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「MINISTOP 燃え麺 鬼辛野菜タンメン」“鬼辛” の辛さは激辛以上‥?

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月27日(火)新発売のカップ麺、エースコック「MINISTOP 燃え麺 鬼辛野菜タンメン」の実食レビューです。

エースコック×ミニストップの「燃え麺」シリーズ第2弾は刺激的な辛さがクセになる!?「鬼辛(おにから)」と名付けられたカップラーメンの威力とは‥

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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燃え麺 鬼辛野菜タンメン

実は2018年6月19日(火)にもミニストップ限定で、「燃え麺 旨辛野菜タンメン」というカップ麺が販売されていたのですが、前回は「旨辛」だったのに対し、今回は「鬼辛」という強気なタイトル。しかし、そもそも鬼辛とは “激辛” より辛いのか否か、なんともニュアンスが難しい辛さ表現です。



ちょっとパッケージの雰囲気がファミリーマートの「来来亭 旨辛麺」(これもエースコック製造)と似ているような気がしないでもないのですが、2018年6月の「旨辛野菜タンメン」に採用されていたデザインを踏襲しています。辛さ強化版の「来来亭 旨辛麺 辛マシ」など、エースコックが本気を出した時は、わりとガッツリ辛いカップ麺を作ってくれるんですよね。(今のところ「爆汗」シリーズは中途半端だけど‥)

前作に当たる「旨辛野菜タンメン」は、その名の通りピリ辛以上・大辛未満、とりあえず中辛が厳しかったらヤメといたほうがかなぁ‥というレベルでした。味を要約すると “キリッと輪郭のある赤味噌を主体とした濃口の辛味噌系ラーメン” で、かなり味が濃かったと記憶しています。

そして今回は “旨辛” よりも確実に辛いであろう「鬼辛」と題し、カップの側面には激辛カップ麺でおなじみのコーション「※辛い味わいにつき、小さなお子様や辛いものが苦手なお客様のご飲食はご注意ください。」という注意事項があります。この警告文はメーカーによって文体にニュアンスがあるんですけど、基本は「ご注意ください」ですね。

ちなみに「燃え麺」というのは、数年前に流行った “燃焼系ダイエット” に便乗して開発されたエースコックのブランドで、唐辛子の発汗作用や脂肪燃焼効果を意識した “燃焼系カップ麺” としてシリーズ化されていたのですが、いつの間にか廃盤に‥と思いきやシレッと2018年からミニストップ限定で復活し、今回で第2弾。もしかすると、定期的に続編がリリースされるかもしれません。



ただでさえ基準が曖昧なカプサイシンなのに、今回は「鬼辛」ということで激辛なのか大辛なのか判断できません。はい、きっちり詳しく解説します。さて、まずは開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

はい、毎度おなじみエースコックのタテ型カップ麺は、基本的に別添の小袋が粉末スープまみれです。別添されているのは「液体スープ」1袋だけなので、こいつを取り出しましょう。液体スープの小袋や容器側面の調理方法にも記載されているのですが、食べる直前に投入する “後入れ” なので、ご注意ください。



さて、小袋を取り出すと‥あれ?「野菜タンメン」というタイトルのわりに具材が寂しいですね。たとえばコンビニの辛いタンメン系カップ麺といえばセブンイレブンの「蒙古タンメン中本」やローソンの「トナリ 辛激タンメン」がパッと浮かんだ方も多いと思うのですが、比較すると見劣り感が否めません。

しかし、かなり唐辛子特有の芳ばしい香りが強く、これについては思わず食欲をそそられました。もしかすると、けっこう辛いのかもしれない‥何と言っても「鬼辛」ですからね!(※ “とりあえず辛口よりは辛そう” という漠然としたイメージの実食前なう)

製品情報・購入価格

製品名:MINISTOP 燃え麺 鬼辛野菜タンメン
製造者:エースコック
内容量:99g(めん70g)
発売日:2018年11月27日(火)
実食日:2018年11月28日(水)
JANコード:4901071287429
希望小売価格:213円(税込)

発売地域:全国(ミニストップ限定)
購入価格:213円(税込)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、砂糖)、スープ(しょうゆ、オニオンペースト、植物油脂、食塩、粉末みそ、発酵調味料、香辛料、米粉、糖類、みそ、ポーク調味料、乳化油脂、ポークエキス、香味調味料、オニオンパウダー、全卵粉)、かやく(キャベツ、唐辛子、大豆加工品、ニラ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料、重曹、ソルビット、カラメル色素、酒精、カロチノイド色素、かんすい、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉・ゼラチン・ごま

実食開始

おっと液体スープすごい色w なんだか超絶濃厚な八丁味噌ダレっぽい雰囲気です。しかし、液体スープを投入して意外だったのが、油脂成分の量。もっとこう、辛いカップ麺に有り勝ちな辛さ特化型のオイルでバチッとキメてくるのかと思いきや、ほぼ8割以上が味噌ダレっぽい内容でした。



私は撮影のためにフタを開けて直後に液体スープを投入しているのですが、この手順だと混ぜた時にムラが生じる恐れがあるので、液体スープを入れる前に粉末スープをよく溶かし、それから液体スープを入れて混ぜたほうがスムーズ。それに今回のスープにはトロミ成分が含まれていたので、特に念入りに混ぜてください。(※推奨1分以上)

さて、完成です。麺の下に具材がないか念入りにチェックしたのですが、これで全部。うーん、やっぱり「野菜タンメン」という題材を加味すると少し物足りなさが否めません。しかし、唐辛子特有の芳ばしさと炒め野菜を彷彿とさせる香りには臨場感がありました。それでは、実際に食べてみましょう。

「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、辛さレベルはもちろん、ただ辛いだけでは意味がありませんから、辛旨のバランスにも注目しつつカップ麺としての総合力を判定します。

1食(99g)当たり

カロリー:405kcal
たん白質:9.5g
脂  質:14.9g
炭水化物:58.2g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:2.1g)
(スープ:4.8g)
ビタミンB1:0.37mg
ビタミンB2:0.52mg
カルシウム:309mg

※参考値(調理直後に分別した値)
エネルギー:405kcal(めん・かやく:326kcal)(スープ:79 kcal)

めん

食べ応えのある弾力と歯切れの良さを両立していたが‥

ちぢれのある平打ちの油揚げ麺で、サイズとしては中太くらい。かつての「スーパーカップ」シリーズに使用されていた “カドメン” に通じるガッシリとした食感なんですけど、適度な歯切れの良さも兼ね備えていて‥というのは食べ始めの印象。この麺の何が面白いって、 “時間が経つと弾力が増していく” のです。

5分でフタを開ける、粉末スープを溶かしてから液体スープを投入し、よくかき混ぜて実際に食べ始めるのは6分前後になると思うのですが、この時点ではシゲキ的噛みごたえを打ち出しつつも程よく歯切れのいい食感。しかしながら7〜8分前後になると麺の加水率が徐々に上がってゆき、 “もっちり” とした粘り気が頭角を現し始めました。



その粘り気は10分前後(フタを開けてから5分後くらい)にピークを迎え、しばらく密度の高さをキープ。15分前後(フタを開けてから10分後くらい)から徐々に柔らかくなってくるのですが、ふかふかとした食感に変わることはなく、最後まで粘りを見せます。今回は辛いカップ麺なので、早く食べられなかった方でも焦って食べなくて大丈夫ですし、適度な油揚げ麺特有の風味もスープとマッチしていて不躾ではありませんでした。

スープ

こいつが鬼なら俺の母ちゃんは‥

うーん、レベルとしては “熱が手伝って大辛” くらいですかね。もちろん辛い食べ物が苦手な方にとっては確実に “鬼” ですけど、セブンプレミアムの「蒙古タンメン」より少し上かな‥? くらい。セブンの中本けっこう辛いぞw という方にとっては今回の「鬼辛野菜タンメン」も辛いカップ麺になりますし、ふーん‥という方にとっては、その程度の刺激です。

ただ、 “オイルに頼っていない” というのは大きな個性ですね。もちろん液体スープの中には赤いオイルが含まれているのですが、仕上げに入れる調味油にカプサイシン抽出系の人工的なオイルを詰め込んで強い刺激を打ち出すのではなく、もっと純粋に “とりあえず粗挽き唐辛子たくさん入れてみた! ” そんな雰囲気のナチュラルな刺激。

ハバネロ以上の非常識な激辛唐辛子が使用されているわけではないのですが、常識的でありながらも唐辛子の芳ばしい風味や強めの刺激が楽しめる、なかなかどうして良いスープですね。動物系の旨味はポーク、味付けの調味料は醤油と味噌のハイブリッドなんですけど、実はオニオンのコクが深く、とろみのベクトルは人工的なのに不自然ではありませんでした。

かやく

こ、この白い塊は‥!

具材はキャベツ、唐辛子、大豆加工品、ニラとなっているのですが、そう‥この小さな白い塊は大豆加工品なので、本物の肉ではありません。そこそこキャベツは入っているように思えたのですが、タンメンとしては力不足。たっぷりの唐辛子は好印象だったんですけど、ニラは飾り程度ですね。しかし、この白い物体が意外と好印象‥w

あくまでも大豆加工品なので、食感はクニッ‥としたフェイクミート特有の弾力なんですけど、例の粗悪なスポンジ野郎「程良く味付けした肉そぼろ」と比較した場合、それはそれは邪魔になりません。特に味付けが施されているわけではないのですが、あの邪魔なスカスカ食感よりも気になりませんでした。でも、これを入れるなら唐辛子もしくはキャベツを増やしてほしかったです。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4+)
(標準は★3です)

とりあえず「鬼辛」の辛さレベルですが、ミニストップのイメージ的に振り切れなかったのか激辛ではありません 。辛いのが好きなら “普通に辛口” 、一般的に見て “大辛” 、辛い食べ物が苦手なら “やめときましょう” です。

しかし、辛み抽出系のオイルではなく純粋な唐辛子を多めに入れている硬派なスタイルは印象に残ったのと、ただ辛いだけじゃない味噌の旨味やオニオンのコク、また耐久性に優れた麺も上出来だったので、麺とスープが美味しいなら具材の頼りなさは許容するよ、だったら★5でも差し支えありません。

今回のエースコック「MINISTOP 燃え麺 鬼辛野菜タンメン」は、タイトル通りミニストップ限定のカップ麺になるので、興味を持たれた方は最寄りのミニストップでチェックしてみてください。

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