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ウマさ限界突破「MEGA鰹 濃厚魚介まぜそば」汁なし第2弾は鰹に特化!!これまでに発売されたMEGAシリーズの変遷も紹介

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年5月18日(月)新発売のカップ麺、エースコック「MEGA鰹 濃厚魚介まぜそば」の実食レビューです。

ウマさ限界突破「MEGA」シリーズの汁なし麺 “第2弾” は鰹に特化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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MEGA鰹 濃厚魚介まぜそば

MEGA(メガ)シリーズとは、素材のウマさを “とことん” 追求したエースコックを代表する特化型ブランドで、2015年7月13日に発売された縦型ビッグのカップラーメン「MEGAニボ ど煮干し中華そば」が第1弾。他社よりも手広くブランドを展開しているエースコックですが、その中でも「MEGA」シリーズには力を入れているようで、コンスタントに新商品をリリースしています。

湯切りタイプ第2弾は「鰹」

今回の新商品「MEGA鰹(かつお)濃厚魚介まぜそば」は、2020年1月20日に発売されたMEGA史上初の汁なし麺「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」の続編で、通算するとMEGAシリーズ第14弾の新作。以前、これまでに発売されたフレーバーの発売日と概要をまとめてほしいとの要望があったので、MAGAシリーズの変遷をタイムライン形式でまとめてみました。

MEGAシリーズの変遷
  • 2015.07.13
    第1弾「MEGAニボ ど煮干し中華そば」

    MEGAシリーズの記念すべき第1弾で、煮干しのパウダーとエキスを併用した突き抜け系カップ麺として発足。これでもか!! と、煮干しをアピールしていたわりに、実際のテイストとしては常識的なニボ加減ではあったものの、ひとつの煮干し系カップ麺としての総合力が高く好スタートを切った。

  • 2016.07.25
    第2弾「MEGAゴマ 担担麺」

    とにかくゴマ! 胡麻!! GOMA!!! 容器の中に仕込まれた大量の胡麻に加え、とどめの追い胡麻まで別添。当時、前代未聞といっても過言ではない胡麻推し担担麺で、練り胡麻ではなく煎り胡麻(白ごま)でMEGAのインパクトを打ち出していたのがポイント。2019年7月、シリーズ第10弾として再び登場。

  • 2016.10.10
    第3弾「MEGA豚 どトンコツラーメン」

    新開発の液体スープ “どトンコツの素” が決め手の強烈な一杯で、MEGA豚の読み方はメガブタではなく「メガトン」が正解。豚脂や豚レバーを配合した特製 “どトンコツの素” は、既存の豚骨とは一味違う、MEGAの名に恥じないインパクトを放ち、たしかな爪痕を残した(こちらも人気を博して後に再販)。

  • 2017.07.24
    第4弾「MEGAカツオ 荒ぶる中華そば」

    今回のシリーズ第14弾「MEGA鰹」の前身ともいえるカップラーメンで、第1弾と同じ魚介推しでありながら、毛色の違う鰹の旨味を “とことん” 追求。商品名の「荒ぶる」通り、その味わいは鰹が一辺倒といっても過言ではなく、縦型カップ麺なのに小袋を3種類も別添していた(もれなく粉まみれだったけど)。

  • 2017.11.13
    第5弾「MEGA きのこ蕎麦」

    同社の「厚切太麺」に匹敵する存在感の強い田舎風の蕎麦(そば)を提げ、シリーズ第5弾にして初の和風カップ麺を展開。第1弾〜第4弾と比較して、ややインパクトに欠ける印象が無きにしも非ずではあったものの、つゆには昆布、カツオ、サバ、ニボシをバランスよく効かせ、具材には4種類のキノコ(椎茸、エリンギ、ブナシメジ、ひらたけ)を使用するなど、隙のない一杯だった。

  • 2018.03.26
    第6弾「MEGA豚 どトンコツラーメン」2代目

    別添 “どトンコツの素” で話題になったシリーズ第3弾「MEGA豚」の2代目で、麺をザラついた口当たりの低加水麺にリニューアル。鶏の要素も強かったのですが、引き続きレバー由来のインパクトは継続。前作では嗅覚に訴えかけてくる香りが印象的だったのに対し、嗅覚よりも味覚に訴えかけてくる癖が印象に残る一杯で、当ブログでは高評価を叩き出す。

  • 2018.07.23
    第7弾「MEGAニボ ど煮干し中華そば2代目

    シリーズ第1弾「MEGAニボ」の焼き直しで、およそ2年ぶりの復活。これまで紙製の容器で統一していたのに対し、このシリーズでは初のポリプロピレン樹脂(PP)製の容器を採用。新たに節系ベースの “ふりかけ” を導入し、麺も角刃の太麺から中細麺に変更するなど、何気に大幅なテコ入れがみられた。

  • 2018.10.15
    第8弾「MEGA味噌 超濃厚味噌ラーメン」

    これまで素材に特化したコンセプトで展開していたMEGAシリーズですが、第8弾にして初となる “調味料に特化した” 新作が登場。後入れの別添液体スープを2パック仕様にすることで、エースコックのタテロングカップ採用商品における史上最大の液体スープ重量を実現。

  • 2019.02.25
    第9弾「MEGA豚 どトンコツラーメン」3代目

    濃厚系ラーメンの頂点 “どトンコツ” に着目した「MEGA豚」3代目は、史上最高の濃厚感をテーマに開発。MEGAシリーズに限らずエースコックのタテロング史上もっとも濃厚な豚骨感は素晴らしく、これまで以上に骨髄の旨味が打ち出され、MEGAシリーズの中でも屈指の名作になる。

  • 2019.07.22
    第10弾「MEGAゴマ 担担麺」2代目

    ゴマを “とことん” 突き詰めたシリーズ第2弾「MEGAゴマ」の焼き直しで、コストの問題か具材のチンゲン菜はカットされてしまったが、引き続き大量の白ごまは健在。MEGAシリーズの中でもファンが多く、SNS上でも好評だったので、再販の可能性あり。

  • 2019.10.28
    第11弾「MEGA背脂 濃厚醤油ラーメン」

    MEGAシリーズ第11弾は「背脂」を追求した変わり種で、エースコック史上最大量の背脂パック+追加のアブラを別添(※多すぎて1袋に入りきらなかったらしい)。要約すると「来来亭」の京都風背脂しょうゆラーメンをオマージュしたもので、具材には大豆加工品を使用していた。

  • 2020.01.20
    第12弾「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」

    MEGAシリーズ第12弾は、初の汁なし麺かつエースコックの湯切りカップめん史上過去最大量の鶏油(チーユ)を使用した変わり種で、その強烈な鶏油の芳ばしさもさることながら、密度の高い麺も印象的。その麺とタレのクオリティは素晴らしかった反面、具材はショボかった、かなり。

  • 2020.03.16
    第13弾「MEGA辛 濃厚鬼辛麻婆麺」

    MEGAシリーズ初の “辛さ特化型” で、トレンドの痺れも取り込んだバズ狙いの一杯。唐辛子の辛さは中辛ちょい上〜辛口未満だったものの、痺れは硬派に効いていて、新世代系のストレート麺も印象的だった(でも具材はショボかっt

はい、というわけでMEGAシリーズ第14弾となる今回は、様々な料理や調味料に使用されている、日本人にとって馴染みの深い「鰹」の美味しさを “とことん味わえる” 汁なし麺として開発。近年、まぜそば系の汁なしカップ麺もメジャーになってきましたが、このジャンルで鰹に特化した製品は多くありません。

開封

鰹粉・鰹節・鰹香味油

カップ麺のパッケージに “鰹粉・鰹節・鰹香味油入り” とあるように、それぞれを配合したトリプルパック仕様とすることで、濃厚かつ風味豊かに “これでもか” と「鰹」を感じられる一杯に仕上げたという今回。土台のスープはチキンやポークをベースにしているらしく、ジンジャーやオニオンの旨味で味を整えたとのこと。

別添の小袋は3種類

別添の小袋は「後入れかやく入りシーズニング」「麺ほぐし香味油」「鰹節パック」の合計3袋、いずれの小袋も後入れで、熱湯を注ぐ前に開封しなければいけないものはありません。エースコックのニュースリリースにある商品特徴(かやく)には “風味豊かな鰹節、色調の良いねぎ、唐辛子を用いて仕上げました” とあるので、具材らしい具材は入っていない様子。

メーカー希望小売価格は税別240円と高めの設定で、販売店は全国のスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストア、コンビニなど、ルートを問わない全チャネル販売。コンビニで購入した場合の税込価格は257円、実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では「ローソン」と「ファミリーマート」での取り扱いを確認しました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:MEGA鰹 濃厚魚介まぜそば
製造者:エースコック株式会社 関西滝野工場
製造所:兵庫県加東市河高1816-175(W)
内容量:128g(めん100g)
商品コード:4901071207786(JAN)
商品サイズ:165×165×80mm
発売日:2020年05月18日(月)
実食日:2020年05月22日(金)
発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:257円(税込)
希望小売価格:240円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:寸胴型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:670ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(後入れかやく入りシーズニング、麺ほぐし香味油、鰹節パック)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、香味油(植物油脂、動物油脂、香味油)、かやく入り添付調味料(魚介パウダー、砂糖、香辛料、カツオブシ、ポークエキス、食塩、粉末しょうゆ、魚介風味調味料、チキンエキス、チキンパウダー、魚醤(魚介類)、酵母エキス、ねぎ、オニオンパウダー、唐辛子、全卵粉)、かやく(カツオブシ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料、かんすい、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、重曹、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘多糖類、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・魚醤(魚介類)を含む)

実食開始

「MEGA鶏」と共通?

麺は黄色味の強い油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。最初から容器の中に入っていたのは麺と後入れの小袋3種類のみ、具材らしい固形具材は入っていません。容器はカップ焼そば用の四角い容器よりも容量の大きな寸胴型を採用しているのに対し、麺の量はレギュラーサイズの汁なしカップ麺と同じ100gなのですが、前回の汁なし麺「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」と同じ量です。

Dancing bonito flakes.

あとは熱湯を注いで5分待機、その間に「麺ほぐし香味油」をフタの上で温めて、時間になったら湯切りを行います。湯切りが終わったら “最初に「麺ほぐし香味油」加え” 全体を大きく混ぜ合わせたあと、それから「後入れかやく入りシーズニング」を馴染ませて、最後に「鰹節パック」をトッピングしたら出来上がり。

固形具材がないのは寂しいところではあるものの、踊る鰹節のパフォーマンスで調理後の印象は思っていたよりも悪くなく、のっけから攻め込んでくる鰹粉の香りにはインパクトを感じました。それでは、引き続き鰹の力強さに注目しつつ、「めん」「香味油・シーズニング」「トッピング」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(128g)あたり
カロリー:618kcal
たん白質:11.8g
脂  質:30,8g
炭水化物:73.5g
食塩相当量:6.5g
ビタミンB1:0.51mg
ビタミンB2:0.60mg
カルシウム:401mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん「MEGA鶏」と同じ麺

5.5

麺は前回の汁なし麺「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」と共通もしくは完全に同じでなくとも酷似した油揚げ麺で、同社の「焼そばモッチッチ」が誇る “真空仕立て麺” ほどではないものの、ある意味その流れを汲んでいるような、もちもちとした弾力が特徴的。かなり存在感の強い麺ですが、シーズニングの鰹粉が強いので、特有のネガティブな香りは気になりません。

フライングしないほうが吉

形状は丸刃でカットされた平打ち気味の縮れ麺で、加水率は高く、麺の中に含まれる気泡を限界まで外に押し出しているような、密度の高い弾力が魅力的。油で揚げたフライ麺でありながら、ナチュラルな口当たりと弾力は “蒸し麺” に近いベクトルにあり、それも「焼そばモッチッチ」の “真空仕立て麺” と通じるポイント。

外側は比較的にソフトな食感で、その内側にある中心部は一変して高反発。きちんと熱湯5分で食べ頃を迎え、ふかふかとした頼りない食感に落ちることもなく、最後まで独特の弾力が楽しめるのも利点。麺量は100gと容器のわりに大盛りではないのですが、もちもちとした噛み応えにより、実際の麺量以上の食べ応えが得られました。

香味油・シーズニング

スモーク感と黒胡椒もポイント

5.5

まず最初に馴染ませる「麺ほぐし香味油」は量が多く、それも単なる潤滑油ではありません。ほんのり鰹の風味が仕込まれていて、燻製風のスモーク感が印象的。鰹節の芳ばしさよりも自家製ベーコンに近いタイプの燻製感だったので、そっち系の香料を使用しているのだと思いますが、まるで燻したような独特のスモーキーな風味が個性を演出。

ちょっと塩分は強め

「後入れかやく入りシーズニング」には鰹粉が多めに含まれ、それは煮干しほどシャープで攻撃的な魚介感ではないのですが、同シリーズの第4弾「MEGAカツオ 荒ぶる中華そば」よろしく荒々しいテイスト。魚介のベクトルは膨よかではあるものの、けっこう塩気もビシッと強かったので、ふわっとした優しい味でありません。

多めの鰹粉を全体に万遍なく広げた後もオイル感は強く、しかしながらブラックペッパーのピリッとした清涼感が思いのほか強かったので、濃い味でも最後まで食べ飽きません。ポークとチキンの旨味は脇を固める程度の要因に過ぎず、後にも先にもザラついた粉っぽい舌触りが主張してくる鰹粉が中心を担っているのですが、それと同時に並行する強めのスモーク感と黒胡椒のアクセントは絶妙でした。

トッピング

固形具材はないけれど‥‥

4.0

別添の鰹節は‥‥なんの変哲もない鰹節ですw ちょっと細かめに削ってありますが、しっかりと風味は強く、鰹粉や香味油とは違うナチュラルで柔らかい臨場感あふれる鰹の旨味を表現。調理直後は踊る鰹節パフォーマンスが雰囲気を盛り上げてくれるので、具材のショボさを誤魔化してくれるのも利点(笑)

もうちょい唐辛子希望

シーズニングと一緒に小さな乾燥ネギと輪切りにされた赤唐辛子も入っていて、ネギの存在感は控えめでしたが、ときおり感じる赤唐辛子のピリッとしたアクセントは効果的。値段が値段なので、もうちょっと頑張ってほしいところではあるものの、鰹節については素直に好印象です。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

「MEGA鰹」というタイトル通り鰹を全面に押し出していたのですが、それと同時に主張してくるスモーキーな燻製感が面白く、濃いめの味わいに切り込んでくる黒胡椒のアクセントなど、計算されたフレームワークから大味では終わりません。鰹が苦手な方と薄味派の方にはオススメできない濃さなので、そこがターニングポイントではあるものの、それだけに分かりやすい一杯でした。

さて、いまのところ大きくズッコケることなく続いてるエースコックのMEGAシリーズ。第15弾は夏に向けて引き続き湯切りタイプを展開か、それとも過去作品の焼き直しか、まったく新しいフレーバーに挑戦してくるか‥‥いずれにせよMEGAシリーズは軒並み安定して完成度が高いので、続編の発表にも期待しましょう。

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