どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2022年12月19日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
日清のおめでどん兵衛 年明けうどん / 230円(全国)N
神田まつや 鶏南ばんそば / 252円(全国)N
▼東洋水産(マルちゃん)
マジ盛 濃厚魚介豚骨 / 245円(全国)N
▼サンヨー食品(サッポロ一番)
真的中華 鶏湯肉麺 / 214円(全国)N
真的中華 香酸辣湯麺 / 214円(全国)N
▼エースコック
タテロング サンキューわかめラーメン しじみだし・しょうゆ / 245円(全国)N
▼まるか食品
ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAXハーフ&ハーフ激辛 / 408円(全国)N
ペヤング 超超超超超超大盛やきそばペタマックスハーフ&ハーフ激辛 / 980円(全国)N
▼ローソン
麺屋雪風 濃厚辛味噌らーめん / 239円(全国)N
▼ファミリーマート
とら食堂 ワンタン麺 / 276円(全国)N
麺屋はなび監修 肉盛り台湾味噌ラーメン / 221円(全国)N
海鮮ちゃんぽん / 139円(全国)R
濃厚旨辛担々麺 / 139円(全国)R
▼セブンプレミアム
一風堂 博多明太風高菜飯 / 258円(全国)N
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
日清食品「日清のおめでどん兵衛 年明けうどん」新発売
とろろ昆布が復活!? どん兵衛の “年明けうどん” 5年ぶりに本領発揮!! 日清のどん兵衛(にっしんのどんべえ)とは、1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、即席カップめん市場の和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーにおいて売上No.1を誇るブランドで、豊富な定番フレーバーも然る事乍ら、コンスタントにリリースされる変わり種にも定評があります。
今回の新商品「日清のおめでどん兵衛 年明けうどん」は、2009年(平成21年)12月21日発売の初代「日清のどん兵衛 年明けうどん」から続いている企画で、昨年から “おめでどん兵衛” というタイトルに変わり、2022年12月発売品は13代目に該当するのですが、2017年(平成29年)12月18日発売品を最後に忽然と姿を消した「とろろ昆布」の復活が最大の見どころ。
このブログでも「年明けうどん」をレビューする度に “とろろ昆布の復活” を要望していたのですが、やはり同じような声も多かったようで、ついに公式が待望の復活を実現させました。その代償として刻み揚げは降板になったようですけど、もともと刻み揚げは “よろこんぶ(とろろ昆布シート)” の代打だったので‥‥あ、寿かまぼこも普通のやつに変わっているため、そこらへんで帳尻を合わせたようです。
関連ページ:どん兵衛の縁起物「年明けうどん」12代目は “おめでどん兵衛” に改名 リニューアルで変わったことは
日清食品「神田まつや 鶏南ばんそば」新発売
年越し蕎麦の有力候補「神田まつや」監修による一杯が今年も登場!! 神田(かんだ)まつやとは、1884年(明治17年)に福島家の初代・市蔵その人が東京都千代田区神田須田町に創業した蕎麦店で、現在は小高家の4代目・小高孝之(こだか たかゆき)氏を「神田まつや」6代目当主とし、その伝統と味わいを守り続けています。
今回の新商品「神田まつや 鶏南ばんそば」は、2012年(平成24年)11月26日の発売以来、今年で9回目となる「かしわ南ばん(鳥)」の再現カップ麺で、一年を締め括る年越し蕎麦の需要に合わせて漏れなく降臨。コンセプトは大きく変わっていませんが、紺と金を基調にしたデザインに変更し、昨年よりもシックな印象になりました。
ちなみに昨年の「神田まつや 鶏南ばんそば(八代目)」は、このブログで高評価を意味する “★5” を記録しているため、今年も安心しているのですが、ひとつ気になるのがメーカー希望小売価格。2022年12月現在の縦型ビッグにおける希望小売価格は245円(税別)が標準となっているのに対し、今回は1食あたり252円(税別)ということで、すこし高めに設定されています。
関連ページ:愛されて10年目 “年越しそばカップ麺” 最有力候補【神田まつや】監修「鶏南ばんそば」このコシ、まるで店食感。
東洋水産「マジ盛 濃厚魚介豚骨」新発売
新生「マジ盛」第4弾は “圧倒的な重厚感” を謳う濃厚魚介豚骨を市場に投下!! マジ盛(まじもり)とは、ラーメンと本気(ほんき)で向き合ってきたマルちゃんが、お客様に今届けたい一杯を本気(マジ)で作った “スープも麺も具材もガッツリと味わえる” 縦型BIGカップのブランドで、2007年(平成19年)3月26日に発売された「本気盛(マジモリ)」の後身。
今回の新商品「マジ盛 濃厚魚介豚骨」は、粘りの中にも歯切れ感がある、硬くてコシが強い麺に、かつお・さば・煮干と豚骨の旨みをバランスよくブレンドした濃厚魚介豚骨スープを特徴とする一杯で、東洋水産のニュースリリースには “圧倒的な重厚感” という期待値を高める訴求あり。これまでに何度か「本気盛」でもリリースしているフレーバーですが、カタカナ&漢字表記の「マジ盛」からは初めてです。
ちなみに「本気盛」での「濃厚豚骨魚介」が最後にリリースされたのは、現在を遡ること5年以上、2017年12月4日の話。当時は “がっつり太麺” をアピールしていましたが、5年の歳月で遂げたマルちゃんの進化は目覚ましく、従来の太麺に有り勝ちだったフカフカした食感も気にならなったので、ずいぶんと印象が変わっているかもしれません。
サンヨー食品「真的中華 鶏湯肉麺」「同 香酸辣湯麺」新発売
町中華じゃなくてガチ中華!? サンヨー食品が即席カップめんで最新トレンドに挑戦!! ガチ中華とは、町の中華料理店が提供しているエモいと話題の町中華ではなく、中国語圏から日本に渡ってきた人たちが “あえて日本人の好みに寄せることなく作ったガチの中華料理” を指す総称で、ディープ中華・ディープチャイナとも呼ばれており、外食産業界や内食(中食)産業界でも町中華に次いで話題になっています。
今回の新商品「真的中華(しんてきちゅうか)鶏湯肉麺(じたんろうめん)」及び「同 香酸辣湯麺(しゃんさんらーたんめん)」は、あえて日本人の嗜好に合わせたアレンジを施さず、お湯を注ぐだけで本場中国の美味しさが味わえることをテーマにしたカップラーメンで、販売者はサッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品。
ちなみに酸辣湯麺は日本生まれ(「赤坂榮林」発祥)の食べ物なので、いきなり矛盾が生じているような気がしないでもない‥‥と、それはさておき昨年から力を入れている「THE町中華」とは真逆のシリーズ。はたして「THE町中華」と並行して進むのか、それとも「真的中華」に切り替わるのかは定かでないけれど、パッケージにもある “日本人向けにアレンジしない本場風のおいしさ” に注目です。
エースコック「タテロング サンキューわかめラーメン しじみだし・しょうゆ」新発売
「わかめラーメン」39周年(サンキューイヤー)の締め括りは年末恒例の “しじみだし・しょうゆ” を展開!! わかめラーメンとは、1983年(昭和58年)6月の発売以来、現在は「ワンタンメン」や「スープはるさめ」に並ぶエースコックの代表的な即席めんブランドで、発売39周年を迎えた2022年は39(サンキュー)の語呂合わせで様々な新作を矢継ぎ早にリリースしていたのですが‥‥
今回の新商品「タテロング サンキューわかめラーメン しじみだし・しょうゆ」は、2016年(平成28年)12月26日の発売以来、すこしずつコンセプトを変えながら、すっかり年末恒例となっている「しじみだし・しょうゆ」の新作で、わかめラーメンの39周年記念を締め括る(おそらく)最後の一杯。
基本的には “しじみ200個分のオルニチン” を訴求し、2020年12月発売品では “しじみ300個分のオルニチン” に増え、昨年は “スープ濃いめ” をコンセプトにしていましたが、2022年は39の語呂合わせで “しじみ390個分のオルニチン” にリニューアル。来年は400個分か? などという安直な予想は扨措き、今年も安定して美味しそうな雰囲気です。
ローソン「麺屋雪風 濃厚辛味噌らーめん」新発売
ローソン名店シリーズで人気の「麺屋 雪風」監修によるカップラーメンが初の縦型カップで新登場!!麺屋 雪風(めんや ゆきかぜ)とは、2003年(平成15年)12月10日の創業以来、ラーメン激戦区として知られる札幌・すすきので行列を作る人気店で、3種の味噌(味噌・赤味噌・秘伝の味噌)をブレンドしたタレにこだわり、競合店とは異なるスープで差別化を図った独自の味噌ラーメンを提供しています。
今回の新商品「麺屋雪風 濃厚辛味噌らーめん」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、販路限定のカップラーメンで、2022年9月5日に大判どんぶり型の「麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん」をリニューアル発売していましたが、今度はにおける「麺屋 雪風」監修シリーズ初となる縦型ビッグの変わり種を展開。
製造者は引き続き日清食品で、スープに辛味を施し、大判どんぶり型との差別化を図っているのですが、お店こだわりの味噌をイメージした “3種の味噌” を使っているのが見どころ。また濃厚な味わいを訴求している縦型ビッグのカップラーメンなのに、カロリーは400kcal以下(392kcal)なので、油揚げ麺ではなくノンフライ麺を搭載しているのかもしれません。
ファミリーマート「とら食堂 ワンタン麺」新発売
福島・白河らーめんの最高峰「とら食堂」監修のカップラーメンがファミマル印で待望の復活!! とら食堂とは、福島県白河市に本店を置く手打ち中華そばの名店で、ラーメンの天才と謳われた創竹井寅次(たけい とらじ)その人が1969年(昭和44年)に開業した「中華そば とら」の後身。とら系と呼ばれるラーメンの原点であり、本店は田園風景の中にありながら、行列が絶えないことで知られます。
今回の新商品「とら食堂 ワンタン麺」は、とら系の総本山「とら食堂」監修によるカップラーメンで、製造は東京都渋谷区に本社を構える明星食品。これまでに何度かファミリーマート限定のカップラーメンになっているため、初めての商品化ではないけれど、ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」に入ったのはコラボ史上初の展開。
直近だと2022年4月18日にも「とら食堂 ワンタン麺」を発売しており、それは当ブログで “歴代最高傑作” と評価した2021年1月12日発売品から変わっていなかったので、枠の関係から取り上げなかったのですが、それと大差なければ引き続き “★8” が手堅い商品。コシのある平打ちノンフライ麺に、鶏と醤油が芳醇なスープ、そしてノンフライワンタンを組み合わせた最強クラスの一杯なので、要注目です。
関連ページ:白河ラーメンの真髄【とら食堂】監修カップ麺 “歴代最高傑作” ワンタン増量1.5倍で非の打ち所なし!!
セブンプレミアム「一風堂 博多明太風高菜飯」新発売
今度の新作はカップメシ!? セブンの「一風堂」監修シリーズに新風到来!! 一風堂(いっぷうどう – IPPUDO)とは、福岡県福岡市中央区に本店を置く博多とんこつラーメン専門店で、創業は1985年(昭和60年)10月16日。ラーメン界のカリスマとして知られる河原成美(かわはら しげみ)その人が立ち上げ、今では世界的な知名度を誇る一大事業に成長しました。
出典:トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品 > 7P 一風堂 博多明太風高菜飯 – セブン-イレブン
今回の新商品「セブンプレミアム 一風堂 博多明太風高菜飯」は、セブン&アイグループと「一風堂」及び日清食品の共同開発商品で、7PG(セブンプレミアム ゴールド)の大判どんぶり型「一風堂 赤丸新味博多とんこつ」を筆頭に、これまで縦型ビッグのカップラーメンや湯切りタイプのスポット商品も展開していましたが、おそらく同店監修のカップメシ(即席カップライス)は初めての試み。
2022年12月19日現在、セブン-イレブン・ジャパンの公式ウェブサイトにはイメージ画像(しかも絶妙に情報が取り出しにくい構図w)しか掲載されておらず、Twitterなどにも情報が出回っていないため、ヴェールに包まれた部分は多いのですが、タレは甘辛しょうゆ味で、具材に明太風かまぼこや高菜、謎肉を使っている様子。漠然とした根拠しかないですけど、おおむね問題なく美味しいでしょう。
まるか食品「ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAXハーフ&ハーフ激辛」「同 超超超超超超大盛やきそばペタマックスハーフ&ハーフ激辛」新発売
まるか食品正気か!? ペヤングの “ハーフ&ハーフ激辛” を巨大化させてGIGAMAXとペタマックスに!! ペヤング(peyoung)とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、1973年(昭和48年)7月発売の「ペヤングヌードル」を皮切りに、現在はカップ焼きそばのデファクト・スタンダードを築き上げた「ペヤング ソースやきそば」を主力商品としていますが‥‥
出典:トップ > 商品一覧 > ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAXハーフ&ハーフ激辛 / ペヤング 超超超超超超大盛やきそばペタマックスハーフ&ハーフ激辛 – まるか食品
今回の新商品「ペヤング 超超超大盛やきそばGIGAMAXハーフ&ハーフ激辛」「同 超超超超超超大盛やきそばペタマックスハーフ&ハーフ激辛」は、既存の「ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ激辛」を大容量のGIGAMAX(めん330g)とペタマックス(めん660g)にアレンジしたキワモノ路線の変わり種で、それ以上でも以下でもないんですけどw そう一括りにできないのが原材料の違い。
たとえば最初にレギュラーサイズでリリースしてから超大盛サイズで再販したり、その逆だったり、みたいな企画は過去に何度も実行しているのですが、ハーフ&ハーフ激辛の超大盛・超超超大盛・超超超超超超大盛それぞれの原材料名を比較してみたところ、添付調味料(ソース)の構成が微妙に違うので、ただ麺の量を増やしたわけではないようです。
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、まるか食品の暴挙と横目にスルーできないGIGAMAXとペタマックスの「ハーフ&ハーフ激辛」に、年末年始を盛り上げてくれる「神田まつや」「日清のおめでどん兵衛」「サンキューわかめラーメン しじみだし・しょうゆ」ほか、町中華もといガチ中華に着目した「真的中華」も話題性の高い新商品。
さらに販路限定の「麺屋 雪風」と「一風堂」の新たな展開も興味深く、有名店監修の一杯といえば「とら食堂」の最強ワンタン麺も見逃せません。これから年末年始にかけてカップ麺の新作が激減しますけど、このブログで恒例となっているランキングも作成しつつブログを更新しますので、引き続きお付き合いいただけますと幸いに存じます。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
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