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軍鶏&金華ハムのエキス使用【麺尊RAGE】一度は食べたい名店の味「軍鶏そば」をカップ麺で再現!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年7月12日(月)新発売、エースコックのカップ麺「一度は食べたい名店の味 麺尊RAGE 軍鶏だし中華そば」の実食レビューです。

6年連続『ミシュランガイド東京 2016-2021』ビブグルマンに掲載「麺尊RAGE」監修のカップラーメンついに登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺尊RAGE 軍鶏だし中華そば

麺尊RAGE(めんそんレイジ)とは、東京都杉並区松庵(西荻窪)にある “軍鶏” と “醤油” にこだわったラーメン店で、個性的な屋号とアルブレヒト・デューラーが描いた『祈る手』を彷彿とさせるロゴがトレードマーク。6年連続『ミシュランガイド東京 2016-2021』のビブグルマンに選出され、食べログでも全国屈指の高得点を叩き出すなど、ラーメン好きの間で知らない者はいないほどの名店です。

「麺尊RAGE」の看板メニュー「軍鶏そば」を再現

今回の新商品「一度は食べたい名店の味 麺尊RAGE 軍鶏だし中華そば」は、大阪府吹田市に本社を置くエースコックと東京・西荻窪の人気店「麺尊RAGE」の共同開発商品で、お店の看板メニュー「軍鶏そば」をイメージして再現した一杯。店主こだわりのポイントとして、カップ麺では珍しい軍鶏(しゃも)と金華ハムのエキスを使用しているらしく、麺尊RAGE初のカップラーメンとして商品化されました。

「麺尊RAGE」という名前を初めて聞いたとき、​アメリカ合衆国のロックバンド「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)」が真っ先に思い浮かんだので、もしやと思い調べてみたところ、やはりRATMが屋号の由来。闘争本能を掻き立てるリフと過激な歌詞に、ティック・クアン・ドックの写真を起用したデビューアルバムのジャケットも衝撃的で‥‥

と、それはさておき「麺尊RAGE」の店主・廣田圭亮(ひろた けいすけ)氏は、新宿三丁目にある「煮干中華そば鈴蘭(すずらん)」で店長を務めていた経歴を持ち、ラーメン業界に入る前は「日本空手連盟 誠真会館総本部杉並道場」でフルコンタクト(直接打撃制)の指導員をしていたそうですが、その当時 “友人” のラーメン店を手伝うようになったことをキカッケに業界入り。

一度見たら忘れらないロゴ(menson is awesome)

その “友人” とは、前述の「煮干中華そば鈴蘭」や「らぁ麺 鳳仙花(ほうせんか)」「ラーメン リンダ軒(けん)」など、いわゆる「クローズ系ラーメン」の創始者であり、株式会社INGS(イングス)の代表取締役を務める青柳誠希(あおやぎ せいき)社長で、廣田店主は「煮干中華そば鈴蘭」のオープンにも携わった創業メンバーの1人。

2012年(平成24年)5月23日に「煮干中華そば鈴蘭」を立ち上げ、約3年ほど店長を務めた後、独立するかたちでオープンしたのが「麺尊RAGE」という流れ。店名の “RAGE” は前述のロックバンドから、麺尊(めんそん)は友愛結社「フリーメイソン」を捩って名付けたらしく、2015年(平成27年)2月6日にオープンするや否や、同年12月1日発行『ミシュランガイド東京2016』のビブグルマンに掲載。

その後も2020年12月10日発行の『ミシュランガイド東京2021』まで、6年連ビブグルマンに選出されるだけでなく、現在の食べログ点数は驚異の3.96(2021年7月14日時点、全国にあるラーメン店の中でも人気ランキング5位)を叩き出している実力者。その味わいをカップラーメンで再現したということで、発売前から注目していました。

各エキスにおける金華ハムと軍鶏の配合量は容器側面に記載

前述のように、今回の商品は「軍鶏」と「金華ハム」を使用しているのがポイント。軍鶏エキスはチキン原料中8%使用と少なめですが、カップラーメンのスープとしては珍しく、金華ハムエキスはポーク調味料中63%使用と多めの値。容器は簡便性も重視しなければいけない縦型ビッグなので、本格志向の大判どんぶり型よりも制約は生じますが、それだけに腕の見せどころです。

開封

まずは2種類の小袋を取り出す

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体スープ」と「調味油」の2種類で、最初から容器の中に入っています。ええ、毎度おなじみ粉末スープまみれなのが玉に瑕。ただ、これによってフタ上のデザインが映えるのと、お湯を注いでからフタの上で小袋を温める際 “接着剤が邪魔にならない” ため、それが大きなメリットでしょうか。

具材の構成はシンプル

かやくの構成は、焼豚・メンマ・ねぎとシンプルで、よくも悪くもカップラーメンらしい汎用の具材を使用しています。そのため特別感や高級感こそないけれど、エースコックの肉具材にはスポンジみたいな食感の “程よく味付けした肉そぼろ” や本物の肉ではない “大豆加工品” などもあるので、それと比べたら比較的に真面(まとも)な肉具材を使ってくれているのは嬉しいポイント。

ちなみに「麺尊RAGE」の公式Twitterアカウントが “うちのカップ麺どこに売ってますか、、、??” とツイートしていたので、おもわず笑ってしまったのですがw 公式の情報によるとオーケーストアでの取り扱いが多いらしく、実際に立ち寄ったコンビニの中ではファミリーマートでの販売を確認しているため、販売店の参考にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:一度は食べたい名店の味 麺尊RAGE 軍鶏だし中華そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:W・関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175)
内容量:94g(めん70g)
商品コード:4901071247263(JAN)
発売日:2021年07月12日(月)
実食日:2021年07月14日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(特製スープ・調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白粉)、スープ(しょうゆ、植物油脂、鶏油、チキンエキス、食塩、チキンパウダー、デキストリン、でん粉、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、砂糖、ポーク調味料、オニオンエキス、香味調味料、発酵調味料、酵母エキス、ジンジャーパウダー)、かやく(焼豚、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸Ca、酒精、かんすい、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、酸味料、微粒二酸化ケイ素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

熱湯3分の油揚げ麺を使用

麺は油で揚げたフライ麺で、けっこう細めに切り出されているのですが、湯戻し時間は熱湯3分と標準的。この時点でエースコック特有の油揚げ麺臭が強く、やや懸念を覚えるところ。ただ、おもっていたよりも縮れが弱かったので、そこにこだわりが見られます。

見た目はシンプルだけど香りは濃密

あとは内側の線まで熱湯を注ぎ、フタを閉めて待つこと3分。別添の小袋は両方とも後入れなので、待っている間にフタの上で温めた後、時間になったら粉末スープを溶かし、液体スープ・調味油を加え、よくかき混ぜたら出来上がり。油揚げ麺のニオイが気になると前述しましたが、液体スープを入れた途端に醤油の香りが強く、それについての懸念は払拭されました。

しかし、今回は縦型ビッグの容器を採用したカップ麺にもかかわらず、食塩相当量の値は全体で7.2g(スープだけで5.4g)と多いので、体感的な塩分濃度が気になるところ——。そんな醤油の加減はもちろん、きちんと軍鶏や金華ハム由来の旨味が感じられるのかどうか「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(94g)あたり
カロリー:400kcal
たん白質:10.1g
脂  質:16.5g
炭水化物:52.7g
食塩相当量:7.2g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:5.4g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:240mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:400kcal(めん・かやく:305kcal)(スープ:95kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

しなやかで歯切れのいい低加水麺

5.5

実店舗の「軍鶏そば」には、三河屋製麺に特注した加水率の低い中細ストレート麺(切刃22〜24番)が合わせられ、全粒粉を練り込んでいるのも特徴的。それをイメージした今回の油揚げ麺に全粒粉は練り込まれていませんが、しなやかで縮れのない低加水麺というのは共通のポイントで、縦型のカップ麺では上位に食い込む完成度の高さ。

プツンッとした歯切れのよさにも注目

もちろんリアリティでいえばノンフライ麺に劣りますが、スープとの一体感を意識しつつ、適度なコシを打ち出し、なんといってもアシのある質感と啜り心地が印象に残ります。油揚げ麺特有の風味は平行するため、そこは妥協すべきところになりますけど、単純に後述のスープと喧嘩することはなく、相性としては悪くありません。

ただし、きちんと熱湯3分で食べごろを迎えるように設計されているため、早めに食べ始めるのは我慢したほうが吉。むしろ「液体スープ」と「調味油」を加え、よくかき混ぜた後 “さらに30秒〜1分ほど休ませる” くらいの余裕を持って食べ始めるのがオススメ。そうすることで麺にスープの味が馴染み、しなやかさも向上するので、よかったら試してみてください。

スープ

軍鶏と金華ハムの繊細さに注目

5.0

液体スープや調味油を入れる前、粉末スープだけの状態でも味はするのですが、液体しょうゆ特有のキレはなく、旨味のベクトルも人工的。ただ、この段階でも地味に美味しくてw もしも売値が税込100円以下(オープン価格)のカップラーメンであれば、けっこう違和感なく食べられそうな品質には達しています。しかし、別添の「液体スープ」を加えたら一変。

「液体スープ」は “よくもみほぐして” から入れる

これによって液体しょうゆ特有のキレがプラスされ、食塩相当量が多いと前述したように、けっこう濃いめの(場合によっては塩っぱいと感じるくらいに鋭い)スープに仕上がります。しかし、軍鶏や金華ハムに由来する旨味もプラスされるため、濃口しょうゆ一辺倒の単調な味になるのではなく、通常のポークエキスやチキンエキスでは出せない余韻が印象的。

程よく調味料たっぷり

とはいえ醤油のキレが強いよな‥‥という、けっこうエッジの効いたテイストを適度に包み込んでくれるのが「調味油」の存在。これ自体に目立った癖はないけれど、縦型ビッグに使われるオイルとしては量が多く、全体を膨よかな味わいに。植物油脂をベースにしていますが、鶏油(ちーゆ)もブレンドしているため、それも軍鶏を意識させる要因となっていました。

具材

汎用だけど悪くない

4.0

メインの焼豚は、このブログで何度か形容している “燻製感のないベーコンみたいな肉具材”で、間違っても高級感のあるチャーシューではないのですが、スポンジ食感の肉そぼろとは比べ物にならないほど好印象な具材。コリコリとした歯触りのメンマは風味も強く、主張の強い乾燥ネギは多すぎないように調整するなど、それぞれが適材適所な感じでよかったです。

総評

5.0

ミシュランのビブグルマンに6年連続掲載&食べログ全国5位を叩き出しているラーメン店なので、もっと特別に仕上げてほしかった思いもありますが、軍鶏と金華ハムのエキスを使用したカップ麺は珍しく、ある意味この硬派な仕上がりも変わり種の多い新進気鋭の即席カップめん業界では珍しい展開。

あまり派手さがない分、瞬発力のあるテイストではないけれど、なかなか奥行きの一杯でした。とはいえ「一度は食べたい名店の味」シリーズにはハイエンドモデルの「PREMIUM(プレミアム)」もあるので、次はノンフライ麺を使用した大判どんぶり型の本気モードにも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

  1. ファミマではなくてたまたまデイリーマート入ったらに普通に売ってますけど!

    • Re:亀太郎さま
      発売当初、コンビニでは “ファミリーマートでの取り扱いを確認した” という情報であり、ファミリーマート限定発売のカップ麺という意味ではありません。スーパーやドラッグストアなども販売店の対象となっており、7月27日(火)からはセブンイレブンでも販売されるようなので、ご参考いただければ幸いです。※今回の商品に限らず入荷状況は店舗ごとに異なるため、地域や店舗によっては売ってない場合もございます。

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