どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月9日(火)ファミリーマート限定発売のカップ麺、サンヨー食品(サッポロ一番)「麺屋はなび 台湾まぜそば」の実食レビューです。
名古屋にある台湾まぜそば発祥の店、「麺屋はなび」が監修したファミマ限定のカップ麺を食べてみました。アレンジメニューにも挑戦し、勢い余って〆の「追い飯」もやってます。実際に食べてみた感想に基づいてレビューしておりますので、お時間よろしければ最後までご覧ください。
麺屋はなび監修!「台湾まぜそば」をカップ麺で再現
時を遡ること2014年08月12日‥まだユニーグループがファミリーマートに吸収合併される以前、「プライムワン」というプライベートブランドから東海限定で「麺屋はなび」の看板メニュー、「台湾まぜそば」を再現したカップ麺が発売されていたことがありました。特製ノンフライ麺とレトルト調理品を引っ提げて颯爽と現れた、超本格仕様のハイスペック型だったのを今でも覚えています。(以下、2014年発売品を「初版」と表記します)
「麺屋はなび」は、名古屋にある “元祖台湾まぜそば発祥の店” として有名なお店で、暖簾分けされた「麺屋こころ」のカップ麺は明星食品が製造を担当し、定期的に新作が発売されていたのですが、サンヨー食品と麺屋はなびのコラボは久し振りですね。今では “新名古屋名物” として “名古屋めし” の一角を担い、全国的にも高い知名度と人気を誇っている「台湾まぜそば」ですが、実は “ある失敗” から生まれたメニューなんです。
およそ10年前の2008年、店主の新山直人氏が新メニューとして鶏をベースにした淡麗系のスープに台湾ミンチ(唐辛子とニンニクを効かせた醤油味のピリ辛ミンチ)を合わせた台湾ラーメンを試作したところ、その結果が大失敗‥新メニューの開発を諦め、試作の台湾ミンチを捨てようとしていたところをアルバイトの女性に止められ、捨てるのは勿体無いから茹で上げた麺にかけて食べてもいいか、という女性の提案をキッカケに台湾まぜそばの原型が生まれました。
そこから一気にブラッシュアップを図り、翌年の2009年より製品化。さらに改良を重ね、現在のスタイルに落ち着くまで約3年を要したそうです。うどんを意識した太麺に台湾ミンチを合わせ、刻んだ生のニラとネギ、魚粉、卵黄、刻み海苔、おろしニンニクなどをトッピングし、よくかき混ぜて食べるのが基本。残ったタレに白ご飯を投入する、「追い飯(おいめし)」も有名ですよね。ところで名古屋の台湾といえば「味仙」の「台湾ラーメン」がパイオニアですが、麺屋はなびの店主・新山直人氏は味仙系列の出身だそうです。
容器の左下に小さく「サッポロ一番」と書かれているように、初版と同じく販売者はサンヨー食品。発売地域は全国ですが、ファミリーマート・サークルK・サンクス限定発売なので、ローソンやセブンイレブン、ミニストップなど、他のコンビニでは購入できません。しかし、新商品の棚揃えが悪い店でなければ、ほとんどのファミリーマート店舗にて発売日の火曜日から並んでいると思います。
さて、かなり前置きが長くなってしまいましたが、初版は引っ越し前の当ブログでも「★6+」の超高評価を叩き出しているので、かなり期待している実食前の現在。それ以来、有名店監修や各製造メーカーのオリジナル製品を問わず、様々なスタイルの台湾まぜそばを再現したカップ麺を食べてきましたが、初版の麺屋はなびを超える製品には出会ったことがありません。果たして、3年以上も前のクオリティは踏襲されているのか、それとも‥
開封
小袋は先入れ「かやく」、後入れ「調味だれ」「レトルト調理品」「ふりかけ」の計4袋で、初版と同じ構成です。コンビニの店舗やオフィスで召し上がる場合には難しいかもしれませんが、あらかじめレトルト調理品は袋のまま2分ほど温めるように指示があるので、ご家庭で調理される場合は留意してください。
たとえば鍋で湯煎しなくても、お湯を余分に沸かし、丼などに入れて袋のままドボン。もしくは荒技として、電気ケトルを使っている方は沸騰するまでレトルト調理品の小袋を電気ケトルの上にのせて温める、それからカップ麺に熱湯を注ぎ、5分待っている間はカップ麺のフタ上に移動させて再び温めると効率がよろしいです。(電気ケトルの上からフタの上に移動させる際、表と裏を引っくり返しましょう)
前述したようにサンヨー食品のカップ麺ですが、製造所はグループ会社の太平食品工業。定価購入必至のコンビニ限定品かつファミリーマート通常価格は258円(税込278円)の大台なので、コストパフォーマンスにも注目しなければいけません。それでは、実際に食べて評価します。まずはアレンジ前の仕上がりを解説し、それからアレンジしてみた感想を紹介しますね。
製品情報・購入価格
製品名:麺屋はなび 台湾まぜそば 販売者:サンヨー食品 製造所:太平食品工業 内容量:160g(めん80g) 発売日:2018年10月9日(火) JANコード:4901734035725 ファミリーマート通常価格:258円(税抜) 発売地域:全国(ファミリーマート・サークルK・サンクス限定) |
麺の種類:ノンフライ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:600ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:4袋(特製調味だれ・かやく・ふりかけ・レトルト調理品) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、植物油脂、食塩、大豆食物繊維)、かやく(豚肉そぼろ調理品、さば節、ねぎ、フライドガーリック、ニラ)、たれ(豚脂、植物油脂、ポークエキス、しょうゆ、糖類、香味食用油、香辛料、食塩、調味油脂、魚粉、たん白加水分解物)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、酒精、レシチン、かんすい、クチナシ色素、パプリカ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・さば・大豆・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 小麦・乳成分・ごま・さば・大豆・豚肉 |
実食開始
1食(160g)当たり
カロリー:522kcal |
めん
加水率の高い軽く縮れた中太ノンフライ麺で、かなり強いコシが印象的です。ただ、お店が意識している「うどん」のような雰囲気とは異なっていて、粘り気のある弾力よりも密度の高さと噛み応えに特化していました。実際の麺は茹で時間を6分程度と長めにとり、小麦の粘りを出すために湯切りをせず、麺棒を使ってテボの中にグリグリと押し付けて “わざと麺に傷を付ける” そうなので、そのイメージからすると再現度はイマイチかもしれません。
しかし、ひとつのノンフライ麺としてのクオリティは高く、タレとレトルト調理品の関係から小麦の風味を察知する余裕まで得られませんでしたが、コシの強さから存在感が埋没することはありませんでした。麺の量は80gと汁なしカップ麺の平均値(変わり種だと90g)よりも少なめですが、レトルト調理品のボリュームとコシの強い噛み応えを加味すれば寂しくなかったです。
たれ
まず辛さはピリ辛以上で、中辛ないし場合によっては中辛以上、辛口未満かもしれません。辛い食べ物が苦手な方は、少し注意が必要です。ご覧の通り油脂成分が多く、植物油脂も含まれますが、その中心は豚脂による動物系。加えてポークエキスの厚みもあり、重厚なタレに仕上がっています。しかし、麺が油揚げ麺ではなくノンフライ麺であることと、キレのある唐辛子の刺激によってクドくありません。
ふりかけ(魚粉)を加える前から節系の膨よかな旨味を感じたのですが、ご覧の通り魚粉の量は多く、その内容は煮干しよりもサバが主体。煮干しのようにシャープな魚介感ではないものの、かなりサバ節がガツンと力強く主張してきます。もともとタレ自体の味が濃かったのと、さらにレトルト調理品の塩気も重なってくるため、だいぶ濃い味に仕上がっていました。
しかしながら鋭利に舌を突き刺して味蕾を麻痺させるほど強烈な塩気ではなかったことと、パッケージでも卵黄の投入が推奨されているように、それを思うと納得できる味の濃さではあります。また、追い飯ないし片手に白飯を構えてワイルドに召し上がっちゃう方にとっては最高の相棒になることでしょう。ニンニクの香味も感じますが、それほど強くはなかったです。←※注意(ニンニクバカ)
かやく
先にタレの項目でも触れましたが、保存の関係かレトルト調理品(ひき肉)の味付けは塩気が強く、これによってジャンクな印象が加速します。かなり量は多くて意識しながら食べても最後に残るのですが、追い飯する場合は麺を率先して食べ、わざとレトルト調理品を残しておくのも一つの手(詳細は後述)。食感は柔らかく、それこそ缶詰チックだったんですけど、これに関してはレトルトパウチなので仕方ないですね。
他の具材はニラ、ネギ、フライドガーリックで、ニラは軸の部分に存在感があり、たっぷりと入っていたネギはシャキッとした歯触りから存在感抜群。しかし、思っていたよりもフライドガーリックの量が少なく、そこが物足りなかったです。それに、台湾まぜそばには必須と言っても過言ではない刻み海苔も入っていなかったのですが‥
アレンジしてみた
ご家庭でのアレンジメニューとして、台湾まぜそばらしく卵黄を入れるレシピがパッケージで提唱されているのですが、もう一捻り入れましょう。ニンニクが生おろし系ではなくフライドガーリックだったのと(しかも少ない)、台湾まぜそばには必須と言っても過言ではない刻み海苔が入っていなかったので、それもトッピングしてカスタマイズ。あ、なんとなくニラは勝手に後のせしました。
刻み海苔は横着して市販の刻み海苔を使いましたが、磯の香りがあるのと無いのとでは大違い。卵黄を入れると塩気のカドが丸みを帯びてマイルドになりますが、それでも台湾まぜそばらしくピリッと唐辛子の主張を感じます。さらに生おろしニンニクを加えることでジャンクな印象が加速し、卵黄によってタレの粘度も上がるので、麺との一体感も飛躍的に向上。ノーマルのままでは得られない海苔のアクセントが相俟って、これぞ台湾まぜそばでした。
2度目の調理では試しに熱湯を注いでから6分ほど待ってみたのですが、ギュッと詰まった歯応え重視の仕上がりから一変し、もっちりとした加水率の高い弾力が得られたので、適度に歯切れがよくコシの強い食感を楽しみたいなら熱湯5分、もっちりとした多加水麺らしい自然な弾力を楽しみたい場合は1分間余分に待ってみてください。余分に待つと粘り気は増すのですが、きちんとコシは残ります。たぶん、6分待ったほうが比較的お店の麺に近いのではないでしょうか。
ここまで来たなら行けるところまで行こうと残ったタレに白ご飯を投入してみたのですが(なんか写真がチャーハンみたいなことになってますけど)、あわないわけがないですよね‥レトルト調理品はノンフライ麺を相手にすると缶詰チックな食感が浮いていましたが、これは白ご飯のためにある具材です。
えっと、お弁当の肉そぼろとか瓶詰で売ってる白ご飯用の味付肉そぼろとかあるじゃないですか、あんな感じ。なので、追い飯する予定の方は可能な限り挽肉を残すように意識しましょう。それからニラは後のせしないほうがよかったです。なんかこう、中途半端に湿った感じになって歯切れが悪かった‥(あんまりする人いないと思うけど一応w)
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
まさに王道の台湾まぜそばらしいテイストの本格的なカップ麺だったので、コンビニ定価購入でも問題ありません。私は塩気に対してネガティブに反応してしまうのですが、ノーマルのままでも結果的に食べられないほど濃い味ではありませんでした。しかし、濃いめのジャンクな味付けが苦手な方には厳しいカップ麺になると思います。あと、ノンフライ麺の完成度とレトルト調理を思えば卵黄(卵黄ソース)まではリクエストできませんが、せめて海苔は入れてほしかったかなぁ‥
とはいえ海苔くらい簡単にトッピングできますし、ちょっと缶詰チックなレトルト調理品は白ご飯との相性がサイコーだったので、ご家庭で召し上がる際は卵黄と刻み海苔、お好みで生おろしニンニク(チューブでも可)をトッピングしてみてください。あと、追い飯または片手ライス派にとってはアレンジなしでも白飯泥棒なカップ麺です。
総合的に見て総評は★5としていますが、卵黄+刻み海苔+生おろしニンニクからの追い飯までするなら★6で。興味を持たれた方は、お試しください。※追記:2019年7月16日に「麺屋はなび 台湾まぜそば(2019)」が再販されたので、生卵ではなく温泉たまごをトッピングするアレンジも試してみました。詳しい感想と評価が気になる方は、2019年版のレビューもあわせてご覧ください。
takaさん、こんばんは!
>フライドガーリクで、
ガーリク!(=゚ω゚)
ではでは!(゚x/)
Re:かーと氏
今回は大丈夫だと思ったのに!w(いつも申し訳ない‥ありがとう)
でも、「ニンイク」には気を付けたよ。←よくやるタイプミス‥
この店の商品、先の名古屋出張で2食入りの豪華版を買っている。( ̄ー ̄)ニヤリ
Re:風の兄弟
うらやましいぞw FCP(愛知ハム販売)かな?ぜひレビューを!
taka:aさん、こんにゃー(*´ω`*)ノ
ちょっとこれかなり私好みっぽい!
ので、ファミマに行ってきます。
アレンジの卵黄おいしそうね(n*´ω`*n)
卵黄と味のりならある!と思ったら、味のりは息子の梅干し風味のりしかなかったわ。。。
韓国のりでも大丈夫っぽい?普通の味のり推奨なら普通のやつも一緒に買ってきます。
そうそう、辛辛豚は無事にゲットして食べたよー。
おいしかったです♪
Re:ウルちゃん
こんにゃー!(めっちゃ久しぶりな感じ!)
うん、これたぶんウルちゃん好み。たぶん今なら確実にファミマで手に入るよ!だけど、刺激の強さには期待しないでね^^;
梅干し風味海苔は喧嘩するか思わぬ化学反応を起こすかは未知数だけど、とりあえず卵黄は間違いなかったし、たぶん韓国海苔でも大丈夫かな?というか、韓国海苔いいね美味しそう(笑)やばい試したいかもw
あ、辛辛豚ゲットよかった^^
あれは美味しかったなぁ‥もうこっちでは見かけなくなっちゃったよ‥;;
ご飯inのビジュアルはやばいでしょw
今夕飯食べたところだけど、ごはん抜いてるんだよぉ〜食べたいよぉ〜(ノД`)シクシク 何故か納豆巻きは食べたけどw あれはご飯とは違うw
Re:ビー玉
追い飯の写真をアップしてるブログって、どうしても少し食欲を削がれてしまうパターンが多いやん?だから少しでも不快な思いをさせないようにと整えたら‥整えすぎて、なんかチャーハンみたいになってしまったw
それはさておき納豆巻きはスイーツ部門ですからね!(違います)