どうも、taka :aです。
本日の一杯は、セブンイレブンでもらえる「蒙古タンメン中本」のコンビニ専用調味料「中本特製海老オイル」の実食レビューです。
蒙古タンメン中本のカップラーメン「辛旨味噌」に入れたら “辛旨海老味噌” に変化!? 3つの中本製品で実験!!
蒙古タンメン中本が監修するセブンプレミアムの商品に「中本特製海老オイル」を使ってみた感想と “一般的には知られていない” 近日発売予定の「新商品情報」もコッソリ紹介——よろしければ、最後までお付き合いください。
蒙古タンメン中本×特製海老オイル
「中本特製海老オイル」とは、セブンイレブン各店先着30個限定の非売品で、東京都板橋区常盤台に上板橋本店を構える “辛うまラーメン日本一” の人気店「蒙古タンメン中本」の白根誠社長と日清食品の共同開発カップ麺「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌」を “1度に2個買うと1袋もらえる” 味変用の調味料です。
おそらく元ネタは実店舗でも提供されている中本特製海老ソース「AB醤(えびじゃん)」で、2017年11月11日より直営全店で提供開始。甘海老を煮詰めて作ったソースと甘海老の加工中に抽出された海老油を合わせた有料トッピングで、もともとは上板橋本店の限定メニュー「板橋蒙古タンメン」(ITABASHI 蒙古タンメン 中本特製AB醤ッ!! それEじゃんッ!!)に使われていました。
「板橋蒙古タンメン」が発売されたのは2017年10月28日(現在は販売終了)、当時に開催されていた板橋区のイベント「板橋オリめし2017」用に考案されたメニューで、そこにトッピングしていたのが中本特製AB醤のオリジナル。実店舗で注文したことはないのですが、けっこうインパクトのあるトッピングらしく、かなり味が変わるとの評判です(ご飯モノにも合うのだとか)。
そんな中本特製AB醤を再現したと思われる今回の調味料「中本特製海老オイル」を手に入れる過程において、定番のカップラーメン「辛旨味噌」は必然的にゲット。さらにセブンイレブン(セブンプレミアム)には、カップラーメン以外にも蒙古タンメン中本が監修している通年商品があるので、それも合わせて試してみることにしました。
一つは「中本特製海老オイル」を手に入れるために必要なメインのカップ麺「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌」で、税込価格は216円(2020年2月8日現在)。2019年10月28日のリニューアルで約10年ぶりの値上げに踏み切ったセブンイレブンですが、麺量を従来の80gから85gに増量し、顧客満足度を下げることなくナチュラルな値上げに成功します。
さらに別添の辛味オイルを “辛旨オイル” にリニューアルし、生ガーリックとローストガーリックの香りを閉じ込めるなど、味のテコ入れも図っていました。つまり特製海老オイルを1袋もらうには最低でも432円は必要ということになるのですが、蒙古タンメン中本のカップ麺を買ったついでに貰える非売品なので、実質タダ。
そして蒙古タンメン中本×セブンプレミアムといえば、2016年5月2日に初めて発売されたカップライス「辛旨飯(からうまめし)」も定番。もともとはイトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7限定商品として登場したのですが、2016年6月15日より全国のセブンイレブンでも数量限定で販売され、2017年6月26日に従来の電子レンジ調理専用から現在の湯かけ調理になりました。
2017年6月のリニューアル「辛旨飯」は通年商品に格上げされ、現時点での最終リニューアルは2018年10月22日。そのすこし前に発売されたのが「蒙古タンメン中本」史上初の冷凍ラーメン「汁なし麻辛麺(マーシンメン)」で、発売日は2018年6月12日——というわけで以上の主要3商品を特製海老オイルでアレンジします。
中本特製海老オイルのスペック
「中本特製海老オイル」の名称は「調味オイル」となっていて、原材料は “えび調味油” に “植物油脂” とシンプルな構成。あとは食品添加物の香料と着色料(カロチノイド色素)を使用しているのですが、ソース(ペースト)と思われる成分は含まれていません。実店舗の特製AB醤はソース+海老油なので、完璧に再現しているわけではない模様。
なお、海老オイルの販売者は日清食品株式会社(大阪市淀川区西中島4-1-1)、製造所は「味日本株式会社」の本社所在地(広島県広島市南区皆実町1-10-8)となっているのですが、味日本株式会社の主要株式は「三菱商事ライフサイエンス株式会社」と「日清食品株式会社」で、味日本株式会社は現在「日清食品ホールディングス株式会社」の正式な子会社です。
1962年(昭和37年)10月に協和発酵工業が味日本の経営に参加、1971年(昭和46年)8月に協和発酵工業と日清食品が業務提携を締結。その流れから日清食品も味日本の経営に参加し、味日本は両社の研究技術面や商品化技術面でのバックアップを受け、総合的な調味食品会社となりました。つまり、今回の調味オイル以外にも様々な調味料を日清食品に供給しているのは間違いないでしょう。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:蒙古タンメン中本特製海老オイル 販売者:日清食品株式会社 製造者:味日本株式会社 本社工場 製造所:広島県広島市南区皆実町1-10-8 内容量:6g |
実食日:2020年02月08日(土) 取扱地域:全国(セブン-イレブン限定) 取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン) 商品購入価格:税込432円必要 希望小売価格:-(非売品) |
スタイル:調味オイル 容器材質:プラ(PS) 保存方法:常温 賞味期限:2020年6月 |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】えび調味油、植物油脂 / 香料(小麦・大豆・豚由来)、カロチノイド色素 |
実食開始
やはり「中本特製海老オイル」の中身は完全なオイルとなっていて、ソース・ペースト状の成分は入っていません。しかし、内容量6gといえば単純に小さじ1杯強の量。色はラー油みたいなオレンジ色ですが、直接オイルを舐めても辛味はなく、やや植物油脂の雑味が気になるものの、開封した瞬間から甲殻類特有の芳ばしい香りが強く漂ってきました。
辛旨味噌(カップラーメン)、辛旨飯(カップメシ)、汁なし麻辛麺(冷凍食品)は、いずれもパッケージの調理方法に従って作り、中本特製海老オイルを “食べる直前に” 加えます。「辛旨味噌」の辛旨オイルは文字通り旨味も意識されているため、北極ラーメンのように非常識な辛さの激辛オイルではなく、だいたい辛さレベルは中辛~辛口くらい。
「辛旨飯」の小袋も同じく辛旨オイルというタイトルで、カップ麺と比較した場合の辛さレベルは同等か、若干ながら控えめといったところ。けれども「麻辛麺」の花椒入り辣油だけは文句なしの “激辛” かつ “痺れも強い” ので、お好みに合わせて量を調節してください。それでは、順番にアレンジしてみた感想を紹介します。
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。なお、非売品の「中本特製海老オイル」にカロリー等の表示はありません。 |
蒙古タンメン中本 辛旨海老味噌
中毒性注意!!
もちろん「中本特製海老オイル」を入れたからといって、麺の量や質感はもちろん具材のラインナップが変わるわけではないのですが、特製海老オイルの香りの強さは先ほどの小皿にあけた時の比ではありません。念のため向かって左に既存の旨辛オイル、右に特製海老オイルと分けてみたのですが、熱に炙り出された海老の芳ばしさは凄まじく、油揚げ麺特有の風味を掻き消してしまうほど。
おおむね量としては辛味オイルの2倍ないし体感的には2倍強、麺を持ち上げなければ湯気が立たないほど分厚い油膜がスープの表面に造形され、その香りも然る事乍ら味覚も然り。甘海老のソースは入っていませんでしたが、スープの甘味と海老の風味が混ざり合い、それっぽい雰囲気を感じさせてくれたのもポイント。甲殻類特有の芳ばしさだけではない、海老の甘味を思わせます。
さらに唐辛子の辛味成分・カプサイシンは脂溶性の結晶、つまりアルコールや油で溶ける性質を持っているので、大量の海老油に溶け込んだ結果、だいぶ辛さがマイルドに。とはいえ一般的に見ても中辛もとい中辛以上~辛口に到達する辛味ではあるものの、土台にある味噌スープまでマイルドに包み込まれてしまう、かなり大きな変化を感じました。これ、かなり癖になりますよ。
蒙古タンメン中本 辛旨海老飯
温度が下がってくる後半が本番
「辛旨飯」の辛旨オイルは「辛旨味噌」よりも若干ながら少ないので、体感的に特製海老オイルの量は2.3倍くらいのイメージ。カップラーメンと同じく投入した瞬間の香りはインパクトが強く、オリジナルの辛味オイルは完全に霞んでいた結果、そのまま飲み込まれて海老一辺倒の味わいに——というシナリオを想像していたのですが、ちょっと印象は異なります。
カップ麺ではスープ表面の油膜を意識して減らさない限り、ずっと特製海老オイルが浮かんでいる状態でしたが、カップメシの場合は混ぜるとオイル成分が全体に満遍なく広がるため、海老の風味が扇状に広がるようなイメージ。その結果、最初は正直 “カップ麺ほどインパクトないなぁ‥‥” だったんですけど、全体の温度が低下してくると急に立場が逆転。
それまで羽衣が揺らぐように優しく全体を煽いでいた扇状の海老は鉄扇に代わり、そよ風から鉄の本体を直接叩き込んでくるように襲いかかってきます。それでもカップ麺と同じようにカプサイシンが海老油に溶け込むため、海老はアグレッシブでも辛味成分は丸みを帯びた辛さにシフト。したがって旨味は濃厚に、海老殻の芳ばしさと米の風味も相性がよく、中毒性が跳ね上がりました。
蒙古タンメン中本 海老麻辛麺
花椒入り辣油は少なめに
いよいよ大取の激辛・汁なし麻辛麺(まーしんめん)は、前述のように刺激的な要素は唐辛子の辛味成分だけではありません。2018年を境に空前のブームを巻き起こしているホワジャオ・花椒(かしょう)の痺れも強く効かせている麻辣(マーラー)系の刺激なので、前述の辛旨2品とは毛色が違います。しかし、今回の「中本特製海老オイル」に秘められたポテンシャルたるや。
とりあえず「花椒入り辣油」は全量を左半分にのみかけたので、最初は右側の肉みそ入り麻婆餡(あん)と特製海老オイルを絡めてみたところ、想像を超える衝撃的な旨さでビックリ。たとえば干し海老を使った汁なし担担麺じゃないですけど、かなり専門店的な味に格上げ。汁なし麻辛麺は別添の小袋を入れる前から地味に辛いのですが、中辛以下の辛さにダウンして旨味がブーストします。
これはスゴい‥‥と、次に全体を大きく混ぜてみた結果、特製海老オイル完全に沈黙w おそらく唐辛子だけなら渡り合えたと思うのですが、痺れの清涼感が強烈なので、すっかり海老は意気消沈。とはいえ汁なし麻辛麺×海老油の相性は凄まじく、高級感が底上げされました。もし海老油を使うなら花椒入り辣油は入れない、もしくは入れても少量で。
まとめ
セブンイレブンで「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」を2つ買ったら1袋もらえる “中本特製海老オイル” を使い、カップメシの「辛旨飯」と冷凍レンジ麺「汁なし麻辛麺」もアレンジしてみた結果、中本と海老油の凄まじい相性の良さを痛感。特製海老オイルはドンキホーテなどにある海老油と大差なく、もし先着30個限定に間に合わなかったとしても再現できるので、ぜひ試してみてください。
なお、今回の「中本特製海老オイル」にカロリーなどの表示はありませんでしたが、一般的な海老油100gあたりの栄養成分表示はカロリー900kcal、脂質100g、たんぱく質・炭水化物・食塩相当量は0gなので、中本特製海老オイル1袋(6g)あたりの熱量は54kcal、脂質は6.0gが目安です。
それから冒頭で触れた “近日発売予定の新商品情報” について——発売日は前後するかもしれませんが、2020年2月23日(日)頃に全国のセブンイレブンで通常の北極ラーメンとは違う “新しい北極カップ麺の発売” が予定されています。入荷数は各店最大でも180食の上限が設定されているそうなので、今から北極ラーメン2020の新作発売日に備えておきましょう。