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創作麺工房「鳴龍 汁なし担担麺」ミシュランガイド東京が認めた名店の革命!! セブンプレミアム×鳴龍 初の汁なしカップ麺

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セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年3月17日(火)新発売のカップ麺、セブンプレミアム「鳴龍 汁なし担担麺」の実食レビューです。

ミシュランガイド東京が認めた名店「創作麺工房 鳴龍 NAKIRYU」から初の汁なしカップ麺が登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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鳴龍 汁なし担担麺

創作麺工房 鳴龍(そうさくめんこうぼう なきりゅう)とは、東京都豊島区南大塚(新大塚)にある “担担麺” と “拉麺” の専門店で、創業は2012年5月17日。2015年12月4日に発表された『ミシュランガイド東京2016』で “一つ星” に輝き、現在は5年連続ミシュラン掲載店として名を馳せています。

ミシュランガイド東京2020 “一つ星”

今回の新商品「セブンプレミアム 鳴龍 汁なし担担麺」は、セブン&アイグループ及び日清食品株式会社の共同開発商品で、鳴龍の店主・齋藤一将(さいとう かずまさ)氏が “いつかは挑戦したかった” という汁なしメニューを商品化したもの。ブランドは定番商品の「鳴龍 担担麺」同様、セブンプレミアムからのリリースです。

「鳴龍」のカップ麺が初めて発売されたのは、現在から遡ること4年ほど前の2016年4月25日。その当時からカップ麺の製造は一貫して日清食品が担当しており、2016年4月発売品はセブン&アイグループのPB(プライベートブランド)からではなく、一般販売用のNB(ナショナルブランド)「有名店シリーズ」から発売。

2016年4月に発売されたカップ麺は縦型ビッグ・油揚げ麺で、翌2017年5月29日にも同じスタイルで第2弾が発売されていたのですが、同年11月6日にセブンプレミアムからノンフライ麺・どんぶり型の本気モードを展開。以降、鳴龍のカップ麺はセブンプレミアム専用で、2019年5月13日が現在の最終リニューアルです。

旧 担担麺 / 現 担担麺

このタイミングから既存の商品にはない “あとがけ芝麻醤” が採用され、マイナーチェンジどころではない大幅な変更に賛否両論あったのですが、あとがけ芝麻醤は実店舗の「担担麺」と同じスタイル。その斬新な手法はカップ麺でも実に効果的で、鳴龍の店主が “再現度90%” と太鼓判を押したほどの仕上がりでした。

そんな「鳴龍」の店主が “いつかは挑戦したかった” という「汁なし担担麺」は、汁ありの担担麺よりも太めの麺を採用し、味付けは芝麻醤(チーマージャン)を中心に辣油(らーゆ)の旨味とトマトペースを加え、花椒(ホワジャオ)を効かせた「鳴龍」ならではの担担ダレを合わせているとのこと。

さらに “フライドオニオンで仕上げる魅惑の味わい” とパッケージにもあるように、パセリとフライドオニオンをブレンドした特製ふりかけを別添しているらしく、3月16日より実際の「創作麺工房 鳴龍」でも本物の「汁なし担担麺」を新メニューとして提供するなど、店舗連動型の企画も実施されました。

担担麺としては珍しい組み合わせ

「鳴龍 汁なし担担麺」の販売店は、コンビニ事業のセブンイレブンをはじめ、通称・IYグループと呼ばれているセブン&アイグループのGMS(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア)「イトーヨーカドー」「ヨークマート」「ヨークベニマル」等を含む全国約21,500店舗が取扱店に登録されています。

開封

別添の小袋は3種類

さて、別添の小袋は「特製液体だれ」「かやく」「ふりかけ」の合計3袋。具材の量は特別多いわけではなく、ふりかけも適量の印象ですが、特製液体だれはズッシリと重めに入っています。ちなみに今回は珍しく添付品用の接続テープが残っていたので、ちょっと嬉しかっ‥‥どうでもいいですねw(※まれに見られるテープです)

麺は熱湯5分の平打ち麺

定番の「鳴龍 担担麺」には角刃で切り出した熱湯3分の細いノンフライ麺を採用しているのに対し、今回の「鳴龍 汁なし担担麺」には熱湯5分の平打ちノンフライ麺を採用しているため、あきらかに異なった雰囲気。株式会社セブン-イレブン・ジャパンのニュースリリースでは、商品特長として “もっちりとした歯応え” を強調しています。

値段は定番の「担担麺」が258円(278円)なのに対し、今回の「汁なし担担麺」は238円(税込257円)なので、比較的ちょっと安めの設定。なお、イトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7でも取り扱いがあるため、もし近くに売ってない場合はネット通販サイトも視野に入れてみてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 鳴龍 汁なし担担麺
製造者:日清食品株式会社 関東工場
製造所:茨城県取手市清水667-1(A)
内容量:139g(めん90g)
商品コード:4902105262054(JAN)
商品サイズ:縦180mm×横180mm×高さ78mm
発売日:2020年03月17日(火)
実食日:2020年03月17日(火)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:257円(税込)
希望小売価格:238円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(特製液体だれ・かやく・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、植物性たん白、チキンエキス、卵粉)、たれ(植物油脂、しょうゆ、ねりごま、還元水あめ、香辛料、醸造酢、糖類、トマトペースト、酵母エキス、食塩)、かやく(味付肉そぼろ、ねぎ、赤唐辛子)、ふりかけ(ごま、フライドオニオン、パセリ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、酒精、乳化剤、炭酸Ca、増粘剤(加工でん粉)、香料、酸味料、セルロース、香辛料抽出物、カロチノイド色素、カラメル色素、焼成Ca、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部の小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

かやくは汁ありと共通かも

先入れの小袋は「かやく」のみで、中身は “味付肉そぼろ、ねぎ、赤唐辛子” とシンプルな構成。そんなに具材の量が多いわけではないのですが、それについては汁あり担担麺も共通ですし、そもそも具材の構成としては同じなので、特製液体だれの完成度と特製ふりかけのブースト作用に期待したいところ——

カロリーは601kcalと高め

あとは熱湯を注いで5分、待っている間に「特製液体だれ」をフタの上にのせて温めて、食べる直前に “よくもみほぐしてから入れる” のもポイント。ちなみに容器は定番の汁あり担担麺と同じくらいのサイズなのですが、湯切りしやすいようにフチの部分に厚みがあり、きちんと汁なし用の容器が採用されていました。

それでは、カップラーメン(汁あり担担麺)との違いや共通点にも注目しつつ、「めん」「たれ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。汁あり版の詳細が気になる方は、関連ページ「セブンプレミアム 鳴龍 担担麺」革命!!セブンの「鳴龍」が “あとがけ芝麻醤” に進化 をご覧ください。

栄養成分表示:1食(139g)あたり
カロリー:601kcal
たん白質:10.3g
脂  質:29.9g
炭水化物:74.6g
(糖  質:70.6g)
(食物繊維:4.0g)
食塩相当量:4.8g
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:210mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

かなりコシ強め

6.0

そんなに粘り気の強い多加水麺ではないのですが、思っていた以上にコシの強いノンフライ麺で、小麦の密度が高く、表面から中心部までギュッと詰まっているような歯応えが特徴的。かなり表面は滑らかで、しかしながらエッジの効いた角刃でカットされている分、けっこう輪郭のある口当たり。

湯切り前にほぐすのがオススメ

形状は縮れのない(あっても実に緩やかな)ストレート麺で、日清食品の独自技術 “三層麺製法” や “ストレート麺製法” を彷彿とさせるコシの強い仕上がり。定番の汁あり担担麺にも鋭角なノンフライ麺が採用されているのですが、低加水麺特有の歯切れが目立っているので、それとは印象が大幅に異なります。

どうしてもノンフライ麺特有のゴムっぽさは並行しますが、ゴリゴリと不自然な歯応えではないですし、小麦の風味は芳醇で、調理前の麺量も汁なしカップ麺の標準となっている90gきっちりキープ。もう少し加水率を下げてもよさそうに思えましたが、特製液体だれとの相性は申し分なく、ひとつのノンフライ麺として見ても高品質でした。

たれ

トマトペーストが革命的

6.0

小袋に書いてあった “お願い” に従って、特製液体だれは “よくもみほぐしてから” 入れてみたところ、タレとオイルは分離している状態。けっこう芝麻醤に振ったタレを想像していたのですが、実際のところ出てきたのはラー油を中心とした植物油脂が多めに入っていて、しっかり混ぜた後も容器の底にオイルが残ります。

オイルは量のわりにクドさ控えめ

とはいえ純粋なラー油ではなく、唐辛子の辛さレベルはピリ辛に過ぎません。反対に花椒(かしょう)の痺れは定番の汁あり担担麺よりも強く、よほど苦手でない限り苦戦するような刺激ではないと思いますが、けっこうメリハリのある味付けで、ほんのり醸造酢のアクセントもさることながら、トマトペーストの隠し味が隠し味以上の存在感で印象的。

そこまでトマト味というわけではないのですが、芝麻醤のコクに醤油ダレの風味、中毒性を高める甘さ、ほんのり五香粉(ウーシャンフェン)系おアクセント、そして醸造酢とは違うトマトの酸味が絶妙で、これまでの汁なし担担麺にはない個性が感じられました。けっこうオイルは多めに入っていて、味も濃厚なのですが、クドい印象はなかったです。

具材

特製ふりかけがタレとマッチ

5.5

具材の挽肉は小さく、担担麺といえばの青梗菜(チンゲンサイ)や搾菜(ザーサイ)ではなく斜め切りの青ネギを採用しているのですが、鳴龍の実店舗で提供されている担担麺にも青ネギがトッピングされているため、あながち的外れなラインナップではありません。ややインスタント感の強い具材ではあるものの、全体の雰囲気を壊すことのないジャンクさです。

担担と洋風のマリアージュ

また面白かったのが特製ふりかけで、担担麺に白胡麻(いりごま)は珍しい組み合わせでもなんでもないのですが、パセリとフライドオニオンによる洋風のアクセントが実に効果的。特に今回はタレにトマトペーストを使用していることもあり、パセリの風味やフライドオニオンの芳ばしい甘味と相性がよく、個性の相乗効果が尋常ではありませんでした。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

花椒の痺れが強い広島の汁なし担々麺や芝麻醤の強烈なコクに期待していると物足りなさが否めないかもしれませんが、鳴龍らしいサラッと濃厚な担担スープを軸に定番の汁あり担担麺よりも花椒を効かせてメリハリをつけ、なんといっても特製液体だれに含まれていたトマトペーストが面白く、既存の汁なし担担麺に該当するジャンルがありません。

また個性的な担担ダレに特製ふりかけのパセリやフライドオニオンが絶妙に絡み、きちんと担担麺らしいポイントを押さえつつ、これまでにない創作意欲にあふれた一杯に仕上がっていました。オーソドックスな汁なし担担麺ではありませんが、それだけに一度は試すべき価値のある一杯かと思います。

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