カップ麺【今週の新商品】食べログ4.0超えの百名店に進化した蟻月ほか “ちーらぁ” など注目の新作多数!!

どうも、taka :aです。

このページでは、2020年11月30日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 塩ラーメン / 295円（全国）
・日清のどん兵衛 ちゃんぽんうどん 味変えオイル付 / 193円（全国）
・日清のどん兵衛 鶏南蛮そば 味変えオイル付 / 193円（全国）

▼明星食品
・明星 中華三昧タテ型ビッグ 赤坂榮林 酸辣湯麺 / 223円（全国）

▼東洋水産（マルちゃん）
・本気盛 海鮮チゲ味 / 220円（全国）*1

▼エースコック
・一度は食べたい名店の味 PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン / 270円（全国）

▼ローソン
・チーらぁ クリーミー塩ラーメン / 193円（全国）*2
・家系総本山吉村家監修 横浜家系ラーメン / 509円（全国）*2 *3

▼ファミリーマート
・ファミコレ 小海老天ぷらそば / 138円（北陸 関西 中国 四国 九州 沖縄）R*2
・ファミコレ 濃厚旨辛担々麺 / 138円（関西 中国 四国 九州）R*2
・豚肉たっぷりカレーうどん / 202円（全国）*2

▼セブンイレブン
・博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風 〆のラーメン / 258円（全国）*2
・セブンプレミアム きつねうどん 縦型 / 128円（北海道 埼玉 甲信越 北陸 東海）R*2
・セブンプレミアム 天ぷらそば 縦型 / 128円（北海道 甲信越 静岡 沖縄）R*2
・セブンプレミアム 鴨だしそば 縦型 / 128円（甲信越 静岡）R*2
・セブンプレミアム 龍上海 本店 / 258円（宮城 山形 福島）*2

*1 CVS他
*2 火曜日（2020年12月1日）以降順次発売
*3 要冷蔵レンジ麺

日清食品「日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 塩ラーメン」新発売

ついに「日清×食べログ百名店」シリーズ初となる “食べログ評価4.0超え” の名店登場!! 日清×食べログ百名店（ひゃくめいてん）とは、株式会社カカクコムが運営している国内最大級のレストラン検索・予約サイト「食べログ」とコラボした日清食品の本格派ブランドで、食べログの各ジャンルにおいて高い評価を集めた100店（百名店）の味をカップ麺で手軽に楽しむことがコンセプト。

出典：日清食品「日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 塩ラーメン」（11月30日発売）

今回の新商品「日清×食べログ 百名店 麺庵（めんあん）ちとせ 塩ラーメン」は、食べログの「ラーメン 百名店 TOKYO 2019」に選出された東京都新宿区「麺庵ちとせ」の店主・岡野元気（おかの げんき）氏による完全監修のもと、看板メニューの塩ラーメンを忠実に再現。日清食品が店主と試行錯誤を繰り返し、ラーメンファンが唸る逸品に仕上がったとニュースリリースに記載してあるため、期待せずにはいられません。

同シリーズは、2020年3月9日に発売された第1弾「ロックンビリーS1（店主・嶋崎 順一氏）」とのコラボを皮切りに、同年6月15日に第2弾「MENSHO（店主・庄野智治氏）」とのコラボ商品を市場に投下。それに続く第3弾が今回の「麺庵ちとせ（店主・岡野元気氏）」監修商品で、食べログ評価4.0（2020年11月1日時点）のラーメン店とタイアップするのは初の試みです。

日清食品「日清のどん兵衛 ちゃんぽん・鶏南蛮そば 味変えオイル付」新発売

どん兵衛のコーポレートキャラクター “どんぎつね” こと吉岡里帆さん考案の大人気アイデアレシピ第5弾は「味変えオイル」付き!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、日清食品が製造・販売している和風カップ麺のロングセラー商品で、1976年（昭和51年）8月9日に初代「日清のどん兵衛きつね」を新発売。現在は吉岡里帆さん扮する “どんぎつね” を広告塔に、さまざまな変わり種も意欲的に開発しています。

出典：日清食品「日清のどん兵衛 ちゃんぽんうどん 味変えオイル付」「日清のどん兵衛 鶏南蛮そば 味変えオイル付」（11月30日発売）

今回の新商品「日清のどん兵衛 ちゃんぽんうどん 味変えオイル付」及び「（同）鶏南蛮そば 味変えオイル付」は、2017年から「どん兵衛」のテレビCMに出演中の吉岡里帆（よしおか りほ）さんが考案したアイデアレシピで、毎年話題を呼んでいるスポット商品の一つ。その第5弾となる「ちゃんぽんうどん」と「鶏南蛮そば」は、1つで2度おいしいをコンセプトに、若者が好きな “今どきの味” を意識して開発したとのこと。

「ちゃんぽんうどん」は、豚と魚介の旨みを効かせたスープに、味変えオイルとして “焦がしニンニク油” を別添。もう一方の「鶏南蛮そば」は、かつお出汁を効かせた甘辛いつゆに、味変えオイルとして “山椒香味油” を別添しているらしく、任意のタイミングで味を変えられるのが最大の特徴。麺とスープ（つゆ）のクオリティは間違いなさそうなので、味変えオイルの効果と変わり種どん兵衛では貧弱になりがちな具材の量に注目です。

東洋水産「本気盛 海鮮チゲ味」新発売

本気盛の準定番「海鮮チゲ味」が3年ぶりに復活!! 本気盛（マジモリ）とは、大盛の麺量と濃い系スープに、がっつり具材を特徴とする東洋水産の縦型ビッグカップのブランドで、初代発売日は2007年3月26日。

その当時、縦型カップ麺ユーザーの中心を担っていた10代～30代のニーズに応えるべく、FD（フリーズドライ）の野菜ブロックを使用した具材のボリューム感に、濃いめのスープを強調するなど、発売当初から食べ応えに力を入れていました。

出典：東洋水産「本気盛 海鮮チゲ味」新発売のお知らせ

今回の新商品「本気盛 海鮮チゲ味」は、魚介やポークの旨味を効かせた味噌ベースの海鮮チゲ味スープに、食べ応えを重視した太くてコシが強い “がっつり太麺” を合わせた新作で、具材にはキャベツ、かに風かまぼこ、いか、ねぎ、ニラをトッピング。実は以前にも「本気盛」が展開しているフレーバーなので、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

初代「本気盛」が発売された2007年の8月27日に「海鮮コク塩」という変わり種を発売しているのですが、おそらく味噌ベースの「海鮮チゲ味」が初めて発売されたのは2014年10月27日。本気盛史上 “過去最大量の海鮮具材” をテーマに登場した同フレーバーは、2015年12月7日と2017年9月18日にもリリースされており、近年の「本気盛」といえば麺の品質が大幅に向上しているため、今回も安定して美味しそうな雰囲気です。

エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田」新発売

一度は食べたい名店の味「麺処 花田」の看板メニューを “PREMIUM” な味わいで再現!! 麺処 花田（めんどころ はなだ）とは、東京随一と謳われる濃厚な味噌スープで有名な味噌ラーメンの専門店で、創業は2010年4月28日。味噌の香りと旨味を突き詰め、厳選された素材との組み合わせによって作られる濃厚な「味噌らぁめん」は、多くのラーメンファンを魅了しています。

出典：エースコック「一度は食べたい名店の味PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン」2020/11/30 新発売PDF

今回の新商品「一度は食べたい名店の味 PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン」は、エースコックと「麺処 花田（店主・花田秀治氏）」の共同開発商品で、同店の看板メニュー「味噌」を再現。両者は「一度は食べたい名店の味」シリーズ第4弾「麺処 花田 行列必至の味噌ラーメン」からタイアップを続けているのですが、ワンランク上のPREMIUM（プレミアム）版がリリースされるのは初の試み。

通常の「一度は食べたい名店の味」では縦型カップと油揚げ麺を使用しているのに対し、ワンランク上のPREMIUM版では大判どんぶり型の容器とノンフライ麺を使用している本気モード。それだけにメーカー希望小売価格も税別270円とプレミアムな価格に設定されているのですが、実店舗と同じ信州味噌を使い、たっぷりの野菜もアピールしているため、値段相応の満足感に期待できそうです。

ファミリーマート「小海老天ぷらそば / 濃厚旨辛担々麺」リニューアル新発売

ファミコレのレギュラー商品が “麺にこだわって” リニューアル!! ファミコレとは、ファミリーマートが展開しているプライベートブランド・ファミリーマートコレクション（FamilyMart Collection）の略称で、2012年10月下旬に既存のブランドを統一するかたちで発足。現在はコストパフォーマンスの高い「レギュラーライン」を中心に、素材や製法のグレードを上げた品質重視の「プラチナライン」も展開しています。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 小海老天ぷらそば / 濃厚旨辛担々麺

今回の新商品「小海老天ぷらそば」及び「濃厚旨辛担々麺」は、ファミリーマートと日清食品の共同開発商品で、コストパフォーマンスに優れたファミコレのレギュラーラインに分類。どちらも既存の定番フレーバーなので、純然たる新製品ではないのですが、どちらも “麺の食感に” こだわり、新開発のストレートフライ麺を採用しているのがポイント。

ただし、これまで両方とも全国販売されていましたが、ファミリーマートの公式ウェブサイトに掲載されている発売地域（2020年11月30日現在）は「小海老天ぷらそば：北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄」「濃厚担々麺：関西・中国・四国・九州」となっているため、それ以外の地域では手に入らない商品になるのか、それとも順次リニューアルという意味なのか、今後の動向にも注目です。

ファミリーマート「豚肉たっぷりカレーうどん」新発売

マルちゃんの袋麺「カレーうどん 甘口」の味わいをコンビニ限定のカップ麺にアレンジ!!「マルちゃん カレーうどん 甘口」とは、1965年（昭和40年）に発売された「マルちゃん たぬきカレーうどん」を前身とする東洋水産のロングセラー商品で、1970年（昭和45年）に現在の「マルちゃん カレーうどん 甘口」という名称に変更し、濃厚かつマイルドで飽きのこない味わいから、老若男女を問わず多くの方に親しまれています。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 豚肉たっぷりカレーうどん

今回の新商品「豚肉たっぷりカレーうどん」は、ファミリーマートと東洋水産の共同開発商品で、マルちゃんが誇るロングセラー商品「カレーうどん 甘口」の味わいを数量限定のカップ麺で再現。以前にもファミリーマート限定商品として「カレーうどん 甘口」をカップめん化しているため、初の試みではないものの、注目すべきは “豚肉たっぷり” のボリューム感と麺の仕上がりも気になるところ。

先ほど近年の「本気盛」は麺の品質が大幅に向上していると書いたように、それ以外のブランドを含む東洋水産の縦型ビッグ製品は、なめらかな質感やコシの強さなど、総じて麺のクオリティが高くなっている現在。しかしながら袋麺の「カレーうどん 甘口」は、煮込まれて頼りない食感になった麺も一興と感じているため、どのような麺を合わせてくるのかどうか、レビューの際は袋麺と食べ比べながら再現度を評価したいと思います。

セブンイレブン「博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風 〆のラーメン」新発売

業界に衝撃を与えた専門店レベルの一杯「蟻月」監修のカップラーメンついに “ノンフライ麺” を搭載!! 博多もつ鍋 蟻月（ありづき）とは、予約が取れないことで有名な「もつ鍋」及び「もつ焼き」の専門店で、創業は2013年12月。2020年11月現在の店舗数は、東京に5店舗、札幌に1店舗の合計6店舗を展開しています（大阪の「蟻月 心斎橋店」及び「蟻月 堂島店」並びに福岡の「蟻月 西中洲店」は閉店）。

出典：セブン-イレブン > トップ > 商品のご案内 > 博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風 〆のラーメン

今回の新商品「博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風 〆のラーメン」は、蟻月とセブン＆アイグループ及びサンヨー食品（サッポロ一番）の共同開発商品で、2019年1月21日と2019年11月25日にも「白のもつ鍋」を再現した縦型カップ麺を発売しているのですが、従来の商品では油揚げ麺を採用していたのに対し、コラボ第3弾となる2020年11月発売品ではノンフライ麺を採用しているのがポイント。

前回・前々回の縦型では、にんにくを強めに効かせた白みそ仕立てのスープを軸に、専門店も顔負けの味わいを実現するだけでなく、具材には味付豚腸（ホルモン）を使用する徹底ぶり。麺は油で揚げたフライ麺を使っていましたが、このブログでは10段階基準で “7ツ星” の超高評価を叩き出した逸品で、満を持すノンフライ麺が搭載された今回、さらなる完成度の高さに期待できる注目の新作です。

ローソン「チーらぁ クリーミー塩ラーメン」新発売

ローソンの “やりすぎ系カップ麺” 第4弾の新作はシリーズ初のチーズマシマシ「チーらぁ」を展開!! ローソンの “やりすぎ系カップ麺” とは、やりすぎくらいがちょうどいい!? をコンセプトに、ローソンとエースコックが共同開発したコストパフォーマンスの高い縦型カップ麺で、エースコックが誇る「EDGE（エッジ）」や「MEGA（メガ）」シリーズに通じる立ち位置。

出典：ローソン > Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > エースコック チーらぁ クリーミー塩ラーメン

今回の新商品「チーらぁ クリーミー塩ラーメン」は、2020年2月4日に発売された「ゴマらぁ クリーミー豚骨ごまラーメン」及び「コショらぁ コショウ塩ラーメン」並びに同年9月22日発売の「ネギらぁ にんにく塩ラーメン」に続く “シリーズ第4弾” の新作で、カップ麺の人気トッピングでもあるチーズに特化した “チーズ好きにはたまらない一杯” として開発されたもの。

ガーリックやオニオン等の香味野菜を効かせたポークベースの塩味スープに、たっぷりのチーズパウダーを使用しているらしく、コンビニ限定でも税込198円と良心的な値段。既存の「コショらぁ」「ゴマらぁ」「ネギらぁ」は、いずれもインパクトが強く、コストパフォーマンスにも優れた一杯だったので、アッと驚くほどのチーズ感に期待できるかもしれません。

ローソン「家系総本山吉村家監修 横浜家系ラーメン」新発売

横浜家系総本山「吉村家」がコンビニ限定のレンジ麺を監修!? ローソンの「RAMEN YOKOCHO」に新風到来!! RAMEN YOKOCHO（ラーメンよこちょう）とは、各地の人気ラーメン店が監修したレンジ麺シリーズで、2020年10月6日に発足。日本三大ラーメンをテーマに発売された「麺屋彩未 札幌味噌らーめん」「坂内食堂 喜多方ラーメン」「博多一幸舎 博多豚骨ラーメン」を皮切りに、全国各地の名店とタイアップしています。

出典：ローソン > Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 家系総本山吉村家監修 横浜家系ラーメン

今回の新商品「家系総本山吉村家監修 横浜家系ラーメン」は、横浜を代表する家系ラーメン発祥の店「吉村家（よしむらや）」が監修したローソン限定発売のレンジ麺で、お店の麺をイメージした太めのストレート麺に、豚骨醤油ベースのスープを合わせ “ほのかに燻した香りのチャーシュー” をトッピングしているのも「家系総本山」を語る上で欠かせない重要なポイント。

2019年12月3日、明星食品とタイアップしたローソン限定の即席カップめん「横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」を発売しているのですが、今度は電子レンジで加熱するタイプのデイリー食品ということで、さらなる再現度の高さに期待できそうな予感。加えて吉村家の人気サブメニュー “焼豚まぶしごはん” をイメージした「吉村家監修 焼豚おにぎり」も発売ということで、どちらも話題性の高い新作です。

今週注目のカップ麺と展望

今週注目の新作カップ麺は、満を持すノンフライ麺を搭載したセブン＆アイグループの「博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風 〆のラーメン」をはじめ、日清×食べログ百名店「麺庵ちとせ」に、一度は食べたい名店の味PREMIUMの「麺処 花田」など、有名店が監修している本格志向の商品が目立っているのですが、コストパフォーマンスの高さに期待できるローソン限定の「チーらぁ」も見逃せません。

またデイリー食品になりますが、家系総本山・吉村家が監修したローソン限定の横浜家系ラーメン（レンジ麺）も注目すべき一杯で、なかなか忙しくなりそうな予感。ひとまず即席カップ麺の新作を優先しつつ、レンジ麺のレビューも視野に入れながらブログを更新していくので、今週も一緒に楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください（author・taka :a）