どうも、taka :aです。
「蒙古タンメン中本 」のカップ麺に関する最新情報を入手したので、取り急ぎお知らせいたします。
すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、2019年02月23日(土)より、セブンプレミアムのカップ麺「蒙古タンメン中本 北極ブラック」が発売されるとの情報を掴みました。
蒙古タンメン中本 北極ブラック
当ブログの特派員を兼任している大阪の友人から情報提供があり、セブンイレブン店内にて告知されていた購買時点広告(ポップ)を見て連絡してくれたのですが、セブン&アイグループのプライベートブランド・セブンプレミアムから「蒙古タンメン中本 北極ブラック 黒い激辛味噌」というカップ麺が2019年02月23日(土)より数量・期間限定で発売されることが決まったそうです。
すみません。当ブログの特派員(in大阪)は役に立つけど抜けておりまして、意気揚揚と発売日を解読できたのが奇跡とすら思える写真を‥‥というわけで鮮明な写真が届き次第貼り替えます(2019年2月13日:貼り替えました)。ポップから解読できるのは、「蒙古タンメン中本 北極ブラック 黒い激辛味噌」という発売予定のタイトルと213円という値段。「北極ラーメンをベースに麻油・ガーリックペースト・すりごま さらに特製焦がしにんにくオイル付 パンチ力のある真っ黒なスープ!!」という商品の紹介文。
夏季限定の極辛カップ麺「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」2018年版は税込213円だったので、おそらく今回も213円なら税込価格かつタテ型ビッグサイズと予想できるのですが、通年商品の「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」(いつもセブンイレブンにあるやつ)は本体価格189円・税込価格204円ということで若干ながら高めの値段設定になります。とりあえず日清食品が2019年6月1日(土)出荷分の主要即席めん価格改定(値上げ)開始以前なので、おそらく大幅な変動はないでしょう(はい、残念ながらカップ麺ちょっと値上がりします)。
「北極ブラック」(ほっきょくブラック)とは、「蒙古タンメン中本」(実店舗)の中でも激辛メニューの総称として名高い「北極ラーメン」をベースとした期間限定の変わり種で、北極ラーメンの表面を真っ黒な油膜で覆い尽くすほど麻油(マーユ / 焦がしニンニク油)をトッピングしたメニュー。しかも、それは刺激の強い北極ラーメンの強烈なスープさえも凌駕する勢いなのだとか‥‥
もともとは「吉祥寺店」の土・日限定商品として生まれたそうで、辛さ度は「9」、デビュー時のタイトルは「北極ラーメンブラック」。その後、「川崎店」にて2016年2月16日〜2月29日の期間限定で復活したそうですが、そちらも「蒙古タンメン中本」の前身である「中国料理中本」の創業者・中本正氏の「北極ラーメンは辛さだけを純粋に味わうもの」という北極のスープを打ち消すほど強烈にマー油が効いていたそうです。
2019年02月23日(土)新発売予定のカップ麺、「蒙古タンメン中本 北極ブラック」も焦がしにんにくオイルを加えた黒いスープが特徴とされ、激辛メニュー「北極ラーメン」に焦がしにんにく(麻油)を加えた製品スタイルから、その再現カップ麺であることは間違いないでしょう。
ちなみに「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」に続く「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本」シリーズの10周年記念商品第2弾として発売されるらしく、たたでさえ話題性の高い中本の新作カップ麺なので、なおさら様々な媒体で騒がれそうですね。(「北極ブラック」画像出展元:蒙古タンメン 中本の道)
「北極ラーメン」とは‥
「北極ラーメン」とは、「中国料理中本」の創業者である先代・中本正氏によって考案された激辛メニューで、あまりにも辛いことから発売当時は裏メニューだったそうです。現在の中本で提供されている看板メニューの「蒙古タンメン」は、豚バラ肉、キャベツ、きくらげ、もやし、ニラなど、タンメンらしく具沢山なのですが、前述したように先代は「北極ラーメンは辛さだけを純粋に味わうもの」と定め、辛さに特化したスープに合わせる具材は豚バラ肉、もやしとシンプルな内容。
実店舗で提供されているメニューの中でも「冷し味噌ラーメン」と甲乙付け難い辛さレベルとされ、温メニューの中では最も辛いラーメンとされているのですが、その北極ラーメンが初めてカップ麺になったのは2014年7月15日(火)。初代カップ北極ラーメンは、定番の辛旨味噌よりも一回り小柄なレギュラーサイズでした。ちなみに「北極」というネーミングは、 “寒い土地では身体の温まる辛い物を食べるんじゃないか” というイメージから先代が名付けたそうです。
激辛フリークの方や本家・中本で鍛錬されている方にとっては入門編になるかもしれませんが、数ある激辛カップ麺の中でも「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」の辛さレベルは最高峰に位置しており、しかしながら突き抜けて辛いだけのスープではなく、 “辛さの中に旨みあり” というコンセプトを体現している中毒性が魅力。
太い味噌の旨味をベースに力強いガーリック、そして擂り胡麻の厚みと芳ばしい風味も語らずにはいられないポイント。さらに余韻まで響く甘みがスープのコクを深め、そんじょそこらの付け焼き刃な激辛では太刀打ちできない完成度の高を初版の頃から遺憾無く打ち出していました。そんな北極ラーメンを黒マー油でアレンジしたのが2月23日(土)に新発売を予定している「北極ブラック」になるのですが、すこし下記の中本カップ麺アレンジにもお付き合いいただければ幸いです。
蒙古タンメン中本 with 黒マー油
実は昨年、蒙古タンメン中本のカップ麺を手軽に美味しくアレンジできる調味料がないか模索していた時、味噌ベースの辛いラーメンに黒マー油を入れたら面白いかも‥‥と、黒マー油を試したことがあったんです。あくまで「ちょい足しアレンジ」だったので、まずは単純に黒マー油だけ入れてみました。
使用したのはハウス食品の「ハウス 黒マー油」で、原材料は「食用なたね油、香味油、ガーリック、ローストガーリックパウダー / 香料、カラメル色素、乳化剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)」見た目こそラーメン店で提供される真っ黒なオイルではないものの、けっこう威力は高いんです。しかし、中本のスープは土台が完成形にあるため、ちょっとやそっとの黒マー油じゃビクともしません。
フタを開けると同社の辣油よろしく真ん中のボタンをプッシュしたら適量が出る仕様となっているのですが、シンプルなカップ麺が相手だと2回も押せば味は激変します。しかし、中本の場合2〜3回程度では激変とまではいかず、5〜7回ほど押して威力を発揮し始め、10回も押したらガツンと黒マー油が幅を利かせてくるんですけど、結果は想定の範囲内。
もちろん美味しいかビミョーかでいえば美味しかったのですが、ブログで皆さんに自信を持って「ぜひ試してください!」と、オススメするには一捻りないとインパクトに欠けると思い、こっそりと他の食材を掛け合わせ、いろいろと試していました。
黒マー油 with スライスにんにく+食べるラー油
とりあえず多方面からガッツリにんにく推しで攻めてみようと思い、3種類のアイテムをチョイス。まず熱湯を注ぐ前に乾燥のスライスにんにく(フライド or ローストガーリックではない)をカップ麺に敷き詰め、お湯を入れたら通常通り待機。5分後にフタを開けたら別添の辛味オイルを投入し、あわせて黒マー油を多めに入れます。
乾燥スライスにんにくは熱湯5分で適切に戻り、黒マー油の焦がしニンニクとはベクトルの違う生タイプに近いシャープなニンニクの香味にシャキッとした歯触りがアクセントに心地よく、刻みニンニクや生おろしニンニクのようにスープを蹂躙することなくピンポイントでインパクトを与えてくれるので、とりあえずニンニクが好きなら間違いない組み合わせ。
さらに食べるラー油を追加してみたところ‥ちょっと攻めすぎかもしれません(笑)。もちろん美味しいのは美味しかったんですけど、辣油の油分が増えることで黒マー油の芳ばしさがマスキングされるため、欲張らずに赤か黒か、どちらかに絞ったほうがいいでしょう。スライスにんにくは万能なので、いつ入れてもOKです。
黒マー油 with 花椒
もともと蒙古タンメン中本のカップ麺に痺れるスパイスの花椒ちょい足しアレンジが好きだったのと、パパッとトッピングするだけで手間もかかりませんし、とりあえず試してみたところ大ヒット! 花椒の量によっては黒マー油が下支えに徹することになるのですが、ありそうでなかった辛味噌スープ×麻辣黒マー油のタッグは一見の価値あり。
花椒の効いた担担麺に辣油じゃなくて黒マー油を入れたら面白いことになりそうだなー、などと思いつつ、それはさておき中本のカップ麺に仕込んであるガーリックパウダーとは違う焦がしニンニクの芳ばしさ、そして唐辛子の刺激(辣味)とは違う花椒の痺れ(麻味)が加わることで、新たな世界観を表現しています。
ただし、最も重大な欠点として “中本らしさ(カップ麺としての魅力)” も大幅に変わるため、その観点から見ると人を選ぶかもしれません。2019年2月23日(土)発売予定の「蒙古タンメン中本 北極ブラック」は、その “中本らしさ” を維持しつつ大幅な変化を両立しているのかどうかが重要なポイントになってくるでしょう。
黒マー油 with 納豆
昨年の10月に「マツコの知らない世界」からオファーを受けていたのですが、その事前取材と番組制作に協力した際、「このアレンジはゼッタイに試してほしい!」と演出プロデューサー・T氏に記事を提供して強く提案したところ、実際に番組で紹介されて大きな話題を呼んだ蒙古タンメン中本の納豆アレンジ。そのシンプルイズベストなバランスには敵わないものの、これはこれで面白い変化が生じます。
まずは3回ほど黒マー油をプッシュしてみたのですが、さすが納豆菌、おそるべし納豆パワー(※ナットウキナーゼの活性酵素はスープの熱で機能していませんが納豆菌は100℃でも死滅しません)。ハウスの黒マー油は色こそ控えめですが、けっこう焦がしニンニクの香りは強いのに、その焦がしニンニクの香りはすんなりとサポートに回ります。
しかし、同時に納豆特有のニオイも焦がしニンニクに中和され、どちらも穏やかになるという相殺効果を発揮しました。というわけで黒マー油を思い切らないと両者の魅力がボヤけることになりますが、ちょっと多めに黒マー油を入れると焦がしニンニクの芳ばしさが中本の納豆アレンジを次なる次元に引き上げていたので、「北極ブラック with 納豆」も間違いないかもしれません。
まとめ
今回のニュースを機に黒マー油を使ったアレンジを紹介しましたが、あくまでも上記の感想は通常商品「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」での話なので、そもそもスープのベースが違う「北極ラーメン」が土台の「北極ブラック」では印象が異なってくると思いますし、日清食品のことですから別添のオイルは単なる黒マー油ではないでしょう。
一部のセブンイレブン店舗では予約販売も開始しているようですが(2019年2月13日現在:単体価格213円・ケース販売2,556円)、数量・期間限定商品に加えて北極カップラーメンの人気、そして過去の歴史を思うと発売初日から売り切れ続出、入手困難につき転売ヤーによる高額転売が予想されるので(あまり気分のいい話ではないのですが‥)、ちょっと雲行きが怪しいかもしれません。
一部の店舗を除くセブンイレブンでの販売は確実に決定しているようですが、イトーヨーカドーなどのIYグループ(コンビニ以外の店舗)やイトーヨーカドーのネット通販サイト「オムニ7」での取り扱い有無も確定していないので、引き続き新たな情報を入手したら今回の記事に追記していきます。
2019年02月20日(水)追記:イトーヨーカドーのネット通販サイト「オムニ7」に商品が掲載されました(オムニ7「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ブラック」販売ページ)。本体価格は198円(税込価格213円)、販売開始日は2019年02月25日の00:00(代表商品コード:4902105244944)となっています。オムニ7で購入する場合は「お一人様24点まで」と制限があり、なおかつ数量限定30,000点となっているので、もし店舗での入手が困難な方はご参考ください。
2019年2月23日(土)追記:蒙古タンメン中本の店主・白根誠氏とセブン&アイグループ及び日清食品の共同開発商品、「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ブラック」のレビュー記事を公開しました。味の感想や辛さなど、カップ麺の詳細を詳しく解説しているので、ご覧いただけますと幸いです。