どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2025年11月15日(土)新発売、Netflixのカップ麺「ブラック豚骨まぜそば」(278円+税)の実食レビューです。
4.3gの麺に対して1gのマヨネーズを搭載!? ネトフリBLACKFRIDAYのカップまぜそばがヤバすぎる!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
Netflix ブラック豚骨まぜそば
1997年8月29日、カリフォルニア州のスコッツ・バレーにてリード・ヘイスティングス(現CEO)とマーク・ランドルフ(初代CEO)が設立した “郵送によるDVDレンタルサービス会社„ に端を発し、現在は3億人以上の有料会員を抱え、世界190以上の国で配信サービスを行っている「ネトフリ」ことNetflix(ネットフリックス)。

日本でのサービス開始は、現在を遡ること10年以上、2015年(平成27年)9月2日。当時の懐疑的な印象とは裏腹に、Hulu(フールー)、U-NEXT(ユーネクスト)、Amazonプライム・ビデオなど、今では我々の生活に広く浸透している定額制VOD(Video On Demand=動画配信サービス)ですが、なかでもNetflixは独占配信のオリジナルコンテンツに強みを持っており『シティーハンター』や『地面師たち』が話題をさらったのも記憶に新しいところ。
そんな世界最大級の動画配信サービスを展開する「Netflix」監修のもと、まさかの即席カップめん「辛口ブラックチゲラーメン」及び「ブラック豚骨まぜそば」爆誕ということで、話題性に関しては申し分ない展開。どちらも株式会社イトーヨーカ堂及び株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが企画したネトフリBLACKFRIDAY(ブラックフライデー)向けのスポット商品で、11月15日(土)より全国の取扱店を対象に販売をスタート。
即席カップめんの販売店舗は、コンビニエンスストアのセブン‐イレブンを中心に、セブン&アイ・ホールディングスのGMS(General Merchandise Store=総合スーパー)であるイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークフーズ、ヨークマートも含まれ、イトーヨーカドーのネット通販サイトでも箱売り限定で取り扱いを確認。

さらに同日、セブンプレミアムゴールドから「金のブラックマルゲリータ」や「大阪王将 美味しさ羽根(はね)る!ジューシー餃子」「チョコグミ」「ポップコーン缶」「エナジードリンク」「黒いわさビーフ」「辛すぎ!チョコクランチ」など、Netflixブランドを冠した商品としては国内最大となる全26アイテムを順次発売しています。

このブログで掘り下げるのは即席カップめん2品のみですが、さっそくセブン-イレブンに足を運んでみたところ、発売日の午前10時過ぎに「ブラック豚骨まぜそば」はラスイチでバックヤードにも在庫なし。一方で隣の「辛口ブラックチゲラーメン」は残り10食だったので、やっぱり辛いフレーバーだから手を伸ばしにくいのかなと思いつつ、まずは売れ行きの良かった「ブラック豚骨まぜそば」からレビューすることに。
イトーヨーカドー×セブン‐イレブン×Netflixコラボに関するニュースリリースによると、今回の商品開発において「Netflix」が監修しているのはパッケージデザインのみらしく、商品の中身は “イトーヨーカドーとセブン‐イレブンが「セブンプレミアム」で培ってきた開発ノウハウを活かし「美味しさ」「安全」「安心」を徹底的に追求„ とのこと。

該当のニュースリリースには「ブラック豚骨まぜそば」の商品特長について “黒マー油が利いた濃厚なブラック豚骨まぜそばに、たっぷりのマヨネーズ。濃厚な豚骨とマヨネーズが織りなす、思わずクセになる味わいが特長„ との記載があったので、たっぷりのマヨネーズ(30g搭載)のインパクトはもちろん、黒マー油の効き目や豚骨の打ち出し方にも注目しながらレビューします。
開封

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体ソース」と「マヨネーズ」だけなので、ふりかけなどは入っていませんが、マヨネーズのサイズw ちなみに「一平ちゃん夜店の焼そば」に別添されている「からしマヨネーズ」の量はレギュラーサイズだと約7g、大盛りサイズだと約10gなので、ネトフリマヨネーズの30gは「一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」の約3倍。

麺は油で揚げたフライ麺(130g)で、そこまで太めに切り出されているわけではないけれど、湯戻し時間は長めの5分。商品名が焼きそばではなく「まぜそば」となっているため、歯切れの良さよりも粘りを重視しているのか、それとも豚骨のイメージで歯切れの良さも兼ね備えているのか、そのあたりも気になるポイント。
ちなみに販売価格は278円(税別)となっているため、セブン-イレブンで購入した場合の税込価格は300.24円。セブン&アイグループ限定の留型にしては高めに感じてしまいますけど、先ほど引き合いに出した「一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」(めん130g)をセブン-イレブンで購入した場合、税込価格は292.68円なので、その相場を踏まえると非常識に値段が高いわけではありません。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:Netflix ブラック豚骨まぜそば 販売者:明星食品株式会社 製造所:+R 東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360) 内容量:185g(めん130g) 商品コード:4902881484886(JAN) |
| 発売日:2025年11月5日(土) 実食日:2025年11月5日(土) 発売地域:全国 取得店舗:セブンイレブン 小売価格:278円(税別) 購入価格:300円(税込) |
| 麺の種類:油揚げ麺 スタイル:角型ビッグ 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:770ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:2袋(液体ソース・マヨネーズ) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(マヨネーズ、しょうゆ、糖類、油脂加工品、香辛料(ガーリック)、食塩、豚脂、ポークエキス、たん白加水分解物)、かやく(キャベツ)/ 加工デンプン、カラメル色素、香料、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、増粘剤(加工デンプン)、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、カロチノイド色素、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
実食開始

大盛りサイズの麺重量(130g)かつ大量のマヨネーズ(30g)にコストを圧迫されたのか、具材は最初から容器の中に入っているキャベツのみ。黒マー油とニンニクが香る「ブラック豚骨まぜそば」のイメージから、フライドガーリックなんかが入っていると嬉しかったんですけど、熱湯を注いで5分後——。

湯切り口から麺の戻し湯を捨て、フタの上で温めておいた「液体ソース」を加えた途端、セブンプレミアムの商品を引き合いに出すと「辛だるま 旨辛豚骨まぜそば」の調理後に共通する、あのムワッとした香りが個性的なファーストインプレッション。そして、マヨネーズとガーリックのインパクトたるや。
まさにマヨラー&ガリラー歓喜の展開ではあるけれど、こんなにマヨダクの状態で、ちゃんとソースの味も分かるのだろうか‥‥。というわけで、引き続き黒マー油の効き目や豚骨の打ち出し方にも注目しつつ「めん」「ソース・マヨネーズ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(185g)あたり |
| カロリー:865kcal たん白質:11.4g 脂 質:46.5g 炭水化物:100.2g 食塩相当量:7.1g ビタミンB1:0.33mg ビタミンB2:0.35mg カルシウム:191mg |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


耐久性は乏しいが‥‥
原材料名の表示は「辛だるま 旨辛豚骨まぜそば」と完全に一致する内容ですが、調理前の形状や調理後の質感も別物。表面のソフトなアプローチは共通する項目になるけれど、中心部にカタめの芯を感じることはなく、どちらかといえば比較的に粘りを重視。

液体ソースの味付けが黒マー油入りの豚骨ベースだからといって、豚骨ラーメンのイメージに寄せた歯切れの良さは目立っておらず、かといって粘りや反発性が特筆して強いわけでもない、思っていた以上に平凡なタイプ。もちろん大盛りサイズだからこその重量感は食べ応えに寄与していたけれど、ちょっと気になったのが後半の耐久性。
食べ始めはモチモチとした粘りが楽しめるのですが、折り返し地点からソフトな質感が目立ち始め、食べ終わる頃には随分と柔らかめに。ただ、おかげでマヨネーズの攻撃性がマシマシと際立っていたのでw その観点から見ると結果オーライかもしれません。
ソース・マヨネーズ


凶暴すぎる
まずは別添のマヨネーズを入れる前に「液体ソース」単体の味を確認してみたところ、前述のムワッとくる匂いも然る事乍ら、かなりバチッとニンニクを効かせたテイストで、それもガーリックパウダーのそれではなく、おろしニンニク系の鋭い刺激。
豚骨の打ち出し方は熟成感のある白湯(ぱいたん)系だったので、ここも「辛だるま」にルーツを感じる項目になりますが、おろしニンニクの鋭さとは異なる焦がしガーリックの芳ばしさも顕著。そして、めちゃくちゃ濃い味。

そこに別添の「マヨネーズ」を加えた途端、マヨネーズにイニシアチブを握られてしまうので、独特の豚骨臭や黒マー油の個性がマスキングされてしまったのは残念なポイント。しかし、さすが30gの大容量‥‥クドいを通り越して清々しいまである(いやクドかったけど)
マヨネーズ30gということは、大さじに換算すると2杯半。過去に “31.50gのガリマヨ„ を搭載した「用心棒監修 超ガリマヨまぜそば」を販売している明星食品なので、同社史上最大量ではないけれど、数ある即席カップめんの中でも最重量級であることは間違いありません。もっと大々的にパッケージで訴求(警告)したほうがいいと思う。
かやく


なんかもうどうでもいい(待て)
このキャベツは「一平ちゃん夜店の焼そば」を筆頭に、明星食品の他製品で頻繁に見かける具材なので、目新しさは皆無。また量も特別に多いわけではないけれど、今回はマヨネーズのインパクトがアレすぎて正直なんかもう具材とかどうでもいいやって←
ボリューム的に箸休めにもならなかったし、むしろキャベツもマヨネーズまみれで攻撃的っていう。ほんとに誰が発案したんだよこれ‥‥(※褒めてます)
総評
液体ソースの豚骨感は濃厚で、おろしニンニク系のインパクトはもちろん、黒マー油の効かせ方も硬派。しかし、大量のマヨネーズが凶悪すぎてw 食後に残った印象は「マヨネーズすごかったな‥‥」と「部屋中に充満したガーリック臭どうすんのこれ‥‥」っていう。それだけにインパクトは申し分なく、しっかりと記憶に残る一杯に仕上がっていました。
ちなみに以前、まるか食品が “6gの麺に対して1gのマヨネーズを使用„ した「ペヤング 超大盛やきそばマヨネーズMAX」を販売していましたけど、今回の比率は “約4.3gの麺に対して1gのマヨネーズ„ なので、かなりエグい。まずは最初に液体ソースの個性を噛み締めて、マヨネーズは途中から使うのがベストやも。それから食べるタイミングにも気を付けてください。マジでニオいもヤバいんで。【author・taka :a(大石敬之)】


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