どうも、taka :aです。
この記事では、2019年12月2日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
・日清のどん兵衛 ラー油仕立ての鴨だしうどん / 193円(全国)
▼明星食品
・明星 一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん / 220円(全国)
・明星 一平ちゃん焼うどん だし醤油味 / 193円(全国)
・明星 一平ちゃん焼うどん お好み焼ソース味 / 193円(全国)
▼東洋水産(マルちゃん)
・日本うまいもん 吉田のうどん / 220円(全国)
・あつあつ豚汁うどん でか盛 / 220円(全国)
▼サンヨー食品(サッポロ一番)
・ラーメン スリーエスオー監修 ニボシみそラーメン / 220円(全国)
・創味のつゆ使用 肉だしうどん / 193円(全国)
・創味のつゆ使用 小海老天そば / 193円(全国)
▼エースコック
・厚切太麺 こってり味噌だれ油そば / 240円(全国)
・男はつらいよ お帰り 寅さん 公開記念 でぶそば監修 中華そば / 193円(全国)
・男はつらいよ お帰り 寅さん 公開記念 でぶそば監修 野菜タンメン / 193円(全国)
▼まるか食品
・ヨシモリ 超ボンビーやきそば / オープン価格(コンビニ先行)
▼ヤマダイ
・ニュータッチ 懐かしのカレーうどん / オープン価格(全国)R
・ニュータッチ 懐かしのとん汁うどん / オープン価格(全国)R
・ニュータッチ 懐かしのけんちんうどん / オープン価格(全国)R
▼アサヒ食品
・おどろき麺0(ゼロ)しじみ塩とんこつ麺 / 希望小売価格未発表(全国)
▼ローソン
・家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン / 258円(全国)
・家系総本山 吉村家 野菜畑 豚骨醤油スープ / 165円(沖縄除く全国)
※2019年12月3日(火)新発売
▼ファミリーマート
・三宝亭 全とろ麻婆麺 / 212円(全国)
・長浜屋台やまちゃん 博多豚骨 / 258円(全国)
※2019年12月3日(火)新発売
▼セブンイレブン
・おだしを利かせたなめこおろし風そば / 198円(全国)
・「R」表記はリニューアルです
明星食品
「一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん」新発売(2019)
毎年恒例 “冬の一平ちゃん” から今年も焦がしニンニク仕上げの大盛りカレーうどんが登場! 2012年12月17日に発売された初代「コクとろカレーうどん」より、和風カップ麺のハイシーズン「冬」に合わせ、こってりとした豚だしの濃厚な味わいが楽しめる新製品——というよりも、立ち位置はリニューアルに近い存在ですね。
というのも2018年と2017年の12月に発売された「一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん」と3年連続まったく同じ商品名で、カップ麺のフタ上に書いてある “追い飯推奨” の文字も変更なし。2019年は7月22日にシリーズ初となる “夏の辛口” バージョン「一平ちゃん大盛 HOTカレーうどん」を発売していましたが、冬のカレーうどんはブレないスタイルで再販です。
ただ、昨年版には入っていなかった「にんじん」が追加されているため、まったく同じ商品というわけではありません。ちなみに今週の新商品として、「明星 一平ちゃん焼うどん だし醤油味」及び「お好み焼ソース味」が発売されますが、焼うどんバージョンは2017年12月からの恒例で、3回目となる今年は麺が改良されました。もしかするとカレーうどんの麺も進化しているかも?
東洋水産(マルちゃん)
「日本うまいもん 吉田のうどん」リニューアル新発売
山梨県富士吉田市の人気ご当地グルメ「吉田のうどん」を再現したカップ麺を全国で新発売!「日本うまいもん」とは、地元では誰もが知っているのに全国的な知名度は低い‥‥そんな “ご当地麺” にスポットを当て、全国に発信することがコンセプトのシリーズです。その中でも「吉田のうどん」は以前から全国発売のレギュラー商品だったような——
「吉田のうどん」とは、すすれない、喉越しが悪い、そんなゴツゴツとしたコシの強い饂飩(うどん)が根強いファンを掴んでいる人気ご当地うどんで、つゆは味噌と醤油を合わせたものが一般的。さらに赤唐辛子をベースに胡麻、ごま油、山椒などを入れた「スリダネ」という万能調味料が定番の薬味になっているのも特徴的なポイント。
「日本うまいもん 吉田のうどん」最終リニューアルは2015年4月6日、公式ウェブサイトでの販売エリアも全国となっているのですが、事実上ほぼ山梨や静岡近辺でしか買えない状況なので、 “全国にて新発売” としているのかもしれません。前回同様、市内にある人気店「麺’ズ冨士山」監修のもと、本場の味を目指した一品ということで、再び全国のコンビニ等で購入できるチャンスです。
サンヨー食品(サッポロ一番)
「ラーメンスリーエスオー監修 ニボシみそラーメン」新発売
日本最大級のラーメン専門情報サイト「ラーメンデータベース」とのタイアップ商品が実現!「ラーメンデータベース」とは、言わずと知れたラーメン専門のクチコミサイトで、福島県河沼郡会津坂下町出身の自称 “日本一ラーメンを食べた男” 大崎裕史(おおさき ひろし)氏が取締役会長を務める「株式会社ラーメンデータバンク」が運営母体。近年のラーメン好きであれば、まず知らない人はいないでしょう。
ラーメンデータバンク関連のカップラーメンは以前も販売されていたのですが、現在すでにカップめん事業から撤退している株式会社渡辺製麺(一風堂グループ)とローソンの共同開発企画「ラーメンデータバンク有名店コラボ」(最終リリース第11弾「神田ラーメン わいず 豚骨醤油味」2017年2月28日発売)以来の話。さらに絞って「ラーメンデータベース」とのコラボは初めてかも?
「ラーメンスリーエスオー(RA-MEN 3SO)」とは、東京・町田にある2010年4月創業のラーメン店で、2018年にラーメンデータベースの味噌部門1位を獲得。お店のラーメンは女性にも人気のクリーミーで優しい味わいを特徴とし、今回の新商品は注文率トップのメニュー「ニボシ3SO(みそ)らーめん」を再現したもの。サッポロ一番の「みそラーメン」とは毛色が違うので(ちょっと麺が心配だけど‥‥)、仕上がりが楽しみです。
エースコック
「厚切太麺 こってり味噌だれ油そば」新発売
ありそうでなかった組み合わせ “油そば×味噌だれ” の新商品をエースコックが開拓! 太い・分厚い・濃いの三拍子揃った食べ応え抜群の「厚切太麺(あつぎりふとめん)」シリーズより、噛み応えのある熱湯4分の太麺を生姜やニンニク、そしてアブラを効かせたコッテリ味噌ダレで味わうニュースタイルの汁なしカップ麺がリリースされました。
念のためにGoogleで「味噌 油そば」と検索してみたところ、味噌ラーメン(インスタントラーメン)を使った油そば風の汁なしアレンジレシピ、または台湾まぜそば的な肉味噌の油そばなどがヒット。他にも東京都小金井市にある「らーめん がんま」という店が「味噌まぜそば」を提供していたので、実店舗でも例がない前人未踏の組み合わせというわけではないようです。
ただ、「味噌 油そば」or「味噌まぜそば」でトップヒットした専門店は小金井の「がんま」くらい。もしかすると油そば・まぜそば専門店が試験的に味噌ベースの商品を限定で出しているかもしれませんが、まさにカップ麺でも “ありそうでなかった組み合わせ” なので、期待が高まるところ。食塩相当量も大盛り汁なし系にしては比較的まともな5.9gですし、意外とバランス型かもしれません。
「男はつらいよ お帰り 寅さん 公開記念 でぶそば監修 中華そば / 野菜タンメン」新発売
映画『男はつらいよ』公開50周年と新作公開を記念したコラボ商品が登場! 2019年12月27日公開の『男はつらいよ』シリーズ最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』を記念して、主演の故・渥美清(あつみ きよし)氏をはじめとする出演者や撮影スタッフが愛した実在の老舗中華「大船でぶそば」の味がカップラーメンで再現されました。
出典:エースコック「男はつらいよ お帰り 寅さん 公開記念 でぶそば監修 中華そば / 野菜タンメン」2019/12/2 新発売PDF
「でぶそば」とは、神奈川・松竹大船撮影所前に開業した老舗の中華料理店で、創業は昭和24年(1949年)。もともとは店名がなかったらしく、昭和34(1959年)に現在の本店を構える神奈川県横浜市栄区笠間に移転した際、恰幅のよかった先代店主の風貌に因み「でぶそば」という名前の店になった、というのが店名の由来。
現在の店主は先代の実子である2代目が務め、当時よりもメニューの数は減ったようですが、『男はつらいよ』に因んだ「寅さんセット」(半ラーメン・半チャーハン・半シューマイのセット)もあるとのこと。お店のラーメンは最近の油脂多用型こってり系ではなく、和風出汁の効いた昔ながらの伝統的な中華そば風らしいので、新商品の奇抜さよりもノスタルジックで普遍的な味わいに期待しましょう。
まるか食品
「ヨシモリ 超ボンビーやきそば」新発売
ペヤング次期社長とうとう自分の名前で新商品を展開!?「ヨシモリ」とは、まるか食品株式会社の代表取締役2代目・丸橋嘉一(まるはし よしかず)社長の実子にあたり、「ペヤング王子」を名乗っているペヤングの次期社長で、今年はYouTubeチャンネルも開設。勝手に既存のペヤングにQUOカードを同封するなど、好き放題して社長に怒られた——という動画をアップしたと思いきや舌の根の乾かぬうちにw
出典:まるか食品「ヨシモリ 超ボンビーやきそば」を下記日程にて順次発売いたします。12月2日:コンビニエンスストア先行発売 12月9日:一般発売
「超ボンビーやきそば」とは、 “具材・ふりかけ・スパイスなし” のカップ素やきそば的な廉価版商品で、希望小売価格はオープン価格(推定本体価格:税別210円程度)。内容物は麺とソースだけ、しかしながら麺量2玉の超大盛ペヤング仕様で展開し、なおかつ10,000名様に500円分のQUOカードが当たるインスタントウインキャンペーンも同時に実施されます。
一見するとヨシモリの知名度アップが目的にも思えるのですが、いわば “アレンジ用の土台に打って付けの画期的な新製品” ともいえる超ボンビーやきそば。ソースの構成も既存の「ペヤング ソースやきそば 超大盛」に使用されているものと同じような原材料なので、本家との違いはもちろんアレンジレシピも考えておきます(※ただし今週はコンビニ先行発売、コンビニ以外の店舗では来週まで販売されません)。
ローソン
「家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン」新発売
ついに家系総本山が重い腰を!? 家系ラーメンのパイオニア「吉村家(よしむらや)」のカップラーメンとカップスープがローソン限定商品として降臨!!「家系ラーメン(いえけいラーメン)」とは、1974年(昭和49年)に開業した家系総本山「吉村家」の創業者・吉村実(よしむら みのる)氏が考案したラーメンジャンルの通称で、横浜市磯子区杉田の新杉田駅付近が発祥の地。
出典:ローソン「Home > 商品・お得情報 > 新商品 > 12月3日(火)発売商品」
もともと宮大工や床屋の見習い、左官業などを転々とした後、長距離トラックの運転手を生業としていた吉村氏は、ある日 “東京の醤油ラーメンと九州の豚骨ラーメンを合わせたら——” と思い立ち、東京都大田区にあった「ラーメンショップ」で半年間修行。後に独立して「吉村家」を開業するのですが、吉村家の正式なカップラーメンが出るのは7、8年振りかもしれません(※関東甲信越地区では要冷蔵のレンジ麺と焼豚おにぎりも新発売)。
2007年に十勝新津製麺(とかち麺工房)がサークルK・サンクスのオリジナル商品として、吉村家監修のカップ麺を発売。さらに10年ほど前、東洋水産(マルちゃん)が縦型ビッグの再現カップ麺を発売しているのですが、なんと今度は “因縁のある「六角家」のカップ麺を製造している明星食品が販売者” という‥‥カップめん業界を揺るがしかねない今週最大の注目商品です(ちなみに同時発売品の「野菜畑豚骨醤油スープ」は旭松食品が製造)。
ファミリーマート
「三宝亭 全とろ麻婆麺」新発売
1967年(昭和42年)創業の新潟・三宝亭(さんぽうてい)グループ「新潟三宝亭 東京ラボ」がファミリーマート限定の新作カップラーメンを発売!「新潟三宝亭 東京ラボ」とは、東京・中目黒と渋谷に店舗を構える「酸辣湯麺(サンーラータンメン)」と「全とろ麻婆麺(マーボーメン)」が人気のラーメン店で、2015年(平成27年)に中目黒1号店をオープン。
出典:ファミリーマート「HOME > 商品情報 > 加工食品 > 三宝亭 全とろ麻婆麺」
もともとは日比谷の名門ホテルでフレンチの腕を磨いていた料理人・金子行宏シェフが先輩に招かれ、麻婆麺(麻婆豆腐麺)発祥の地とされる新潟県でフレンチから中華料理の世界に転身。一から学び直して小さな中華料理店「三宝亭」を開業し、現在は売上40億2千万円、従業員数965名というの一大企業に成長します。その満を持すラーメン専門店として、「新潟三宝亭 東京ラボ」が発足しました。
代表メニューは「酸辣湯麺」と「全とろ麻婆麺(※激辛あり)」「韮葱(にらねぎ)そば」、期間限定の「研究麺」や中目黒店限定「蟹肉雪花麺(夜限定)」、渋谷宮益坂店限定「海老辛麻婆麺」といった店舗限定メニューも展開。三宝亭の「全とろ麻婆麺」は、スープの上に麻婆豆腐をトッピングしたものではなく、スープが “全部とろとろ” で、肉の旨みと花椒の風味が特徴とのこと。販売者は日清食品、辛さと痺れの強さにも注目ですね。
「長浜屋台やまちゃん 博多豚骨」再発売
福岡・博多で人気の豚骨ラーメン専門店「長浜屋台やまちゃん」監修の本格どんぶり型カップラーメンが再び登場!「長浜屋台(ながはまやたい)やまちゃん」とは、1986年より続く博多・長浜屋台の豚骨ラーメンを中心に、博多名物の明太子や玄界灘の魚介類、さらには黒毛和牛や地鶏なども食べられるメニューが豊富な「名物ラーメン居酒屋」です。
出典:ファミリーマート「HOME > 商品情報 > 加工食品 > 長浜屋台やまちゃん 博多豚骨」
カップ麺の製造は前項の「三宝亭」と同じく日清食品の担当で、油揚げ麺ではなくノンフライ麺を使用した本格派。同じくノンフライ麺・どんぶり型の「長浜屋台やまちゃん 豚骨らーめん」が今年2月26日にファミリーマート限定商品としてリリースされているため、純然たる新作というよりも再販売に近い立ち位置になるのですが、パッケージの「熱湯5分」が気になるところ。
というのも前回の「豚骨らーめん」は、博多とんこつ系にしてはシッカリ熱湯3分のノンフライ麺が使用されていて、今度もテーマは同じく「博多豚骨」なのに、熱湯5分とカップ麺の設定では太麺クラスの長さ。ファミリーマートの宣材写真は実物と異なることも多いため、実際は熱湯3分でした——というパターンもあり得るのですが、前回との違いを検証する余地はありそうです。
今週注目のカップ麺と展望
いよいよ慌ただしい年末12月に突入した師走の第1週——今週の注目すべき新作カップ麺は、なんといっても数年振りに商品化された家系総本山「吉村家」監修のローソン限定カップラーメン「吉村家 豚骨醤油ラーメン」がイチバンの大物。そして11月第2週の新商品以来となる汁なし系より、「ヨシモリ 超ボンビーやきそば」がネタ的にも実用的にも面白そうなコンセプト。
他、ありそうでなかった厚切太麺の「こってり味噌だれ油そば」やラーメンデータベースで味噌1位を獲得した「RA-MEN 3SO(ラーメンスリーエスオー)」のカップ麺、さらに4年半振りにリニューアルされるマルちゃん「日本うまいもん 吉田のうどん」も気になるところ。ペヤングもといヨシモリのアレンジも予定しているので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。
・神田まつや 鶏南ばんそば
・明星 銀座デリー監修 ホットカシミールカレーまぜそば
・謹製 豚そば
・一度は食べたい名店の味 ど・みそ こってりビリ辛みそらーめん
・スーパーカップ1.5倍 味噌バター味ラーメン / 塩バター味ラーメン
・かねふく監修 明太とんこつ味ラーメン / 明太塩バター味ラーメン
・ヨシモリ 超ボンビーやきそば(一般発売開始)
2019年12月16日
・スーパーカップ1.5倍 ブタキム蕎麦
2019年12月23日
・わかめラーメン しじみだし・醤油
2019年12月30日
・驚愕の麺2.0玉 四川風麻辣麺
2020年01月13日
・ニュータッチ 九州じゃんがら とんこつ不使用の熊本風らぁめん