【最新】カップ麺 新商品一覧 2019年12月第4週はマルちゃん正麺に “二郎系” の新作登場!?

どうも、taka :aです。

この記事では、2019年12月23日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼東洋水産
・マルちゃん正麺 カップ がっつり系豚骨醤油 / 270円（全国）

▼エースコック
・タテロング わかめラーメン しじみだし・しょうゆ / 220円（全国）
・驚愕の麺2.0玉 四川風麻辣麺 / 250円（全国）
※「驚愕の麺2.0玉 四川風麻辣麺」は2019年12月30日（月）発売

▼ローソン
・海老天そば / 461円（全国）C
・海老醤が決め手! 海老味噌ラーメン / 491円（沖縄除く全国）C

▼ファミリーマート
・レンジ牛肉そば / 462円（沖縄除く全国）C
・レンジ山菜とろろそば / 462円（関東・東海・関西）C

▼セブンイレブン
・鯛だし塩ラーメン / 460円（近畿）C
・北海道産蕎麦粉使用 豚肉そば / 468円（北海道一部）C
・香り引き立つ海老天蕎麦 / 469円（東北・関東・甲信越・北陸・東海・山口）C
・香り引き立つ海老天蕎麦 / 430円（岡山・広島・鳥取・島根・四国）C

東洋水産

「マルちゃん正麺 カップ がっつり系豚骨醤油」新発売

あの「マルちゃん正麺」から “二郎系” の新作カップ麺が登場!? マルちゃん正麺（せいめん）とは、いま抜群においしく、そして10年後20年後も古びることなく愛され続ける即席麺として誕生したブランドで、特にクオリティの高いノンフライ麺に定評のあるシリーズです。本格的だけど家族みんなで楽しめる、そんな印象が強かったりもするのですが——

出典：東洋水産「マルちゃん正麺 カップ がっつり系豚骨醤油」新発売のお知らせ

今回の新商品「がっつり系豚骨醤油」は、かやくに背脂をふんだんに使用したニンニク強めのカップラーメンとなっているらしく、パッケージは「ラーメン二郎」の看板を豊富とさせる黄色いデザイン。2019年はカップ麺やコンビニのレンジ麺でも例年以上に二郎系・インスパイア系と呼ばれるジャンルが注目されており、それを意識して開発されたとしか思えない新製品が現れました。

東洋水産の公式ウェブサイトや商品のイメージ写真にも二郎系・インスパイア系といった単語が明記されているわけではないのですが、それを想起せざるを得ない、がっつり系のニンニクアブラマシマシがコンセプト。実は2019年11月5日に「1食分の野菜 豚しょうゆ味ラーメン」という二郎系カップ麺（縦型ビッグ）をローソン限定商品としてリリースしているため、それも一種の伏線だったのかもしれません。

エースコック

「タテロング わかめラーメン しじみだし・しょうゆ」新発売

年末恒例の「わかめラーメン しじみだし・しょうゆ」今年は “わかめ20％” で再販売! というわけで純然たる新商品ではなく、飲み会や宅飲みが増えてくる年末年始に合わせて発売されている季節の定番品で、初めて発売されたのは2016年12月26日。以降、けっこう楽しみにされている方も多く、今のところ毎年もれなくリリースされているため、何気に2019年で第4弾。

出典：エースコック「タテロング わかめラーメン しじみだし・しょうゆ」2019/12/23 新発売PDF

初版の2016年12月発売品から「しじみ200個分のオルニチン」が配合されている新作カップ麺として登場し、2017年12月25日にも同じコンセプトで再販売。味としては実に無難な路線を歩んでいるため、ぶっちゃけ中身は “しじみ200個分” というパッケージのわりに驚きのない仕上がりではあるものの、しじみと「わかめラーメン」の相性が悪いはずもなく、その相乗効果は想像以上でした。

むしろ本家より美味しいのでは——などと思った2017年に続き、前回の2018年12月24日発売品では第1弾・第2弾では使用されていなかった「金ごま」使用をアピール。そして新作の第4弾では「わかめ」20％増量となっているため、これまでの「しじみだし・しょうゆ」とは微妙に特化ポイントを変えてきた今回、おそらく今年もファンの期待を裏切るような仕上がりではないと思います。

「驚愕の麺2.0玉 四川風麻辣麺」新発売

驚愕の麺1.5玉シリーズからリリースされる久々の新商品は驚愕の麺2.0玉!? 本格的なノンフライ麺が大盛りで楽しめる「驚愕の麺」シリーズに麺量120gの新作登場! というわけで実は2019年12月30日発売予定のカップラーメンなんですけど、あまりに今週の新製品が少ない上に12月30日発売の新作カップ麺は “これだけかもしれない” ので、ちょっと前倒しで紹介しておくことにしました。

出典：エースコック「驚愕の麺2.0玉 四川風麻辣麺」2019/12/30 新発売PDF

テーマは「四川風麻辣麺（しせんふうマーラーメン）」ということで、2018年〜2019年のトレンド味覚 “痺れる辛さ” をアピールしているのですが、それだけではありません。パッケージには「やみつきになりマウス!」と “来年（子年）の干支であるネズミ” のキャラがアトリビュートのようになっており、麺を持ち上げている写真と “0” で「富士山と初日の出」を想起させる印象的なデザインもポイント。

エースコックは2020年も麻辣系を推していく! という抱負の現れなのかもしれませんが、正直もう麻辣系の新製品に2018年ほどの需要と勢いはないと思います（※ただし「鬼金棒」などの有名店監修商品は除く）。それに大豆そぼろ（フェイクミート）を使用しているようなので、具材はイマイチかもしれないけれど、歴代の流れからノンフライ麺のクオリティは間違いないでしょう。あとは値段との兼ね合いや、麺の完成度にスープがついてこられるかどうかですね。

ローソン

「海老天そば」新発売

コンビニ大手3社も「海老天そば」で年越しそば市場にコミット! もしかすると特定のコンビニ限定でノーアナウンスのPBカップ麺が出るかもしれませんが、今週は常温保存の新作カップ麺が壊滅的に少ないため、ここから先はコンビニのPBレンジ麺（電子レンジ加熱専用のチルド麺）を解説します。年末に向けての重要も低くないと思うので、引き続きお付き合いください。

出典：ローソン「Home > 商品・お得情報 > オリジナル商品 > 海老天そば」

現在、2019年12月31日（火）までの期間中、全国のローソンにて「日清のどん兵衛」各種2個買うと50円引、3個買うと100円引のセールを実施しているのですが、ローソンのレンジ麺も負けていません。年末年始の恒例行事・年越し蕎麦に向けた新商品として、大きな海老天を1本盛り付けた温かい蕎麦を開発。北海道から沖縄まで、全国のローソンにて販売されることが決定しました。

商品のイメージ画像には写っていませんが、ローソンのアピールポイントは大きな海老天と “枕崎産本枯節［鹿児島県枕崎市の特産品で、中でも「本枯節」は1匹のカツオの背中側（雄節）と腹側（雌節）の各2本・計4本から造られる最高級の鰹節）” から取った出汁（だし）。もう何年もローソンのチルド蕎麦は食べていないので、これを機に今年は真剣にレビューしようと思っています。

「海老醤が決め手! 海老味噌ラーメン」新発売

札幌の名店・えびそば一幻（いちげん）インスパイア!? 濃厚な海老の旨味が楽しめる新作レンジ味噌ラーメンが登場! というわけで、こちらは年越し蕎麦と直接的な関係はないのですが、髭が長くて腰が曲がっていることから長寿の象徴とされている海老（えび）。そのため祝いの席や年越し蕎麦で人気のトッピングにもなっているので、すくなからず年末年始という時期も関係しているのかもしれません。

出典：ローソン「Home > 商品・お得情報 > オリジナル商品 > 海老醤が決め手! 海老味噌ラーメン」

麺は中太の縮れた卵麺を採用しているらしく、干し海老と海老醤（蝦醤）をトッピング。蝦醤（シャージャン）とは、直訳するとエビペーストのことで、小海老に塩を混ぜて発酵させたペースト状の調味料のこと。干し海老や海老醤の他に焼豚や味付玉子、もやし、ねぎがトッピングされていて、イメージ写真での焼豚は豚ばらロール系が採用されています。ただ、このイメージ写真けっこう実物と違うこともあるんですよね。

ローソンの海老が効いた味噌ラーメンといえば、北海道はラーメンの激戦区・札幌にて、甘エビの旨味と風味を凝縮した渾身の一杯を提供しているラーメン店「えびそば一幻」（創業2009年）のカップラーメン（日清食品との共同開発商品）があります。その「一幻」で定番特徴的なエビ粉（甘海老の頭を焼いて粉末にしたもの）やエビ風味の天かすは意識されていませんが、けっこう海老の威力は高そうですね。

ファミリーマート

「レンジ牛肉そば」新発売

甘辛く味付けした牛肉と玉ねぎをトッピングした牛肉蕎麦の新商品を年末に合わせて展開! こちら海老ではなく牛肉ですが、ファミリーマートは1週間早く、海老天1本、ねぎ、蒲鉾、わかめをトッピングした「レンジ海老天そば」（別添七味唐辛子付き）を北海道・宮崎県・鹿児島県除く全国で発売しているため、年越し蕎麦のバリエーションを広げるための戦略かもしれません。

出典：ファミリーマート「HOME > 商品情報 > そば > レンジ牛肉そば」

調べてみると2種類の牛肉を使った「牛肉そば」や「冷しピリ辛牛肉そば」といった汁なしアレンジ版、他にも「ラー油がアクセント! ピリ辛牛肉そば」といった肉そば系の新製品を過去に何度か発売していた模様。いずれも私は見かけた記憶がないのですが、とりあえず今回の「牛肉そば」には甘辛く味付けした牛肉と玉ねぎのたれ和え、ほうれん草、白ネギをトッピングしているとのこと。

前回の「牛肉そば」（2016年発売品）には刻み揚げと青ネギが入っていたらしく、ほうれん草が入った肉そばの記録はありません。というか、ほうれん草入りの牛肉そばって珍しいかも? それに公式サイトの商品情報には “地域で馴染みのあるダシの効いたつゆに——” という解説があったので、もしかすると蕎麦つゆの味が地域によって違う可能性があります。

「レンジ山菜とろろそば」新発売

関東・東海・関西エリアのファミリーマート限定で “国産とろろ付” の山菜そば新登場! ワラビやゼンマイ、タケノコ、姫タケ、フキ、コゴミ、ウド、セリ等々、山菜が採れる田舎では定番の変わり種「山菜蕎麦」といえば、当地域（兵庫県）でも親しまれているメニューの一つ。なぜか今回は販路が限定されているのですが、けっこう高速道路のサービスエリアなんかにもあったりしますよね。

出典：ファミリーマート「HOME > 商品情報 > そば > レンジ山菜とろろそば」

公式ウェブサイトに山菜の種類までは掲載されていませんが、イメージ写真を見るに輪切りの姫タケ（ねまがりたけ）とワラビの茎といったところ。それからワカメがトッピングされていて、奥には七味唐辛子と国産とろろ芋の写真があり、先ほどの「牛肉そば」と同じく “地域で馴染みのあるダシの効いたつゆに——” という説明文が記載されています。

ちなみにファミリーマートの地域区分は、関東（茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県・静岡県東部）、東海（岐阜県・静岡県西部・愛知県・三重県）、関西（滋賀県・京都府・兵庫県・大阪府・奈良県・和歌山県）となっているため、蕎麦つゆの方向性もバラバラ。これまでファミマの蕎麦に注目したことはなかったんですけど、なかなか想像している以上に奥深い世界かもしれません。

セブンイレブン

「香り引き立つ海老天蕎麦」地域別に新発売

セブンイレブンも年越しコンビニ商戦ラッシュに向けて「海老天蕎麦」を展開! なんですけど、麺類に限らずコンビニ新商品の中で “ある意味もっとも面倒臭い” のがセブンイレブンで‥‥というのも記事の冒頭に書いた新商品の箇条書きで「香り引き立つ海老天蕎麦」が2つあったように、とにかくセブンの新作は良くも悪くも地域性が激しく、今回その典型的な例といっても間違いではないでしょう。

出典：セブンイレブン「トップ > 商品のご案内 > 来週の新商品」

それだけにローソンやファミリーマート、ミニストップといった競合他社よりも地域密着型の商品展開に強みがある反面、どこどこの地域でしか変えない＝どこどこでは売ってない——という不満に直結することも多く、今回も販売エリアの差による仕様の違いがあり、たとえば上記の「香り引き立つ海老天蕎麦」は460円（税込496円）、それに対して以下430円（税込464円）版の海老天は2本。

出典：セブンイレブン「トップ > 商品のご案内 > 来週の新商品」

さらに発売日もバラバラで、甲信越・北陸の「海老天3本」バージョン、並びに岡山・広島・鳥取・島根・四国の「海老天2本バージョン」は、2019年12月25日（水）以降順次発売。東北・関東・東海・山口の「海老天3本バージョン」は、2019年12月27日（金）以降順次発売となっていて、近畿地方では1週間早く「海老天2本バージョン」が地域限定商品として販売されました。

いずれも大晦日の年越し蕎麦に向けて開発された商品なのは間違いないので、せっかくだからパーッと海老天は3本がよかったなぁ‥‥ってことは海老天の原価1本あたり39円? それとも2本バージョンはサイズが大きのか?（以前、海老天5本入もあったような——）と、それはさておきコンビニ3社から電子レンジ専用の年越し蕎麦「海老天そば」が出揃ったので、それぞれの特徴を比較して記事にしたいと思います。

今週注目のカップ麺と展望

この業界でも各メーカーは年末年始の長期休暇に入るため、新作カップ麺の数が絶望的に少ない12月第4週——そんな中、優等生のマルちゃん正麺カップが初となる二郎系「がっつり系豚骨醤油」を発売。これが今週もっとも注目したい新商品で、もやしや刻みニンニクでヤサイニンニクマシマシにアレンジしても楽しそうな予感。

それから前倒しで来週の新作「驚愕の麺2.0玉 四川風麻辣麺」を紹介したように、2019年の「週報」は今回で最後。今週〜来週は商品のレビューと並行しつつ、年末に向けてコンビニ大手3社から出揃ったレンジ麺「海老天そば」の食べ比べや「カップ麺の年間ランキング」など、企画系の記事を順次公開していく予定なので、今週・来週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。