どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2023年4月4日(火)新発売、サンヨー食品のカップ麺「ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば」の実食レビューです。
カップ麺に新たな世界感を招く新感覚やきそば!? ローソン限定「韓国有名店コラボ」シリーズ第1弾は “韓国チキン代表ブランドNO.1” を起用!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば
ネネチキン(네네치킨 – NENE CHICKEN)とは、1995年に鶏肉加工会社として発足し、1999年5月の設立から破竹の勢いで伸長を続けている韓流チキン専門店で、いまや発祥の韓国だけに留まらず、その店舗数は世界各国に1300店舗。日本では2020年2月1日にオープンした新大久保の1号店(2020年2月)を皮切りに、わずか3年で55店舗以上を展開するなど、その勢いは止まる所を知りません。
今回の新商品「ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば」は、コンビニの中でもローソン店舗にしか売ってない、数量限定・販路限定のカップ焼きそばで、販売者は “サッポロ一番” のブランドで知られるサンヨー食品。豊富なメニューを取り揃えている「ネネチキン」の代名詞といっても過言ではない「スノーウィングチキン」の味わいを再現ということで、その仕上がりが気になるところ——。
カップ麺の題材になった「スノーウィングチキン(치즈스노윙 – Snowing Cheese Chicken)」とは、国産の若鶏を使用したフライドチキンに、たっぷりの粉チーズを(これでもかと)トッピングした背徳感あふれるメニューで、衣はサクサク・中はジューシーなフライドチキンの仕上がりも然る事乍ら、やみつき必至の甘くてクセになるチーズ味が中毒者を量産。
ほかにも韓流チキンの定番「ヤンニョムチキン」を筆頭に、激辛注意の「ホットブリングチキン」や「クリミオチキン」「カルビ味チキン」「タッカンジョン」「チョンヤンマヨチキン」「パダック」などなど、チキン系のメニューだけでも豊富なラインナップを取り揃えている「ネネチキン」ですが、その中でも「スノーウィングチキン(チーズ味)」はマニアからも圧倒的に支持されている人気商品。
それを再現している「ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば」は “スノーウィングの味わいをイメージしたカップめんです。スノーウィングは使用していません。” となっているため、本物の「スノーウィングチキン」が入っているわけではありません。しかし、なにやら “チキンを模したから揚げをトッピングに追加” しているようなので、甘くてクセになるチーズ味の演出と唐揚げの完成度に注目です。
開封
今回のカップ麺に別添されている小袋は、湯切り後に加える「液体ソース」と「仕上げの小袋」の計2パックで、おそらく仕上げの小袋に「粉チーズ」が入っているのでしょう。ただ、ちょっと気になるのが「液体ソース」の味付けで、題材がヤンニョムチキンだと想像も容易いのですが、こっちもチーズ味? ちなみに余談なんですけど、ネネチキンの “ネネ” は “はい! はい!” という意味だそうです。
麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯4分。調理前の見た目は「地獄の担担麺監修 地獄のまぜ麺」(2023年1月23日発売品)を彷彿とさせたので、原材料名を比較してみたところ、並びまで完全に同じでした(とはいえ仕様が違う可能性もある)。ちなみに調理前の麺重量は100gとなっているため、汁なしカップ麺におけるレギュラーサイズの標準量(めん90g)よりも若干ながら多いのですが‥‥
ローソン標準価格は267円(税込288円)となっているため、ネネチキンに対するロイヤリティの関係か、ちょっと高めの値段。たとえばレギュラーサイズのカップ麺におけるメーカー希望小売価格の標準ラインは214円(税別)、それをコンビニで購入した場合の税込価格は231円なので、その差も評価の指標に入れておかなければいけません。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば 販売者:サンヨー食品株式会社 製造所:太平食品工業株式会社 関西工場 内容量:128g(めん100g) 商品コード:4901734049654(JAN) |
発売日:2023年04月04日(火) 実食日:2023年04月05日(水) 発売地域:全国(ローソンストア100を除く) 取得店舗:ローソン 小売価格:267円(税別) 購入価格:288円(税込) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:角型レギュラー 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:620ml 調理時間:熱湯4分 小袋構成:2袋(液体ソース・仕上げの小袋) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、粉末卵、チキン調味料)、ソース(植物油脂、糖類、たん白加水分解物、豚脂、食塩、チーズパウダー、チキンエキス、しょうゆ、チーズ調味料、デキストリン、ガーリックペースト、酵母エキス)、かやく(鶏からあげ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、酒精、カラメル色素、かんすい、焼成カルシウム、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、乳化剤、増粘剤(キサンタン)、パプリカ色素、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
実食開始
かやくは最初から容器の中に入っている状態で、サンヨー食品のカラアゲ(からあげ)といえば「日本唐揚協会認定 からあげラーメン ガーリックしょうゆ / ジンジャーしお」(2020年4月13日発売品)での実績があり、それと同じトッピングかと思われます。ちょっと数は少なめですけど、けっこう雰囲気ありますよね。
別添の小袋は2パックとも後入れなので、それを取り出してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体ソース」の小袋を温めながら待つこと4分。時間になったら湯切りを行い、フタを剥がしてから「液体ソース」を混ぜ合わせ、最後に「仕上げの小袋」の中身をトッピングしたら完成です。んとね、チーズくさい(※褒めてます)。
ちなみに製造所は太平食品工業の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純に “サッポロ一番の工場” という認識で問題ありません。それでは、引き続き中毒性の高さに注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(128g)あたり |
カロリー:584kcal たん白質:11.8g 脂 質:27.5g 炭水化物:72.2g 食塩相当量:4.3g ビタミンB1:0.27mg ビタミンB2:0.33mg |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
再現度は扨措き高品質
稀に例外はありますけど、PB(プライベートブランド)のカップ麺に関する製品情報がメーカーの公式ウェブサイトには載ることは基本的にありません。しかし、今回の製品情報を仮にサンヨー食品が公開していたとしたら “当社独自製法により” という訴求が入るタイプ。ちょっと分かりにくいですかねw どういうことかというと、このパターンかなり高確率でハイクオリティなんですよ。
前述した「地獄の担担麺監修 地獄のまぜ麺」と同じ油揚げ麺、あるいは違ったとしても微調整に過ぎない品質で、口当たりこそソフトなファーストインプレッションでありながら、ある一定の部分に歯が到達するまでは優しく包み込むように、しかしながら中心部に差し掛かると内側から弾けるように押し返してくる、独特の反発性と歯切れの加減が印象的。
生麺に見紛うような品質には一歩及ばずの段階で、ノンフライ麺のように揚げ油の風味が皆無ともいえないけれど、特有のニオイは弱く、なんとも洗練された作り。縮れのない形状も高級感の演出に効果的なポイントで、重量としてはレギュラーサイズでもクオリティについては値段相応といっても過言ではない高さでした。でも、あと10円は販売価格を抑えてほしかった‥‥というのも本音。
ソース
仕上げの小袋は粉チーズじゃなかった件
先に “チーズくさい” などと触れましたが、それは「仕上げの小袋」をトッピングした段階からではなく、実は「液体ソース」を馴染ませ始めたときの感想で、ちょっとクセのあるチーズ調味料の存在感も然る事乍ら、いざ口に含むと人工的でジャンクな味わいが広がります。
たとえばチーズ系のスナック菓子とか、そっち系の商品を彷彿とさせる、いかにも身体に悪そうなテイストで、これはこれと割り切れば悪くありません。はたして「スノーウィングチキン(チーズ味)」を忠実に再現しているわけではないのですが、漠然と韓国の加工食品を思わせる味付けで、それを日本人向けにデフォルメしているようなイメージ。
続けて「仕上げの小袋」を追加してみたところ、その見た目から粒子の細かいパウダー状のチーズかと思いきや、なんのこれしき甘い甘いw 少量のチーズパウダーも含んでいるようですが、それよりも舌に纏わり付いてくるような野暮ったい甘さが中心で、全体のジャンクさ爆上がり。そのためチーズについては若干の物足りなさを感じたものの、甘くてクセになるについては分かりやすく表現されていました。
かやく
KA・RA・A・GE!!
お湯で戻すプロセスを挟むため、外はカリカリッ、中はジュ〜シ〜‥‥みたいな食感にはなりませんけど、なかなかどうして真面目に鶏の唐揚げです。ええ、つまりフライドチキン的にはアウトな感じではあるものの、クオリティは低くありません。日本人に馴染み深い味付けなので、韓流チキンとは異なるベクトルを歩んでいるのですが、一粒あたりの満足度は高かったです。
総評
たとえばネネチキンロスに陥っている人が目の前で苦しそうに悶えていたとして、今回の「ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば」を全力で推せるかどうかと聞かれたら、まったく自信ないんですけどw 単純に味でいえば悪くありません。値段が値段だったので、★ひとつマイナスしての総評になりますが、甘めのジャンクなチーズ味が好きなら物は試しにトライする価値はあると思います。
ちなみにローソンの公式Twitterアカウントが動画付きで “韓国有名店とコラボしたカップ麺が月替わりで登場!” と発表しているため、次は5月2日(火)あるいは連休明けの5月9日(火)に韓国有名店コラボ第2弾の新作がリリースされるかもしれません【author・taka :a(大石敬之)】