どうも、taka :aです。
この記事では、2020年7月6日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
・カップヌードル 抹茶 抹茶仕立ての鶏白湯 / 193円(全国)
・日清のどん兵衛 すき焼き 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん / 193円(全国)
・日清焼そばU.F.O. 梅こぶ茶 梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば / 193円(全国)
▼東洋水産(マルちゃん)
・MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーとんこつ味 / 193円(全国)
・MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーカレー味 / 193円(全国)
・謹製 鴨だしラーメン / 220円(全国)
・赤いきつねうどん カープ応援カップ / 193円(中国地区)*1
・緑のたぬき天そば カープ応援カップ / 193円(中国地区)*1
▼サンヨー食品(サッポロ一番)
・らーめん改監修 極貝だし塩らーめん / 220円(全国)
▼エースコック
・スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛 / 240円(全国)
▼ヤマダイ(ニュータッチ)
・凄麺 静岡焼津かつおラーメン / 220円(全国)R
▼ローソン
・カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん 211円(全国)*2
・旭松 カレーは飲み物。赤カレースープ / 183円(全国)*2
*1 デザインのみ限定で中身は西日本向け商品と同じ
*2 火曜日(2020/07/07)数量限定発売
日清食品「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立ての鶏白湯」新発売
3年半ぶりに「じゃぱん♥ぬーどるずトリオ」が復活!! じゃぱん♥ぬーどるずトリオとは、日清食品が誇る日本生まれの3ブランド「カップヌードル」「日清のどん兵衛」「日清焼そばU.F.O.」を “和” の味でアレンジした変わり種で、2017年1月23日に第1弾「カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味」「日清のどん兵衛 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」「日清焼そばU.F.O. 梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば」を新発売。
今回の新商品「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立ての鶏白湯」は、日本文化の広まりや海外での日本人の活躍などで盛り上がりを見せている “じゃぱん” ブランドに着目した新作で、2017年1月に発売された「カップヌードル 抹茶仕立てのシーフード味」の続編。前回と同じ “抹茶” をテーマにしつつ、シーフード味から鶏白湯(とりぱいたん)にリニューアルしました。
前回は抹茶加工品を加えたカップヌードル史上初となる緑色の麺に、抹茶の風味を加えたシーフードスープを特徴としていましたが、今回はクリーミーで濃厚な鶏白湯スープに上品な抹茶の風味を加えた味わい深い一杯ということで、鶏白湯と抹茶の相性が気になるところ。麺については公式のニュースリリースで “コシとつるみのある麺” となっているため、いつものカップヌードルに使われている汎用麺かもしれません。
日清食品「どん兵衛 すき焼き 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」新発売
初めて “大豆ビーフ” が導入された初代・じゃぱん♥ぬーどるずトリオ「日清のどん兵衛 すき焼き 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」が復活!! 日清のどん兵衛「肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」とは、2017年1月に発売された「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立ての鶏白湯」の抱き合わせで、近年の日清食品が多用している牛肉のような食感と味わいのフェイクミート “大豆ビーフ” が初めて起用された変わり種。
今回の新商品「日清のどん兵衛 すき焼き 肉汁の旨みたっぷりすき焼き風うどん」も2017年1月発売品と完全に同じ商品名で、いま海外でも人気のある “すき焼き” の味わいをイメージし、甘めの割り下に肉汁の旨みがたっぷり溶け込んだつゆで表現した——というコンセプトも2017年1月発売品と同じもの。たぶん、ほとんど中身は変わっていないと思います。
おそらく麺は定番どん兵衛と同じ油揚げ麺で、具材も大豆ビーフ、ニンジン、ネギと同じラインナップ。つゆの方向性も前回発売品と同じであれば、牛脂の風味と人工甘味料による強烈な甘さが主張してくるはずなので、そこがターニングポイントになるでしょう。前回ちょっと後半にかけて味が単調に思えたので、事前にアレンジ用の一味唐辛子や生卵などを用意しておくのが安全かもしれません。
日清食品「清焼そばU.F.O. 梅こぶ茶 梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば」新発売
梅こぶ茶で日清焼そばU.F.O.をアレンジ!? 初代・じゃぱん♥ぬーどるずトリオ「梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば」再販!! というわけで新生・じゃぱん♥ぬーどるずトリオ最後の一角は日清食品の御三家「日清焼そばU.F.O.」からの変わり種で、梅昆布茶を使ったアレンジ。カップ麺に限らず梅昆布茶を焼そばの隠し味に使うレシピは多いため、馴染みのある方もいらっしゃるでしょう。
今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 梅こぶ茶 梅こぶ茶の旨み広がる塩焼そば」は、日清のどん兵衛と同じく2017年1月発売品と完全に同じ商品名で、コンセプトも同じもの。麺は塩焼そばに合う細めの麺を採用し、ソースは梅こぶ茶の旨みと酸味をベースに胡麻油の香りをアクセントに加え、具材にはキャベツの他に梅フレークや刻み海苔をトッピング。
ほとんど2017年1月発売品の特徴と変わっていないため、純然たる新作ではないのですが、前回の麺量は調理前100gだったのに対し、今回は90gと微妙に減量されていました。なお前回発売品は塩気が強く、さらにアクセントとして加えられたはずの胡麻油が前面に主張しており、題材としてピックアップされていた梅昆布茶は特筆して目立っていなかったので、バランスの改善に期待したいところ。
東洋水産「MARUCHAN QTTA裏 2品」新発売
QTTAの「TONKOTSU」と「CURRY」の裏メニュー「チリペッパーとんこつ味」と「チリペッパーカレー味」を同時に展開!! 今回の新商品「MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーとんこつ味」は、ノンスチーム製法の麺を採用しているQTTA(クッタ)の定番フレーバー・TONKOTSU(とんこつ)の裏メニューとして開発された変わり種で、生姜や唐辛子で辛味を効かせたスープにアレンジ。
もう一方の新商品「MARUCHAN QTTA裏 チリペッパーカレー味」は、つやもち製法の麺を採用している定番フレーバー・CURRYの裏メニューで、同時発売品と同じく “チリペッパー” をテーマにアレンジ。ポークの旨味と玉ねぎの甘みでコクをつけたスープを軸に、カレー粉とガラムマサラで複雑なスパイス感を付与。さらに唐辛子でピリ辛に仕上げ、裏メニューならではの差別化を図りました。
この “裏QTTA” は、2020年3月23日に発売された第1弾「MARUCHAN QTTA SHO-YUラーメン 裏 焦がししょうゆ味」及び2020年5月18日に発売された第2弾「MARUCHAN QTTA SEAFOODラーメン 裏 シーフードクリーム味」の続編で、今回は裏QTTA初の辛さがテーマ。夏のQTTAをコンセプトに開発されたようなので、食欲減退も吹き飛ぶ辛さに期待しましょう。
東洋水産「謹製 鴨だしラーメン」新発売
スープのおいしさにとことんこだわって生まれ変わった「謹製」シリーズ第6弾は初の “鴨だし” がテーマ!! 謹製(きんせい)シリーズとは、2001年8月6日に発売された初代「謹製 濃厚白濁とんこつラーメン」から続くブランドで、もともと縦型BIGカテゴリーの中でもスープの本格感を重視するスタンスでしたが、現在は “女性層やあっさり系を好むユーザー” を対象とし、同社の本気盛(マジモリ)と完全に差別化しました。
今回の新商品「謹製 鴨だしラーメン」は、およそ4年のブランクを経てコンセプトを刷新した新生版の第1弾「謹製 山椒香る塩そば」(2019年4月15日発売)からカウントして “第6弾” の新作で、鴨にフィーチャーした醤油ラーメンがコンセプト。麺は食べ応えのある角刃の油揚げ麺に、スープはチキンと鴨、昆布の旨味を合わせた和風ラーメンに仕上がっているらしく、パッケージにも和紙柄を取り入れることで日本らしさを表現。
ちなみに生まれ変わった謹製シリーズ第2弾「山椒香る塩焼そば」(2019年10月7日発売)、第3弾「松茸香る鱧だしそば」(2019年11月25日発売)、第4弾「豚そば」(2019年12月9日発売)、第5弾「山椒香る中華そば」と続いているため、このシリーズでは初の “鴨” がテーマ。とりあえず麺に関しては間違いないので、スープにおける鴨の存在感に期待しましょう。
サンヨー食品「らーめん改監修 極貝だし塩らーめん」新発売
東京・蔵前の貝だし系ラーメン店「らーめん 改」が監修したカップラーメンが初登場!! らーめん改(かい)とは、東京都台東区蔵前にある “貝塩らーめん” が有名なラーメン店で、創業は2016年2月2日。東京都青梅市新町で創業した「らーめん いつ樹」及び「つけ麺 五ノ神製作所」出身の店主・木場本幸治氏と妻・康世さん夫婦が立ち上げ、多くのマニアからも高い評価を得ています。
出典:サンヨー食品 > 製品情報 > らーめん改監修 極貝だし塩らーめん
今回の新商品「らーめん改監修 極貝だし塩らーめん」は、サンヨー食品(サッポロ一番)と「らーめん改」の共同開発商品で、麺は太さが異なる3種の麺に全粒粉を練り込み、手もみ風に仕上げている特徴的な麺を採用。スープは同店の看板メニュー “貝塩らーめん” の味わいを再現すべく、アサリの旨味をベースとし、椎茸や昆布、カツオ、サバをバランスよく配合したとのこと。
サンヨー食品の縦型ビッグ製品は、スープが個性的でも麺が残念で評価が伸び悩んでしまった——というパターンが多発しているため、そこが懸念すべきポイントになるのですが、全粒粉を練り込んだ3種の混合麺には期待したいところ。さらにサンヨー食品は貝エキスに強いメーカーなので、今回の新作は高評価を叩き出してくれるかもしれません。
エースコック「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛」新発売
辛さも旨さも絶叫級!? スーパーカップのブタキムシリーズから “絶辛” な新作登場!! スーパーカップとは、1988年(昭和63年)に業界初の大盛りカップ麺として登場したエースコックを代表するブランドで、1993年(平成5年)に “元祖豚キムチ” カップめん「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」を発売、2013年(平成25)10月14日にコンビニ限定の「ブタキム」が発売されました。
今回の新商品「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛」は、2019年2月11日に “さらなる進化系商品” として発売された変わり種「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば」の続編で、今年は別添の激辛スパイスを加えて仕上げる “辛さも旨さも絶叫級の一杯” として開発。豚肉とキムチの定番具材に加え、食べ応えのあるタレと辛味でブタキムらしい力強さを表現したとのこと。
2020年3月9日に発売された “辛さ炎上” の変わり種「スーパーカップ1.5倍 ブタキムファイヤーラーメン」は大した辛さではなかったので、今回の “絶辛” は激辛以上なのか、それ未満なのか定かではないものの、すくなくとも2019年2月発売の「ブタキム油そば」よりは辛いはず。メーカー希望小売価格は税別240円と地味に高いため、それなりのインパクトに期待したいところ。
ヤマダイ「凄麺 静岡焼津かつおラーメン」リニューアル発売
鰹に特化した「凄麺」の定番フレーバー “静岡焼津かつおラーメン” がリニューアル!! 凄麺(すごめん)とは、うまいヌードル “ニュータッチ” ことヤマダイが誇るノンフライ麺を採用したブランドで、2001年10月29日に第1弾「凄麺これが煮玉子らーめん」を発売。独創的な変わり種をはじめ、定番商品では “ご当地ラーメン” にスポットを当てたカップラーメンを数多く展開しています。
今回の新商品「凄麺 静岡焼津かつおラーメン」は、鰹の水揚げ量日本一の静岡県が誇る焼津産鰹節をスープのダシ・ふりかけに使用した鰹づくしの一杯で、前回のテコ入れは2019年7月15日。ヤマダイのニュースリリースにスープや具材の変更点は記載されていませんが、麺については “鰹節の旨味が効いたスープに合う、ツルツル・モチモチとした麺に変更しました” とのことなので、ここがテコ入れ後の注目したい変更点。
ちなみに2019年7月15日のリニューアル以前は「静岡塩ラーメン」という商品名で、文字通り塩ラーメンをテーマにしていたのですが、このタイミングで3種の魚介と焼津産鰹×豚骨スープに焼津産鰹オイルと焼津産鰹節を合わせた “醤油ラーメン” に変更。麺も “粉っぽい風味” を特徴とする低加水麺に変わったのに対し、おそらく今回から多加水麺に戻るので、けっこう雰囲気が変わりそうですよ。
ローソン「カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」新発売
東京の有名店「カネキッチンヌードル」監修のローソン限定カップラーメン第2弾が早くも登場!! “KKN” ことカネキッチンヌードル(KaneKitchen Noodles)とは、もともと間借り営業から始まったラーメン店で、2016年12月12日に現在の東京都豊島区南長崎(マチテラス南長崎2F)で再出発。素材の旨味を最大限に引き出す名店として話題になり、2020年1月21日にKKN監修初のカップ麺が発売されました。
出典:Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 日清食品 カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん
今回の新商品「カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」は、日清食品とカネッキッチンヌードルの店主・金田広伸氏の共同開発商品で、ローソン名店シリーズの一角として開発。すっきりとした醤油ベースでありながら、コクのあるスープを別添の調味オイルで再現し、麺は全粒粉入りのノンフライ麺を採用。2020年1月発売品と同じコンセプトかつ同じ商品名となっているため、ほとんど中身に変更はないかもしれません。
2020年1月発売品は、直球ど真ん中の鶏しょうゆ清湯(ちんたん)と全粒粉入りノンフライ麺を特徴とする一杯で、初回生産分のみ販売の数量限定商品として展開。ややノンフライ麺のゴムっぽさが気になった反面、鶏油(チーユ)の瞬発力には目を見張るものがあり、具材にはチャーシューチップとダイスチキンで2種類の肉具材を搭載するなど、隙のない一杯だったので、今回も安心して食べられそうです。
今週注目のカップ麺と展望
2020年7月6日現在、食べログ点数 “3.94” 並びにラーメンデータベースでも “95.744” を叩き出している東京・蔵前の名店「らーめん改」監修のカップ麺が今週注目したい新商品で、3種の混合麺とスープの貝出汁に期待したいところ。他、辛口にアレンジされた「QTTA裏」2品や絶辛を名乗る「ブタキム油そば」など、夏向けの新作も見逃せません。
日清食品の “じゃぱんぬーどるずトリオ” など、おおむね再販にちかいコンセプトの商品もありますが、抹茶仕立てのカップヌードルには新鮮味がありますし、前回のクオリティが高かった「カネキッチンヌードル」にも期待したいところ。先週の金曜日に発売された「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」のレビューも視野に入れつつ、新商品のレビューを優先してブログを更新していくので、今週も一緒にカップ麺を楽しめたらなと思います。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。
2020年07月13日
・オーベルジーヌ監修 欧風カレー
・明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 たらこ味
・赤いきつね焼うどん
・タテロング わかめラーメン 辛口みそ わかめたっぷり
2020年07月20日
・スーパーカップ1.5倍 ラーメン暖暮監修 辛ダレ豚骨ラーメン
・富山ブラック風油そば
2020年07月27日
・激辛高菜豚骨ラーメン