最新カップ麺【今週の新商品】天然とんこつラーメン専門店「一蘭」ついにファン待望の再現カップ麺を実現!!

どうも、taka :a です。

このページでは、2021年2月15日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清×食べログ 百名店 櫻井中華そば店 淡麗醤油中華そば / 295（全国）
・カップヌードル 海老の濃厚トマトクリーム / 193円（全国）

▼明星食品
・明星 モード学園コラボ 金曜日のにんにくラーメン 豚骨醤油 / 220円（全国）
・明星 中華三昧タテ型 赤坂榮林 酸辣湯麺 / 193円（全国）R
・明星 中華三昧タテ型 赤坂璃宮 広東風醤油 / 193円（全国）R
・明星 中華三昧タテ型 中國料理北京 北京風香塩 / 193円（全国）R

▼東洋水産（マルちゃん）
・本気盛 背脂とんこつ / 220円（全国）
・麺づくり 濃厚煮干し醤油 / 193円（全国）
・麺づくり 山椒香る旨味塩 / 193円（全国）

▼サンヨー食品
・久世福商店監修「野菜だし」で仕上げた塩らーめん / 193円（全国）
・久世福商店監修「毎日だし」で仕上げたきつねうどん / 193円（全国）

▼エースコック
・タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん / 220円（全国）

▼イトメン
・カップあまくち醤油らーめん / 193円（全国）
・カップあさりだしラーメン / 193円（全国）

▼ローソン
・徳島ラーメン 三八 / 276円（中四国）

▼ファミリーマート
・けやき 濃厚札幌味噌飯 / 249円（全国）

▼セブン＆アイ（GMS）
・チャルメラ 豚骨醤油味 / 98円（全国）

▼天然とんこつラーメン専門店 一蘭
・一蘭 とんこつ / 454円（全国）*

▼KALDI（カルディ）
・台湾火鍋風ラーメン / 185円（全国）

*販売店：一蘭店舗、一蘭公式通販、小売店 他、一部のコンビニでは2月16日（火）より販売開始

日清食品「日清×食べログ 百名店 櫻井中華そば店 淡麗醤油中華そば」新発売

「日清×食べログ 百名店」シリーズ第4弾は “食べログ評価4.0超え” ネオクラシックな中華そば店が満を持して参戦!! 日清×食べログ 百名店（ひゃくめいてん）とは、国内最大級のレストラン検索・予約サイト「食べログ」の「ラーメン 百名店」に選出された人気店監修のもと、その味わいを忠実に再現した日清食品のブランドで、2020年3月9日発売の「ロックンビリーS1（スーパーワン）しょう油らぁめん」を皮切りに発足。

出典：日清食品「日清×食べログ 百名店 櫻井中華そば店 淡麗醤油中華そば」（2月15日発売）

今回の新商品「日清×食べログ 百名店 櫻井中華そば店 淡麗醤油中華そば」は、食べログの「ラーメン 百名店 EAST 2020」に選出された神奈川県横浜市保土ケ谷の名店「櫻井中華そば店」と日清食品の共同開発商品で、店主・櫻井啓吾（さくらい けいご）氏が完全監修。同店の看板メニュー「中華そば（醤油）」の味わいを大判どんぶり型で再現した、本気モードの数量限定品。

鶏油の旨みとコクを加えて仕上げる味わい深い淡麗醤油スープに、店主と試行錯誤しながら開発したモチモチ食感の中太ちぢれノンフライ麺が特徴とのことで、特に後者が気になるところ。第1弾の「ロックンビリーS1」を皮切りに、百名店3年連続選出「MENSHO」や東京・曙橋の隠れ家「麺庵ちとせ」とコラボしてきましたが、このブログでは軒並み高評価を記録しているため、今回もハイクオリティな仕上がりに期待できそうです。

日清食品「カップヌードル 海老の濃厚トマトクリーム」新発売

トマトの酸味と海老の旨味が絶妙な「冬」のカップヌードル “海老の濃厚トマトクリーム” が今年も登場!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、日清食品が世界に誇るグローバルブランドで、初代発売日は1971年（昭和46年）9月18日。東京都新宿区の伊勢丹百貨店を皮切りに、斬新なインパクトで若い世代から注目を集め、現在は国内年間売上1,000億円を誇る業界No.1ブランドの地位を確立しました。

出典：日清食品「2021年2月発売商品のご案内」

今回の新商品「カップヌードル海老の濃厚トマトクリーム」は、寒い季節に食べたくなるカップヌードルをテーマに開発された変わり種で、冬の風物詩「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」に対抗すべく、2017年2月13日に登場した “新” 冬季限定カップヌードル「クリーミートマトヌードル」が前身。この「濃厚トマトクリーム」バージョンは、昨年・一昨年にも販売されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

2017年2月発売の初代「クリーミートマトヌードル」は、トマトの酸味とクリーム感を絶妙にブレンドした変わり種で、2018年2月にブロッコリーを加えて再登場。さらに2019年2月発売品から「海老の濃厚トマトクリーム」に刷新しているのですが、2020年3月発売品（前回）はテコ入れなしの再販だったので、今年も海老・トマト・クリームのバランスがちょうどいい、安定したテイストが見どころになりそうです。

明星食品「モード学園コラボ 金曜日のにんにくラーメン 豚骨醤油」新発売

デザイン起点の商品企画 “MYOJO DESIGN PROJECT” 第2弾は「モード学園」とコラボ!! MYOJO DESIGN PROJECT（明星デザインプロジェクト）とは、これまで終盤のプロセスだった “商品のデザイン” を起点にした逆転の発想に基づくプロジェクトで、有名デザイン学校と産学協働。2020年11月2日に「東京デザイン専門学校」とコラボした商品を発売し、斬新なデザインとコンセプトで業界に新風を吹き込みました。

出典：明星食品「明星 モード学園コラボ 金曜日のにんにくラーメン 豚骨醤油」（2月15日発売）

今回の新商品「明星 モード学園コラボ 金曜日のにんにくラーメン 豚骨醤油」は、東京・大阪・名古屋・パリにキャンパスを構える「モード学園」と明星食品のコラボ商品で、第2回 “MYOJO DESIGN PROJECT” 最優秀賞作品に輝いた森田咲月さんのアイディアとデザインを起用した最新作。森田咲月さん曰く、ニンニクが食べられない平日の父を見て、金曜日くらいガッツリ（こっそり）食べてほしい‥‥との気持ちで制作したとのこと。

ちょっと画像では分かりにくいのですが、パッケージの側面には “ただでさえ、にんにく。さらに、生おろしにんにく。禁断のにんにくウェポン” とあり、特設サイトでも “パッケージのインパクトに負けない、パンチのある味わいに仕上げました” と紹介。こと最近はニンニク推しの商品が人気を博す傾向にありますし、別添の小袋が「生おろしにんにく」となっているようなので、これはもう間違いないでしょう（鼻息）

明星食品「中華三昧タテ型 赤坂榮林 酸辣湯麺 / 赤坂璃宮 広東風醤油 / 中國料理北京 北京風香塩」新発売

巣ごもり中のおうちが高級中華店に早変わり?!「中華三昧」の通年商品が装い新たにリニューアル!! 中華三昧（ちゅうかざんまい）とは、高級袋めんブームのパイオニアとして知られる明星食品のロングセラーブランドで、歴史の始まりは1981年（昭和56年）10月。本格中華の味わいが手軽に味わえることを最大の強みとしているのですが、通年商品として袋麺よりも手軽に調理できる「タテ型」シリーズも展開しています。

出典：明星食品「明星 中華三昧タテ型 赤坂榮林 酸辣湯麺 / 赤坂璃宮 広東風醤油 / 中國料理北京 北京風香塩」（2月15日発売）

今回の新商品「明星 中華三昧タテ型 赤坂榮林（あかさかえいりん）」「同 赤坂璃宮（あかさかりきゅう）広東風醤油」「同 中國料理北京（ちゅうごくりょうりぺきん）北京風香塩」は、現代の中華料理界を代表する名店と明星食品の共同開発商品で、赤坂榮林と赤坂璃宮は既存品のリニューアルになりますが、袋麺ではコラボしていた中國料理北京の即席カップめん化はシリーズ初の試み。

上質で軽やかなデザインに、別添の小袋（香り立つひとさじ）もさることながら、もっとも個人的に注目しているのは新開発のノンフライ麺で、今回の3品すべて中華三昧専用の「つややか凛麺（りんめん）」を採用とのこと。以前から多彩な製麺技術に定評のある明星食品ですが、これまでにない新製法を導入し、つややかな見た目と芯までギュッと詰まった弾力を実現とのことなので、他社からすると新たな脅威になるかもしれません。

東洋水産「本気盛 背脂とんこつ」新発売

かため極細麺を搭載した本気盛の「背脂とんこつ」2年以上の歳月をかけて復活!! 本気盛（マジモリ）とは、ボリュームのある大盛り麺量と濃い系スープに、がっつり具材が特徴の縦型BIGブランドで、2007年3月26日に初代・本気盛「醤油豚骨」及び「辛味噌」を市場に投下。当時のターゲット層（10代～30代）のニーズに応えるべく、FD野菜ブロックと濃いめのスープを強調し、発売当初から食べ応えに力を入れていました。

出典：東洋水産「本気盛 背脂とんこつ」新発売のお知らせ

今回の新商品「本気盛 背脂とんこつ」は、まろやかでコクのある濃厚とんこつスープに、背脂とガーリックのパンチを効かせた変わり種で、具材には背脂加工品、味付鶏挽肉、ごま、ねぎをトッピング。実は2018年12月17日、まったく同じコンセプトかつ同じ商品名のカップ麺を発売していたので、今回が本気盛シリーズ初のフレーバーではないのですが、前回の「本気盛 背脂とんこつ」が発売されたのは2年以上前の話。

本気盛といえば太麺のイメージが強いところ、湯戻し2分の極細麺を採用しているのも特徴で、これについても2018年12月発売品と同じ仕様。前回はニンニクと黒胡椒を効かせた塩とんこつスープに浮かぶ、大量の背脂加工品がインパクトを放ち、なおかつ麺を食べてから白ごはんをぶっこんで二度おいしい一杯でした。おそらく今年も方向性は変わっていないと思うので、カップラーメンらしい豚骨味が好きな方は要チェックです。

東洋水産「麺づくり 濃厚煮干し醤油 / 山椒香る旨味塩」新発売

カップ入り即席麺ノンフライカテゴリー売上No.1ブランド「麺づくり」が “濃厚系・あっさり系” の新作を同時に展開!! 麺づくりとは、家族みんなに愛される「スタンダートな味わい」がコンセプトのノンフライ麺ブランドで、初めて発売されたのは1992年（平成4年）6月。ライバル関係にある「日清麺職人」の前身（日清の小麦麺職人）が発売されたのは、2000年（平成12年）9月18日なので、それよりも歴史の長いシリーズです。

出典：東洋水産「麺づくり 濃厚煮干し醤油」「同 山椒香る旨味塩」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん 麺づくり 濃厚煮干し醤油」及び「同 山椒香る旨味塩」は、濃いめの煮干しスープを特徴とする “濃厚系” に、片や爽やかな山椒の風味が香る塩味スープが特徴の “あっさり系” と対極のフレーバーをテーマに開発された新作で、それぞれノンフライ麺は濃厚煮干し醤油には “つるコシ中太麺” を、山椒香る旨味塩には “つるつる細麺” を採用し、ブランド全体のラインナップを強化。

それぞれ既存の「麺づくり」には存在しないフレーバーですが、濃厚煮干し醤油は「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼ」の麺づくり版、山椒香る旨味塩は「謹製」シリーズの麺づくり版といった雰囲気の立ち位置で、おそらく煮干しの風味も山椒の香りも常識の範囲内かと思いますが、これまでに培われてきた実績とノウハウを活かした “家族みんなで楽しめる” 安心感に期待できそうです。

エースコック「タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん」新発売

リンガーハットこだわりの「国産野菜」がリニューアル!! リンガーハット（Ringer Hut）とは、長崎市鍛冶屋町で1962年（昭和37年）7月22日に創業した「とんかつ浜勝（現・とんかつ 濵かつ）」を起源とする長崎ちゃんぽん専門店で、1974年（昭和49年）8月13日開業の「長崎ちゃんめん」1号店（現・リンガーハット 長崎宿町店）を皮切りに、現在は全国に650店舗以上を展開する長崎ちゃんぽんチェーンの最大手。

出典：エースコック「タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん」2021/2/15 リニューアルPDF

今回の新商品「タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん」は、これまでに何度もリリースされているエースコックと「リンガーハット」の共同開発商品で、お店の看板メニューをコンビニ向けの縦型ビッグで商品化。いまさら目新しいコラボではないのですが、素材の旨みを凝縮したちゃんぽんスープはそのままに、具材の国産キャベツを増量して、見た目にも鮮やかな国産コーンを採用しているのがポイント。

2020年8月31日発売の「タテロング リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽん 柚子胡椒仕立て」にも国産コーンを採用していましたが、定番の「長崎ちゃんぽん」に導入されたのは今回が初めて。エースコックのニュースリリースでは「リニューアル」となっていますが、関係者に確認を取ったところ “リンガーハットは変わらず期間商品となります” との回答だったので、1〜2ヶ月後には終売になります。

ファミリーマート「けやき 濃厚札幌味噌飯」新発売

あの「けやき」がコンビニ限定のカップメシに!? ファミリーマートが独占販売!! けやき（欅）とは、北海道札幌市中央区に本店を置く札幌味噌拉麺専門店で、運営母体は株式会社ニトリフーディング。その代表取締役社長を務める店主の似鳥栄喜（にとり えいき）氏は、1983年（昭和58年）に創作和食店「わびさび」を開業した経歴を持ち、1999年（平成11年）11月に現在の「すすきの本店」をオープンしました。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > けやき 濃厚札幌味噌飯

今回の新商品「けやき 濃厚札幌味噌飯」は、日清食品と「けやき」の共同開発商品で、コンビニの中でもファミリーマートでしか買えないPB商品として企画されたもの。以前から大判どんぶり型（ノンフライ麺）のカップラーメンを基本とし、昨年は変わり種の縦型ビッグ「濃厚辛味噌ラーメン」やカップスープ「濃厚味噌豆腐スープ」を展開していましたが、このコラボから即席カップライスがリリースされるのは初の試み。

味噌フレーバーのカップ飯といえば、2020年1月13日に発売された日清食品のNB（ナショナルブランド）商品「カップヌードル 味噌 ぶっこみ飯」が記憶に新しく、その流れを汲んでいるような雰囲気。もちろん札幌を代表する名店が監修しているので、ぶっこみ飯に酷似した内容ではないと思いますが、それとの違いや共通点に注目しながら食べ進めると、なにか発見があるかもしれません。

天然とんこつラーメン専門店「一蘭」初のカップ麺を市場に投下

開発まで20年以上!? 日本が世界に誇るラーメン店「一蘭」ついにカップ麺を初監修!! 一蘭（いちらん）とは、1960年（昭和35年）福岡県福岡市百道に創業した屋台「双葉ラーメン」を前身とする天然とんこつラーメン専門店で、1966年（昭和41年）屋号を「一蘭」に改称。創業者の中原夫婦が高齢になって、いちどは廃業しかけた「一蘭」ですが、それを現代表取締役の吉冨社長が買取り、世界規模のブランドに育て上げました。

出典：天然とんこつラーメン専門店 一蘭 特設サイト

今回の新商品「一蘭 とんこつ」は、天然とんこつラーメン専門店「一蘭」が20年以上前から試行錯誤を繰り返し、とうとう監修に踏み切った満を持すカップ麺で、その歴史的な開発に携わったのは大阪府吹田市に本社を構えるエースコック。いっさいの妥協を許さない「一蘭」監修のもと、ラーメン本来の純粋な味を楽しむために “あれて具材は入れていない” らしく、実売価格も税込490円と常識を覆す値段を実現。

自社の麺を見つめ直し、歯応えの中に潜む滑らかさや麺の溶け方などを多角的に調整し、新たなノンフライ麺を開発。スープには液体と粉末のメリットを取り入れ、一蘭では “4人しかいない秘伝のたれ職人” が専用の特別な秘伝のたれを開発するなど、並々ならぬ一杯が現れました。販売店は古賀SA店（下り）を除く一蘭店舗、おみやげ一蘭公式通販、一部のコンビニ、小売店となっているため、是が非でも捕獲して詳細をお伝えします。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで今週もっとも注目したい新商品は、全国的な知名度を誇る天然とんこつラーメン専門店「一蘭」初監修の “こだわりすぎた” カップ麺で、値段は税込490円と高額ですが、それだけにTwitterなどのSNSでも話題沸騰中の一杯。あえて具材は入れず、めん・スープ・秘伝のタレに全集中しているようなので、これまでの常識を覆してくれそうな予感。

その巨大な影に霞んでいるような印象を受けますが、食べログ評価4.0超えの百名店「櫻井中華そば店」監修のカップ麺も注目度が高く、明星食品×モード学園コラボ「金曜日のにんにくラーメン」も気になるところ。あとはノーアナウンスの新作カップ麺にも目を光らせつつ、新商品のレビューを優先しながらブログを更新していきますので、今週も一緒にカップ麺を楽しめたらなと思います。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください（author・taka :a）