまちゃん」監修のカップラーメンがファミリーマートに再降臨!! 長浜屋台やまちゃんとは、1986年（昭和61年）7月にオープンした屋台を前身とするラーメン居酒屋で、店主の “やまちゃん” こと山口浩城氏が創業。博多では絶大な人気を誇り、多くの大物ミュージシャンが打ち上げに利用していることで知られます。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 長浜屋台やまちゃん 博多豚骨ラーメン（ファミリーマート）

今回の新商品「長浜屋台やまちゃん 博多豚骨ラーメン」は、ファミリーマート限定のPB商品で、日清食品と共同開発。2014年2月18日に発売された「博多長浜屋台やまちゃん とんこつラーメン」を皮切りに、毎年恒例となっているカップ麺なので、ご存知の方も多いでしょう。このブログでは、2021年2月2日発売品を高く評価しているため、今年も楽しみではあるのですが、ひとつ気になるのが湯戻し時間。

前回は熱湯2分のノンフライ麺を使用していたのに対し、2022年版のパッケージには “熱湯5分” との表示があるので、そこが不安なポイント。長浜の豚骨ラーメンといえば細麺が主流、しかしながらカップ麺で熱湯5分といえば太麺が多いので、どういうことなのかなと。ファミリーマートの商品パッケージは、見本と実物が異なることも珍しくないため、ただ表記が間違っているだけならいいのですが——。

まるか食品「ペヤング たこめし風やきそば」新発売

宮城県南三陸町の “たこ飯” を「ペヤング」で再現!? まるか食品が志津川高等学校商業部とコラボ!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品を代表するロングセラーで、1973年（昭和48年）7月に発売されたカップラーメン「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、カップ焼きそばのディファクトスタンダードを築きました。

出典：「ペヤング たこめし風やきそば」を2月7日に発売いたします。（まるか食品）

今回の新商品「ペヤング たこめし風やきそば」は、宮城県南三陸町志津川字廻館にある志津川（しづがわ）高等学校とのコラボ商品で、同校の商業部とコラボレーション。宮城県南三陸町で食べられている「たこ飯」の味わいをイメージした新作で、味付けにはタコエキスや生姜パウダー、濃口醤油などを使い、具材にはペヤング独自製法の “たこ入りすり身ボール” を入れるなど、かなり興味深い展開。

おそらく米は入っていないと思いますが、ここ最近のペヤングといえば比較的まじめな商品が多くなってきたので、今回の「たこめし風やきそば」も “おふざけではない” 雰囲気。さらに2週間後、同じく志津川高校とコラボした「わさび醤油味やきそば」を発売する運びとなっているのですが、バレンタインデー（2月14日）に「ペタマックスきつねうどん」を挟むので、そっちは頭ペヤングです。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週もっとも注目しているカップ麺の新作は、まるか食品と志津川高校がコラボした「ペヤング たこめし風やきそば」で、すでに北海道、東北、関東、甲信越、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州のセブンイレブン店舗（一部を除く）では搬入が確定している様子。

さらに明星食品の新戦略「濃いぜ！一平ちゃん」の注目度も高く、ブランドサイトも更新済み。また上記では詳しく触れていませんが、2022年版「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」も一般販売が解禁されるなど、かなり賑やかな週になりました。ちょっと品数が多過ぎるので、すべてレビューするのは時間的に不可能ですが、確実に入手できた商品から丁寧にレビューしていきます。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】