「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」革命!!セブンの「鳴龍」が “あとがけ芝麻醤” に進化

セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月14日(火)新発売のカップ麺、セブンプレミアム「鳴龍 担担麺」の実食レビューです。

「鳴龍」の「担担麺」を再現したセブンのカップラーメンが「あとがけ芝麻醤」にリニューアル!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

鳴龍のカップ麺 2019年リニューアル

「創作麺工房 鳴龍 NAKIRYU」とは、店主・斎藤一将さんが東京・大塚の路地裏で創業した「担担麺」と「拉麺」の専門店で、お店の看板メニュー「担担麺」を再現したのが今回のカップ麺「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」なのですが、これまでになかった画期的な発想から “芝麻醤(チーマージャン)を後がけする” スタイルに進化しました。

製造は日清食品で、2016年4月25日に「鳴龍」初の再現カップ麺を同社の「有名店シリーズ」(油揚げ麺・タテ型ビッグ)から発売。翌2017年5月29日にも同じ製品スタイルでリリースされましたが、セブンプレミアムの本気モード(ノンフライ麺・どんぶり型)が登場したのは2017年11月6日——以来、今回が初の大幅なリニューアルになります。



お店の名前(鳴龍)は「なきりゅう」と読むのですが、1636年(寛永13年)に創建された日光東照宮・薬師堂(本地堂)及び天井画の「鳴き龍」に由来し、本地堂の天井に描かれている龍の顔の下で手を叩くと、まるで龍が鳴いているように音が響くフラッターエコー(定在波)に感銘を受け、そこから “お客さんに共鳴してもらえるようなラーメンを作り続けたい” という願いを込めて店主が名付けました。

「鳴龍」がオープンしたのは2012年5月17日の辰年、店主の斎藤一将さんと奥様も辰年生まれという面白い繋がりがあるんですけど、ラーメン店では初のミシュラン1つ星を獲得した東京・巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」に続くミシュラン掲載店で、史上2店目の1つ星として「ミシュランガイド東京2017」に掲載。さらに2018年・2019年と3年連続1つ星獲得という偉業を成し遂げ、カップ麺にも「ミシュランガイド東京2019」のイメージが掲載されています。

しかし、実は “ラーメン” でミシュランガイドの1つ星を獲得したのは巣鴨の「蔦」ではなく、フランス料理人出身の森住康二さんが創業した「柳麺ちゃぶ屋」グループの「香港MIST」。2011年版「ミシュランガイド香港・マカオ2011」に “ラーメン業界初の快挙” として掲載されたのですが、当時まだミシュランに「ラーメン部門」が確立していなかったので、「和食部門」での獲得でした。

その「香港MIST」がミシュラン1つ星を獲得した際、森住康二さんの弟子であり後の「鳴龍」店主となる斎藤一将さんも在籍していたので、その時すでに「和食部門」で1つ星を獲得しているのですが、29歳で「柳麺ちゃぶ屋」の門を叩き、森住康二さんからラーメンの基礎を学んだ後、同グループの「表参道MIST」で3年、「香港MIST」で1年9ヶ月修行して料理長にまで上り詰め、東京・大塚の路地裏に「創作麺工房 鳴龍 NAKIRYU」を独立開業します。



そんな「鳴龍」の実店舗で提供される「担担麺」の特徴は、何と言っても濃厚な芝麻醤(ねりごま)のコクと絶妙な酸味——それを忠実に再現したリニューアル前のスープは、店主自ら驚異の「再現度90%」と太鼓判を押したほど極上の仕上がりで、名立たるラーメン店の店主が高く評価するほどレベルの高い逸品でした。

リニューアル後のパッケージは背景の白と木目を反転させ、うち1枠を店主の写真とし、「RAMEN Next」のサインを消して商品名を縦書きに変更、そして「あとがけ芝麻醤のコクが織り成す重層的な味わい」と新たな仕様を強くアピールしています。これまで芝麻醤押しの濃厚なカップ担担麺は何度も食べてきましたが、後入れ仕様の芝麻醤は記憶にありません。

開封

別添の小袋は先入れの「かやく入り粉末スープ」、後入れの「液体スープ」と「あとがけ芝麻醤調味料」の合計3種類となっているのですが、かやく入り粉末スープ・液体スープの色とデザインはリニューアル前から変化なし、赤い小袋の “ねりごまオイル” が “あとがけ芝麻醤調味料” に変わったような構成です。



ちょうど手元にリニューアル前後の商品が揃っていたので、調理前の麺を並べてみたのですが、どちらもノンフライ麺で熱湯3分、麺の形状やサイズもパッと見ほとんど変わりません。しかし、光沢のあるリニューアル前の麺(写真の向かって左)と比較してニューアル後の麺(右)はくすんでいるというか、ちょっと色も黄色っぽく見えます。

しかし、容器底面に記載されているカップ麺の製造所は日清食品の関東工場(茨城県取手市清水667-1・製造所固有記号A)となっているので、工場はリニューアル前と変わりません。けれども原材料名を確認してみたところ、微妙にですが配合が変わっていました。

2019年5月14日現在、まだセブンイレブンの公式ウェブサイトに製品情報は掲載されていませんが、販売地域は全国のセブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、そごう・西武のセブン&アイグループ限定で、オムニ7(イトーヨーカドー ネット通販サイト)でも取り扱いが始まっています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 鳴龍 担担麺
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(A)
内容量:149g(めん70g)
商品コード:4902105250365(JANコード)
規格サイズ:縦180mm×横180mm×高さ78mm

発売日:2019年05月14日(火)
実食日:2019年05月14日(火)
発売地域:全国(セブン&アイ限定)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
商品購入価格:278円(税込)
希望小売価格:258円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺(かんすい使用)
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(かやく入り粉末スープ・液体スープ・あとがけ芝麻醤調味料)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】かやく入りスープ(豚脂、ねりごま、植物油脂、しょうゆ、味付肉そぼろ、醸造酢、糖類、ごま、みそ、食塩、ポークパウダー、香辛料、ポークエキス、ねぎ、魚介エキス、酵母エキス、昆布粉末)、めん(小麦粉、食塩、植物油脂、卵粉、植物性たん白、大豆食物繊維、チキンエキス)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、かんすい、炭酸Ca、増粘多糖類、セルロース、酒精、カラメル色素、香辛料抽出物、焼成Ca、乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・さば・大豆・ごま・りんご(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

お湯を注ぐ前に先入れの「かやく入り粉末スープ」を麺の上にあけるのですが、 “スープに熱湯を直接かけてよく溶かしてください” と小袋に書いてあったので、ゆっくり粉末スープを溶かしながら注湯しましょう。かやく入り粉末スープの中身も前回と見た目は変わりませんが、以前よりも五香粉(ウーシャンフェン)の個性的な香りが弱くなっていますね。



お湯を注いで3分間、待っている間に「液体スープ」と「あとがけ芝麻醤調味料」をフタの上で温めるのですが、あとがけ芝麻醤調味料の小袋を引っ繰り返すと「美味しい作り方」の解説があり、 “仕上げにかけて混ぜずにそのままお召し上がりに頂くと一層お店のような味わいが楽しめます。” とのこと。

たしかにフタ上のイメージ写真も芝麻醤を後がけして直後の状態に見えますし、これが今回のカップ麺を美味しく食べる最大のポイントになりそうです。ただ、液体スープ・あとがけ芝麻醤調味料どちらもズッシリと重たいので、お家で召し上がる際は底の深い容器に熱湯を張り、両方とも小袋ごと軽く温めてからフタの上に移動させたほうがいいかもしれません。

お湯を注いで3分後、麺をほぐして粉末スープを溶かし、それから液体スープを入れてよくかき混ぜ、あとはアドバイス通り芝麻醤調味料を後がけして “混ぜずに” 完成です。おお‥‥ちょっとオーラがヤバいですね。

初版の発売から1度も大幅なリニューアルを行わずに定番の座を掴んだ「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」ですが、なにが変わったのかリニューアル前と後の違いを意識しつつ、「めん」「スープ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(149g)当たり

熱  量:668kcal(カロリー)
たん白質:14.5g
脂  質:38.6g
炭水化物:65.7g
食塩相当量:8.0g
(めん・かやく:2.2g)
   (スープ:5.8g)
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.46mg
カルシウム:191mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:668kcal(めん・かやく:327kcal)(スープ:341kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

マイナーチェンジ的にブラッシュアップ
6

角刃でカットされた断面の四角い細麺で、その断面は平打ち麺ではなく正方形。麺の四隅はクッキリと鋭角に切り出され、その口当たりには輪郭があり、しかしながら繊細な存在感でスープのニュアンスを濁しません。麺の加水率は低く、それこそ豚骨ラーメンに使えそうな低加水麺特有の歯切れのよさが目立っているハイクオリティなノンフライ麺です。

やや熱湯3分直後、ほぐれにくさが気になったりもしたのですが、15秒ほどで難なく解け、液体スープを馴染ませて後がけ芝麻醤調味料を浮かべ終わった頃には適切に食べごろ。麺の加水率が低い(麺に含まれる水分量が少ない)ので、ちょっと伸びるのが早めではあるものの、上品で洗練された「鳴龍」の担担スープと相性は完璧と言っても過言ではありません。



ちなみにリニューアル前から何が変わったのかというと、原材料の大豆食物繊維とチキンエキスの配合が見直され、よりナチュラルな質感になりました。麺単体で評価するなら★5が妥当なクオリティかとも思ったのですが、前回からマイナーチェンジ的ではあるものの改良されていたし、スープとの完璧な相性を加点して★ひとつプラスしています。

スープ

サラサラになって五香粉も控えめに
8

液体スープで目立っていたのは「醸造酢」の酸味と「ラー油」系のオイルですが、辛さレベルはピリ辛を絵に描いたようなピリ辛なので、辛い食べ物が苦手な方でも “ラー油の1滴すら許せない!” とかでなければ大丈夫(※ほぼ辛くない)。かやく入り粉末スープには胡麻(いりごま・すりごま)も多めに入っていますが、この時点で芝麻醤(ねりごま)のコクは目立っておらず、ほとんど花椒の痺れも気になりません。

また、やはり以前よりも五香粉の主張が控えめになっていて、「五香粉」は日本語読みで「ごこうふん」、中国読みで「ウーシャンフェン」と発音するのですが、桂皮(シナモン)・丁香(クローブ)・花椒(ホワジャオ)・小茴(フェンネル)、大茴(スターアニス)、陳皮(ちんぴ)などを混ぜ合わせた中国の代表的なミックススパイスで、甘い薬膳系の香りが特徴です。

その香りが人を選ぶ要因にもなるのですが、五香粉についてのハードルは下がり、しかしながら確かな本格さを演出する絶妙な加減がプロの仕事。反対に酸味は以前よりも強くなっているのですが、そのベクトルも注目したいポイント。単なる米酢の酸味ではなく、お店のようにフルーティなリンゴ酢やコクのある黒酢由来の酸味が特徴的で、「鳴龍」のこだわりを表現していました。

あとがけ芝麻醤調味料の中身は芝麻醤と豚脂をミックスしているような内容ですが、これも実に素晴らしいですね。まず芝麻醤をスープの表面に浮かべたまま、麺に絡めて食べると芝麻醤のコクをダイレクトに。そしてスープを飲むと最初は芝麻醤が飛び込んできて、かと思えば間髪を容れずに酸味が参戦。スープは終始サラサラなので、だいぶ以前と雰囲気は異なりますが、後がけ芝麻醤は「革命」です。

スープの粘度は落ちても芝麻醤の重心は低く、ベースの軽快な酸味が微妙にバランスを変えながら混ざり合い、まさに重層的——さらに最初から最後まで “一口として同じ味にはならない” 様は、芸術と言っても過言ではありません。舌が次の味を探しているうちにスープが無くなってしまったのですが、ちょっとカップラーメンのレベルじゃないですね。

具材

麺とスープの完成度を思えば気にならない
5

セブン系列のスーパーマーケットだと値段は変わってくるかもしれませんが、コンビニのセブンイレブンで購入すると税込278円。お店の特徴ともいえるナッツのアクセントもありませんし、ひき肉もインスタント感の強いジャンクなタイプで洗練されているとは言えず、正直ぜんぜん値段に見合っていません。しかし、なぜ高評価(★5)なのかというと、これで充分と思えたからです。

中には大きいサイズの挽肉もありますが、基本的にはランダムで量も多くありませんし、定番の青梗菜や搾菜(ザーサイ)ではなく青ねぎ‥‥なんですけど、青ねぎは「鳴龍」の特徴ともいえるトッピングなので(カットのサイズは違いますが)、あながち再現度の観点から見ても間違った構成ではないんです。欲を言えば砕いたナッツも欲しいところではあるものの、実食中はスープに夢中で気になりませんでした。

総評

★★★★★★★☆☆☆(★7+)

「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」のリニューアルで大きく変わったところは、「スープがサラサラになった」「五香粉が弱くなった」「酸味が強くなった」「あとがけ芝麻醤(チーマージャン)になった」ことが目立っていたので、だいぶ変わっています。五香粉についてはマイナーチェンジ程度かもしれませんが、スープがサラサラになったのは賛否両論ある変更点かもしれません。しかし、とにもかくにも「あとがけ芝麻醤」は革命的なリニューアルだと感じました。

粘度は低くても芝麻醤のコクは明白ですし、芸術的にニュアンスを変えてくるスープはヘタなラーメン屋が裸足で逃げ出すレベルだったので、むしろ税込278円は破格。今後は春〜秋にかけてサラサラ、秋〜冬はコッテリ、みたいな感じで季節に合わせたリニューアルを展開するのも面白そうですが、とりあえず「芝麻醤は混ぜないのが鉄則」なので(※試しに2食目で混ぜてみたらボヤけました)、ちょっと真剣に食べてみてください。これは素晴らしいカップ麺です。

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