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「日清麺職人 梅しお」梅が香る繊細な春の新作

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年1月28日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清麺職人 梅しお」の実食レビューです。

春らしく梅が香る繊細な麺職人の新作が登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清麺職人 梅しお

「日清麺職人」(にっしん めんしょくにん)とは、 “まるで、生めん。” のような食感の本格的なノンフライ麺と繊細なスープを手軽な価格で味わえる、そんなコストパフォーマンスの高さとヘルシーな印象も人気の秘訣となっているシリーズで、2000年の発売以来、主婦層の方を中心に普段あまりカップ麺を食べ慣れていない方からも高い評価を得ています。

今回の新商品、「日清麺職人 梅しお」は、 “初春を彩る旬の食材” を麺職人らしくアレンジした一杯で、はまぐりがテーマの「日清麺職人 貝だし醤油」と同時にリリースされたのですが、約1年前にも「日清麺職人 梅仕立ての牛だしそば」という「梅」がテーマの麺職人が発売されていました。

今回はシンプルに「梅しお」というタイトルですし、原材料名及びアレルゲン情報にもビーフや牛肉の文字はないので、同じ梅がテーマでもベースの方向性は違うようです。個人的には牛だしの個性と梅のマッチングが印象的だった前作を高く評価していたのですが、牛は人を選ぶテーマでもありますからね。

あいかわらずモダンなパッケージに身を包んでいる麺職人なんですけども、カロリーが255kcalという低さも主婦層を中心に人気を集めている理由のひとつなのでしょう。さらに脂質は2.3gという数値も驚きのポイントですが、それ以上にスープのカロリーたったの10kcalというw

食塩相当量こそ一丁前なので、そこだけ気を付けなければいけまでんが、もはやスープだけのカロリーで見ればノーカウントの数値です。しかも麺はノンフライ麺、さらに健康的なイメージの「全粒粉」を練りこんでいるのですが、これは2017年8月のリニューアルにより、すべての麺職人に適用されました。

昨年と比較して牛だしという個性はカットされましたが、 “梅肉を少しずつスープに混ぜていくことで、味の変化をお楽しみいただけます” とのことなので、味の変化に注目しながら食べてみたいと思います。それでは、開封して中身を確認してみましょう。

開封

別添の小袋は後入れの「液体スープ」と「梅ペースト」、先入れの「かやく」で合計3種類。同時発売品の「貝だし醤油」は液体スープ・かやくの2種類でしたが、こちらは別添の梅ペーストが入っています。かやくは‥あいかわらず寂しいかもしれません(笑)。

麺は全粒粉入りノンフライ麺で、サイズは熱湯4分の中細。麺職人シリーズの中でもスープによって麺を使い分けているのですが、かなり黄色味が濃い見た目なので、おそらく「貝だし醤油」や定番品の「日清麺職人 しょうゆ」に使用されているタイプと同じノンフライ麺かと思います。

「全粒粉」(ぜんりゅうふん)というのは小麦粉の一種を指し、通常の白い小麦粉は「胚乳」という部分だけを用いているのですが、全粒粉は小麦の表皮、胚芽、胚乳すべて丸ごと粉にしたものです。お米に例えると小麦粉は白米、全粒粉は玄米のイメージですね。

製品情報・購入価格

製品名:日清麺職人 梅しお
製造者:日清食品
製造所:関東工場(製造所固有記号[A])
内容量:86g(めん65g)
発売日:2019年01月28日(月)
実食日:2019年02月01日(金)
JANコード:4902105246467
希望小売価格:180円(税別)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:127円(税込)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)

麺の種類:ノンフライ麺(全粒粉入り)
スタイル:どんぶり型レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく・梅ペースト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、小麦全粒粉、食塩、植物油脂、卵粉、しょうゆ、チキンエキス、大豆食物繊維)、スープ(食塩、梅肉ペースト、糖類、たん白加水分解物、植物油脂、チキンエキス、魚介エキス、鶏脂、香味油、かつお節粉末、魚介調味油、昆布エキス)、かやく(卵、ねぎ)/ 加工でん粉、かんすい、炭酸Ca、調味料(核酸等)、酸味料、増粘多糖類、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、ビタミンB1、ベニコウジ色素、野菜色素、甘味料(ステビア)、ビタミンB2、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・さば・大豆
食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載

実食開始

先入れの「かやく」を開封し、お湯を入れて4分待ったら “液体スープを入れる前に麺をほぐして” ください(※これ大切)。それから液体スープは先に入れると麺が適切に戻らない、またはほぐれないなどのトラブルが生じる原因になるので、おいしく食べるために後入れを守りましょう。

ノンフライ麺をほぐしたらスープが小麦由来の成分によって、すこしスープが濁ってしまうのですが、ある意味これも小麦にこだわっている麺職人シリーズの魅力でもありますよね。ほんのり液体スープ自体も色づいていましたが、そんなに濃い色ではなく、スープ全体が黄金色に輝きます。現時点での香りは淡麗系の魚介しおスープといったところで、畜肉系の癖は感じません。

さて、完成です。別添の「梅ペースト」には “お好みで量を調節ください” と書いてあるのですが、とりあえず全量投入しました。しかし、前述したように “梅肉を少しずつスープに混ぜていくことで、味の変化をお楽しみいただけます” とのことなので、ベースの味を確認した後、味の変化と相性に注目しながらカップ麺としての総合力を判定したいと思います。それでは、実際に食べてみましょう。

1食(86g)当たり

カロリー:255kcal
たん白質:6.2g
脂  質:2.3g
炭水化物:52.3g
食塩相当量:5.8g
(めん・かやく:1.6g)
(スープ:4.2g)
ビタミンB1:0.53mg
ビタミンB2:0.46mg
カルシウム:127mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:255kcal(めん・かやく:245kcal)(スープ:10kcal)

めん

“全粒粉” を練り込むことで小麦本来の風味が感じられる、しなやかなノンフライ中細ストレート麺。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

あいかわらず値段以上のノンフライ麺

食べ始めは軽く中心に芯が残っているような、けっこう歯応えのある食感で、その中から全粒粉由来のプチッとした粒感が得られます。かやくにゴマが入っていると分かりにくかったりするのですが、今回は胡麻を使用していない分、より全粒粉の粒を感じ取りやすいと思うので、じっくり何度も噛んでみてください。

プチッ‥と全粒粉の粒が弾けた時、胚乳の甘みとは違う胚芽や表皮由来の芳ばしい香りが広がって、全粒粉ならではの芳ばしさが楽しめます。油揚げ麺(フライ麺)ではなくノンフライ麺なので、雑味がないのも嬉しいですね。繊細なスープを邪魔することなく、今回もスープを尊重しながら適切に自己主張を放っていました。

また、変わり種でも麺量は定番麺職人の「しょうゆ」などと比較して同じ65gですし、いつも食べながら70gくらいあるんじゃないの? って。ほんと微妙な差だし気分の問題かもしれませんがw とにかく値段以上のノンフライ麺であることは間違いありません。いつ食べても素晴らしいです。

スープ・別添「梅ペースト」

鰹や昆布をきかせたチキンベースの塩スープ。別添の梅肉を加えると、さわやかな酸味のきいた味わいに仕上がります。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

最初は印象的に残らない中庸的なスープだが‥

梅ペーストを加える前のスープは黄金色に輝く鶏がらベースの清湯(ちんたん)で、あっさりと淡白な味わい。たん白加水分解物のニュアンスが気になるところではあるものの、癖を抑えた動物系の旨味に節系の魚介エキスを重ねている、甘みを帯びた優しい和風テイストの塩スープです。

普段から濃い味に慣れていると頼りないスープに思えるかもしれませんし、実際のところ正直この状態では “ふつうにおいしい”(当ブログでいうところの★3)くらいだったので、あまり記憶に残る味ではありません。しかし、その印象をイッキに変えてくれるのが「梅肉ペースト」の清涼感。

しその香りをきかせた梅肉。少しずつスープに混ぜていくことで、味の変化をお楽しみいただけます。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

梅肉ペースト単体で舐めてみたところ、いわゆる梅干を丸ごと潰してペースト状にしたような濃い味ではなく、紫蘇(しそ)の風味が強めに効かされていて、そこまで塩気は目立っていない、甘酸っぱいタイプの初恋テイスト(※イメージですw)。なので、ペーストを全量投入しても塩気が強烈に増すことはありません。

ちょっとだけ麺に乗せて食べると少量でもシソの香りと梅の酸味でガラッと味が変わるので、最初にインパクトを楽しむもよし。全体に大きく攪拌(かくはん)して馴染ませたら、たん白加水分解物の人工的なニュアンスが控えめになり、じわぁ〜っと広がる梅の清涼感‥‥まったく派手さはないけれど、すいません無条件に美味しいですねコレw

かやく

かきたま、ネギ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

やっぱり具材は寂しい

これはもう「麺職人」の宿命なのかもしれませんが、やはり具材は貧弱と言わざるを得ません。とはいえ麺が主役のブランドですし、それだけに値段以上のノンフライ麺を打ち出しているのは事実。さらに今回は別添の梅肉ペーストも付いているわけですから、大目に見るべきでしょう。

可能であれば梅肉の清涼感にピッタリな後入れの白髪葱(なんか毎回これ書いてるような気もしますけど‥w)とか、刻み海苔や胡麻を合わせた「ふりかけ」が別添されていたら嬉しかったんですけど、ネギの緑と卵の黄で春色な見た目は雰囲気いいですね。ちょっと卵の黄は同化していますがw

前述したように胡麻が入っていないからこそ全粒粉の芳ばしい食感を察知しやすく、また食感としても味覚としても邪魔になる具材は入っていなかったので、そういった意味では好印象でした。でも、そろそろ麺職人+ふりかけの構成も復活させてほしいです。以前は白髪葱とか揚げ玉とか、ふりかけ系の小袋が別添されていた時期もあったので。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

あいかわらず全粒粉入りノンフライ麺は値段以上のハイクオリティ、そして具材はショボい‥という安定の構成になるのですが、今回は何と言っても別添の梅肉ペーストが秀逸で、良くも悪くも “ふつうにおいしい” スープが “とてもおいしい” スープに変化する、きちんと記憶に残る仕上がりでした。

けっして派手さはないんですけど、たとえば即席の梅茶漬けとかが好きだったら間違いないと思います。なんかこう、じんわり染み込んでくるんですよ、じんわり。嗚呼、日本人でよかった的な。濃い味派の方にとっては物足りないかもしれませんが、普段からカップラーメンを食べ慣れていない方や女性の方にもオススメしたい、繊細で上品なカップ麺です。

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